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三章 薄藍の魔導書(アルファルド編)
8.ユークレース家の秘密(後編)
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「何度も許してきたが、もう許せない! 自分の子どもを、あいつはアルファルドを何だと思っているんだ!」
ユークレース伯爵からは今にも誰かを殺してしまいそうなそんな殺気すら感じた。
今までの二人の言葉や表情からは嘘を言っているようには見えない。全てが真実のように思える。
「そして、誘拐されたアルファルドをわたくしが見つけたということですか?」
「ええ。メイドから全てを聞いたあと、プルーラを探し出したときにはもうアルファルドはプルーラの元から逃げ出していたのです」
そういえば、ミラの屋敷でアルファルドが暴れていたとき、周りにいたのは大人の女性だった。もしかして、アルファルドは大人の女性が怖くて暴れていたのではないだろうか。
(リゲルは大人の女性扱い……ってことはさすがにないだろうから、単純に大人が怖いって可能性もあるな。母親と付き合っていた男に虐待されていたらしいし)
アルファルドが俺にこうして懐いているのも大人には見えないからかもしれない。
「ようやく、アルファルドがうちにも馴染んできて心を開いてきたというときに……」
ユークレース伯爵夫人はハンカチを握りしめ、目頭に押し付けた。
「いや、この子は記憶を失くしてよかったのかもしれない。苦しいことも悲しいことも全て忘れてしまいたかったんだろう」
ユークレース伯爵は夫人を抱きしめながらそう呟いた。
「……もしかして、レグルスは全てを知っていたんですか?」
「嗚呼。それで、ヴィスヴィエン家の令嬢が銀髪の少年の情報を探していると聞いてすぐにピンと来たんだ」
なるほど。レグルスが早くアルファルドを連れ帰りたかった理由が分かった。心配しているアルファルドの両親にアルファルドが無事であることを見せたかったんだ。
「レグルス様、そんなこととは知らず、責めてしまい申し訳ありませんでした」
「いや、わたしも焦りすぎていた。すまない」
レグルスは頭を下げた。王子なのに素直に頭を下げることができるレグルスを俺はすごいと思った。その素直さがレグルスのいいところなのだろう。やり方は不器用だけど、やっぱりレグルスはいい奴なのだ。
「ユークレース伯爵、伯爵夫人、申し訳ございません。わたくしはとんだ勘違いを……貴方がたが彼を傷つけたのではないかと疑っておりました」
俺はもう一度頭を下げた。
ユークレース伯爵の名誉を考えると謝っても許されないことだ。
「いえ、謝ることではありません。私たちがアルファルドを守りきれなかったのは事実ですから」
「しかし……」
「それに、アルファルドも貴女に懐いているようです。きっと貴女は心の優しい方。アルファルドを心配してくれたんでしょう?」
ユークレース伯爵夫人は柔らかく微笑んだ。
「確かにアルファルド様のことは心配でしたが、それでもお二人のことを考えると……」
「いえ、保護してくださったのが貴女でよかった」
俺は戸惑いながらアルファルドを見る。
同じ歳に思えないほど小柄なアルファルドは俺のドレスを掴んで、じっと俺を見つめていた。
「もしも……もしも、気にしていただけるのでしたら、図々しいお願いをしてもよろしいでしょうか?」
「ええ、わたくしにできることであればなんでも仰ってください」
「勿論、正式に貴女のお父様やお母様にお願いをするつもりなのですけど、その前に貴女に聞いていただきたいのです。貴女はアルファルドのことを真剣に心配してくれてますし、アルファルドも貴女を慕っているようですから」
ユークレース伯爵夫人は微笑む。
俺は大きくしっかりと頷いた。
「暫くの間、オブシディアン家でアルファルドを預かっていただけないでしょうか?」
俺はユークレース伯爵夫人の言葉に驚いた。てっきりアルファルドを返して欲しいというお願いだと思っていたからだ。
「それでいいのでしょうか?」
「ええ。今回の一件で、アルファルドにとってユークレース家の中は安全でないことが分かりました。使用人の多くは代々、ユークレース家に仕えてる者、ユークレース家に縁のある貴族のご令嬢やご令息などがほとんど。皆、信頼していたのですが、その中にはプルーラの境遇に同情的な者もまだいるようなのです」
まあ、ずっと仕えてきた者からすればユークレース伯爵の妹は、腐っても「お嬢様」なのだろう。その「お嬢様」が泣きついてきたとあれば、心が動く人間の一人や二人いてもおかしくない。
「私たちはアルファルドの怯える姿を見て、このままではいけない。プルーラに同情的な者を一掃してからアルファルドを迎えた方がいいと判断しました。お願いできますでしょうか?」
俺はオブシディアン家からユークレース家への道のりを思い出す。ユークレース家と我が家は政治的にも物理的にも近くない。また、アルファルドを見つけた場所からもオブシディアン家は離れている。アルファルドの母親がアルファルドを闇雲に探したとして見つけ出すのはなかなか難しいはずだ。
仮にユークレース家の使用人がアルファルドが帰ってきたことやアルファルドがこの屋敷から離れたことを告げ口したとしてもだ。レグルスの馬車を使ってユークレース家からオブシディアン家に移動すればどうだろう。匿われているのが王宮なのか我が家なのか分からなくなるはずだ。
アルファルドの安全を考えるなら我が家は隠れ家としてなかなかよい場所のように思えた。
「話は分かりました。父も母もアルファルド様のことを気に入っておりましたし、我が家のことなら大丈夫ですわ」
「ありがとうございます。勿論、アルファルドを預かるのは、王都いる間の話で結構です。社交界のシーズンが終われば、プルーラはユークレース家の領まで追ってくることはないでしょうし、その前に色々ユークレース家で策は講じておくつもりですので……」
「アルファルド!」
ものすごい勢いで扉を開いたのは銀髪の男だった。このシチュエーション、今日も見たような気がする。
「嗚呼、アルファルド! アルファルド! お兄ちゃんだよ!」
そのままの勢いでアルファルドを抱きしめようとする男にアルファルドは嫌悪の目を向けた。
「だれ?」
「お兄ちゃんだって!!!」
「しらない」
「アルファルド!!」
アルファルドは怯えるように俺に抱きついた。すると、男は俺ごとアルファルドを抱きしめようとする。何故、俺までとばっちりを受けなければならない。
「アルゴラブ、わたしの婚約者を巻き込むな!」
レグルスの言葉にアルゴラブと呼ばれた男は慌てて姿勢を改める。
「これは、殿下! 天使のような私の弟の横にいるのは殿下の婚約者様でしたか! それは失礼を!」
どうやらレグルスに指摘されたことで俺に気付いたようで何よりだ。不審者だと思って危うく腕を捻りあげるところだった。
「相変わらず義弟を愛しているのは何よりだが、盲目的すぎるのはどうかと思うぞ?」
「は、失礼しました!」
「レグルス様、彼は?」
「アルゴラブ・ユークレース。アルファルドの義兄だ。優秀な文官なのだがいつもあの調子だ」
「なるほど……」
確かに銀の髪、淡い空色の瞳をした眼鏡の男はユークレース伯爵によく似ていた。黙っていれば知的な美男子なのに残念すぎる。
「アルゴラブ、お前がいたらまとまる話もまとまらなくなる……」
「私が帰ってくる前にアルファルドを何処かにやろうとしていたんでしょう。分かっています。分かっていますとも。我が家はアルファルドにとっては安全では無い。そうなると、外に出す必要がある。でもね、私はアルファルドに会いたかった! 私のマイエンジェル!」
まったく残念だ。リゲルといい、兄弟愛が強いのはこの国の特徴なのだろうか。ここまで弟馬鹿だとドン引きだ。
「……やだ。アルキオーネ、かえろう?」
「や、やだ?」
「ん、この人、やだ」
アルファルドは頭を振ってアルゴラブを拒否する。
アルゴラブはよろよろとよろめくと、自分の目頭を押さえた。よほどショックだったのだろう。
「あ、アルファルドが長文を喋ってる! しかも、家族以外と話すだなんて!」
アルゴラブは顔を上げると叫んだ。アルファルドの拒絶にショックを受けるどころか喜んでいるようだ。
「は?」
「失礼。アルファルドは非常に無口で。家族にも『ああ』とか『うん』くらいしか言わないのに……」
(おい、そこはゲームの設定通りなのかよ。トラウマとか関係ないじゃん。)
「オブシディアン伯爵令嬢」
アルゴラブは瞳を潤ませて俺に迫る。
「アルファルドを任せられるのは貴女しかいない! どうか、アルファルドをよろしくお願いします」
アルゴラブは深々と頭を下げた。
「私たちからもどうか……よろしくお願いします」
ユークレース伯爵夫妻も頭を下げる。大人がこんな子どもの伯爵令嬢に頭を下げるだなんて。
「あ、はい……」
俺は驚いて固まった。そして、そのまま謹んでお受けすることしかできなかった。
こうして、俺はアルファルドのお世話係になったのだった。
ユークレース伯爵からは今にも誰かを殺してしまいそうなそんな殺気すら感じた。
今までの二人の言葉や表情からは嘘を言っているようには見えない。全てが真実のように思える。
「そして、誘拐されたアルファルドをわたくしが見つけたということですか?」
「ええ。メイドから全てを聞いたあと、プルーラを探し出したときにはもうアルファルドはプルーラの元から逃げ出していたのです」
そういえば、ミラの屋敷でアルファルドが暴れていたとき、周りにいたのは大人の女性だった。もしかして、アルファルドは大人の女性が怖くて暴れていたのではないだろうか。
(リゲルは大人の女性扱い……ってことはさすがにないだろうから、単純に大人が怖いって可能性もあるな。母親と付き合っていた男に虐待されていたらしいし)
アルファルドが俺にこうして懐いているのも大人には見えないからかもしれない。
「ようやく、アルファルドがうちにも馴染んできて心を開いてきたというときに……」
ユークレース伯爵夫人はハンカチを握りしめ、目頭に押し付けた。
「いや、この子は記憶を失くしてよかったのかもしれない。苦しいことも悲しいことも全て忘れてしまいたかったんだろう」
ユークレース伯爵は夫人を抱きしめながらそう呟いた。
「……もしかして、レグルスは全てを知っていたんですか?」
「嗚呼。それで、ヴィスヴィエン家の令嬢が銀髪の少年の情報を探していると聞いてすぐにピンと来たんだ」
なるほど。レグルスが早くアルファルドを連れ帰りたかった理由が分かった。心配しているアルファルドの両親にアルファルドが無事であることを見せたかったんだ。
「レグルス様、そんなこととは知らず、責めてしまい申し訳ありませんでした」
「いや、わたしも焦りすぎていた。すまない」
レグルスは頭を下げた。王子なのに素直に頭を下げることができるレグルスを俺はすごいと思った。その素直さがレグルスのいいところなのだろう。やり方は不器用だけど、やっぱりレグルスはいい奴なのだ。
「ユークレース伯爵、伯爵夫人、申し訳ございません。わたくしはとんだ勘違いを……貴方がたが彼を傷つけたのではないかと疑っておりました」
俺はもう一度頭を下げた。
ユークレース伯爵の名誉を考えると謝っても許されないことだ。
「いえ、謝ることではありません。私たちがアルファルドを守りきれなかったのは事実ですから」
「しかし……」
「それに、アルファルドも貴女に懐いているようです。きっと貴女は心の優しい方。アルファルドを心配してくれたんでしょう?」
ユークレース伯爵夫人は柔らかく微笑んだ。
「確かにアルファルド様のことは心配でしたが、それでもお二人のことを考えると……」
「いえ、保護してくださったのが貴女でよかった」
俺は戸惑いながらアルファルドを見る。
同じ歳に思えないほど小柄なアルファルドは俺のドレスを掴んで、じっと俺を見つめていた。
「もしも……もしも、気にしていただけるのでしたら、図々しいお願いをしてもよろしいでしょうか?」
「ええ、わたくしにできることであればなんでも仰ってください」
「勿論、正式に貴女のお父様やお母様にお願いをするつもりなのですけど、その前に貴女に聞いていただきたいのです。貴女はアルファルドのことを真剣に心配してくれてますし、アルファルドも貴女を慕っているようですから」
ユークレース伯爵夫人は微笑む。
俺は大きくしっかりと頷いた。
「暫くの間、オブシディアン家でアルファルドを預かっていただけないでしょうか?」
俺はユークレース伯爵夫人の言葉に驚いた。てっきりアルファルドを返して欲しいというお願いだと思っていたからだ。
「それでいいのでしょうか?」
「ええ。今回の一件で、アルファルドにとってユークレース家の中は安全でないことが分かりました。使用人の多くは代々、ユークレース家に仕えてる者、ユークレース家に縁のある貴族のご令嬢やご令息などがほとんど。皆、信頼していたのですが、その中にはプルーラの境遇に同情的な者もまだいるようなのです」
まあ、ずっと仕えてきた者からすればユークレース伯爵の妹は、腐っても「お嬢様」なのだろう。その「お嬢様」が泣きついてきたとあれば、心が動く人間の一人や二人いてもおかしくない。
「私たちはアルファルドの怯える姿を見て、このままではいけない。プルーラに同情的な者を一掃してからアルファルドを迎えた方がいいと判断しました。お願いできますでしょうか?」
俺はオブシディアン家からユークレース家への道のりを思い出す。ユークレース家と我が家は政治的にも物理的にも近くない。また、アルファルドを見つけた場所からもオブシディアン家は離れている。アルファルドの母親がアルファルドを闇雲に探したとして見つけ出すのはなかなか難しいはずだ。
仮にユークレース家の使用人がアルファルドが帰ってきたことやアルファルドがこの屋敷から離れたことを告げ口したとしてもだ。レグルスの馬車を使ってユークレース家からオブシディアン家に移動すればどうだろう。匿われているのが王宮なのか我が家なのか分からなくなるはずだ。
アルファルドの安全を考えるなら我が家は隠れ家としてなかなかよい場所のように思えた。
「話は分かりました。父も母もアルファルド様のことを気に入っておりましたし、我が家のことなら大丈夫ですわ」
「ありがとうございます。勿論、アルファルドを預かるのは、王都いる間の話で結構です。社交界のシーズンが終われば、プルーラはユークレース家の領まで追ってくることはないでしょうし、その前に色々ユークレース家で策は講じておくつもりですので……」
「アルファルド!」
ものすごい勢いで扉を開いたのは銀髪の男だった。このシチュエーション、今日も見たような気がする。
「嗚呼、アルファルド! アルファルド! お兄ちゃんだよ!」
そのままの勢いでアルファルドを抱きしめようとする男にアルファルドは嫌悪の目を向けた。
「だれ?」
「お兄ちゃんだって!!!」
「しらない」
「アルファルド!!」
アルファルドは怯えるように俺に抱きついた。すると、男は俺ごとアルファルドを抱きしめようとする。何故、俺までとばっちりを受けなければならない。
「アルゴラブ、わたしの婚約者を巻き込むな!」
レグルスの言葉にアルゴラブと呼ばれた男は慌てて姿勢を改める。
「これは、殿下! 天使のような私の弟の横にいるのは殿下の婚約者様でしたか! それは失礼を!」
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「は、失礼しました!」
「レグルス様、彼は?」
「アルゴラブ・ユークレース。アルファルドの義兄だ。優秀な文官なのだがいつもあの調子だ」
「なるほど……」
確かに銀の髪、淡い空色の瞳をした眼鏡の男はユークレース伯爵によく似ていた。黙っていれば知的な美男子なのに残念すぎる。
「アルゴラブ、お前がいたらまとまる話もまとまらなくなる……」
「私が帰ってくる前にアルファルドを何処かにやろうとしていたんでしょう。分かっています。分かっていますとも。我が家はアルファルドにとっては安全では無い。そうなると、外に出す必要がある。でもね、私はアルファルドに会いたかった! 私のマイエンジェル!」
まったく残念だ。リゲルといい、兄弟愛が強いのはこの国の特徴なのだろうか。ここまで弟馬鹿だとドン引きだ。
「……やだ。アルキオーネ、かえろう?」
「や、やだ?」
「ん、この人、やだ」
アルファルドは頭を振ってアルゴラブを拒否する。
アルゴラブはよろよろとよろめくと、自分の目頭を押さえた。よほどショックだったのだろう。
「あ、アルファルドが長文を喋ってる! しかも、家族以外と話すだなんて!」
アルゴラブは顔を上げると叫んだ。アルファルドの拒絶にショックを受けるどころか喜んでいるようだ。
「は?」
「失礼。アルファルドは非常に無口で。家族にも『ああ』とか『うん』くらいしか言わないのに……」
(おい、そこはゲームの設定通りなのかよ。トラウマとか関係ないじゃん。)
「オブシディアン伯爵令嬢」
アルゴラブは瞳を潤ませて俺に迫る。
「アルファルドを任せられるのは貴女しかいない! どうか、アルファルドをよろしくお願いします」
アルゴラブは深々と頭を下げた。
「私たちからもどうか……よろしくお願いします」
ユークレース伯爵夫妻も頭を下げる。大人がこんな子どもの伯爵令嬢に頭を下げるだなんて。
「あ、はい……」
俺は驚いて固まった。そして、そのまま謹んでお受けすることしかできなかった。
こうして、俺はアルファルドのお世話係になったのだった。
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