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第四十三話 危機?
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第四十三話 危機?
「そっち行ったぞ!」
「ああ」
薄暗さなど関係ないと言うように、向かって来た敵を一撃のもとに切り伏せるアヌリ。
それを見て、ジローがニヤリと笑った。
「やるな」
「ヒナ様の為だからな」
「そうですかい」
向かって来る敵が途切れ、二人は壁を背に一息つく。
「牙、鱗・・・水生の魔物が多いな」
「隣の泉の影響かもしれない」
「あ~・・・腹減った」
そろそろ昼頃になり、ジローの腹が鳴った。
周りに魔物の気配が無いのを確認すると、ヒナが持たせた巾着を取り出した。
「おい」
「お前も食べた方が良いぞ」
ジローが、巾着から弁当と呼ぶには大きすぎる箱を取り出した。
蓋を開けてみると、おにぎりやおかずが隙間なく詰められていた。
「さっすが、ヒナ!」
一緒に入っていた濡れタオルで手を拭い、手を合わせて「いただきます!」と言うと、おにぎりにかぶり付いた。
「美味い!」
ジローの斜め前から、ゴクリと喉を鳴らす音が聞こえて来た。
「ヒナの手料理だぞ?」
「・・・・・だが」
食べるのを渋るアヌリだが、昨夜出されたヒナの手料理を思い出し、腹の虫が盛大に騒いだ。
「丸々と残った弁当を見たら、ヒナが悲しむだろうなぁ」
「くっ・・・いただこう」
アヌリは一口一口ゆっくりと噛みしめながら、弁当を完食した。
「ジロー、お前は何故ここにいる?」
「はぁ?なんだ、突然」
「お前なら、国に仕官する事も、爵位を得る事も出来るはずだ」
「あ~、興味無い。俺は、美味いものを探して世界中を回っていただけだ。だが、食う為には金がいる。冒険者には、便利だからなっただけだしなぁ。それに、お前だってランクは同じだろう」
「私は、戦う事しか出来ぬ。だから冒険者になった」
「似たようなもんじゃねぇか」
ジローが立ち上がると、アヌリもそれに続いた。
「おい、まだ質問に答えていない」
「何故ここにいるってやつか?そうだなぁ・・・ヒナの作る飯が美味いから、だな!」
身体が鱗に覆われた魔物の首を、ジローが切り落とす。
「ふむ・・・それは、同感だ。だが、貴様はもっとヒナ様を敬え!」
アヌリが走りだし、そのままの勢いで壁に張り付いていた蝙蝠の首を、双剣で切り落とす。
「はいはい・・・そんじゃ、そのヒナ様の為にも、進まないとな!」
「当然だ」
*
「ヒナちゃん、こっちこっち!」
クレスが合流した次の日、私達はクレッセリア王国にあるシュナップという村に来た。
山の中腹にあるその村は織物が特産で、クレスの知り合いというか取引先?なのだそうだ。
村中から糸を引く音や、カッタン、カッタンと織物を織る音が聞こえて来る。
今日は目立たない様に、人型で来ております!
「え、ここ?」
村の端、少し距離を置いている様に見える、小さな平屋。
「そうよ!ちょ~っと変わり者でねぇ。でも、良い子だから!」
クレスが扉をノックするが、返答は無い。
「まぁた、聞こえてないわね」
中からは織物を織る音が聞こえて来ている。
「入るわよぉ!」
「え、ちょ!」
「大丈夫よ。あの子、没頭すると食事も取らないんだから」
クレスが扉を開けて、中に入ってしまった。
良いのかなぁ?
「あ~!」
中からクレスの叫び声が聞こえて来た。
慌てて中へと入ると、部屋の奥、織機の前に人が倒れていた。
「ヒナちゃん、何か食べる物!」
「うぇ!?えっと・・はい!」
「ありがと!ほら、食べなさい!」
渡した自分が言うのもなんだが、倒れている人の口におにぎりを突っ込むのは止めた方が良いと思う。
「大丈夫なの?」
「いつもの事だから、大丈夫よ」
最初は動かなかったその人だが、突然目をカッと開いたかと思うと、勢いよく起き上がっておにぎりを食べ始めた。
食べ終わると、自分のお腹をさすりながら、小動物の様な目をこちらに向けて来た。
フワフワとした羊の様な髪が印象的な、男性だ。
「えっと・・・まだあるけど」
そう言うと、へにゃり、と顔をほころばせた。
テーブルへと移動し、おにぎりやおかずを出した。
男性はゆっくりと、嬉しそうに食べてくれている。
「もう!今度は何日食べてないのよ?」
「えっと・・・三日?」
「はぁ~・・・まぁた無茶な事言われたんでしょう」
結構、ぽんにゃりとした人だな。
「クレス」
「ああ、ごめんなさい。この子はナキっていうの」
ここの村長の三男だが、お家の事情でここに一人で住んでいるらしい。
「村一番の織り手なのに、あんのクソオヤジ・・・」
「ふぅ・・・久しぶりにお腹いっぱいになった。えっと・・・久しぶり、クレス」
「結構無茶な仕事やらされてるのに、この子がこんな調子だから」
クレスとナキさんは同じ年くらいに見えるが、クレスは「この子」と言う。
まぁ、ハーフエルフのクレスは、見た目通りの年齢ではないから良いのか。
「私がこの村に初めて来た時は、こ~んなに小さかったのよ?」
「クレス、それは小さすぎ」
二、三センチだぞ。
「あながち間違いじゃないですね。僕はまだ、母のお腹の中にいたので」
「なるほど」
「えっと・・・貴女は・・・」
「私はヒナってぇ!?」
突然詰め寄られた!
「脱げ」
「はいぃ!?」
何言ってんの、この人!
「作ったのはクレスだが、布は僕じゃないというかこの村の者じゃない織り方が微妙にずれているだが糸は美しいなのにより方がなっていないというか完全に素人」
「え、ちょ、クレス?」
「もぉ~・・・布の事になると、すぐこれなんだ・か・ら!」
クレスがナキさんの後頭部を叩いたが、その勢いで更に額をテーブルに打ち付けたナキさん。
ゴン!と言う鈍い音が、二回鳴り響いた。
「・・・痛い」
でしょうねぇ。
「クレス、酷いよぉ」
「酷いのはアンタでしょうが!ヒナちゃんに脱げだなんて!私だってまだ言った事ないのに!」
「まだ?」
「これから先も無い」
「ヒナちゃん酷い!」
ん?
イヤーカフスが鳴った。
「ちょっとごめん」
席を立って部屋の隅へと移動した。
「はいはい」
『ヒナ!』
「ジロー?どうし」
『ダンジ・・・ドラ・・ン』
言葉が途切れ途切れになっている。
電波なんて関係ないはず。たとえ星の反対にいても、問題ないとセバスから聞いていた。
「ジロー!?」
『逃げ・・・ろ!』
「ちょっと!」
切れた。
「どうしたの?」
「ジローが何かあったみたい。今日、ダンジョンに入ってるの!行かなきゃ!」
部屋を見渡して、鍵穴のある扉を探した。
玄関に一つだけ鍵穴を発見。
急いで鍵を使い、島への扉を開いた。
「え?」
ナキさんが驚いた顔をしているけれど、説明している時間は無い。
「私も行くわ!ナキ、また来るから!」
「お邪魔しました!」
島に戻ると、猫達とクロの姿を見つけた。
「皆!」
「ヒナしゃま?」
「おかえりなさい!」
皆は無事みたいだ。
「ヒナ様」
「ヒナちゃ~ん!」
「セバス、ツバキ」
「歩きながら説明いたします」
セバスによると、ダンジョン内にこの島の物ではない魔力が感知されたらしい。
その魔力のせいでダンジョンが出現したみたいだが、今までは微力すぎてツバキでも分からなかったのだそうだ。
そのダンジョンの入り口というか、洞窟までやって来た。
「よし」
「お待ちください、ヒナ様」
セバスに止められた。急いでいるのに!
「そのお姿ですと、少々・・・」
「へ?ああ、でも脱がないと服が」
人型のままだった。このまま猫に戻ると、服がどうなるか分からない。最悪破れてもしょうがないが、皆の前で真っ裸になるのはちょっと・・・。
「失礼いたします」
「わぁ!?」
突然、黒いカーテン?みたいな物で囲まれた。まるで試着室だ。
「どうぞ」
「どうぞって・・・ああ、なるほどね!」
服を全部脱いでアイテムバッグに収納。そして、元の姿に戻った。
すると、黒いカーテンが無くなった。
「執事たるもの、いついかなる時も主のお心に副ってこそ」
「ありがとう!じゃ、行ってくる!」
「いってらっしゃいませ」
「気を付けてねぇ~」
「ちょっと、ヒナちゃん!?」
そのままダンジョンの奥へと、走りだした。
「そっち行ったぞ!」
「ああ」
薄暗さなど関係ないと言うように、向かって来た敵を一撃のもとに切り伏せるアヌリ。
それを見て、ジローがニヤリと笑った。
「やるな」
「ヒナ様の為だからな」
「そうですかい」
向かって来る敵が途切れ、二人は壁を背に一息つく。
「牙、鱗・・・水生の魔物が多いな」
「隣の泉の影響かもしれない」
「あ~・・・腹減った」
そろそろ昼頃になり、ジローの腹が鳴った。
周りに魔物の気配が無いのを確認すると、ヒナが持たせた巾着を取り出した。
「おい」
「お前も食べた方が良いぞ」
ジローが、巾着から弁当と呼ぶには大きすぎる箱を取り出した。
蓋を開けてみると、おにぎりやおかずが隙間なく詰められていた。
「さっすが、ヒナ!」
一緒に入っていた濡れタオルで手を拭い、手を合わせて「いただきます!」と言うと、おにぎりにかぶり付いた。
「美味い!」
ジローの斜め前から、ゴクリと喉を鳴らす音が聞こえて来た。
「ヒナの手料理だぞ?」
「・・・・・だが」
食べるのを渋るアヌリだが、昨夜出されたヒナの手料理を思い出し、腹の虫が盛大に騒いだ。
「丸々と残った弁当を見たら、ヒナが悲しむだろうなぁ」
「くっ・・・いただこう」
アヌリは一口一口ゆっくりと噛みしめながら、弁当を完食した。
「ジロー、お前は何故ここにいる?」
「はぁ?なんだ、突然」
「お前なら、国に仕官する事も、爵位を得る事も出来るはずだ」
「あ~、興味無い。俺は、美味いものを探して世界中を回っていただけだ。だが、食う為には金がいる。冒険者には、便利だからなっただけだしなぁ。それに、お前だってランクは同じだろう」
「私は、戦う事しか出来ぬ。だから冒険者になった」
「似たようなもんじゃねぇか」
ジローが立ち上がると、アヌリもそれに続いた。
「おい、まだ質問に答えていない」
「何故ここにいるってやつか?そうだなぁ・・・ヒナの作る飯が美味いから、だな!」
身体が鱗に覆われた魔物の首を、ジローが切り落とす。
「ふむ・・・それは、同感だ。だが、貴様はもっとヒナ様を敬え!」
アヌリが走りだし、そのままの勢いで壁に張り付いていた蝙蝠の首を、双剣で切り落とす。
「はいはい・・・そんじゃ、そのヒナ様の為にも、進まないとな!」
「当然だ」
*
「ヒナちゃん、こっちこっち!」
クレスが合流した次の日、私達はクレッセリア王国にあるシュナップという村に来た。
山の中腹にあるその村は織物が特産で、クレスの知り合いというか取引先?なのだそうだ。
村中から糸を引く音や、カッタン、カッタンと織物を織る音が聞こえて来る。
今日は目立たない様に、人型で来ております!
「え、ここ?」
村の端、少し距離を置いている様に見える、小さな平屋。
「そうよ!ちょ~っと変わり者でねぇ。でも、良い子だから!」
クレスが扉をノックするが、返答は無い。
「まぁた、聞こえてないわね」
中からは織物を織る音が聞こえて来ている。
「入るわよぉ!」
「え、ちょ!」
「大丈夫よ。あの子、没頭すると食事も取らないんだから」
クレスが扉を開けて、中に入ってしまった。
良いのかなぁ?
「あ~!」
中からクレスの叫び声が聞こえて来た。
慌てて中へと入ると、部屋の奥、織機の前に人が倒れていた。
「ヒナちゃん、何か食べる物!」
「うぇ!?えっと・・はい!」
「ありがと!ほら、食べなさい!」
渡した自分が言うのもなんだが、倒れている人の口におにぎりを突っ込むのは止めた方が良いと思う。
「大丈夫なの?」
「いつもの事だから、大丈夫よ」
最初は動かなかったその人だが、突然目をカッと開いたかと思うと、勢いよく起き上がっておにぎりを食べ始めた。
食べ終わると、自分のお腹をさすりながら、小動物の様な目をこちらに向けて来た。
フワフワとした羊の様な髪が印象的な、男性だ。
「えっと・・・まだあるけど」
そう言うと、へにゃり、と顔をほころばせた。
テーブルへと移動し、おにぎりやおかずを出した。
男性はゆっくりと、嬉しそうに食べてくれている。
「もう!今度は何日食べてないのよ?」
「えっと・・・三日?」
「はぁ~・・・まぁた無茶な事言われたんでしょう」
結構、ぽんにゃりとした人だな。
「クレス」
「ああ、ごめんなさい。この子はナキっていうの」
ここの村長の三男だが、お家の事情でここに一人で住んでいるらしい。
「村一番の織り手なのに、あんのクソオヤジ・・・」
「ふぅ・・・久しぶりにお腹いっぱいになった。えっと・・・久しぶり、クレス」
「結構無茶な仕事やらされてるのに、この子がこんな調子だから」
クレスとナキさんは同じ年くらいに見えるが、クレスは「この子」と言う。
まぁ、ハーフエルフのクレスは、見た目通りの年齢ではないから良いのか。
「私がこの村に初めて来た時は、こ~んなに小さかったのよ?」
「クレス、それは小さすぎ」
二、三センチだぞ。
「あながち間違いじゃないですね。僕はまだ、母のお腹の中にいたので」
「なるほど」
「えっと・・・貴女は・・・」
「私はヒナってぇ!?」
突然詰め寄られた!
「脱げ」
「はいぃ!?」
何言ってんの、この人!
「作ったのはクレスだが、布は僕じゃないというかこの村の者じゃない織り方が微妙にずれているだが糸は美しいなのにより方がなっていないというか完全に素人」
「え、ちょ、クレス?」
「もぉ~・・・布の事になると、すぐこれなんだ・か・ら!」
クレスがナキさんの後頭部を叩いたが、その勢いで更に額をテーブルに打ち付けたナキさん。
ゴン!と言う鈍い音が、二回鳴り響いた。
「・・・痛い」
でしょうねぇ。
「クレス、酷いよぉ」
「酷いのはアンタでしょうが!ヒナちゃんに脱げだなんて!私だってまだ言った事ないのに!」
「まだ?」
「これから先も無い」
「ヒナちゃん酷い!」
ん?
イヤーカフスが鳴った。
「ちょっとごめん」
席を立って部屋の隅へと移動した。
「はいはい」
『ヒナ!』
「ジロー?どうし」
『ダンジ・・・ドラ・・ン』
言葉が途切れ途切れになっている。
電波なんて関係ないはず。たとえ星の反対にいても、問題ないとセバスから聞いていた。
「ジロー!?」
『逃げ・・・ろ!』
「ちょっと!」
切れた。
「どうしたの?」
「ジローが何かあったみたい。今日、ダンジョンに入ってるの!行かなきゃ!」
部屋を見渡して、鍵穴のある扉を探した。
玄関に一つだけ鍵穴を発見。
急いで鍵を使い、島への扉を開いた。
「え?」
ナキさんが驚いた顔をしているけれど、説明している時間は無い。
「私も行くわ!ナキ、また来るから!」
「お邪魔しました!」
島に戻ると、猫達とクロの姿を見つけた。
「皆!」
「ヒナしゃま?」
「おかえりなさい!」
皆は無事みたいだ。
「ヒナ様」
「ヒナちゃ~ん!」
「セバス、ツバキ」
「歩きながら説明いたします」
セバスによると、ダンジョン内にこの島の物ではない魔力が感知されたらしい。
その魔力のせいでダンジョンが出現したみたいだが、今までは微力すぎてツバキでも分からなかったのだそうだ。
そのダンジョンの入り口というか、洞窟までやって来た。
「よし」
「お待ちください、ヒナ様」
セバスに止められた。急いでいるのに!
「そのお姿ですと、少々・・・」
「へ?ああ、でも脱がないと服が」
人型のままだった。このまま猫に戻ると、服がどうなるか分からない。最悪破れてもしょうがないが、皆の前で真っ裸になるのはちょっと・・・。
「失礼いたします」
「わぁ!?」
突然、黒いカーテン?みたいな物で囲まれた。まるで試着室だ。
「どうぞ」
「どうぞって・・・ああ、なるほどね!」
服を全部脱いでアイテムバッグに収納。そして、元の姿に戻った。
すると、黒いカーテンが無くなった。
「執事たるもの、いついかなる時も主のお心に副ってこそ」
「ありがとう!じゃ、行ってくる!」
「いってらっしゃいませ」
「気を付けてねぇ~」
「ちょっと、ヒナちゃん!?」
そのままダンジョンの奥へと、走りだした。
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