22 / 136
途上、ヤシと先
21.
しおりを挟む
ライブに行くか、なんていう話になった。
杵屋依杏は元々、あまりライブに行く質ではない。
八重嶌郁伽が、黒田零乃から貰った、とかいうメダルの話ありき。
アメリカだの海の話になりきで、ライブについてを言い出したのは郁伽から。
依杏同様、郁伽も零乃からの流れや話から、多少なりとも影響は受けたことになるのだろう。
九十九社では普通に日中が過ぎ、大きい葬儀の仕事もあったが。
依杏と郁伽は専ら、事務所仕事だった。
大きい案件というのは、九十九社の重鎮がメインになって片付ける。
有名人じゃなくとも、事業で成功して会社を大きくした人だったりとか。
あるいは、信心深くて死後の世界は、ちゃんと見送りを付けてやらねばならないとか。
そういう依頼人の口から、大きい案件が出る。
事務所仕事を任されている間にやったのは、その案件では花の手配など。
数登珊牙は、発ってからようやく連絡を寄越したものの、依杏はその来た連絡をよく見ていなかった。
内容については文面のやりとりでは、ないほうがいいだろうし。とか。
というのは、連絡は文面で寄越されたからである。
しかし文面じゃない方が、いいと依杏は思ったとして。
時差。時間。一日の進み具合的には、時間が、というか一日プラスで経っているのは、今のここ。
数登たちが居るフロリダが夜であれば、こちらには太陽が空にある状態。
少なくとも、晴天であれば。
十月の花の手配というので、あまり華美なものは控えておく。
季節感。
そうやって時間は過ぎ、一応よく見ていなかったからと、依杏はせめて来た連絡を開くだけでもしようと、したのだが。
所々挙動が変。デバイスである。
それも無理ないのかもしれない。
というのは九十九社にあるデバイス、およびデスクトップは総じて新しいものとは決して、言えないためである。
ただ自社サーバーにはセキュリティ面等、相当気を遣っているとかいないとかで、顧客管理となると特にそうなるのだが。
デバイス単位でも変化が必要なのは間違いなく。
「ライブ、誰のライブですか?」
依杏はようやく、座った郁伽に尋ねる。
「例えば、何かバーチャルアイドルとか?」
と言いつつ、依杏はバーチャルアイドルについて無知に近かった。
あくまでバーチャルアイドルについての今の知識は、数登が発つ理由になったユーオロテ繋がり、というだけで。
「さっき、珊牙さんからの通知が来てまして。内容あまりよく見ていないんですが、たぶんユーオロテに関することで何か分かったとか、そんなような内容かと」
「今は見ないの?」
「うーん……なんか立ち上がりが悪くてですね」
「そう」
郁伽は椅子に深く掛け直す。
「ライブとか言い出したのが突然だったからね、あたしも。少なくとも絢月咲に関しては、あんたお腹いっぱいでしょう」
「お腹いっぱいっていうか」
依杏は苦笑した。
「そもそも絢月咲さんのお仕事方面から突っ込んだ話って、あんまり出ないじゃないですか」
「そうね。確かに。いずれにしてもまあ、今の時期ですぐ取れるライブとかは、あるかどうかも難しいかもしれないが」
「じゃあどんな想定で、誰のがいいと思って言ったんです?」
「珊牙さんからのメールの、立ち上がりはまだ?」
検索ブラウザは、立ち上がったがメールの方はまだだ。
郁伽もデバイスをオンにする。
依杏は一旦席を立った。
お茶を淹れる目的である。
「立ち上がったみたいだけれど、確かに接続は悪いかもしれないね」
と郁伽。
依杏のデバイスを見て言う。
依杏はお茶を淹れながら肯く。
接続が悪いのもまた、ライブとかそういうイベントと、相性が悪い感じが否めない。
「何か気になる情報とか、書いてあります?」
「一応、ユーオロテの立ったとされる現場の舞台を見に行った、とかなんとからしいけれど。あとなんか別の人のライブとかも、そこであるらしい。とある人からの情報だって。珊牙さんが泊っている先の人とか、なんとか」
「へえ」
「トリー・エーカねえ」
「誰ですか?」
「その人みたいなライブがこっちでもあれば、いいけれどねえ」
郁伽は自身のデバイスへ戻って、ガチャガチャやり出した。
トリー・エーカって誰だ?
と思う依杏。
湯呑を口へ運んだ郁伽。
依杏。
「あんまり有名じゃない人ですよね。こっちだと」
「確かにね。ユーオロテよりは有名でない。って珊牙さんも書いているけれど。彼のチケットの取得率は割と易しめにしてあるとか、なんとかみたいね」
検索で得た情報のようで。
「人気な人だと、取得率とかいう問題じゃなくなりますからね」
「あんた、よく分かっているじゃないか」
「その辺は、まあ」
依杏も座る。
ちょっと郁伽の位置が接近気味なので、画面を自分側に。
画面は確かに立ち上がっている。
その文面も読める。
しかし、今の立ち上がりの状態では、何かを予約するというのは不利な状態には変わりなく。
たぶん一回画面は立ち上がっているから、何か書いて返信するくらいであれば、それは出来るだろう。
うん。
とか思って依杏も、ガチャガチャやり出す。
「易しめですか」
「そう」
「で、誰のライブに行くんですか? 珊牙さんはそのトリーとかいう人のことを、ちょっと聞き出して、あとはユーオロテのことは、あんまり聞き出せなかったみたいな感じに書いていますね」
「零乃のことは何か書いている?」
「何も。今は、一旦本拠地に戻る車の中だって」
「ふうん。あっちは夜だものね。現場ってことはカジノ?」
「たぶん」
「そういえば零乃はグループも、やっていたんだっけ。あれ……なんかこっちも繋がりにくいな」
画面を見ると、接続保留の状態がぐるぐる回っている模様。
「そっちもですか」
「そうなのよ。あんた何かした?」
依杏は少々ムッとする。
「いや、私は何もしていないですけれど。先日から顕著だとは思いますがね」
「あ、繋がった。何か前後で、どっか変な所にアクセスしたとかじゃないの? でさ。零乃のグループの一人で、何回か入れ替わった後に入ったメンバーが、ソロをやるって書いているよ。チャリティー。これなら参加しやすいんじゃない?」
郁伽側の画面に、検索によるアバウトな情報が出ている。
「チケットを取るのが易しめになるってことですか? トリーさんみたいに」
「たぶんね」
「いつですか?」
尋ねながら依杏は、数登への返信を打とうと試みる。
挙動は、今のところまずまず。
依杏。
「どっちのデバイスから、予約取れそうですかね」
「それも悩ましい所か」
「予約取る前に、なんか見てもらったほうがいいんですかね。デバイス自体」
「そろそろねえ。あんまり点検とかしてもらったことないし」
「それもそう」
気になる記述があった。
なになに「吐いた痕」?
誰かしら酒に酔ったから?
カジノなら、ありそうなことではあるけれど……
「ライブに間に合わないかもね。一応あたしのほうで取ってみるから」
「そういえば思い出したんですけれど、あんまり九十九社のデバイスではやらないようにしていたんですが……」
「何?」
「個人的な通販の買い物とかです。その後くらいか、挙動がなあと」
「一応業務用だからな」
「分かっています」
にしても「吐いた痕」か……。
全体的には収穫は今のところなさそう。
海外アーティストで誰かいないかなあ、ライブ近日にある人。
とか依杏は思って別のタブを開きつつ。
チャリティーだとあまり、ソフトリーアズとかカジノとはかけ離れ過ぎている。
何の参考にもならなそう。
ついでに点検はやっぱり依頼したほうがいいだろう。
送信。
といっても、数登も収穫がなかったことに対して、依杏と郁伽側で何かあったかと言えば、当然何もない。
強いて言うなら
「その吐いたっていうのは、やっぱり場所柄とかですかね。カジノの駐車場らしい」
とか。
しかしまあ、わざとらしくもある。
そしてデバイスは繋がりにくい。
杵屋依杏は元々、あまりライブに行く質ではない。
八重嶌郁伽が、黒田零乃から貰った、とかいうメダルの話ありき。
アメリカだの海の話になりきで、ライブについてを言い出したのは郁伽から。
依杏同様、郁伽も零乃からの流れや話から、多少なりとも影響は受けたことになるのだろう。
九十九社では普通に日中が過ぎ、大きい葬儀の仕事もあったが。
依杏と郁伽は専ら、事務所仕事だった。
大きい案件というのは、九十九社の重鎮がメインになって片付ける。
有名人じゃなくとも、事業で成功して会社を大きくした人だったりとか。
あるいは、信心深くて死後の世界は、ちゃんと見送りを付けてやらねばならないとか。
そういう依頼人の口から、大きい案件が出る。
事務所仕事を任されている間にやったのは、その案件では花の手配など。
数登珊牙は、発ってからようやく連絡を寄越したものの、依杏はその来た連絡をよく見ていなかった。
内容については文面のやりとりでは、ないほうがいいだろうし。とか。
というのは、連絡は文面で寄越されたからである。
しかし文面じゃない方が、いいと依杏は思ったとして。
時差。時間。一日の進み具合的には、時間が、というか一日プラスで経っているのは、今のここ。
数登たちが居るフロリダが夜であれば、こちらには太陽が空にある状態。
少なくとも、晴天であれば。
十月の花の手配というので、あまり華美なものは控えておく。
季節感。
そうやって時間は過ぎ、一応よく見ていなかったからと、依杏はせめて来た連絡を開くだけでもしようと、したのだが。
所々挙動が変。デバイスである。
それも無理ないのかもしれない。
というのは九十九社にあるデバイス、およびデスクトップは総じて新しいものとは決して、言えないためである。
ただ自社サーバーにはセキュリティ面等、相当気を遣っているとかいないとかで、顧客管理となると特にそうなるのだが。
デバイス単位でも変化が必要なのは間違いなく。
「ライブ、誰のライブですか?」
依杏はようやく、座った郁伽に尋ねる。
「例えば、何かバーチャルアイドルとか?」
と言いつつ、依杏はバーチャルアイドルについて無知に近かった。
あくまでバーチャルアイドルについての今の知識は、数登が発つ理由になったユーオロテ繋がり、というだけで。
「さっき、珊牙さんからの通知が来てまして。内容あまりよく見ていないんですが、たぶんユーオロテに関することで何か分かったとか、そんなような内容かと」
「今は見ないの?」
「うーん……なんか立ち上がりが悪くてですね」
「そう」
郁伽は椅子に深く掛け直す。
「ライブとか言い出したのが突然だったからね、あたしも。少なくとも絢月咲に関しては、あんたお腹いっぱいでしょう」
「お腹いっぱいっていうか」
依杏は苦笑した。
「そもそも絢月咲さんのお仕事方面から突っ込んだ話って、あんまり出ないじゃないですか」
「そうね。確かに。いずれにしてもまあ、今の時期ですぐ取れるライブとかは、あるかどうかも難しいかもしれないが」
「じゃあどんな想定で、誰のがいいと思って言ったんです?」
「珊牙さんからのメールの、立ち上がりはまだ?」
検索ブラウザは、立ち上がったがメールの方はまだだ。
郁伽もデバイスをオンにする。
依杏は一旦席を立った。
お茶を淹れる目的である。
「立ち上がったみたいだけれど、確かに接続は悪いかもしれないね」
と郁伽。
依杏のデバイスを見て言う。
依杏はお茶を淹れながら肯く。
接続が悪いのもまた、ライブとかそういうイベントと、相性が悪い感じが否めない。
「何か気になる情報とか、書いてあります?」
「一応、ユーオロテの立ったとされる現場の舞台を見に行った、とかなんとからしいけれど。あとなんか別の人のライブとかも、そこであるらしい。とある人からの情報だって。珊牙さんが泊っている先の人とか、なんとか」
「へえ」
「トリー・エーカねえ」
「誰ですか?」
「その人みたいなライブがこっちでもあれば、いいけれどねえ」
郁伽は自身のデバイスへ戻って、ガチャガチャやり出した。
トリー・エーカって誰だ?
と思う依杏。
湯呑を口へ運んだ郁伽。
依杏。
「あんまり有名じゃない人ですよね。こっちだと」
「確かにね。ユーオロテよりは有名でない。って珊牙さんも書いているけれど。彼のチケットの取得率は割と易しめにしてあるとか、なんとかみたいね」
検索で得た情報のようで。
「人気な人だと、取得率とかいう問題じゃなくなりますからね」
「あんた、よく分かっているじゃないか」
「その辺は、まあ」
依杏も座る。
ちょっと郁伽の位置が接近気味なので、画面を自分側に。
画面は確かに立ち上がっている。
その文面も読める。
しかし、今の立ち上がりの状態では、何かを予約するというのは不利な状態には変わりなく。
たぶん一回画面は立ち上がっているから、何か書いて返信するくらいであれば、それは出来るだろう。
うん。
とか思って依杏も、ガチャガチャやり出す。
「易しめですか」
「そう」
「で、誰のライブに行くんですか? 珊牙さんはそのトリーとかいう人のことを、ちょっと聞き出して、あとはユーオロテのことは、あんまり聞き出せなかったみたいな感じに書いていますね」
「零乃のことは何か書いている?」
「何も。今は、一旦本拠地に戻る車の中だって」
「ふうん。あっちは夜だものね。現場ってことはカジノ?」
「たぶん」
「そういえば零乃はグループも、やっていたんだっけ。あれ……なんかこっちも繋がりにくいな」
画面を見ると、接続保留の状態がぐるぐる回っている模様。
「そっちもですか」
「そうなのよ。あんた何かした?」
依杏は少々ムッとする。
「いや、私は何もしていないですけれど。先日から顕著だとは思いますがね」
「あ、繋がった。何か前後で、どっか変な所にアクセスしたとかじゃないの? でさ。零乃のグループの一人で、何回か入れ替わった後に入ったメンバーが、ソロをやるって書いているよ。チャリティー。これなら参加しやすいんじゃない?」
郁伽側の画面に、検索によるアバウトな情報が出ている。
「チケットを取るのが易しめになるってことですか? トリーさんみたいに」
「たぶんね」
「いつですか?」
尋ねながら依杏は、数登への返信を打とうと試みる。
挙動は、今のところまずまず。
依杏。
「どっちのデバイスから、予約取れそうですかね」
「それも悩ましい所か」
「予約取る前に、なんか見てもらったほうがいいんですかね。デバイス自体」
「そろそろねえ。あんまり点検とかしてもらったことないし」
「それもそう」
気になる記述があった。
なになに「吐いた痕」?
誰かしら酒に酔ったから?
カジノなら、ありそうなことではあるけれど……
「ライブに間に合わないかもね。一応あたしのほうで取ってみるから」
「そういえば思い出したんですけれど、あんまり九十九社のデバイスではやらないようにしていたんですが……」
「何?」
「個人的な通販の買い物とかです。その後くらいか、挙動がなあと」
「一応業務用だからな」
「分かっています」
にしても「吐いた痕」か……。
全体的には収穫は今のところなさそう。
海外アーティストで誰かいないかなあ、ライブ近日にある人。
とか依杏は思って別のタブを開きつつ。
チャリティーだとあまり、ソフトリーアズとかカジノとはかけ離れ過ぎている。
何の参考にもならなそう。
ついでに点検はやっぱり依頼したほうがいいだろう。
送信。
といっても、数登も収穫がなかったことに対して、依杏と郁伽側で何かあったかと言えば、当然何もない。
強いて言うなら
「その吐いたっていうのは、やっぱり場所柄とかですかね。カジノの駐車場らしい」
とか。
しかしまあ、わざとらしくもある。
そしてデバイスは繋がりにくい。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

聖女の如く、永遠に囚われて
white love it
ミステリー
旧貴族、秦野家の令嬢だった幸子は、すでに百歳という年齢だったが、その外見は若き日に絶世の美女と謳われた頃と、少しも変わっていなかった。
彼女はその不老の美しさから、地元の人間達から今も魔女として恐れられながら、同時に敬われてもいた。
ある日、彼女の世話をする少年、遠山和人のもとに、同級生の島津良子が来る。
良子の実家で、不可解な事件が起こり、その真相を幸子に探ってほしいとのことだった。
実は幸子はその不老の美しさのみならず、もう一つの点で地元の人々から恐れられ、敬われていた。
━━彼女はまぎれもなく、名探偵だった。
登場人物
遠山和人…中学三年生。ミステリー小説が好き。
遠山ゆき…中学一年生。和人の妹。
島津良子…中学三年生。和人の同級生。痩せぎみの美少女。
工藤健… 中学三年生。和人の友人にして、作家志望。
伊藤一正…フリーのプログラマー。ある事件の犯人と疑われている。
島津守… 良子の父親。
島津佐奈…良子の母親。
島津孝之…良子の祖父。守の父親。
島津香菜…良子の祖母。守の母親。
進藤凛… 家を改装した喫茶店の女店主。
桂恵… 整形外科医。伊藤一正の同級生。
秦野幸子…絶世の美女にして名探偵。百歳だが、ほとんど老化しておらず、今も若い頃の美しさを保っている。


無限の迷路
葉羽
ミステリー
豪華なパーティーが開催された大邸宅で、一人の招待客が密室の中で死亡して発見される。部屋は内側から完全に施錠されており、窓も塞がれている。調査を進める中、次々と現れる証拠品や証言が事件をますます複雑にしていく。
パラダイス・ロスト
真波馨
ミステリー
架空都市K県でスーツケースに詰められた男の遺体が発見される。殺された男は、県警公安課のエスだった――K県警公安第三課に所属する公安警察官・新宮時也を主人公とした警察小説の第一作目。
※旧作『パラダイス・ロスト』を加筆修正した作品です。大幅な内容の変更はなく、一部設定が変更されています。旧作版は〈小説家になろう〉〈カクヨム〉にのみ掲載しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ミステリH
hamiru
ミステリー
ハミルは一通のLOVE LETTERを拾った
アパートのドア前のジベタ
"好きです"
礼を言わねば
恋の犯人探しが始まる
*重複投稿
小説家になろう・カクヨム・NOVEL DAYS
Instagram・TikTok・Youtube
・ブログ
Ameba・note・はてな・goo・Jetapck・livedoor
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる