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二章 碧緑の宝剣(リゲル編)
27.降りた先には(後編)
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「おっと、お前は人質だから殺すのは最後だ。まずは、男どもを殺さないとな。全く、こんなに早く復讐の機会が舞い込むなんて本当に私は運がいい!」
アクアオーラは笑い声を上げる。
本当にそんなことが出来ると思っているのか。このまま、俺を殺せたとしても、リゲルやアントニスを殺すなんてアクアオーラには無理な話だろう。レグルスの事件のとき、アクアオーラはアントニスにやられっぱなしだった。きっとこんなやつさっさと倒すことができるはずだ。
そう。人質である俺さえいなければ二人は動けるんだ。一瞬だけでもいい、隙を付いて逃げ出すことさえ出来れば。
アクアオーラは自分が俺たちより優位に立っていると信じ切っている。油断している今ならいけるかもしれない。
「イグニス!」
俺はアクアオーラの腕を掴んだ。そして、思い切り火の魔法を発動させる。掴んだところから勢いよく炎が上がる。アクアオーラの袖は一気に燃え上がった。
熱い。熱いが俺は魔法の力を弱めることなく、魔法の効果を持続させる。
「アクア!」
アクアオーラは慌てて水の魔法を発動させる。あっという間に袖口の炎は鎮火する。
(今だ!)
俺は拳を握り、アクアオーラの鳩尾めがけ、肘鉄を入れる。しかし、アクアオーラの腕はなかなか緩むことがなかった。
「イグニス!」
俺は諦めずにもう一度、火の魔法を放った。今度はアクアオーラの前髪が燃え出す。
「うわあああぁぁ! あ、アクア、アクア、アクア!」
視界が炎で覆われたことで流石のアクアオーラも慌てふためく。そして、俺を突き飛ばした。
「アルキオーネ!」
リゲルが大きく両腕を広げるのが見えた。
俺はリゲルに向かって転がり込むように倒れた。俺は勢いよくリゲルに体当たりするが、リゲルは難なくそれを受け止める。
リゲルからは血の匂いに混じって、石鹸のような香りがした。リゲルに抱きしめられながら、流石は兄妹だなと思った。
「今だ!」
「「おおおおお!」」
リゲルの掛け声と共に男の雄叫び声が聞こえた。
顔を上げると、アントニスとランブロスがアクアオーラ目掛けて動き出していた。
ランブロスの剣がアクアオーラに振り下ろされる。アクアオーラの肩がざっくりと斬られ、血が噴き出した。
「あああああああっ!」
アントニスはアクアオーラの頭を掴み、床に向かって叩きつける。短く鈍い音とともにアクアオーラの前髪に点っていた炎が消える。
「消火完了っと」
アントニスが笑いながら手を離すと、アクアオーラは白目を剥いて痙攣していた。
「とりあえず、縛っときますか」
アントニスはそう言うと、すぐさまランブロスが縄を差し出す。
「どうぞ」
「お、ありがとさん」
アントニスは縄を受け取ると、あっという間にアクアオーラを縛り上げる。その手際のいいこと。腕を縛るのに慣れているように見えた。流石は元ごろつきの小悪党である。
「早く鍵を!」
「嗚呼そうだったな」
アントニスは頷くと、意識のないアクアオーラを探った。なかなか見つからないようで、途中で意識を取り戻したアクアオーラが暴れ始める。
「な、何をやってるんだ! お前ら殺す! 殺す!」
アクアオーラの汚い叫び声を上げる。
「うるさい。さっさと鍵を出すんだ! よくもうちの大事な弟を!」
そう言いながら、ランブロスはアクアオーラの尻を蹴り上げた。
「ひ!」
アクアオーラは床をごろんと転がり、無防備に尻を晒す。
「早く鍵を出せ!」
アントニスを押しのけ、ランブロスは乱暴にあらゆるポケットをまさぐった。
「やめろ、そこにはない!」
「じゃあ、鍵の在処を言え!」
「知らない!」
「知らないはずないだろ!」
アクアオーラは負けじと芋虫のように暴れた。暫く二人の攻防が続く。リゲルはその様子を見て、ため息を吐いた。
「アルキオーネ、ちょっとごめん」
リゲルは俺を離すと少し下がるように指示する。
「何を?」
「まあ、見てて」
リゲルは天井から下がる布を勢いよく引っ張った。ブチブチと音を立てて布が落ちてくる。
まさか、こんな大きな布で猿轡はできないだろう。ということは、これで隠せということなのだろうか。
そういえば、鶏を大人しくするには、目隠しすると大人しくなると聞いたことがある。まさか、人間にも同じ効果があるなんてことはないだろうが。
「少しこの人借りますね」
そう言ってリゲルはランブロスを下がらせる。
そして、案の定、アクアオーラの上に布を被せる。ここまでは想像通りだ。しかし、アクアオーラは布の下で叫び声を上げながら、バサバサと動いていた。やはり大人しくなる様子はない。
「何をしてるんですか?」
「ここからだよ」
リゲルは悪戯っぽく笑うと、大きく足を振り上げた。そして、布の下で動くアクアオーラに向かって何度か蹴りを入れる。
「ひ!」
思わず俺の唇からは悲鳴が漏れた。
「ねえ、これだと、蹴る方も何処に蹴りを入れるか分からないんですよね。次は頭かな? お腹かな? 肩かな? 嗚呼、足かもしれないなぁ。当たりどころが悪いと折れますかね?」
リゲルは感情を込めず、ゾッとするような冷たい声で淡々と呟く。そして、大きくもう一度蹴りを入れた。
その使い方は予想できなかった。流石リゲル。残酷なことを考える。
「静かにしてれば俺だって蹴らないんですけど仕方ないですよね?」
リゲルはアクアオーラの上に足を乗せてぐりぐりと踏み躙る。アクアオーラは途端に暴れるのを止め、静かになった。
「質問にはちゃんと答えてくださいね。それから、暴れたら今度は確実に折ります」
「ん! んん!」
「分かればよろしい」
リゲルは満足したように足を下ろした。
「ほら、黙ってくれた。これで鍵が探せるね」
そう言いながらこちらを向くリゲルの顔は笑顔だった。
子どもたちが目の前にいるからと配慮して最小限の暴力行為で終わらせたかったからなのか、それとも単にアクアオーラに恐怖を味合わせてやりたかっただけなのか分からない。
でも、どちらにしたってやっていることがどぎついのは変わらない。
「ええ、ほんとに静かになりましたね」
俺はリゲルだけは怒らすまいと心に誓いながら、そう言った。
それから、俺たちは鍵を見つけ出した。鍵はやっぱりアクアオーラが持っていた。まったく、アクアオーラの面の皮が厚さには、驚かされる。
(何が知らないだよ。嘘吐きやがって!)
俺たちは鍵を使い、子どもたちを解放していく。
その中には勿論、ランブロスの弟もいた。紫の髪に金の瞳の双子で、ランブロスに少し似ている。感動の対面になるかと思われたのだが、様子がおかしかった。駆け寄るランブロスに対して弟たちの反応がほとんどないのだ。
それはランブロスの弟たちだけに限ったことでなかった。ほかの子どもたちも皆一様にほとんど反応がない。普通、誘拐されたら怖いだろうし、助かれば喜ぶなり何かの反応があるはずだ。それなのに皆黙って、どろりと濁った目で俺たちを見つめるだけだ。
余程怖いことがあったのか、それとも……
そういえば、助け出したときのミモザの様子もおかしかった。血塗れのリゲルを見て錯乱しただけだと思ったのだが、もしかしたら違うのかもしれない。
「アルキオーネ、行こう」
空の檻の前で考え込む俺に、リゲルは声を掛ける。
「ええ」
俺は頷くと、子どもたちを連れ、地上に戻ることにした。
アクアオーラは笑い声を上げる。
本当にそんなことが出来ると思っているのか。このまま、俺を殺せたとしても、リゲルやアントニスを殺すなんてアクアオーラには無理な話だろう。レグルスの事件のとき、アクアオーラはアントニスにやられっぱなしだった。きっとこんなやつさっさと倒すことができるはずだ。
そう。人質である俺さえいなければ二人は動けるんだ。一瞬だけでもいい、隙を付いて逃げ出すことさえ出来れば。
アクアオーラは自分が俺たちより優位に立っていると信じ切っている。油断している今ならいけるかもしれない。
「イグニス!」
俺はアクアオーラの腕を掴んだ。そして、思い切り火の魔法を発動させる。掴んだところから勢いよく炎が上がる。アクアオーラの袖は一気に燃え上がった。
熱い。熱いが俺は魔法の力を弱めることなく、魔法の効果を持続させる。
「アクア!」
アクアオーラは慌てて水の魔法を発動させる。あっという間に袖口の炎は鎮火する。
(今だ!)
俺は拳を握り、アクアオーラの鳩尾めがけ、肘鉄を入れる。しかし、アクアオーラの腕はなかなか緩むことがなかった。
「イグニス!」
俺は諦めずにもう一度、火の魔法を放った。今度はアクアオーラの前髪が燃え出す。
「うわあああぁぁ! あ、アクア、アクア、アクア!」
視界が炎で覆われたことで流石のアクアオーラも慌てふためく。そして、俺を突き飛ばした。
「アルキオーネ!」
リゲルが大きく両腕を広げるのが見えた。
俺はリゲルに向かって転がり込むように倒れた。俺は勢いよくリゲルに体当たりするが、リゲルは難なくそれを受け止める。
リゲルからは血の匂いに混じって、石鹸のような香りがした。リゲルに抱きしめられながら、流石は兄妹だなと思った。
「今だ!」
「「おおおおお!」」
リゲルの掛け声と共に男の雄叫び声が聞こえた。
顔を上げると、アントニスとランブロスがアクアオーラ目掛けて動き出していた。
ランブロスの剣がアクアオーラに振り下ろされる。アクアオーラの肩がざっくりと斬られ、血が噴き出した。
「あああああああっ!」
アントニスはアクアオーラの頭を掴み、床に向かって叩きつける。短く鈍い音とともにアクアオーラの前髪に点っていた炎が消える。
「消火完了っと」
アントニスが笑いながら手を離すと、アクアオーラは白目を剥いて痙攣していた。
「とりあえず、縛っときますか」
アントニスはそう言うと、すぐさまランブロスが縄を差し出す。
「どうぞ」
「お、ありがとさん」
アントニスは縄を受け取ると、あっという間にアクアオーラを縛り上げる。その手際のいいこと。腕を縛るのに慣れているように見えた。流石は元ごろつきの小悪党である。
「早く鍵を!」
「嗚呼そうだったな」
アントニスは頷くと、意識のないアクアオーラを探った。なかなか見つからないようで、途中で意識を取り戻したアクアオーラが暴れ始める。
「な、何をやってるんだ! お前ら殺す! 殺す!」
アクアオーラの汚い叫び声を上げる。
「うるさい。さっさと鍵を出すんだ! よくもうちの大事な弟を!」
そう言いながら、ランブロスはアクアオーラの尻を蹴り上げた。
「ひ!」
アクアオーラは床をごろんと転がり、無防備に尻を晒す。
「早く鍵を出せ!」
アントニスを押しのけ、ランブロスは乱暴にあらゆるポケットをまさぐった。
「やめろ、そこにはない!」
「じゃあ、鍵の在処を言え!」
「知らない!」
「知らないはずないだろ!」
アクアオーラは負けじと芋虫のように暴れた。暫く二人の攻防が続く。リゲルはその様子を見て、ため息を吐いた。
「アルキオーネ、ちょっとごめん」
リゲルは俺を離すと少し下がるように指示する。
「何を?」
「まあ、見てて」
リゲルは天井から下がる布を勢いよく引っ張った。ブチブチと音を立てて布が落ちてくる。
まさか、こんな大きな布で猿轡はできないだろう。ということは、これで隠せということなのだろうか。
そういえば、鶏を大人しくするには、目隠しすると大人しくなると聞いたことがある。まさか、人間にも同じ効果があるなんてことはないだろうが。
「少しこの人借りますね」
そう言ってリゲルはランブロスを下がらせる。
そして、案の定、アクアオーラの上に布を被せる。ここまでは想像通りだ。しかし、アクアオーラは布の下で叫び声を上げながら、バサバサと動いていた。やはり大人しくなる様子はない。
「何をしてるんですか?」
「ここからだよ」
リゲルは悪戯っぽく笑うと、大きく足を振り上げた。そして、布の下で動くアクアオーラに向かって何度か蹴りを入れる。
「ひ!」
思わず俺の唇からは悲鳴が漏れた。
「ねえ、これだと、蹴る方も何処に蹴りを入れるか分からないんですよね。次は頭かな? お腹かな? 肩かな? 嗚呼、足かもしれないなぁ。当たりどころが悪いと折れますかね?」
リゲルは感情を込めず、ゾッとするような冷たい声で淡々と呟く。そして、大きくもう一度蹴りを入れた。
その使い方は予想できなかった。流石リゲル。残酷なことを考える。
「静かにしてれば俺だって蹴らないんですけど仕方ないですよね?」
リゲルはアクアオーラの上に足を乗せてぐりぐりと踏み躙る。アクアオーラは途端に暴れるのを止め、静かになった。
「質問にはちゃんと答えてくださいね。それから、暴れたら今度は確実に折ります」
「ん! んん!」
「分かればよろしい」
リゲルは満足したように足を下ろした。
「ほら、黙ってくれた。これで鍵が探せるね」
そう言いながらこちらを向くリゲルの顔は笑顔だった。
子どもたちが目の前にいるからと配慮して最小限の暴力行為で終わらせたかったからなのか、それとも単にアクアオーラに恐怖を味合わせてやりたかっただけなのか分からない。
でも、どちらにしたってやっていることがどぎついのは変わらない。
「ええ、ほんとに静かになりましたね」
俺はリゲルだけは怒らすまいと心に誓いながら、そう言った。
それから、俺たちは鍵を見つけ出した。鍵はやっぱりアクアオーラが持っていた。まったく、アクアオーラの面の皮が厚さには、驚かされる。
(何が知らないだよ。嘘吐きやがって!)
俺たちは鍵を使い、子どもたちを解放していく。
その中には勿論、ランブロスの弟もいた。紫の髪に金の瞳の双子で、ランブロスに少し似ている。感動の対面になるかと思われたのだが、様子がおかしかった。駆け寄るランブロスに対して弟たちの反応がほとんどないのだ。
それはランブロスの弟たちだけに限ったことでなかった。ほかの子どもたちも皆一様にほとんど反応がない。普通、誘拐されたら怖いだろうし、助かれば喜ぶなり何かの反応があるはずだ。それなのに皆黙って、どろりと濁った目で俺たちを見つめるだけだ。
余程怖いことがあったのか、それとも……
そういえば、助け出したときのミモザの様子もおかしかった。血塗れのリゲルを見て錯乱しただけだと思ったのだが、もしかしたら違うのかもしれない。
「アルキオーネ、行こう」
空の檻の前で考え込む俺に、リゲルは声を掛ける。
「ええ」
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