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女子アナウンサー・萌桃

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 婚礼まであと一カ月。
 若き第三王子とその婚約者は、王宮の奥にある一室に呼ばれた。
 今宵から、いよいよ「夫婦教育」が始まるのである。
 年配の侍女が二人に告げる。

「バジル様、サラ様、いよいよ一カ月後には婚礼の儀式が行われ、お二人は夫婦となられます。王家の繁栄のため、お子を授からなければなりません」

 バジルもサラも、それが勤めであることは自覚していた。しかし、二人とも経験も知識もなく不安を感じていた。

「今夜から、お二人には夫婦になるための学習をしていただきます」


 ただならぬ雰囲気を感じ、二人とも緊張した表情になる。

「どうぞ、こちらへ」

 侍女がドアを開けると、全裸の女が床に平伏していた。

「性奴隷のモモでございます。お二人が無事に初夜をお迎えになるための生きた教材となります。モモ、ご挨拶を」
「モモと申します。お二人が円満な夫婦生活を送られますよう、この身を捧げます。よろしくお願いいたします」
「モモ、立って体を見ていただくのです。
「はい」

 モモは立ち上がり、直立不動の姿勢となった。

「さ、お側でご覧ください」

 二人は手をつなぎ、モモに近づいた。

「モモ、両手を挙げて頭の後ろで組め」

 青みがかった腋が露わになり、甘ったるい匂いが漂う。そこはきれいに処理されていた。

「どうぞ、触れてご覧になってください」

 二人はおずおずと手を伸ばす。

「真っ白で美しい肌ね」
「あ、サラ、すごくフワフワして柔らかいよ」
「ほんとね」
「見てこの乳房。柔らかいけどすごい弾力がある」
「きれいね。乳輪は私よりだいぶ大きいわ」
「おしりも丸くて大きいわ。すてき」
「モモの体は男性経験によって作られたのです。サラ様もバジル様に抱かれることで、成熟した大人の女性になります」

「ああ、なんだか怖いわ」
「サラ、大丈夫だよ。ぼくが優しく抱いてあげるから。二人で大人になっていこう」
「はい」

 侍女はモモの下腹部を指し示した。その部分は小高い丘になっており、頂点付近には刈り揃えられた楕円形の小さな楕円形があった。

「私より、こんもりしているわ。でも、あの毛は自然にあんな形になるの?」
「あれは、手入れをしているのですよ。モモ、寝台に座って、脚を広げなさい。デリケートゾーンを見ていただくのです」

 広げられた脚の間にはふっくらとした大陰唇があり、その間にはベージュ色のヒラヒラが息づいていた。

「あら、全然毛が生えてないわ」
「レーザー脱毛と言って、光線を当てて生えてこないように処理しているのです。この部分を清潔に保つためです」
「そうなの?でも、そうかも知れないわね。バジル様はどう思いますか」
「なんか、かわいく見えるね」
「じゃあ、私も施術しよう」
「サラは自分のここを見たことある?」
「ないわ。こんなふうになってるんだ」

 サラはモモの局所を興味津々で眺めていた。

「サラ様、そこをご覧になっていてください」

 侍女がモモの乳房を揉み、乳首をクリクリ刺激すると、腰が動き始めた。

「あ、ああん」
「サラ様、どうですか?」
「う、動いてる」

 大陰唇がさらに開き、ヒラヒラがもぞもぞ動き出す。そして、割れ目の奥からは潤みが溢れ出した。

「ここだけ別の生き物みたい」
「サラ様のそこも、感じるとこうなるのですよ」
「やだ、信じられない」

 幼い二人に、まず女体の不思議さを意識させ、性への興味を持たせることが第一段階である。動画では視覚的な経験はできても、溢れ出る愛液の粘り、温度、匂いなどは生体を使わなければ実感できない。
 寝台に寝かされたモモの脇にバジルとサラも横になり、両側からモモの体に触れ始めた。

「ああ、まるで絹のようにスベスベしている」

 サラは乳房をゆっくりと揉んでいる。

「ああ、どうしたらこんな胸になるの」

 乳首に触ったらどうなるのかな。好奇心から突いてみる。
 勢いよく腰がはねる。
 舐めてみよう。
 ピンと立っている乳首に舌を這わせる。

「あん、そこダメ」

 もう一方の乳首を吸う。両側から責められて、モモに火が付いた。

「ああ、感じる、感じちゃう。許して」

 泉は熱く滾り、どろどろしている。

(私も、こんなになっちゃうのかな)

 想像してサラもドキドキする。
 つい先ほどまで、純真そのものだった第三王子と婚約者は、いま違う世界に踏み込もうとしていた。
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