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「問」を土から見て
33.
しおりを挟む「確かに」
と清水颯斗。
「私の意見はまず。そうね。とにかく、作る部分は多いんじゃないかな」
「多いと云われましてもね」
と歯朶尾灯。
彼は眼をぱちくり。
「《作る》っていう意味付けをすることに関して。俺は疑問な感じです」
「シダの方が、その作る部分に関しては詳しそうだが。一応マニアだからさ」
清水は苦笑する。
桶結千鉄と数登珊牙へ言う。
「アバターとリアルは違う。何故なら作ることが出来るから。でしょう」
歯朶尾は肩をすくめる。
「そうですか」
清水。
「例えばさっきのバーチャルアイドルの。ライブ会場はどう」
「そりゃ」
と歯朶尾。
「いろいろ工夫は凝らしてあるでしょう。俺、彼女らのリアルには興味はないです。ただのリアルじゃあないライブって言いますか。あくまでアバターですね。ライブはライブですからリアルなんですけれど」
「ライブでかつアバター。ややこしいな」
と桶結。
歯朶尾は肯く。
「アバターをリアルで展開するための空間です。リアルの空間で」
「ほう」
と数登。
「アバターが身体になるんですよ。いいですか」
と歯朶尾。
「リアルの会場でアバターなわけです。動画の中じゃなく。そう。身体として扱っているとか纏っている状態を作り上げる。動画の中では謂わば、アバターはアバターで動いている姿しか見えないわけです。そうじゃない。リアルで展開しているからこそ。アバターが主役になるライブです」
「ほう」
「つまり。アイドルたちのリアルとしての姿。そっちが隠される状態になるんです。分かります?」
「ええまあ」
「お客さんとアイドルが居る同じ空間に、アバターとして存在ってところを展開して作るんです。そういう意味で、《作る》ということは沢山ありますかね。特殊か。数登さんの云うようにね。ただ、意味的にはどうなんでしょう。合ってますか」
数登は苦笑。
「俺が警備に当たったユーノという会場でも。そういう工夫が凝らされていた。特殊って言ったのはそういう意味です」
と歯朶尾。
「で」
「じゃあ」
と清水。
歯朶尾。
「はい」
「作ると言っては。例えば物がなくなると言うことに関して。それは、何か作る行為だと思うかい」
「え?」
歯朶尾は眼をぱちくり。
「言っている意味がますます」
「すまんな。分からないだろう」
「いや。分かんないです」
「俺もだな。どういうことです」
と桶結。
歯朶尾と顔を見合わせる。
「何を仰りたいんでしょう」
と桶結。
清水。
「例えばの話だ。なくなるというのは例えば。アバターの世界であれば、動画の映像の中で。何かを追加したり減らしたり。つまるところ、追加や減らすことも何かを作っている状態。ということにならないか」
歯朶尾。
桶結。
「なるんでしょうかね」
清水は苦笑する。
「で。です」
「はい」
「なくなるという状況。いま我々の知る範囲では複数。起こっている」
「起こっているというか」
と桶結。
「起こっていますが、より深く関わっているのは鑑識……」
と言って。
歯朶尾と清水を見る。
「現場とか。証拠とかでってことですよね。そうなりますよね俺ら」
歯朶尾。
言って肩をすくめた。
「そうだね。それもある」
と清水。
「なくなる状況に関して。現場とか。今回の抗争とは別にもある。俺が依頼を受けたのは個人的なことだ。あくまでね。シダには伝わっていただろうか」
歯朶尾はかぶりを振る。
清水。
「私の方でサンプルを収集してね」
「収集ですか」
と歯朶尾。
「九十九社さんみたいに」
「いや。あくまで警察として出来る収集だ」
「どんな」
「杵屋さんたちの場合は音声ということ。私の場合はそうではない。あくまで依頼として受けた、とある一部屋での人の情報集め」
桶結は清水を見る。
清水。
「情報」
と数登。
清水。
「そう。九十九社は音声。こっちは部屋から収集出来るという手段。その為の道具もいくつか。手作業だな」
「それで」
と桶結。
「清水さんは、その部屋でも《なくなる状況》を作ることが出来た。とか仰いたい」
「作ったのかどうかは分からない。ただ依頼では『物がなくなった』。ということで受けているから。悪いがね。情報は照らし合わせる必要があるんだ」
歯朶尾はきょとんとする。
清水は続ける。
「なくなる。それはさっきも言ったが、減るという意味にも取れる。例えば頭部、例えば持ち物。そしてもう一つ。活動が減るということ。それも、ある意味では《なくなる》」
歯朶尾。
「なくなると作るとか。何かの理由とか行動とか目的につなげたい話なんでしょうかね」
と数登へ。
「予想か何かですか」
「予想というと」
「予想は予想です」
と清水へ言う。
「清水さんには、ある程度の予想があるから《なくなる》とか。そういう変な使い回しを自分に取り入れようとする。数登さんの」
「予想を立てているのは僕も同じです」
数登は微笑んだ。
軸丸書宇。
「俺にはさあ。あんたらの《作る》からその以降の話が、よく分からないんだけれど」
「では。分からないなりに」
と数登。
「アイドルの活動が減るということも、例えば何かを作る一環であるとする。その点現在。実際にバーチャルアイドルは活動の量を減らしていますね」
と清水へ。
「それは、私に訊いている?」
「ええ」
と数登。
「例えば、歯朶尾さん。Se-ATrecというバーチャルアイドルがお好きと」
「なあ」
と歯朶尾。
「その予想はどこへ行くんだろうか」
「ええ。何故です」
「予想というか変な方向に行こうとしている。改めて胸騒ぎを憶えるよ」
「なるほど」
数登は苦笑した。
言う。
「それは、清水さんの考えにでしょうか」
「あんたの考えにだ」
「『なくなる』ということが作る行為かどうかは。僕にもよく分かりません」
数登。
「例えば、ある時に見ていた映像が消失し。アイドルの活動量が減り。なくし物が増え。そう。現時点でシーアトレックというアイドルの情報もまた。とても少ない」
と歯朶尾へ。
「何故なのでしょう」
「ねえ」
と歯朶尾。
「何故なのかさ。俺が逆に聞きたいんだけれど」
数登。
かぶりを振る。
「少ないということ。意図的に情報をなくしているとすれば。どうでしょう」
杵屋依杏が言う。
「さっき、サンプルの波形の話をしたのですが」
改めてパソコンの画面を示す。
資料と言って。
波がいくつか画面へ収まっている状態。
「一致じゃなくて変わらないものがあるって。さっき私言った気がしていて」
「うん」
と軸丸。
歯朶尾と数登。
視線が逸れない。
依杏。
「今のこの波形に収まりきらないというか。ここでは表現されていないものがあって」
「音声の波で表現されないもの?」
「ええ。波というか表現されないというか。確か軸丸さんと」
と依杏は軸丸へ。
「音声解析に協力いただいた教授は面識。おありかと思われます」
「思われるというか面識はあるぞ」
と軸丸。
「そりゃさっきも言ったし。波の表現云々ってのは俺。よく分からないが」
頭を掻く。
「なくなるの上に予想と来て、今度は音声か。行きつく先はどこなんでしょうかね」
依杏。
「どんなに加工しても。意図的に消す。それこそなくす作業をしなければ変えられないものがあって。音声の話なんですけれど」
「ふうん」
と軸丸。
「そこにもなくす部分が出てくるわけね」
依杏はかぶりを振った。
「今の場合の《なくなる》とか言うのは、たまたまかもしれません」
「そうかな」
「とにかく。音声の話です。通常音声の加工のみでは、音声にとって変えられない部分があるそうです。私もちょっと調べてみました」
「ネットで?」
「ネットです」
依杏は苦笑。
「正確じゃないところは多いと思います。いずれにしても、音声から変えられない部分をなくすとすれば。それ相応の対応になると思うんです」
「相応ね。例えば?」
「例えば。公の場で音声を公開することになったという場合。その公開する側の措置として消したり」
「それはマスメディアの場合だね」
「そうです。でも私の場合は違います」
「うん」
「録音はスマホだし。一般に公として扱われるようなものでもない」
「あくまで個人的ですね」
と数登。
依杏。
「そうですね。しかも録音したそのままです。音声の質はどうかはともかく。何も加工も消しもなくしもしていない。声紋は消されていない状態です」
「声紋」
と桶結。
依杏は再生した。
「今さっきピックアップした音声。流して聞いてみると全く違うように聞こえます。だけれど音声認証では声紋も特定出来るんです」
「認証では声紋を見分けるということ?」
「恐らく。音声の一致っていうのは、認証レベルの話ならば声紋に掛かって来るというか」
「なるほど」
と清水。
「ある意味では。それは人の情報ということになる」
「予想として」
と数登。
「情報の少ないシーアトレック。歯朶尾さん」
数登は歯朶尾から眼を逸らす。
そして再度見つめた。
「あなたは御存知ではないかと」
歯朶尾。
何も言わない。
「あなたはバーチャルアイドルにお詳しい。しかし肝心のところになると知らない部分も多いと見受けられる」
「そうかな。それもあんたの予想じゃないの」
「では。あなた自身がアイドルである。そう予想を立てる。アイドル同士の機密事項として情報を得られない部分も出てくる。そう仮定出来ます」
「だから、言ったんだけれど」
と歯朶尾。
「それこそ、あんたの変な予想だろうが」
数登は微笑んだ。
「言ったでしょう」
「何を」
「あなたご自身でマニアと」
沈黙。
「それで。何だっていうの。何かあるの」
「いま画面に出ているものとは別に」
と依杏。
「データを頂きました。解析いただいた教授のところでは音声と。それから数値で声紋の分析をしている。私には見ても分からないのですけれど」
手とマウス。
ノートパソコンでも一応マウスだ。
「先程ピックアップした音声と。それから声紋の分析表です。同時に出しています」
「波の形は一致していない」
と清水。
「声紋の方は。似た数値も見受けられるということ? 波の形はともかくとして」
依杏。
改めて最初から再生。
音声だ。
男性と女性。
言っていることも状況も背景の音も。
全て違う。
だから、同時に流すというのは不協和音になる。
今が実際そうである。
「歯朶尾さん」
数登は言った。
「ご自身で」
歯朶尾。
何も彼は言わず。
ただ画面を見つめている。
「あなたの声。そしてもう二つは女性の声。あるいは女性の声として出力された音声」
「それは」
桶結。
「じゃあ」
「ええ。依杏さんも今回。音声に関してソフトウェアをいろいろ見て来たということです。音声認証をかいくぐるだけの《音声の入れ替え》技術も進歩してきていると」
「音声の入れ替え?」
「赤の他人になることが出来てしまう。音声だけを入れ替える。ただ音声のみです。しかし今見ている画面の場合は違います。声紋を変えていないところを見ると、恐らく」
「入れ替えをするとどうなる」
と桶結。
依杏は肯いた。
「他人の声になるんです。自分の話している状態はそのままで」
「その場合の声紋は」
「さらに技術が展開をしていくのであれば。音声認証も利かなくなる可能性が」
と数登。
「ただ」
依杏が言った。
「今の場合。声紋まで変更は掛かっていない。今見ていただいている波のこっちがU-Orothée」
と示す。
「動画。俺も観たやつと同じ音声だね」
と歯朶尾。
桶結は依杏へ言った。
「動画から抜いたんだろう。音声を。スマホで収集したものではないだろう」
「ええと。厳密にいえば。そうです。一応、それは動画規約の範囲内というか」
依杏は赤くなる。
桶結。
「そうだろうかね。若干危うい気もするが」
「と、とにかく」
と依杏。
「とにかく音声メインで話をします。今聴いていただいているユーオロテの声。ただ聴いただけではアイドルっぽい声って感じですよね」
「声紋まで変更は掛かっていないというのは。このユーオロテの声もそうなのか」
と桶結。
依杏はかぶりを振る。
「ユーオロテの声に関してはよく分かりませんが」
「分からないの?」
「そうです。ただ」
と一呼吸。
「声紋はあまり。よくよく変更を掛けられるものでは、ないそうです」
歯朶尾は依杏を見つめた。
「よくなされる場合はこうです。声紋レベルでない音声加工。一般にも広く利用される方法です」
と依杏は歯朶尾へ。
歯朶尾は肩をすくめた。
「加工、ね」
「そうです」
賀籠六絢月咲の家のスタジオの話。
そう。
リアルとの違い。
体の表現は仮想上のものとなる。
絢月咲のスタジオでも、それ相応の対応を取れるよう工夫がなされていた。
例えばシンクロのためのスーツだ。
仮想上のものとシンクロするために。
自分の表情。
眼球の動き。
身体部分の細かいシンクロ。
質感。
そして音声。
手足の動き。
今の時点。
今の部屋の中では、T―Garmeの中の人について。
とあるバーチャルアイドルとしているが。
賀籠六絢月咲の話がメインになって来るだろう。
そうすればまあ、ティー・ガルメは絢月咲だという話に自然となる。
「つまり」
と桶結。
「そうです。今聞いているユーオロテの声はこんな感じです」
と言って依杏は画面に触れる。
「そしてティー・ガルメ」
指。
滑らせて切り替わる画面。
「こっちの声は、その人そのままの声ではないそうです」
「そのままの声でない。つまり加工か何かか」
「私も直接、演じているご本人と会って聞いたことでして。ただ、この加工という方法では、声紋を崩すことは難しいそうです。声紋が分かりにくくなるというだけで」
歯朶尾はかぶりを振っている。
依杏。
「言い換えれば。同一人物かどうかを分析する余地はまだある。ということです」
桶結は歯朶尾を見つめた。
「シダさんもこの音声。聞いていたな」
「ええ。あの時ね。桶結さんもそうでしたが」
歯朶尾は画面を見ずに言う。
「同一人物かどうかを測る余地。か。なるほど」
と軸丸。
「つまりだ。歯朶尾さんと同一人物の音声だって。この中に見つかるかもしれないとね。大きな予想で言えば」
歯朶尾は軸丸を見つめる。
依杏。
「資料は私に戻って来て、それを皆さんに見てもらっています。だから」
と依杏。
「アバターの声として出力されているのだから、分かりにくいとは思います。機密もあるのかもしれない。ティー・ガルメ、ユーオロテ」
指で動かしていく。
「シーアトレック。そして彼女の声紋も教授には数値化していただいた。そして資料の音声と照らしました」
画面。
依杏。
並べた波と数値。
「教授から。声紋は数値的にも。歯朶尾さんととても近いという分析結果を」
「それが分かったとして、どうする」
と歯朶尾。
数登と依杏へ。
「裏側を知ってどうなる。お前らただの葬儀屋だろうが」
歯朶尾。
「事実。活動が減ってとても困り果てている。それはさ。アイドル側なんだよね。そのティー・ガルメだってそうだろう。取調を受けている彼女もそうかもしれないしな」
「声紋は変えられない。か」
と清水。
「ある意味。シーアトレックが地域課勤務だったっていうのは。嘘じゃなかったっていうことになる。だろうシダ」
歯朶尾は肩をすくめた。
「でも」
と軸丸。
「全然違う人のように聴こえる」
歯朶尾は応えない。
だが言った。
「だから、さ」
「今は数値とか声紋とかそういう話なので、あまり説得力がないかもしれませんが」
と依杏。
「歯朶尾さんがもし、シーアトレックだとするなら。そこからいくつか辻褄の合う点が出てくるんです」
「例えば」
と歯朶尾。
依杏は肯いた。
「エクセレと西耒路署のつながりを、説明しやすくなります」
「説明しなくていいよ」
「では」
と数登。
「では表側の説明ではどうでしょう」
「あのさ」
「一点」
と数登。
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