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一章 真紅の王冠(レグルス編)
5.嵐がやってくる(前編)
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***
「会いに来たぞ、アルキオーネ!」
レグルス王子は俺を見つけると、嬉しそうに俺の元に駆け寄った。その姿はまるで子犬のようだ。
手紙を出して数日もしないうちに、レグルスが屋敷にやってきた。手紙を読んでいてもたってもいられなくなったらしい。
確かに会って話した方が楽だからと、俺は手紙に「手紙だけでなく、今度お茶でもしながらゆっくりとお話がしたいです」と書いた。
でも、物事には順番がある。じゃあいつ会いましょうとかそちらの都合いかがですかという段取りを取ってから、漸く会いましょうとなるのではないのか。
何度も言うが、アポイントメントを取れ。確かに家で勉強、のち庭園で日光浴にティータイムなんてのんびりとした生活を過しておりますけど、俺にも都合と言う名の心の準備が必要なのだ。準備をさせろ、バカ者が。
ゲームの中とは違うと思っていたけど、他人の都合など一切お構いなしに自分の都合や感情を優先させるなんて、やっぱりレグルスだ。
「お久しぶりです、レグルス様」
「君の手紙を貰ってからというもの、落ち着かなくてな。来てしまった!」
レグルスは無理矢理俺の手を奪うと、そのまま握り締めた。
俺は少し馴れ馴れしすぎやしないかと苛立つが、すぐに殿方とはこんなものだと思い直す。
「わたくしもですわ」
俺は社交辞令百パーセントの笑顔でレグルスを迎え撃つ。
「そうか、同じ気持ちでいてくれて嬉しいぞ」
レグルスは眩い笑顔をこちらに向けると、俺の手の甲に唇を落とした。
背筋に冷たいものが走り、鳥肌が立つ。
クソ。間違えた。なんでまた好感度を上げるような返事をしてしまったんだ。俺は自分のお淑やかな伯爵令嬢っぷりを呪う羽目になる。
「レグルス様、お茶を用意致しました。レグルス様が宜しければ、天気も良いですし、庭園でお茶を飲むのはいかがでしょう?」
俺はさりげなく、レグルスの手を振り払ってから微笑んだ。
今は、レグルスに嫌われる作戦よりも、レグルス王子がアルキオーネと何故婚約したいのか探ることを優先だ。とにかく、話を聞き出せねばならない。
何のゲームをするにせよ、敵を知ることこそが攻略の近道だ。クソ王子もといキラキラ王子との婚約破棄(高難易度、ハードモード)という無理ゲーを攻略してやる。
「嗚呼、そうだな。そうしよう」
レグルスはさして気分を害したという素振りも見せずに、俺の手をもう一度取った。
流石は王子。めげない。お願いだからめげてくれ。
「どうした、アルキオーネ?」
「……い、いえ、何でもありません」
「気分でも悪いのかと思った。違うならよかった。さあ、行こう」
レグルスは心底ほっとしたように微笑んでくる。
俺はもう手を振り払うのを諦めて、レグルスと手を繋いだまま庭園へと向かった。
爽やかに晴れた空。外は暑いが、日本に比べて湿度が低いのか空気はさらりとしている。
庭園にあるガゼポは風通しもよく、入ってしまえば日陰になっているので十分涼しかった。
俺は快適な空間でサンドイッチを食べながらレグルスの話を聞いていた。
レグルスは乗馬と剣に夢中らしい。馬に乗って外に出かけた話やマメ潰れたところが固くなってきただとか取り留めのない話をする。
俺は時折、「素晴らしいですわ」「すごい」などと相槌を打つ。すると、レグルスは誇らしげに胸を張った。どうやら、レグルスはアルキオーネに懐いているらしい。
俺は内心やれやれと思った。
「アルキオーネ、君の話も聞きたいのだけど」
レグルスはキラキラした瞳でこちらを見つめている。
急に話を求められ、俺は驚いて口の中に入っていたキュウリサンドを飲み込んだ。
「え、ええ、わたくしは代わり映えもしない毎日を送っております。勉強をしたり、手芸、ピアノ、ダンス、礼儀作法の練習をしたり……最近は身体の調子もよいので、こうして外でお茶をすることも多いです」
「それは健康なのは何よりだ」
レグルスはそう言って、笑いながらお茶を口に含んだ。
あー、今! 今だったよ! 今のタイミングでレグルスの母親の話を聞けば良かったんだ!
伯爵令嬢である自分に慣れすぎた俺は完璧な伯爵令嬢であるあまり、自分のミッションの遂行に失敗した。
またやってしまった。少々落ち込みながら、俺もお茶を飲んだ。
「どうした、アルキオーネ?」
俺の様子に違和感を感じたのか、レグルスが気遣うように声を掛ける。
俺は顔を上げた。
どうやら、見かねた神様がチャンスを与えてくれたようだ。今まで散々呪ったり恨んできてごめんな、神様!
俺は神に感謝した。
「いえ、実はですね。先日いただいたお写真のことなんですが……」
「母上の写真か。よく撮れていただろう?」
「そう、そうなんですけど……」
どうしよう。せっかくのチャンスなのに言えない。俺も、アルキオーネも、他人の家庭のことをズケズケと聞けるような性格ではない。根掘り葉掘り色々聞けるチャンスなのに。
俺がもじもじとしていると、レグルスは不思議そうな顔をする。
「もしかして、誰かから何か聞いたのか?」
レグルスからの神がかったパスに俺は驚く。スピカとアルキオーネの件ですっかり空気を読まない男だと思っていたのに。まさか、読心術でも使うのだろうか。
「ええ、少々。詳しいことは知りませんが……」
「何処まで聞いたのだろう。そうだな……わたしの母が二人いるということはもう知っているのだろうか」
「ええ」
「それなら話は早いな。それで、何が聞きたい?」
母親の話になって、突然、レグルスは何かを探るような目付きになっていた。
俺は動揺しながら言葉を選ぶ。
「わたくしの従者が写真を見て、わたくしに似ていると言っていたのでとても気になったのです。失礼なのは承知しておりますが、写真のお方についてお話を聞かせていただけないでしょうか」
「そうか! 失礼だとは全く思わない。寧ろ、漸く君がわたしに興味を抱いてくれたことが嬉しい」
俺の言葉を聞いて、レグルスの顔は晴れやかな笑顔になった。
そんなレグルスの表情とは裏腹に、俺の背中にはどっと冷や汗が吹き出ていた。
どうやら、俺がレグルス王子に髪の毛一本ほども興味ないのを分かっていたらしい。いや、興味がないのではない。興味を持つよりもなんとなく嫌悪が先に来てしまうから素っ気ないだけなのだ。
「そんな、わたくしはいつでもレグルス様のことを思っておりますわ」
俺はしれっと返事をした。
嘘ではない。どうやって嫌われたらいいかと、いつもレグルス王子のことを考えているのだから。
「いや、君の気持ちは少し、理解出来る。急に序列や派閥を無視して、婚約の話が持ち上がったのだから、まだ婚約者としての実感も薄いだろう。そんな中で興味を持てと言われても、わたしだって持てるかどうか分からないからな」
「そんなこと……」
「そんなことないわけないだろう。それでも、少しでもいい。こうして興味を持とうと、理解しようとしてくれるなんて、君は本当に優しいな」
本当に嬉しそうなレグルスの言葉に思わず胸が熱くなる。
ずっと、誰も、わたくしのことを見てくれなかったのに。
「わたくしが、本当に優しかったらどれほどよかったでしょう」
「君は優しい。ずっと、会う前から、そう思っていた」
レグルスは熱っぽく呟いた。
「レグルス様はどうしてわたくしのことを……」
俺の言葉にレグルスは目を見開き、そして笑顔を作った。
「君の父上が、そう、いつもやたらと褒めていたからね。よく知った気になっていたんだ」
何か隠している。そう思った。
でも、ここで問い詰める訳にはいかない。きっと聞いても答えをはぐらかすはずだ。今、大切なのはちゃんと答えてくれる情報――レグルスの母親のことだ。
「まあ、うれしいですね。わたくしが父を敬愛するように、レグルス様もお母様を愛しているのでしょう」
「あ、嗚呼」
「きっと素敵な人なのでしょうね」
水を向けると、レグルスははっとした顔をした。どうやら話の流れを覚えていたらしい。
「そう。そうだった。写真――母上のことだったな。あの人はわたしの産みの母だ。彼女はとてもわたしを愛してくれていたと思う」
そう言ってからレグルス王子の顔が曇る。
「思う?」
俺は思わずそう呟く。
レグルスはその声に少し困ったように笑った。
「嗚呼、ほとんど覚えていないんだ。わたしの弟を産んですぐ亡くなったから。弟も死産だったようで父上はとても悲しんだそうだ」
「そうでしたの……」
「でも、覚えていなくても寂しくなんかないぞ。今の母上が一緒だからな。あの人は義母で、微妙な立場のはずなんだが、いつも気に掛けてくれるんだ。母というより、人生の良き先輩でアドバイスをくれるような、そういう関係だけれど、それでもわたしにとっては母で、大事な人なんだ」
レグルスは俺をじっと見つめる。その瞳には強い意志が感じられた。
「会いに来たぞ、アルキオーネ!」
レグルス王子は俺を見つけると、嬉しそうに俺の元に駆け寄った。その姿はまるで子犬のようだ。
手紙を出して数日もしないうちに、レグルスが屋敷にやってきた。手紙を読んでいてもたってもいられなくなったらしい。
確かに会って話した方が楽だからと、俺は手紙に「手紙だけでなく、今度お茶でもしながらゆっくりとお話がしたいです」と書いた。
でも、物事には順番がある。じゃあいつ会いましょうとかそちらの都合いかがですかという段取りを取ってから、漸く会いましょうとなるのではないのか。
何度も言うが、アポイントメントを取れ。確かに家で勉強、のち庭園で日光浴にティータイムなんてのんびりとした生活を過しておりますけど、俺にも都合と言う名の心の準備が必要なのだ。準備をさせろ、バカ者が。
ゲームの中とは違うと思っていたけど、他人の都合など一切お構いなしに自分の都合や感情を優先させるなんて、やっぱりレグルスだ。
「お久しぶりです、レグルス様」
「君の手紙を貰ってからというもの、落ち着かなくてな。来てしまった!」
レグルスは無理矢理俺の手を奪うと、そのまま握り締めた。
俺は少し馴れ馴れしすぎやしないかと苛立つが、すぐに殿方とはこんなものだと思い直す。
「わたくしもですわ」
俺は社交辞令百パーセントの笑顔でレグルスを迎え撃つ。
「そうか、同じ気持ちでいてくれて嬉しいぞ」
レグルスは眩い笑顔をこちらに向けると、俺の手の甲に唇を落とした。
背筋に冷たいものが走り、鳥肌が立つ。
クソ。間違えた。なんでまた好感度を上げるような返事をしてしまったんだ。俺は自分のお淑やかな伯爵令嬢っぷりを呪う羽目になる。
「レグルス様、お茶を用意致しました。レグルス様が宜しければ、天気も良いですし、庭園でお茶を飲むのはいかがでしょう?」
俺はさりげなく、レグルスの手を振り払ってから微笑んだ。
今は、レグルスに嫌われる作戦よりも、レグルス王子がアルキオーネと何故婚約したいのか探ることを優先だ。とにかく、話を聞き出せねばならない。
何のゲームをするにせよ、敵を知ることこそが攻略の近道だ。クソ王子もといキラキラ王子との婚約破棄(高難易度、ハードモード)という無理ゲーを攻略してやる。
「嗚呼、そうだな。そうしよう」
レグルスはさして気分を害したという素振りも見せずに、俺の手をもう一度取った。
流石は王子。めげない。お願いだからめげてくれ。
「どうした、アルキオーネ?」
「……い、いえ、何でもありません」
「気分でも悪いのかと思った。違うならよかった。さあ、行こう」
レグルスは心底ほっとしたように微笑んでくる。
俺はもう手を振り払うのを諦めて、レグルスと手を繋いだまま庭園へと向かった。
爽やかに晴れた空。外は暑いが、日本に比べて湿度が低いのか空気はさらりとしている。
庭園にあるガゼポは風通しもよく、入ってしまえば日陰になっているので十分涼しかった。
俺は快適な空間でサンドイッチを食べながらレグルスの話を聞いていた。
レグルスは乗馬と剣に夢中らしい。馬に乗って外に出かけた話やマメ潰れたところが固くなってきただとか取り留めのない話をする。
俺は時折、「素晴らしいですわ」「すごい」などと相槌を打つ。すると、レグルスは誇らしげに胸を張った。どうやら、レグルスはアルキオーネに懐いているらしい。
俺は内心やれやれと思った。
「アルキオーネ、君の話も聞きたいのだけど」
レグルスはキラキラした瞳でこちらを見つめている。
急に話を求められ、俺は驚いて口の中に入っていたキュウリサンドを飲み込んだ。
「え、ええ、わたくしは代わり映えもしない毎日を送っております。勉強をしたり、手芸、ピアノ、ダンス、礼儀作法の練習をしたり……最近は身体の調子もよいので、こうして外でお茶をすることも多いです」
「それは健康なのは何よりだ」
レグルスはそう言って、笑いながらお茶を口に含んだ。
あー、今! 今だったよ! 今のタイミングでレグルスの母親の話を聞けば良かったんだ!
伯爵令嬢である自分に慣れすぎた俺は完璧な伯爵令嬢であるあまり、自分のミッションの遂行に失敗した。
またやってしまった。少々落ち込みながら、俺もお茶を飲んだ。
「どうした、アルキオーネ?」
俺の様子に違和感を感じたのか、レグルスが気遣うように声を掛ける。
俺は顔を上げた。
どうやら、見かねた神様がチャンスを与えてくれたようだ。今まで散々呪ったり恨んできてごめんな、神様!
俺は神に感謝した。
「いえ、実はですね。先日いただいたお写真のことなんですが……」
「母上の写真か。よく撮れていただろう?」
「そう、そうなんですけど……」
どうしよう。せっかくのチャンスなのに言えない。俺も、アルキオーネも、他人の家庭のことをズケズケと聞けるような性格ではない。根掘り葉掘り色々聞けるチャンスなのに。
俺がもじもじとしていると、レグルスは不思議そうな顔をする。
「もしかして、誰かから何か聞いたのか?」
レグルスからの神がかったパスに俺は驚く。スピカとアルキオーネの件ですっかり空気を読まない男だと思っていたのに。まさか、読心術でも使うのだろうか。
「ええ、少々。詳しいことは知りませんが……」
「何処まで聞いたのだろう。そうだな……わたしの母が二人いるということはもう知っているのだろうか」
「ええ」
「それなら話は早いな。それで、何が聞きたい?」
母親の話になって、突然、レグルスは何かを探るような目付きになっていた。
俺は動揺しながら言葉を選ぶ。
「わたくしの従者が写真を見て、わたくしに似ていると言っていたのでとても気になったのです。失礼なのは承知しておりますが、写真のお方についてお話を聞かせていただけないでしょうか」
「そうか! 失礼だとは全く思わない。寧ろ、漸く君がわたしに興味を抱いてくれたことが嬉しい」
俺の言葉を聞いて、レグルスの顔は晴れやかな笑顔になった。
そんなレグルスの表情とは裏腹に、俺の背中にはどっと冷や汗が吹き出ていた。
どうやら、俺がレグルス王子に髪の毛一本ほども興味ないのを分かっていたらしい。いや、興味がないのではない。興味を持つよりもなんとなく嫌悪が先に来てしまうから素っ気ないだけなのだ。
「そんな、わたくしはいつでもレグルス様のことを思っておりますわ」
俺はしれっと返事をした。
嘘ではない。どうやって嫌われたらいいかと、いつもレグルス王子のことを考えているのだから。
「いや、君の気持ちは少し、理解出来る。急に序列や派閥を無視して、婚約の話が持ち上がったのだから、まだ婚約者としての実感も薄いだろう。そんな中で興味を持てと言われても、わたしだって持てるかどうか分からないからな」
「そんなこと……」
「そんなことないわけないだろう。それでも、少しでもいい。こうして興味を持とうと、理解しようとしてくれるなんて、君は本当に優しいな」
本当に嬉しそうなレグルスの言葉に思わず胸が熱くなる。
ずっと、誰も、わたくしのことを見てくれなかったのに。
「わたくしが、本当に優しかったらどれほどよかったでしょう」
「君は優しい。ずっと、会う前から、そう思っていた」
レグルスは熱っぽく呟いた。
「レグルス様はどうしてわたくしのことを……」
俺の言葉にレグルスは目を見開き、そして笑顔を作った。
「君の父上が、そう、いつもやたらと褒めていたからね。よく知った気になっていたんだ」
何か隠している。そう思った。
でも、ここで問い詰める訳にはいかない。きっと聞いても答えをはぐらかすはずだ。今、大切なのはちゃんと答えてくれる情報――レグルスの母親のことだ。
「まあ、うれしいですね。わたくしが父を敬愛するように、レグルス様もお母様を愛しているのでしょう」
「あ、嗚呼」
「きっと素敵な人なのでしょうね」
水を向けると、レグルスははっとした顔をした。どうやら話の流れを覚えていたらしい。
「そう。そうだった。写真――母上のことだったな。あの人はわたしの産みの母だ。彼女はとてもわたしを愛してくれていたと思う」
そう言ってからレグルス王子の顔が曇る。
「思う?」
俺は思わずそう呟く。
レグルスはその声に少し困ったように笑った。
「嗚呼、ほとんど覚えていないんだ。わたしの弟を産んですぐ亡くなったから。弟も死産だったようで父上はとても悲しんだそうだ」
「そうでしたの……」
「でも、覚えていなくても寂しくなんかないぞ。今の母上が一緒だからな。あの人は義母で、微妙な立場のはずなんだが、いつも気に掛けてくれるんだ。母というより、人生の良き先輩でアドバイスをくれるような、そういう関係だけれど、それでもわたしにとっては母で、大事な人なんだ」
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