推測と仮眠と

六弥太オロア

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  「問」を土から見て

10.

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「そ、そりゃ清水しみずさんがバーチャルアイドルに興味を持ってくれるのはいいけれど! いいけれども! 清水さんがアイドルについて調べるのはいいけれどですよ! でもですね状況はいかがでしょう! あまりにも突然真っ黒になっちゃったんです! スマホもスクリーンも! 動画サイト側のエラーかなあ……」

歯朶尾灯しだおあかしはテンションがコロコロしている。

西耒路さいらいじしょ署の鑑識。

そして喚いているけれど落ち着こうとしている。

要するに、慌てた様子を必死に自制しようとして失敗していた。

同じく鑑識である、清水颯斗しみずはやとは歯朶尾のテンションへ苦笑している。

「突然、通信がダウンするということも考えられなくない。あまり珍しいことでもないさ。だろう。それにリアルタイムでうちの西耒路署向けに配信していたということはだ。サーバーへの負荷が大きかったのかもしれない。例えば配信サイトのね」

清水はそう、歯朶尾しだおへ言った。






歯朶尾と清水が、なにやら言い合っている現在のこの場所。

安紫あんじ会の事務所である。

杵屋依杏きねやいあは、葬儀屋である九十九つくも社に居る人間としていま、ここへ来ている。

そしてやりとりを脇で聞いている最中だ。

「あ、ああスマホ復活した! きました! よかったあよかったあああ。スイッチというか画面が復旧しました。俺のスマホは大丈夫みたいですが他は?」

「動画サイトのサーバーというか、事務所内の通信系統そのものに負荷が掛かっていたんじゃないでしょうか」

依杏は脇からそう言ってみた。






安紫あんじ会の組事務所には現在「ガサ入れ」が入っている状態だ。

先日、安紫会の事務所で、阿麻橘あおきつ組との抗争が発生。
更に盗難もあったということで、事務所内は荒れ放題である。
西耒路さいらいじ署の刑事たちが主にガサ入れへ当たっている。
時刻は夜明けではない。
そうは言うものの家宅捜索も含む。

数登珊牙すとうさんがいわくだ。
数登もまた、依杏と同じく九十九つくも社から安紫会事務所へ来ている最中。






歯朶尾と清水の会話に出た「バーチャルアイドル」について。
安紫会で起きた盗難について、西耒路署の刑事たち向けの特別映像として、アイドルの「Se-ATrecシーアトレック」が参加する。
という企画だった。
実際に、事務所内で配信映像が流されていたその矢先。
通信が途切れたどうのというのは、「Se-ATrec」側が配信していた映像が突然、途切れたという意味だ。

事務所の荒れ放題が原因なのか、突然配信の途中でブラックアウト。
それで配信受信用として設置されていたスクリーンも、映像が停まり画面は真っ黒。
電源が復旧した今は、初期状態に戻ったのか画面は真っ白。






「あ、サーバーも大丈夫みたいです。動画サイトに接続出来ました。でも……、やっぱりトレックちゃんの特別映像配信にはアクセス出来ないです~! うわあトレックちゃんのアドバイスがああ」

依杏いあは自分のスマホを取り出した。

「さっきから何をごちゃごちゃおっしゃっているんです」






親分。
親分というのは、組事務所の親分である。
安紫会の鮫淵柊翠さめぶちしゅうすいだ。

依杏のそばにいつの間にか来たのか、依杏自身は分からなかった。
だが鮫淵は来ていた。
突然である。

自然に震えあがっていた。
鮫淵の声を聞いた段階で、睨みつけられるよりも怖かったのだろう。
と自分なりに分析した依杏。
その場に居る誰とも全く雰囲気が違う。






鮫淵柊翠さめぶちしゅうすい
過去に切られたのだろうか。
鮫淵の左頬。そこに刀傷のような古傷が一本。
彼のひたいから眉の間にかけて刺青いれずみがある。
青い模様の刺青だ。何をかたどっているかは依杏には判別しかねた。
刺青は目立たないものの、それと分かるのだった。

鋭い眼光。そして彫の深い顔立ち。






一方の歯朶尾。

依杏以上に、親分の登場に驚愕している様子で。

「令状をお持ちである。そして事務所へ私を伴って警察ヒネ方々かたがたが来られているという状況はよくみ込んでおります。ただ、スクリーンやら時間も含めて私の事務所ではなく。エンターテインメントの会場に連れて来られているようで、堪りませんのでね」

歯朶尾は眼を白黒させた。

「あ、あのう……」

依杏は鮫淵に声を掛けてみた。

「安紫会さんのここの事務所の盗難の件なんです。臨時アドバイス映像としてアイドルが参加していたらしくて。それがあの……さっき貴方も見ていらしたスクリーンの映像だったんで、す」

鮫淵は少し首を傾げた。

依杏へ普通に視線を寄越して言った。

阿麻橘あおきつ組が仕掛けて来た抗争と、盗難については関係のない事柄であると私は思っております。一名で犠牲者が済んだとも。盗難の話については」

視線を歯朶尾と清水の方へ流す鮫淵。

「あなた方警察ヒネの方々から頂戴した話であり、私も含めて若頭かしらも関知しておりませんでした」

歯朶尾は意識を取り戻したようになって、清水と顔を見合わせた。

お互いに眼をぱちくりしている。

「関知していないとは」

依杏はポカンとして、鮫淵にそう言った。

「あの……すみませんね。騒がしくしてしまいまして。しかし、同じく。あなたが関知していないとはどういう」

歯朶尾は気を取り直したのか、鮫淵へ尋ねた。

鮫淵は微笑む。

警察ヒネかたが私に敬語をお使いになる」

「いやその」

歯朶尾しだおは顔を赤らめる。

「そのすじの情報網で知っていたでしょうに。あなたなら。そういうのは早いはずでしょう」

「私は、前日まで報道を何か受け取る環境とは縁遠い、西耒路署へ入っていたのですよ。新聞など手に入りません。事務所の盗難という情報は直接、西耒路署の刑事の方から得たもので」

「それってそのう……若頭わかがしら伊豆蔵いずくらさんも含めて盗難に関して、何も御存知なかったということでしょうか」

言いながら依杏いあは首を傾げた。

改めて尋ねることではなかったのかもしれない。

二度同じことを訊いているのだ。






新聞には小さい見出しだったけれど、盗難の情報が載っていた。
それは西耒路署の刑事さんと記者、特に日刊「ルクオ」の記者さんと了解を取り合ってせたものである。

鮫淵さめぶち親分含め、伊豆蔵の若頭も警察から情報を得るまで「盗難」の二文字に関して何も関知していなかったということ。
だとすれば。
安紫会の親分へ話が渡る、その前に「ルクオ」さん以外の報道陣がすごい速かった、ということなのだろうか……。






「情報が錯綜している部分があるって釆原うねはらさん仰っていました」

「そうそう。私も言ったでしょう。鮫淵の親分さん含めくみ関係の連中は、てんやわんやってさ」

清水は苦笑しながら言った。

「少しいでしょうか。鮫淵親分」

「ええ」

「とにかくまあ御覧の通りで、あなたも署へ行き、そしてまた一緒に来ていただいた。私たちがこうして事務所へお邪魔している。あなた方の間で情報を掴むのに遅れが生じたという場合だって考えられます。私と警察ヒネの間ではね、安紫会事務所の今回の盗難の件に関しては、どなたかが抗争に乗じて盗みを働いた可能性が高いと見ております。抗争の方で犠牲者は一名。ですがねこの荒れ方は、盗難っていうよりめちゃめちゃに喧嘩した後の殺人現場。っていう荒れ方に近い気がします。なあシダさん」

「清水さんの独断フル稼働。盗難っていうより殺人の見積もりが少なすぎるってことっすか」

歯朶尾は眼をぱちくりしてそう言った。

依杏いあは脇から言う。

「な、なるほど。じゃ、あの鮫淵さめぶち親ぶ……じゃなくて鮫淵さんは情報もそうだし、盗難されたっていう実感も含めて持っていないということなんでしょうか」

鮫淵はかぶりを振った。

「なくなった物はありましたよ」

「なくなった物はあった」

依杏は眼をぱちくりして言った。

「ええ。盗難自体は以前から既にあったことです。事務所へ突然のガサ入れや家宅捜索で物がなくなるということもあります。あまり冗談に聞こえず申し訳ない」

鮫淵は微笑んだ。

「いえとんでもない」

清水は鮫淵に笑って言った。

「大丈夫すかこれ」

歯朶尾しだおはそう言った。

「じゃああの、やっぱり盗難はあったんですね」

依杏は鮫淵へ尋ねる。

「ええ。焼物と、若頭かしらが愛用していたライターです。着火する」

鮫淵はタバコへ火をける仕草をしてみせた。

「ライター……。煙草たばことかのやつですね」






盗んだとして何になるのだろう。
盗難が本当だったとして、盗んだ人が仮に居たとすれば、である。
焼物は貴重だと思う。
鮫淵柊翠さめぶちしゅうすいは焼物の取引で事務所を留守にするくらいなのだから。
ただライターは盗んだとしても、盗んだ側だってあまりメリットはない。
と思う。

若頭わかがしらが愛用していたとしても、ライター自体は手に入れようと思えば手に入るものだ。
それを安紫会の事務所から持って行ったとして、何かメリットはあるのだろうか。
いっぱいのライターではなく。
ライターを一個盗む?

依杏は考えを巡らせた。






「今、あなた方警察ヒネが調べて下さっているこの部屋からも何点か、装飾のために置いていた小皿が五点ほどなくなっております。盗難があったというのは本当でしょう。そして鑑識さんである清水さんがおっしゃるように、盗難は抗争に乗じて行われたもの。という意見に反対はない。いずれにしても我々は、情報を掴むことに出遅れたのだと」

依杏は首を傾げて鮫淵の話を聞いていた。






何かが妙だなあ。
何かが変だ。
何が変なのかは分からない。

友葉ともは先輩は居眠りしていたけれど、叩き起こして来る方がよかったのかな。
一緒に連れて来て珊牙さんも含めて話をしたら、何が変か分かるかもしれない。
そんで珊牙さんがさんはまだ怒留湯ぬるゆさんとお喋り中。

依杏は考えている。

鮫淵は、依杏の顔へ視線を流していた。
鱗のような輝きを隠している瞳。
依杏は見つめ返した。






鮫淵が、歯朶尾と清水と依杏の会話に闖入する少し前。
依杏いあは、「珊牙さんは一緒に鑑識さんの所を回らないのかな」なんて考えてもいた。

依杏が鑑識たちの元で、いろいろ考えを巡らせている一方。
その一方の数登すとうだ。
怒留湯ぬるゆと数登は少し、依杏たちとは離れて場所を移動していた。
いま依杏たちの居る場所は、荒らされた安紫あんじ会事務所の一階部分である。






安紫会の事務所は三階建てである。
怒留湯いわく。
入海暁一いりうみあきかずという劒物けんもつ大学病院の医師が、往診に来ていたらしい。
入海は安紫会の若頭わかがしらである伊豆蔵蒼士いずくらそうじを訪ねて来た。
安紫会と阿麻橘あおきつ組の抗争が起こる少し前である。
入海が来た後に抗争が起こった。

伊豆蔵の部屋は三階にあるという。
怒留湯と数登はマル暴刑事一名と一緒に階段へ脚を掛けたところ。






「アツと一緒に、怒留湯さんは入海先生の様子を見ていたのですね」

「そうだよ。釆原うねはら記者殿と一緒にね。仲間の菊壽きくじゅって奴も手伝ってくれたよ。事務所の縁側を張って様子を見ていた」

「強行犯係は記者とも組むんだな」

くちを挟んだのはマル暴刑事だった。

名前は炎谷ぬくたに

体格が立派だ。

「何さお前だって、いろんな奴と組むだろう。捜一そういちとは組みたくないとか言いながらしょっちゅう捜査本部に捕まっているじゃないか。それに組んで動かなけりゃマルBなんか、相手にしていられないんじゃないの?」

「それは褒めているのか」

「いや褒めていないよ」

「臨機応変って言えば、そりゃそうだけれどさ」

肩をすくめたマル暴刑事の炎谷ぬくたに

その一方で彼は同時進行でメモを取っていた。

数登は二人の様子を交互に見て苦笑する。

「で、どうしたんだその後」

「いかがでしたか」

炎谷と数登は怒留湯へ、同時に尋ねる。






数登たちが話題にしているのは「入海暁一いりうみあきかず」のことだ。
入海は抗争の最中に忽然と姿を消した。
なんとしても安紫会の組員に話を訊く必要があった。
数登はさておき警察側としては特にだ。

数登と怒留湯は炎谷を伴って、若頭である伊豆蔵に話を聞こうということでまとまった。
で、階段を上っている。






「同時に言うなよ。ちょっと声がでかいしな。上に若頭かしらが居るんだから! さっきも言ったけれど、鮫淵さめぶち親分だって抗争の件で落ち込んだだろうし、多少機嫌も損ねているはずだ。あんまり刺激するとマルBなんだからな。若頭なんか襲撃された直後だから」

怒留湯は小声で言った。

数登とマル暴は顔を見合わせた。

「襲撃というか……そうだな。入海とかいう医者の往診を受けるとかだったのに散々だったな。養生するはずが襲撃というのは皮肉だったなあ」

炎谷が言った。

「そうだろう。俺だったらそんな目にあったら落ち込むよ」

「でもまあマルBだからな」

怒留湯は肩をすくめる。

「あんたは?」

怒留湯は数登に話を振った。

「さあ」

言って数登は微笑んだ。

「適当だなあ。だがまあ確かに。往診だろうが何だろうが腐ってもマルBだな」

「それで腐ってもマルBですが、安紫あんじ会と阿麻橘組の抗争が起きる前。往診に来ていたばかりの入海先生。彼の様子はいかがでしたか」

「ああ、なんか菓子折りなんか縁側で広げていたな。入海さんの周りには若衆わかしゅうが囲んでいた。所謂もてなしかな。で、その様子を俺は釆原うねはら記者殿と一緒になって見ていた。ただ音はほぼなかった。菊壽きくじゅって奴のカメラでは音が拾えなくてね」

「そうですか」

「うん。一番拾いたいところだったけれど、とりあえず。入海先生と安紫会の組員が何を話していたのか。っていうのは口の動きと視線から判断したのみだ。釆原記者殿もそう。だから会話の内容は全部推測になる」

二階部分に到着。

「時間が出来たら、入海先生が話していたと思われる内容ね。あくまで『思われる』だが。その会話の内容の『予想』を、俺なりに書き起こしてみる。そうしたらあんたに渡してやってもいい。釆原記者殿は怪我、大丈夫そうなの?」

怒留湯はそう言った。

「ええ。幸いね。今も劒物けんもつ大学病院でゆっくりしています。『渡してやってもいい』というのは、僕にはとても有難い」

数登はそう言って、再度階段へ脚を掛ける。

「若頭の部屋、というか事務所内に住んでいるわけではないらしい。更に上だ。屋敷だから階段しかないのさ」

「怒留湯さん」

数登が言った。

「なんだい。何かあるのかまだ?」

「DNA鑑定に掛かる時間は、いかほどでしょう」

「え、おいまた話が飛ぶの?」

「先ほど『腐ってもマルB』と話を飛ばされたのは、怒留湯さんでしたよ」

数登は微笑んだ。

「俺、飛ばした憶えないんだけれど」

怒留湯は少々赤くなる。

「飛ばしていたよ話を」

「うるさいなあ。同じ警察の肩を持てよ」

「やなこった」

炎谷ぬくたにはすげなく。

怒留湯は言った。

「で、じゃもう飛ばさないからさ。何? ああそうねDNA鑑定の時間」

「頭蓋骨の件です」

「あんたも話を飛ばしたよ」

「ええ」






頭蓋骨の件。
数登が請け負った依頼である。
頭蓋骨は人骨で、それが九十九つくも社最寄りの畑から出てきた。
土を掘り返して頭蓋骨を出したのは数登だった。

その頭蓋骨に関して。
事件性に関しては定かではない。
ただ西耒路さいらいじ署の刑事の協力もあり現在鑑識の手元に、頭蓋骨が渡っている。






「DNA鑑定はそうすぐすぐ出来るもんじゃない。恐らくだけれど、うちの署の立て込み具合も含めて二十日はつかくらいかかるよ」

「少し早めていただくことは、出来ますか」

「俺、担当じゃないからさ。ねえ。強行犯係だけれどさすがに担当じゃないんだよ。だからここに言っとけ」

怒留湯はメモ帳にさらさらと走り書きしてそれを一枚取り、数登へポンと渡した。

数登はそのメモをしっかり見ている。

「あの畑の件ね。地域課の奴らから話を聞いた。あんたが頭蓋骨を出しちゃった後に応援を呼んで、そこら一帯掘り返してみたって。そら畑の所有者さんには迷惑千万だったかもしれないが。念のためだよ。何せ人骨だ、だからコロシの可能性は否定出来ない」

「だが何も出なかったんだろう」

炎谷がそう言った。

「頭蓋骨以外は」

「そういうことだね」

怒留湯はそう返す。

炎谷は肩をすくめた。






三階へ到着。

怒留湯は息が上がっている。

「屋敷の階と階の間のスペースを広く造っているとみた」

炎谷がそう言った。

「そうだと思うよ。少なくともこの階段を上ったやつ全員な」

怒留湯はそう言った。

息が上がっている。

数登はそれにつられたのか、怒留湯が小休止している脇でアキレス腱を伸ばし始めた。

「一段ずつ階段の高さを広く造っているのかもしれない」

炎谷は言った。

「さあね」

怒留湯ぬるゆはまだ息が上がっている。

炎谷も軽く屈伸を始める。
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