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三章 薄藍の魔導書(アルファルド編)
9.アルファルドとの生活
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***
ユークレース家に帰ったものの、その日のうちにアルファルドは俺と一緒に我が家に戻ってくることになった。
その後、ユークレース家からオブシディアン家に正式にお願いがされ、そのままアルファルドは俺の家に迎えることになった。勿論、表向きではアルファルドがオブシディアン家にいることは隠されている。これでアルファルドの身はひとまず安心だろう。
しかし、俺はストレスが溜まっていた。原因は分かっている。アルファルドのせいだ。
確かに、アルファルドのことはお願いされた。責任をもって世話をしたいと思っている。でも、ずっと俺のドレスを掴んで離さないのは違うんじゃないのか。
俺は目の前のアルファルドを見つめた。
アルファルドは首を傾げる。勿論、アルファルドは俺のドレスを掴んだままだ。
流石にトイレについて来ようとしたときと、ベッドに入ってこようとしたとき、お風呂のときはきっぱりとお断りしたのだが、あの大きな青い瞳に見つめられると思わず何でも許してしまいそうになる。
美少女の顔をしていてもコイツは男なんだ。何で女の子じゃないんだよ。いや、女の子でも流石にトイレだけは許してほしい。そういう趣味があるわけじゃないし。
アルファルドの行動も分かる。大人が怖いし、何故怖いのかもわからない。そんな記憶喪失で不安なところにちょっと優しくしてくれる女の子が現れた。縋りたくなるのも無理はない。
無理はないのは分かるけど、あまりにも自由がなさすぎる。
せめて、剣の稽古ができれば少し違うのかもしれないが、アルファルドがいるとリゲルの家に行けないし、そもそもドレスをずっと掴んでいるから運動すらままならない。俺は運動がしたいんだ。
いっそアルファルドも一緒に筋トレさせるか、美少女のようなこの華奢な体も鍛えれば男らしくになるかもしれない。いや、でも、男らしくなったアルファルドを連れて歩くのはまずい。
ただでさえ、リゲルと仲がいいのが噂になっているみたいなのにこれ以上と噂になってみろ。ミモザ言われた「阿婆擦れ」という単語を思い出す。うん。これ以上男と噂になったら完璧に「阿婆擦れ」の尻軽女だ。
でも、アルファルドが強くなれば自分の身を守れるようなるわけだ。悪いことばかりではないはずだ。アントニスにでも頼んで稽古をつけてもらうか。
「そろそろアルファルドが起きてくる時間だ」
早く身支度を済ませないとアルファルドに着替えを見られてしまう。急がなくては。
俺が身支度を済ませると同時にノックの音がした。
アルファルドだ。俺はため息を吐いて、扉の方に向かった。
*
「アントニス、お願いが……」
俺は昼食前のスケジュールを終えると、アントニスに声を掛けた。
アントニスは退屈そうに欠伸をしていたところだった。慌てて欠伸を噛み殺す。
「お願いですか?」
「ええ、昼食後の授業が終わってからでいいんだけど、ちょっと運動がしたいんです。付き合ってくれませんか?」
「そんなことならお安いことで」
アントニスは胸を叩く。
よし。これで教えてくれる人は確保した後は場所と時間だ。剣の練習なんてお母様にバレてはまずい。慎重に場所を選ぶ必要がある。
ガランサス前も、何度も特訓と称して剣の練習をやってきたが、結局、お母様にはバレなかった。ちゃんと場所と時間を選べば、大丈夫なはずだ。
「あと、お母様の今日のスケジュールも知りたいので、メリーナに声を掛けなきゃいけないんですけど……」
俺はメリーナを探すが、どうやらここにはいないらしい。
「じゃあ、俺が探しておきますよ。アルファルド様を連れて探し回るのは骨でしょうし」
俺とアントニスはドレスに目を落とす。アルファルドが俺のドレスを掴んでいた。お前のベストポジションはそこだもの。分かっていたさ。
俺はため息を吐いた。
「ええ、お願いします」
「じゃあ、昼食までここで少し休んでいてください」
「ありがとう」
「一人で屋敷を抜け出したり……」
「しないから安心してください」
どうやら俺は信頼がないらしい。色々やらかしているから仕方ないんだけど、それにしたってもう少し言い方があるだろう。大体、アルファルドがいたら抜け出したりなんてできないし、そこまで考えなしに行動してないんだけど。俺はそういう言葉を飲み込んで笑顔をつくる。
そして、アントニスがメリーナを探しに行くのを見送った。
「さて、アルファルド。貴方は運動が得意ですか?」
俺はアルファルドに向き直る。アルファルドは首を傾げてから、顔を横に振った。
「きらい」
「体力づくりは大切ですよ?」
アルファルドはまた顔を横に振る。拒否されては仕方ない。
「そうですか、残念です。お勉強ばかりだと退屈でしょうから、一緒に護身術や剣の練習をしようと思ったのですが……わたくし一人でやります。その間、大人しく見ていてくださいますか?」
運動嫌いと言うなら無理にやらせるわけにもいかない。せめてドレスを掴まずに見ていてくれればありがたい。
「アルはするの?」
どうやらアルキオーネと呼ぶのは長くて言えないらしい。アルファルドは俺のことを「アル」と呼ぶ。
いや、お前もアルファルドだからアルだし、お前の兄もなんならアルなんだけど、それでいいのかと突っ込んでやりたかったが、言ったところで首を傾げられるだけだろう。深いことは気にせず、俺は素直に「アル」と呼ばれることにしている。
「ええ、運動は好きなので、わたくしは運動をします。強くもなりたいですし」
アルファルドは大きな瞳でじっと俺を見つめる。癖なのか、アルファルドは時折俺の顔を見つめて考えごとをしているようだ。
「なんで?」
「何でと言われましても……運動して汗をかくのは気持ちいいですし、できなかったことができるようになるのも楽しいですよ」
「できないのははずかしくないの?」
おお、珍しく単語じゃなくて文で会話してる。しかも、考え込んだりすることなくスムーズに話している。
これはすごい。アルファルドと話していると何だか手負いの獣が懐いてくれたような感動がある。
「そりゃあ、できる人と比べたら恥ずかしいですよ。でも、できる人だって練習はしてますし、誰かと比べて上手とか下手とか一人で運動してる分には関係ありませんからね。恥ずかしがることはないでしょう?」
俺はリゲルやレグルスを思い出しながら話す。アイツらも運動神経がいいし、俺よりも前からそういうことを習ってきたから俺よりも剣の腕が相当上だ。
それでも一緒に練習しているのは、俺は俺だと思っているからだ。確かに最初はレグルスに勝ちたいという気持ちで始めた。しかし、今は違う。
というのも、お祖父様は教えるのがとても上手いからなのだと思う。お祖父様は初心者にはできるところをとにかく褒めてくれる。その上で、しっかりとできないところを教えてくれるのだ。
ときには突き放すように考えさせることや無茶ぶりもあるのだが、その使い分けが絶妙でついつい夢中になってしまう。夢中になっている間は、レグルスやリゲルのことを考えなくていいし、毎回少しずつ、でも確実に上手くなっているのが分かるのも、お祖父様の教え方が上手いからだろう。
「つよくなくてもいいの?」
「それは強いに越したことはないと思いますけど……今強くなくてもいいのでは?」
俺の言葉にアルファルドは驚いたように大きな瞳をさらに大きく開く。
「アルはつよい?」
アルファルドの瞳がキラキラと輝く。
「わたくしは残念ながら弱いです。でも、強くなりたいです。大切な人を泣かせたくないですから」
俺はアルファルドに微笑みかけた。
「する」
アルファルドははっきりと俺の目を見てそう言った。
「え?」
「する。一緒に」
言い切るアルファルドの瞳からは何やら強い意志を感じた。
運動が嫌いなはずなのになんで急にやる気になったんだろう。やる気になってくれたのならこちらは楽だからいいのだけど。
「アルファルド、剣の練習をされたことは?」
「ない」
「じゃあ、まず、握り方から教えてもらいましょう。それから筋トレ、走り込みもしましょうか」
俺の言葉にアルファルドは頷く。
最初だし、アルファルドの華奢で小柄な身体に無理はさせないようなメニューを考えなければ。
嗚呼、楽しくなってきた。もっと早くにこうしておけば良かったんだ。
俺はワクワクしながら、アントニスが帰ってくるのを待った。
ユークレース家に帰ったものの、その日のうちにアルファルドは俺と一緒に我が家に戻ってくることになった。
その後、ユークレース家からオブシディアン家に正式にお願いがされ、そのままアルファルドは俺の家に迎えることになった。勿論、表向きではアルファルドがオブシディアン家にいることは隠されている。これでアルファルドの身はひとまず安心だろう。
しかし、俺はストレスが溜まっていた。原因は分かっている。アルファルドのせいだ。
確かに、アルファルドのことはお願いされた。責任をもって世話をしたいと思っている。でも、ずっと俺のドレスを掴んで離さないのは違うんじゃないのか。
俺は目の前のアルファルドを見つめた。
アルファルドは首を傾げる。勿論、アルファルドは俺のドレスを掴んだままだ。
流石にトイレについて来ようとしたときと、ベッドに入ってこようとしたとき、お風呂のときはきっぱりとお断りしたのだが、あの大きな青い瞳に見つめられると思わず何でも許してしまいそうになる。
美少女の顔をしていてもコイツは男なんだ。何で女の子じゃないんだよ。いや、女の子でも流石にトイレだけは許してほしい。そういう趣味があるわけじゃないし。
アルファルドの行動も分かる。大人が怖いし、何故怖いのかもわからない。そんな記憶喪失で不安なところにちょっと優しくしてくれる女の子が現れた。縋りたくなるのも無理はない。
無理はないのは分かるけど、あまりにも自由がなさすぎる。
せめて、剣の稽古ができれば少し違うのかもしれないが、アルファルドがいるとリゲルの家に行けないし、そもそもドレスをずっと掴んでいるから運動すらままならない。俺は運動がしたいんだ。
いっそアルファルドも一緒に筋トレさせるか、美少女のようなこの華奢な体も鍛えれば男らしくになるかもしれない。いや、でも、男らしくなったアルファルドを連れて歩くのはまずい。
ただでさえ、リゲルと仲がいいのが噂になっているみたいなのにこれ以上と噂になってみろ。ミモザ言われた「阿婆擦れ」という単語を思い出す。うん。これ以上男と噂になったら完璧に「阿婆擦れ」の尻軽女だ。
でも、アルファルドが強くなれば自分の身を守れるようなるわけだ。悪いことばかりではないはずだ。アントニスにでも頼んで稽古をつけてもらうか。
「そろそろアルファルドが起きてくる時間だ」
早く身支度を済ませないとアルファルドに着替えを見られてしまう。急がなくては。
俺が身支度を済ませると同時にノックの音がした。
アルファルドだ。俺はため息を吐いて、扉の方に向かった。
*
「アントニス、お願いが……」
俺は昼食前のスケジュールを終えると、アントニスに声を掛けた。
アントニスは退屈そうに欠伸をしていたところだった。慌てて欠伸を噛み殺す。
「お願いですか?」
「ええ、昼食後の授業が終わってからでいいんだけど、ちょっと運動がしたいんです。付き合ってくれませんか?」
「そんなことならお安いことで」
アントニスは胸を叩く。
よし。これで教えてくれる人は確保した後は場所と時間だ。剣の練習なんてお母様にバレてはまずい。慎重に場所を選ぶ必要がある。
ガランサス前も、何度も特訓と称して剣の練習をやってきたが、結局、お母様にはバレなかった。ちゃんと場所と時間を選べば、大丈夫なはずだ。
「あと、お母様の今日のスケジュールも知りたいので、メリーナに声を掛けなきゃいけないんですけど……」
俺はメリーナを探すが、どうやらここにはいないらしい。
「じゃあ、俺が探しておきますよ。アルファルド様を連れて探し回るのは骨でしょうし」
俺とアントニスはドレスに目を落とす。アルファルドが俺のドレスを掴んでいた。お前のベストポジションはそこだもの。分かっていたさ。
俺はため息を吐いた。
「ええ、お願いします」
「じゃあ、昼食までここで少し休んでいてください」
「ありがとう」
「一人で屋敷を抜け出したり……」
「しないから安心してください」
どうやら俺は信頼がないらしい。色々やらかしているから仕方ないんだけど、それにしたってもう少し言い方があるだろう。大体、アルファルドがいたら抜け出したりなんてできないし、そこまで考えなしに行動してないんだけど。俺はそういう言葉を飲み込んで笑顔をつくる。
そして、アントニスがメリーナを探しに行くのを見送った。
「さて、アルファルド。貴方は運動が得意ですか?」
俺はアルファルドに向き直る。アルファルドは首を傾げてから、顔を横に振った。
「きらい」
「体力づくりは大切ですよ?」
アルファルドはまた顔を横に振る。拒否されては仕方ない。
「そうですか、残念です。お勉強ばかりだと退屈でしょうから、一緒に護身術や剣の練習をしようと思ったのですが……わたくし一人でやります。その間、大人しく見ていてくださいますか?」
運動嫌いと言うなら無理にやらせるわけにもいかない。せめてドレスを掴まずに見ていてくれればありがたい。
「アルはするの?」
どうやらアルキオーネと呼ぶのは長くて言えないらしい。アルファルドは俺のことを「アル」と呼ぶ。
いや、お前もアルファルドだからアルだし、お前の兄もなんならアルなんだけど、それでいいのかと突っ込んでやりたかったが、言ったところで首を傾げられるだけだろう。深いことは気にせず、俺は素直に「アル」と呼ばれることにしている。
「ええ、運動は好きなので、わたくしは運動をします。強くもなりたいですし」
アルファルドは大きな瞳でじっと俺を見つめる。癖なのか、アルファルドは時折俺の顔を見つめて考えごとをしているようだ。
「なんで?」
「何でと言われましても……運動して汗をかくのは気持ちいいですし、できなかったことができるようになるのも楽しいですよ」
「できないのははずかしくないの?」
おお、珍しく単語じゃなくて文で会話してる。しかも、考え込んだりすることなくスムーズに話している。
これはすごい。アルファルドと話していると何だか手負いの獣が懐いてくれたような感動がある。
「そりゃあ、できる人と比べたら恥ずかしいですよ。でも、できる人だって練習はしてますし、誰かと比べて上手とか下手とか一人で運動してる分には関係ありませんからね。恥ずかしがることはないでしょう?」
俺はリゲルやレグルスを思い出しながら話す。アイツらも運動神経がいいし、俺よりも前からそういうことを習ってきたから俺よりも剣の腕が相当上だ。
それでも一緒に練習しているのは、俺は俺だと思っているからだ。確かに最初はレグルスに勝ちたいという気持ちで始めた。しかし、今は違う。
というのも、お祖父様は教えるのがとても上手いからなのだと思う。お祖父様は初心者にはできるところをとにかく褒めてくれる。その上で、しっかりとできないところを教えてくれるのだ。
ときには突き放すように考えさせることや無茶ぶりもあるのだが、その使い分けが絶妙でついつい夢中になってしまう。夢中になっている間は、レグルスやリゲルのことを考えなくていいし、毎回少しずつ、でも確実に上手くなっているのが分かるのも、お祖父様の教え方が上手いからだろう。
「つよくなくてもいいの?」
「それは強いに越したことはないと思いますけど……今強くなくてもいいのでは?」
俺の言葉にアルファルドは驚いたように大きな瞳をさらに大きく開く。
「アルはつよい?」
アルファルドの瞳がキラキラと輝く。
「わたくしは残念ながら弱いです。でも、強くなりたいです。大切な人を泣かせたくないですから」
俺はアルファルドに微笑みかけた。
「する」
アルファルドははっきりと俺の目を見てそう言った。
「え?」
「する。一緒に」
言い切るアルファルドの瞳からは何やら強い意志を感じた。
運動が嫌いなはずなのになんで急にやる気になったんだろう。やる気になってくれたのならこちらは楽だからいいのだけど。
「アルファルド、剣の練習をされたことは?」
「ない」
「じゃあ、まず、握り方から教えてもらいましょう。それから筋トレ、走り込みもしましょうか」
俺の言葉にアルファルドは頷く。
最初だし、アルファルドの華奢で小柄な身体に無理はさせないようなメニューを考えなければ。
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