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April
制裁イベントは、間違いなく過剰防衛です①
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チワワの塊は、体育会系の部室が並ぶ場所を奥へと歩いていく。入ったのは、ラクロス部の部室だった。ってか、うちにそんな部活あったんだな。1年間いたけど知らなかった。
壁に隠れながら、中を盗み見る。
一般的な部室としては広い方だが、物がたくさん置いてあるからか、むしろ狭くすら感じる部屋。お陰でほぼ全ての音を聞くことが出来た。
そこには予想通りの光景が広がっていた。
「あんたさぁ、ほんとウザイんだよね!」
「アンタみたいな地味なキモヲタが、生徒会の皆様や人気者の皆様と関わること自体ありえないんだよ!」
「まじウザイ。今すぐ消えてくれる?」
おぉおぉ。可愛らしく着飾ったチワワくんたちが、マリモを取り囲んでキャンキャン吠えている。中々にキッツイお言葉。これぞイジメですね。
始まったのは、“過激派の親衛隊員による、転入生制裁イベント”。
まぁ、このイジメ行為をイベントと呼んでいいのか謎ではあるが、ほぼほぼ100%未遂で終わるし良しとしよう。
着飾ったチワワたち4人の後ろに控えるのは、数人のガチムチくんたち。おそらくはマリモを襲う要員だろう。つまり今回の制裁は、複数人の男にマリモ1人を襲わせる凌辱的制裁で間違いない。
それにしても、これを平気で行おうとしている親衛隊員怖くね? ついでに、見た目キモヲタだと言われているマリモですら襲おうとするこのガチムチたちも物好きかよ。いやまぁ、実際のお顔は聖女のように美しいのかもしれないけどさ。
「なんだよお前たち! あ、親衛隊ってやつだな!? お前たちのせいで、秀吉たちが孤独になってるんだぞ!! 付きまとうのやめろよ!」
おおぉ! なんてテンプレ!!
あまりにもテンプレすぎて、俺もうめちゃくちゃ満足! ありがとうマリモ!!
「はあ!? アンタみたいなキモヲタに何がわかんだよ!!」
「お前たちがいつも問題起こすせいで、秀吉たちの仕事が増えてるんだろ!? 親衛隊なんて迷惑だって言ってたぞ!!」
「なんですってえぇ!?」
チワワくんたちがヒートアップしてきた。性別が変わって、どこぞのお嬢様が言うような台詞になってる。
ところで、生徒会の仕事が増えてるのは、ここ2日ならば主にアンタのせいだよ、マリモくん。人を非難する前に自覚しようね。
拳を握りしめて震えるチワワをいかにもボスっぽいチワワくんが制する。彼は一歩前に出ると、さして身長の変わらないマリモを蔑むように見下ろした。
うわぁ、すごい。あの表情をできるのすごい。世の中の何もかもを見下しているかのような目だ。
「もういい。何を話しても分からないみたいだし、これ以上アンタみたいなヤツと話してると口が腐るわ。……ヤっちゃって」
「いいけどさぁ。やっぱどーにも気が乗らねぇんだわ」
「性処理の道具にくらいはなるでしょ。痛めつけてマワしてくれていいから」
「そうそ。二度と生徒会の皆様に近付けないくらいにね」
「ま、金も貰ってるわけですし、ヤりますか」
ついに、制裁が始まった。
実を言うと、こういう場に立ち会うのは初めてではない。と言うか、入学当初はよく制裁対象にされていたので、むしろ慣れているくらいだ。お陰でよく風紀のお世話になった。流石に過剰防衛だって、桜花ちゃんに小言を言われていたけれど。
この制裁現場でも、ヤバそうだと思ったら手助けに入るつもりだ。だけど確か、マリモ──転入生ってどこかの暴走族とかチームとかのリーダー的立ち位置の人のはず。王道通りならば、だけど。
だとしたら、俺の手助けは全く必要ないはずだ。だから、ちょっとだけ傍観に徹していいかな? いいよな。
一応、風紀である里緒には連絡をして、俺は覗き見を再開することにした。
「はあ!? ヤるって何の話だよ! ってか、お前ら何者だよ!! オレはアイツらと話してんだぞ!!」
「ここに来たばっかで制裁対象になるとか流石に同情すっけど、許してくれや」
「お前は今から、俺ら7人の性処理道具になるんだよー」
ニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべた2人のガチムチが、マリモの腕を掴む。
一瞬だった。
バキッ! という大きな音が響いたかと思うと、マリモの腕を掴んでいたはずの2人が床に倒れていた。しかもピクリとも動かない。
部室の中から小さな悲鳴が溢れる。
倒れた男たちの間に、何事も無かったかのように佇むマリモ。
その纏うオーラが、漂う雰囲気が、さっきまでとは明らかに違っていた。
「……」
瞬時に理解した。
彼は強い。その辺りのチンピラや、どこぞのチームの下っ端なんかとは比べ物にならないくらいに強い。ってか、そんなのと比べるなんて烏滸がましいと感じるほど。
ウザイほどに溌剌としていた言動はナリを潜め、唯一見える口元がニヤリと弧を描いた。
「どうしたんだ? 殺るんだろ? 来いよ」
紡がれた、マリモとは思えない台詞。これが彼の素か。
ガチムチたちは、あまりのマリモの変わりように一歩も動けない様子。確かに、少し喧嘩をかじっているようなヤツならば、当たり前の反応だ。むしろこの殺気に当てられてもなお普通に向かって行けるヤツは、真に強いヤツか、ただの馬鹿かのどちらかだと思う。
「そ、そうだよ!! アンタら、早くアイツを痛い目に合わせなさいよ!! いくら払ったと思ってんの!?」
ボスチワワが叫ぶと、呼応するように他のチワワも「そうだそうだ!」と吠える。
それを聞いたガチムチたち。なんとか気合を入れ直したようだった。
「こっちは5人もいるんだ!」
「だなァ。ボッコボコにしてヤってやんよ!」
「クッソ、この野郎舐めやがって! おらあああ!!」
1人が殴りかかったのをきっかけに、全員が襲いかかる。
1対5の喧嘩。普通の人なら勝てるわけはないし、そうでなくても手こずるはずのこの戦い。
マリモ──新垣朔は、やっぱり普通の生徒ではなかった。
多分3分もかからなかった。
気がつくと、部室内に立っているのはマリモ1人になっていた。彼は、返り血で濡れた拳を煩わしそうにぷらぷらと振る。
戦いの中でメガネが外れてしまったらしく、まだもじゃ前髪に隠されているとはいえ、色は確認できた。綺麗なグリーン。長いまつ毛も見受けられ、十分に整った容姿が予想出来た。
それにしても、転入生が強いというのは王道通りで嬉しいのだけど、まさかここまでとは。予想以上過ぎる。
それにこの惨状。絶対俺より過剰防衛でしょ。おそらくほぼ手加減してない。下手したら、病院送りな人もいそうだ。
蓮が知ったら喜びそうだ。後でメッセージ送ってやろう。
マリモは、部室の隅で固まって震えているチワワたちを一瞥すると、転がっている男たちの中から意識のあるヤツの胸ぐらを掴み上げた。
「なぁ、アンタらどっかのチームに属してんの?」
「なっ…」
男は驚いたように目を見張る。そんな反応すら煩わしそうなマリモ。
今までとは正反対な、まるで感情の乗らない平坦な低い声で、先を促す。
「いいから。どうなんだよ」
「あ、ぁ…。〔蛇彩〕っつーチームに、いる……」
「ふぅん、〔蛇彩〕ね。聞いたことはあるな。じゃあさ──」
かすかに聞こえたその単語に、俺は目を見張った。
「──〔Aqua〕って、知ってる?」
思わず顔を引っ込める。
まさか、ここでその名前を聞くとは思わなかった。
壁越しに、会話を聞き続ける。
「〔Aqua〕って…、あの、伝説の族潰しの…?」
「そう。奴らについて何か知ってたりしねえ?」
「俺は、見たこと、ねぇから……。深い、青のフードに身を包んだ、2人組…だと、しか……」
「あっそ」
吐き捨てるように呟く声がしたかと思うと、すぐに何かを叩く音と倒れる音が響いた。恐らく、気絶させたのだろう。
そっと中を確認すると、片膝をついていたマリモが、ゆらりと立ち上がるところだった。
そのグリーンの瞳を思い切り細めて、静かに呟く。
「そんな情報、誰でも知ってんだよ」
その一言には、様々な感情が詰まっているように感じた。
俺は、音を立てないようにそっとその場を離れる。
曲がり角に差し掛かった時、彼が目の前に立っていた。
壁に隠れながら、中を盗み見る。
一般的な部室としては広い方だが、物がたくさん置いてあるからか、むしろ狭くすら感じる部屋。お陰でほぼ全ての音を聞くことが出来た。
そこには予想通りの光景が広がっていた。
「あんたさぁ、ほんとウザイんだよね!」
「アンタみたいな地味なキモヲタが、生徒会の皆様や人気者の皆様と関わること自体ありえないんだよ!」
「まじウザイ。今すぐ消えてくれる?」
おぉおぉ。可愛らしく着飾ったチワワくんたちが、マリモを取り囲んでキャンキャン吠えている。中々にキッツイお言葉。これぞイジメですね。
始まったのは、“過激派の親衛隊員による、転入生制裁イベント”。
まぁ、このイジメ行為をイベントと呼んでいいのか謎ではあるが、ほぼほぼ100%未遂で終わるし良しとしよう。
着飾ったチワワたち4人の後ろに控えるのは、数人のガチムチくんたち。おそらくはマリモを襲う要員だろう。つまり今回の制裁は、複数人の男にマリモ1人を襲わせる凌辱的制裁で間違いない。
それにしても、これを平気で行おうとしている親衛隊員怖くね? ついでに、見た目キモヲタだと言われているマリモですら襲おうとするこのガチムチたちも物好きかよ。いやまぁ、実際のお顔は聖女のように美しいのかもしれないけどさ。
「なんだよお前たち! あ、親衛隊ってやつだな!? お前たちのせいで、秀吉たちが孤独になってるんだぞ!! 付きまとうのやめろよ!」
おおぉ! なんてテンプレ!!
あまりにもテンプレすぎて、俺もうめちゃくちゃ満足! ありがとうマリモ!!
「はあ!? アンタみたいなキモヲタに何がわかんだよ!!」
「お前たちがいつも問題起こすせいで、秀吉たちの仕事が増えてるんだろ!? 親衛隊なんて迷惑だって言ってたぞ!!」
「なんですってえぇ!?」
チワワくんたちがヒートアップしてきた。性別が変わって、どこぞのお嬢様が言うような台詞になってる。
ところで、生徒会の仕事が増えてるのは、ここ2日ならば主にアンタのせいだよ、マリモくん。人を非難する前に自覚しようね。
拳を握りしめて震えるチワワをいかにもボスっぽいチワワくんが制する。彼は一歩前に出ると、さして身長の変わらないマリモを蔑むように見下ろした。
うわぁ、すごい。あの表情をできるのすごい。世の中の何もかもを見下しているかのような目だ。
「もういい。何を話しても分からないみたいだし、これ以上アンタみたいなヤツと話してると口が腐るわ。……ヤっちゃって」
「いいけどさぁ。やっぱどーにも気が乗らねぇんだわ」
「性処理の道具にくらいはなるでしょ。痛めつけてマワしてくれていいから」
「そうそ。二度と生徒会の皆様に近付けないくらいにね」
「ま、金も貰ってるわけですし、ヤりますか」
ついに、制裁が始まった。
実を言うと、こういう場に立ち会うのは初めてではない。と言うか、入学当初はよく制裁対象にされていたので、むしろ慣れているくらいだ。お陰でよく風紀のお世話になった。流石に過剰防衛だって、桜花ちゃんに小言を言われていたけれど。
この制裁現場でも、ヤバそうだと思ったら手助けに入るつもりだ。だけど確か、マリモ──転入生ってどこかの暴走族とかチームとかのリーダー的立ち位置の人のはず。王道通りならば、だけど。
だとしたら、俺の手助けは全く必要ないはずだ。だから、ちょっとだけ傍観に徹していいかな? いいよな。
一応、風紀である里緒には連絡をして、俺は覗き見を再開することにした。
「はあ!? ヤるって何の話だよ! ってか、お前ら何者だよ!! オレはアイツらと話してんだぞ!!」
「ここに来たばっかで制裁対象になるとか流石に同情すっけど、許してくれや」
「お前は今から、俺ら7人の性処理道具になるんだよー」
ニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべた2人のガチムチが、マリモの腕を掴む。
一瞬だった。
バキッ! という大きな音が響いたかと思うと、マリモの腕を掴んでいたはずの2人が床に倒れていた。しかもピクリとも動かない。
部室の中から小さな悲鳴が溢れる。
倒れた男たちの間に、何事も無かったかのように佇むマリモ。
その纏うオーラが、漂う雰囲気が、さっきまでとは明らかに違っていた。
「……」
瞬時に理解した。
彼は強い。その辺りのチンピラや、どこぞのチームの下っ端なんかとは比べ物にならないくらいに強い。ってか、そんなのと比べるなんて烏滸がましいと感じるほど。
ウザイほどに溌剌としていた言動はナリを潜め、唯一見える口元がニヤリと弧を描いた。
「どうしたんだ? 殺るんだろ? 来いよ」
紡がれた、マリモとは思えない台詞。これが彼の素か。
ガチムチたちは、あまりのマリモの変わりように一歩も動けない様子。確かに、少し喧嘩をかじっているようなヤツならば、当たり前の反応だ。むしろこの殺気に当てられてもなお普通に向かって行けるヤツは、真に強いヤツか、ただの馬鹿かのどちらかだと思う。
「そ、そうだよ!! アンタら、早くアイツを痛い目に合わせなさいよ!! いくら払ったと思ってんの!?」
ボスチワワが叫ぶと、呼応するように他のチワワも「そうだそうだ!」と吠える。
それを聞いたガチムチたち。なんとか気合を入れ直したようだった。
「こっちは5人もいるんだ!」
「だなァ。ボッコボコにしてヤってやんよ!」
「クッソ、この野郎舐めやがって! おらあああ!!」
1人が殴りかかったのをきっかけに、全員が襲いかかる。
1対5の喧嘩。普通の人なら勝てるわけはないし、そうでなくても手こずるはずのこの戦い。
マリモ──新垣朔は、やっぱり普通の生徒ではなかった。
多分3分もかからなかった。
気がつくと、部室内に立っているのはマリモ1人になっていた。彼は、返り血で濡れた拳を煩わしそうにぷらぷらと振る。
戦いの中でメガネが外れてしまったらしく、まだもじゃ前髪に隠されているとはいえ、色は確認できた。綺麗なグリーン。長いまつ毛も見受けられ、十分に整った容姿が予想出来た。
それにしても、転入生が強いというのは王道通りで嬉しいのだけど、まさかここまでとは。予想以上過ぎる。
それにこの惨状。絶対俺より過剰防衛でしょ。おそらくほぼ手加減してない。下手したら、病院送りな人もいそうだ。
蓮が知ったら喜びそうだ。後でメッセージ送ってやろう。
マリモは、部室の隅で固まって震えているチワワたちを一瞥すると、転がっている男たちの中から意識のあるヤツの胸ぐらを掴み上げた。
「なぁ、アンタらどっかのチームに属してんの?」
「なっ…」
男は驚いたように目を見張る。そんな反応すら煩わしそうなマリモ。
今までとは正反対な、まるで感情の乗らない平坦な低い声で、先を促す。
「いいから。どうなんだよ」
「あ、ぁ…。〔蛇彩〕っつーチームに、いる……」
「ふぅん、〔蛇彩〕ね。聞いたことはあるな。じゃあさ──」
かすかに聞こえたその単語に、俺は目を見張った。
「──〔Aqua〕って、知ってる?」
思わず顔を引っ込める。
まさか、ここでその名前を聞くとは思わなかった。
壁越しに、会話を聞き続ける。
「〔Aqua〕って…、あの、伝説の族潰しの…?」
「そう。奴らについて何か知ってたりしねえ?」
「俺は、見たこと、ねぇから……。深い、青のフードに身を包んだ、2人組…だと、しか……」
「あっそ」
吐き捨てるように呟く声がしたかと思うと、すぐに何かを叩く音と倒れる音が響いた。恐らく、気絶させたのだろう。
そっと中を確認すると、片膝をついていたマリモが、ゆらりと立ち上がるところだった。
そのグリーンの瞳を思い切り細めて、静かに呟く。
「そんな情報、誰でも知ってんだよ」
その一言には、様々な感情が詰まっているように感じた。
俺は、音を立てないようにそっとその場を離れる。
曲がり角に差し掛かった時、彼が目の前に立っていた。
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