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一章 真紅の王冠(レグルス編)
6.嵐がやってくる(後編)
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「二人も、尊敬できる母上がいるなんて幸せですね」
「嗚呼」
力強く頷くレグルスを見て、急に俺はずっと目を背けてきたことを突きつけられているような気分になる。
俺にも、昴の両親とアルキオーネの両親がそれぞれ二人いる。でも、俺はレグルスのように両親をちゃんと愛して、幸せにできたのだろうか。
ある日突然、息子に先立たれてしまった、前世の俺の両親の存在を思い出した。十九年も一緒に暮らしてきたのだ。きっと悲しみ嘆いたに違いない。それなのに、もう二人の顔が思い出せなかった。
その代わりのように現世のお父様とお母様のこの世の終わりのような酷く悲しげな表情が浮かぶ。そんな顔見たことかないはずなのに、とてもリアルな表情で急に胸がドキドキとしてくる。酷く気分が悪い。
「大丈夫か? 顔色が……」
不意にレグルスの手が俺の頬に触れる。
俺は思わず、その手を思い切り振り払った。
「あ……」
「すまない」
悪いのは俺なのにレグルスは罪悪感に満ちた顔をしていた。
このレグルスはゲームの中のレグルスと全く違う。
でも、早く婚約破棄をしてもらわねば、俺は死んで、また二人を悲しませてしまう。そんなのだめだ。絶対にだめなんだ。
俺の頭は酷く混乱していた。
とにかく早く婚約破棄をさせなければならないとそればかり考えてしまう。
「レグルス様、わたくしは本当にお側にいて良いのでしょうか?」
レグルスは答えなかった。
「わたくしは、レグルス様がわたくしを見て悲しい気持ちになるのではないかと思うのです」
俺の唇が勝手に動き出す。うわ言のように滑り出た言葉はレグルスを傷つけると分かっていた。それなのに止められない。
募る焦燥感に振り回されるように俺は言葉を続けた。
「だって、レグルス様の母上はわたくしと似ているのでしょう。似ているから婚約者として選ばれ、ここにいる。でも、わたくしは、ここにいてはいけない。だって、いるだけで誰かを傷つけてしまうもの。貴方もきっと傷つくの。だから、どうかわたくしを……」
「待って、待ってくれ。誤解だ。確かに初めて見たときから似ていると思った。でも、似ているだけ。君は母上じゃない。わたしだってそれは分かっている」
「だから、お側にいても平気だと?」
「そう、君を母上の代わりにするつもりはない」
「では、わたくしと何故、婚約を? わたくしは身体も弱ければ、家の爵位も普通、取り柄も無い、ただの娘です。わたくしでなければいけない理由なんてないじゃないですか」
訳もなく、重くて暗くて、劣等感に塗れた感情が湧き起こる。罰せられるはずの罪人なのに、他人を酷く悲しませる存在なのに、のうのうと生きている罪悪感で胸がいっぱいになる。これは、この感情はなんだろう。
昴では感じたことのない感情に突き動かされる。
「君は素敵な人だ。そんなことを言わないで」
「素敵だなんて……はぐらかさないで本当のことを仰ってください!」
アルキオーネにあるまじき、大きな声が出た。
「お嬢様!」
メリーナが窘めるようにアルキオーネを呼ぶのが聞こえる。俺はその声にハッとした。
「わたしは、何か君の機嫌を損ねるようなことをしたか?」
レグルスは傷ついた顔をしていた。
レグルスの表情を見て、背中がぞわりとした。俺、今、何をしたんだ。
「すみません。レグルス様のせいではないんです。わたくしがただ不安になってしまっただけで……本当にすみません」
俺はすぐさま取り繕った。
あの不快な感覚は何だったのだろう。重くて救いようのない罪悪感と焦燥感に苛まれたあれは……
「いや、アルキオーネ、君を不安にさせて悪かった。ちゃんと説明もせず、婚約の話を持ちかけたことも、写真を送り付けてしまったことも、全てわたしが悪い。だから説明させて」
レグルスは俺よりも遥かに大人なのかもしれない。
俺の両手を自分の手で包み込むと、落ち着けるようにゆっくりと優しい声色で言った。
「母上と君が似ていることは婚約には関係ない。本当だ。わたしはただ、君を好ましく思って婚約したいと思っただけだ」
「わたくしを? 好ましく?」
嘘を吐くな。アルキオーネを陰気くさい娘だと蔑み、無能だと罵り、何か後暗いことを隠しているのだろうと詰め寄るレグルスを俺は忘れない。ゲームの中とはいえ、お前はお前だ。
目の前のレグルスはゲームと違うと頭の隅では分かっているのに、心の底ではやっぱり信じられずにいた。
「そう。君を気に入った理由は沢山あるけどね、決定的だったのは半年くらい前に君が社交界デビューをしたときのことだ。同じくその年に社交界デビューをした少女がドレスにジュースを零してしまったんだ」
覚えている?と聞かれて、俺は首を振った。
「君は泣きそうな少女にハンカチを渡すと、メイドを呼び止めてシミが落ちるかどうかを聞いていた。少女は君が声をかけたことでほっとして、最後は笑っていたんだよ。それを見て、君のことを人の気持ちが分かる素敵な女性だと思ったんだ。だから、婚約するなら君としたいと申し出たんだよ」
「……そう、だったんですか」
「そうだよ。君は、君が思っている以上にとても魅力的なんだ」
そう言うレグルスの瞳は真剣そのものだった。直感的にコイツは嘘を言っていないと思った。
「それは……お褒めいただき、ありがとうございます」
てっきりなにか裏でもあるんじゃないかと思っていた俺は脱力して微笑みかけることを忘れていた。
だって、アルキオーネのお父様は伯爵という爵位を持っているが、王国の中で強い権力を持っているわけでもないし、剣の腕が素晴らしく軍で活躍しているわけでもない。お母様の実家であるスピネル家も軍のお偉いさんをやっているのでそれなりに広い人脈と権力を持つが、家督は既にお母様の兄が継いでいるはずだ。アルキオーネには関係ない。だから、どう考えても何かがないとアルキオーネが王妃として選ばれる訳がないと思い込んでいた。
あの性悪男のことだ。何かというのは、恐ろしく傲慢で身勝手な欲望があるのだろうと思っていたのに。
レグルスに言われて、漸く思い出した。
あれはヴィスヴィエン家のご令嬢がジュースを零してしまったときのことだ。彼女は酷く悲しげな顔をしていた。アルキオーネが声を掛けると、お気に入りのドレスにシミがついたのを酷く嘆いていた。アルキオーネは近くのメイドを呼び止めると、「このシミは落とせますか?」と聞いたのだ。幸い、直ぐに落とせばドレスはシミにならないとメイドは答えてくれた。彼女とアルキオーネは直ぐにシミを落としに化粧室へ向かった。結局、シミにならずにすみ、彼女は深々と頭を下げ、笑ってくれたのだ。
俺様で傲慢で、アルキオーネを陰気な娘だと罵るあの王子が、そんな小さなことで好意を抱いて一目惚れするなんて。いや、恋なんて何処で落ちるか分からないものだ。そういうこともあるのかもしれない。
俺はほっとしたようなガッカリしたような気持ちでレグルスを見た。
すると、レグルス王子は温かく微笑み返してくる。なんだよ、その顔。まるで安心したでしょとでも言いたげな顔は。
「写真もね、本当にただ見てほしかっただけなんだ。わたしの母上は綺麗で優しくて、素敵なんだって自慢したかっただけ。本当は今の母上の写真も送りたかったんだけど、生憎母上から許しが貰えなくてね。それであの写真だけ送ったんだけど、失敗だった。ごめんね」
「いえ、わたくしが勘違いをしたのです。きつく言い過ぎました。ご無礼をお許しください」
俺ははっとして、椅子から立ち上がった。そして、謝ろうと頭を下げかけたときだった。ぐらりと地面が揺れた。
俺は咄嗟にテーブル手をつく。まるで前世の記憶を思い出したときのよう。頭が割れるように痛み出した。
「アルキオーネ!」
レグルス王子の声が聞こえた。
身体が熱い。頭が痛くて何も考えられない。俺はずるずると地面にへたり込んだ。
「お嬢様!」
メリーナが慌てて、俺の肩を支えた。
ゆっくり、視界が黒く染っていく。
もしかして、これって熱中症ってやつなんじゃ。薄れゆく意識の中でそう思った。
そして、そのまま俺は気を失った。
「嗚呼」
力強く頷くレグルスを見て、急に俺はずっと目を背けてきたことを突きつけられているような気分になる。
俺にも、昴の両親とアルキオーネの両親がそれぞれ二人いる。でも、俺はレグルスのように両親をちゃんと愛して、幸せにできたのだろうか。
ある日突然、息子に先立たれてしまった、前世の俺の両親の存在を思い出した。十九年も一緒に暮らしてきたのだ。きっと悲しみ嘆いたに違いない。それなのに、もう二人の顔が思い出せなかった。
その代わりのように現世のお父様とお母様のこの世の終わりのような酷く悲しげな表情が浮かぶ。そんな顔見たことかないはずなのに、とてもリアルな表情で急に胸がドキドキとしてくる。酷く気分が悪い。
「大丈夫か? 顔色が……」
不意にレグルスの手が俺の頬に触れる。
俺は思わず、その手を思い切り振り払った。
「あ……」
「すまない」
悪いのは俺なのにレグルスは罪悪感に満ちた顔をしていた。
このレグルスはゲームの中のレグルスと全く違う。
でも、早く婚約破棄をしてもらわねば、俺は死んで、また二人を悲しませてしまう。そんなのだめだ。絶対にだめなんだ。
俺の頭は酷く混乱していた。
とにかく早く婚約破棄をさせなければならないとそればかり考えてしまう。
「レグルス様、わたくしは本当にお側にいて良いのでしょうか?」
レグルスは答えなかった。
「わたくしは、レグルス様がわたくしを見て悲しい気持ちになるのではないかと思うのです」
俺の唇が勝手に動き出す。うわ言のように滑り出た言葉はレグルスを傷つけると分かっていた。それなのに止められない。
募る焦燥感に振り回されるように俺は言葉を続けた。
「だって、レグルス様の母上はわたくしと似ているのでしょう。似ているから婚約者として選ばれ、ここにいる。でも、わたくしは、ここにいてはいけない。だって、いるだけで誰かを傷つけてしまうもの。貴方もきっと傷つくの。だから、どうかわたくしを……」
「待って、待ってくれ。誤解だ。確かに初めて見たときから似ていると思った。でも、似ているだけ。君は母上じゃない。わたしだってそれは分かっている」
「だから、お側にいても平気だと?」
「そう、君を母上の代わりにするつもりはない」
「では、わたくしと何故、婚約を? わたくしは身体も弱ければ、家の爵位も普通、取り柄も無い、ただの娘です。わたくしでなければいけない理由なんてないじゃないですか」
訳もなく、重くて暗くて、劣等感に塗れた感情が湧き起こる。罰せられるはずの罪人なのに、他人を酷く悲しませる存在なのに、のうのうと生きている罪悪感で胸がいっぱいになる。これは、この感情はなんだろう。
昴では感じたことのない感情に突き動かされる。
「君は素敵な人だ。そんなことを言わないで」
「素敵だなんて……はぐらかさないで本当のことを仰ってください!」
アルキオーネにあるまじき、大きな声が出た。
「お嬢様!」
メリーナが窘めるようにアルキオーネを呼ぶのが聞こえる。俺はその声にハッとした。
「わたしは、何か君の機嫌を損ねるようなことをしたか?」
レグルスは傷ついた顔をしていた。
レグルスの表情を見て、背中がぞわりとした。俺、今、何をしたんだ。
「すみません。レグルス様のせいではないんです。わたくしがただ不安になってしまっただけで……本当にすみません」
俺はすぐさま取り繕った。
あの不快な感覚は何だったのだろう。重くて救いようのない罪悪感と焦燥感に苛まれたあれは……
「いや、アルキオーネ、君を不安にさせて悪かった。ちゃんと説明もせず、婚約の話を持ちかけたことも、写真を送り付けてしまったことも、全てわたしが悪い。だから説明させて」
レグルスは俺よりも遥かに大人なのかもしれない。
俺の両手を自分の手で包み込むと、落ち着けるようにゆっくりと優しい声色で言った。
「母上と君が似ていることは婚約には関係ない。本当だ。わたしはただ、君を好ましく思って婚約したいと思っただけだ」
「わたくしを? 好ましく?」
嘘を吐くな。アルキオーネを陰気くさい娘だと蔑み、無能だと罵り、何か後暗いことを隠しているのだろうと詰め寄るレグルスを俺は忘れない。ゲームの中とはいえ、お前はお前だ。
目の前のレグルスはゲームと違うと頭の隅では分かっているのに、心の底ではやっぱり信じられずにいた。
「そう。君を気に入った理由は沢山あるけどね、決定的だったのは半年くらい前に君が社交界デビューをしたときのことだ。同じくその年に社交界デビューをした少女がドレスにジュースを零してしまったんだ」
覚えている?と聞かれて、俺は首を振った。
「君は泣きそうな少女にハンカチを渡すと、メイドを呼び止めてシミが落ちるかどうかを聞いていた。少女は君が声をかけたことでほっとして、最後は笑っていたんだよ。それを見て、君のことを人の気持ちが分かる素敵な女性だと思ったんだ。だから、婚約するなら君としたいと申し出たんだよ」
「……そう、だったんですか」
「そうだよ。君は、君が思っている以上にとても魅力的なんだ」
そう言うレグルスの瞳は真剣そのものだった。直感的にコイツは嘘を言っていないと思った。
「それは……お褒めいただき、ありがとうございます」
てっきりなにか裏でもあるんじゃないかと思っていた俺は脱力して微笑みかけることを忘れていた。
だって、アルキオーネのお父様は伯爵という爵位を持っているが、王国の中で強い権力を持っているわけでもないし、剣の腕が素晴らしく軍で活躍しているわけでもない。お母様の実家であるスピネル家も軍のお偉いさんをやっているのでそれなりに広い人脈と権力を持つが、家督は既にお母様の兄が継いでいるはずだ。アルキオーネには関係ない。だから、どう考えても何かがないとアルキオーネが王妃として選ばれる訳がないと思い込んでいた。
あの性悪男のことだ。何かというのは、恐ろしく傲慢で身勝手な欲望があるのだろうと思っていたのに。
レグルスに言われて、漸く思い出した。
あれはヴィスヴィエン家のご令嬢がジュースを零してしまったときのことだ。彼女は酷く悲しげな顔をしていた。アルキオーネが声を掛けると、お気に入りのドレスにシミがついたのを酷く嘆いていた。アルキオーネは近くのメイドを呼び止めると、「このシミは落とせますか?」と聞いたのだ。幸い、直ぐに落とせばドレスはシミにならないとメイドは答えてくれた。彼女とアルキオーネは直ぐにシミを落としに化粧室へ向かった。結局、シミにならずにすみ、彼女は深々と頭を下げ、笑ってくれたのだ。
俺様で傲慢で、アルキオーネを陰気な娘だと罵るあの王子が、そんな小さなことで好意を抱いて一目惚れするなんて。いや、恋なんて何処で落ちるか分からないものだ。そういうこともあるのかもしれない。
俺はほっとしたようなガッカリしたような気持ちでレグルスを見た。
すると、レグルス王子は温かく微笑み返してくる。なんだよ、その顔。まるで安心したでしょとでも言いたげな顔は。
「写真もね、本当にただ見てほしかっただけなんだ。わたしの母上は綺麗で優しくて、素敵なんだって自慢したかっただけ。本当は今の母上の写真も送りたかったんだけど、生憎母上から許しが貰えなくてね。それであの写真だけ送ったんだけど、失敗だった。ごめんね」
「いえ、わたくしが勘違いをしたのです。きつく言い過ぎました。ご無礼をお許しください」
俺ははっとして、椅子から立ち上がった。そして、謝ろうと頭を下げかけたときだった。ぐらりと地面が揺れた。
俺は咄嗟にテーブル手をつく。まるで前世の記憶を思い出したときのよう。頭が割れるように痛み出した。
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レグルス王子の声が聞こえた。
身体が熱い。頭が痛くて何も考えられない。俺はずるずると地面にへたり込んだ。
「お嬢様!」
メリーナが慌てて、俺の肩を支えた。
ゆっくり、視界が黒く染っていく。
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