闇調教師の恋

芦屋 道庵 (冷月 冴 改め)

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女子大生、二体

温順2

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「寒くない?」
「……寒くありません」

 バスルームの中は温度調節されている。しかし、それとは別に、身体の内部からの火照りを感じていた。

「この沐浴剤の香りはね、香薬師の先生が特別に調合してくれたもので、全身の血行が良くなって敏感になるの。たとえば、ここ」

 両方の乳首を指の間に挟み、胸全体をやわらかく揉み込むとピクッ、ピクッと反応する。そのウブさがたまらなく愛しくて、

「ああ、くららちゃん、なんて可愛いの?もっとイジメたくなっちゃう……」
「……イジメないで……ください」
「フフッ、今度は足を洗ってあげる」

 初美は前に回って座り、くららの左の足先を手に取る。くららは口に手を当てて耐える。

「恥ずかしいの?」
「……はい」
「やめる?」

 真っ赤になりながら首を横に振る。

「ふーん、気持ち良いんだ」
「……気持ち、い……あっ」

 指の間を洗われて、背をのけ反らせた。丁寧に足の甲や裏も洗い、かかと、足首、ふくらはぎ、腿と上がっていく。そこで右足に移り同じように腿まで洗った。

「……」

 次に何が起こるのだろう。恐れと期待が湧き上がる。

「いやっ、いやぁぁっ」

 初美の手が後ろに回り、思いもよらず肛門アヌスに伸びたのだ。立ち上がって逃れようとするが、押さえ付けられる。

「あのね、いちばん大事なところを洗う前に、ほかを全部きれいにしておいた方が良いでしょ?」

 その部分を洗い終えた後、温いシャワーで全身の泡を流す。

「ほら、キレイになった」

 初美は再び前に回り、くららの膝をクイッと開かせるとその間に座り込んだ。

「フフッ、触っちゃお、っと」

 まずアンダーヘアをサワサワ触る。

「いい触り心地。しなやかで艶がある。いままでに手入れしたことは?」
「あ、ありません……」
「そうよね。とってもナチュラル。でも少し、型と毛量を整えるともっと素敵になるわ。後でケアしてあげるね」

 くららは恥ずかしくて、顔を覆って横を向いている。

「さあ、洗おう」

 泡を手に取りヘア、鼠蹊部と洗っていく。

「ここ、ずいぶんふっくらしてるね」

 恥丘にはくっきりとスジが刻まれている。手を股間にまで進め、大陰唇の合わせ目を指先でなぞる。

「あん」

 可愛らしい声をあげて、腰をもじもじさせている。

「お股の間にも毛が生えているね。ここは後で剃ってあげようね」
「……はい」

 その従順な返事に満足しつつ、割れ目を押し広げる。

「ここはあんまり洗いすぎても良くないのよ。でも白い垢が残らないように気を付けようね」
「はい」

 いよいよ突起の皮を剥く。

「ああっ」

 いままで経験したことのない感触に慄いている。

「剥いたことないの?」

 うん、うんと頷く、くらら。

「そう、じゃ優しくしないと痛いね」
「う……」
「はい、終わり。お湯で流そうね」

 洗い終わると、疲れてぐったりとバスタブの縁に手をついている。初美は熱い湯を少し足して温度を上げ、

「ほら、もう一度入って温まりなさい」

 くららは素直に湯に浸かる。再び沐浴剤の香りに包まれてうっとりと眼を閉じた。幽閉されている身でありながら、なぜこんなにリラックスしているのだろう。その答えは分からなかったが、幸せを感じ始めていた。

 (続く)
 
 
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