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身代わり<リラ視点>
身代わり4
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「名前はなんと言うの?」
王子はそう聞いたが私に答えられるわけがなかった。私はただ、首を横に振った。王子は私が初めてだったので興味本位で抱くのかもしれない。男の人は好きでもなくとも抱けるというし。と、すると先ほどの薬は避妊薬なのではないだろうかと思い当たる。流石に子どもができては困るので気を使ったのだろう。しかし、私は事前に避妊具をつけていた。一般的な避妊具は女性が性器の中に膜を入れて男性の精を遮断するというものだ。
「はぅっ」
浅く私の秘所を探っていた王子の指が深く潜り込んできた。
「ずいぶん準備がいいんだね」
私の中で指を暴れさせていた王子が少し不機嫌そうに眉を顰めた。中に入れていた避妊具に気が付いたようだった。
「これは、必要ないからね」
そう言って王子は避妊具をずるりと引っ張り出した。
「凄い、卑猥だね、女の子から避妊具抜くのって。感じてくれてるんだ。糸引いてる」
なぜだか、王子が上機嫌になってきていた。王子は避妊具をぽいと屑箱に入れると再び私の中に指を侵入させて来る。くちゃくちゃと粘る音がしてきて私は息を整えようと必死だった。
「処女の王女様がさ、こんな男を誘ってます的なナイトドレスと下着を選ぶかなぁ?……まあ、君が着てるには私にとってラッキーでしかないけど」
もう、どうしていいかわからなかった。早く終わってくれたら、と切に願うしかない。突っ込まれて終わりだからと女に言われていた筈なのに王子は私の体を時間をかけて愛撫してくる。時折唇を吸われ、胸の突起を甘噛みされ、秘所の粘液を掻き出されるように抜き差しされてもう自分の体が自分ではないようだった。
「そろそろ、頂いちゃおうかな。私の名を呼んで良いよ。ルーファと」
王子は私の足を大きく割り開いてそう言った。私は必死に首を横に振るしかない。
「頑固だね……」
リラは……と王子に耳元で囁かれたと思うと初めてまともに王子と目が合った。瞬間に体の中心を引き裂かれるように突き立てられる。
「んんはっ……!!」
何もかも、バレている!そう思うも、メリメリと浸食してくるその圧迫感と痛みに私の唇からは言葉にならない声しかあげられない。グチョグチョという水音と共に私を犯す王子のものは一層硬度を増したようで狭いそこを何度も擦りあげた。掴めるものもなく、さまよう私の腕を自身の首に回すように持っていく。目を瞑り、耐えるしかない私の瞼にキスを落としながら、王子は腰の動きを速めてきた。
「リラが飲んだ薬は排卵を促す薬だよ……。」
「えっ!?」
「赤ちゃん、出来るといいね。」
驚愕に目を開く私に額に汗を浮かべた王子はそう言って笑った。
「い……いや……。」
『はい』と『いいえ』しかしゃべれないとされていたがそんな場合ではなかった。
「やめてぇええええ!!」
そう叫ぶ私の体の最奥に王子は精を放った。王子の両肩に足をかけさせられた私はひどい恰好だった。
「なんてことを……。」
体の震えと涙が止まらなかった。同意するかのように首に回していた手を今度は王子を退けるために突っぱねる。王子は何を考えているのだろう。自分の子を身ごもったら、どうしようというのだ。怖い。王子が何を考えているのかさっぱりわからない。赤ちゃんができたらわざと堕胎させられるのだろうか……。それが私が王子に嘘をついた罰なのだろうか。他人の手術でさえあんなに胸が痛んだのに……。
「やっと声が聞けた。私の名前を呼びたくなった?」
王子は満足げにそう言って自身を抜く。熱が離れた感覚ととろりと体内から漏れる王子の精がお尻へと伝たった。
「どのくらい注げばいいのかな……。」
王子はかかっていた私の足をおろすと足を開かせたままじっと観察していた。私はせめてもと手で顔を隠して、しくしくと泣くことしかできない。自分の身に何が起こっているのか考えたくなかった。
「初めてだったから、痛いよね。」
確かにそこは広げられ、中を突かれて痛い。それでも胸の痛みよりはましに思えた。何とか足を揃え横に倒し、王子から少しでも距離を取ろうと動いた。それなのに……
「リラは背中も魅力的だね……。」
動いた私に再び王子がのしかかってくる。背中から抱え込まれるように抑え込まれると背中を舐め上げられながら胸を掴まれた。キュウと両胸の先端を指でしごかれて私の腰は私の意志と関係なく跳ねた。すかさず王子は腕で私の腰を抱え込み、膝を立たせると四つん這いにした。
「なにを!!」
「なにって……。」
ふふ、王子が笑うのが聞こえて、私の腰ががっしりと固定された。
「いや! やめて!! 赤ちゃんができちゃう!」
お尻に当たっていたものに覚えがあった私はとにかく叫びながら逃げようともがいた。でもがっしりと掴まれた腰はびくとも動かない。王子は精液でグチョグチョになった私のそこに肉欲を押し当てて二度ほど往復させるといとも簡単に潜り込んできた。
「ああ! 許してください!」
「リラ、そうじゃない、気持ちいいって言って? さっきまで処女だったのに私のにぴったりだよ。まるで私の為に作られたようだ」
「お、おねがいです……中に出さないで……」
「お願いなら聞いてあげなくもないよ? ルーファ、お願いって言ってくれたら聞いちゃうかもね」
「る……ルーファ…さま…お願いします……」
そう言ったのに
「あ、ダメだ……。ごめんね……」
王子は私の願いも聞き入れずに腰を進め、また中で爆ぜる。それでも……この行為は終わることがなく、その後も私が気を失うまでずっと王子は私を犯し続けた。
王子はそう聞いたが私に答えられるわけがなかった。私はただ、首を横に振った。王子は私が初めてだったので興味本位で抱くのかもしれない。男の人は好きでもなくとも抱けるというし。と、すると先ほどの薬は避妊薬なのではないだろうかと思い当たる。流石に子どもができては困るので気を使ったのだろう。しかし、私は事前に避妊具をつけていた。一般的な避妊具は女性が性器の中に膜を入れて男性の精を遮断するというものだ。
「はぅっ」
浅く私の秘所を探っていた王子の指が深く潜り込んできた。
「ずいぶん準備がいいんだね」
私の中で指を暴れさせていた王子が少し不機嫌そうに眉を顰めた。中に入れていた避妊具に気が付いたようだった。
「これは、必要ないからね」
そう言って王子は避妊具をずるりと引っ張り出した。
「凄い、卑猥だね、女の子から避妊具抜くのって。感じてくれてるんだ。糸引いてる」
なぜだか、王子が上機嫌になってきていた。王子は避妊具をぽいと屑箱に入れると再び私の中に指を侵入させて来る。くちゃくちゃと粘る音がしてきて私は息を整えようと必死だった。
「処女の王女様がさ、こんな男を誘ってます的なナイトドレスと下着を選ぶかなぁ?……まあ、君が着てるには私にとってラッキーでしかないけど」
もう、どうしていいかわからなかった。早く終わってくれたら、と切に願うしかない。突っ込まれて終わりだからと女に言われていた筈なのに王子は私の体を時間をかけて愛撫してくる。時折唇を吸われ、胸の突起を甘噛みされ、秘所の粘液を掻き出されるように抜き差しされてもう自分の体が自分ではないようだった。
「そろそろ、頂いちゃおうかな。私の名を呼んで良いよ。ルーファと」
王子は私の足を大きく割り開いてそう言った。私は必死に首を横に振るしかない。
「頑固だね……」
リラは……と王子に耳元で囁かれたと思うと初めてまともに王子と目が合った。瞬間に体の中心を引き裂かれるように突き立てられる。
「んんはっ……!!」
何もかも、バレている!そう思うも、メリメリと浸食してくるその圧迫感と痛みに私の唇からは言葉にならない声しかあげられない。グチョグチョという水音と共に私を犯す王子のものは一層硬度を増したようで狭いそこを何度も擦りあげた。掴めるものもなく、さまよう私の腕を自身の首に回すように持っていく。目を瞑り、耐えるしかない私の瞼にキスを落としながら、王子は腰の動きを速めてきた。
「リラが飲んだ薬は排卵を促す薬だよ……。」
「えっ!?」
「赤ちゃん、出来るといいね。」
驚愕に目を開く私に額に汗を浮かべた王子はそう言って笑った。
「い……いや……。」
『はい』と『いいえ』しかしゃべれないとされていたがそんな場合ではなかった。
「やめてぇええええ!!」
そう叫ぶ私の体の最奥に王子は精を放った。王子の両肩に足をかけさせられた私はひどい恰好だった。
「なんてことを……。」
体の震えと涙が止まらなかった。同意するかのように首に回していた手を今度は王子を退けるために突っぱねる。王子は何を考えているのだろう。自分の子を身ごもったら、どうしようというのだ。怖い。王子が何を考えているのかさっぱりわからない。赤ちゃんができたらわざと堕胎させられるのだろうか……。それが私が王子に嘘をついた罰なのだろうか。他人の手術でさえあんなに胸が痛んだのに……。
「やっと声が聞けた。私の名前を呼びたくなった?」
王子は満足げにそう言って自身を抜く。熱が離れた感覚ととろりと体内から漏れる王子の精がお尻へと伝たった。
「どのくらい注げばいいのかな……。」
王子はかかっていた私の足をおろすと足を開かせたままじっと観察していた。私はせめてもと手で顔を隠して、しくしくと泣くことしかできない。自分の身に何が起こっているのか考えたくなかった。
「初めてだったから、痛いよね。」
確かにそこは広げられ、中を突かれて痛い。それでも胸の痛みよりはましに思えた。何とか足を揃え横に倒し、王子から少しでも距離を取ろうと動いた。それなのに……
「リラは背中も魅力的だね……。」
動いた私に再び王子がのしかかってくる。背中から抱え込まれるように抑え込まれると背中を舐め上げられながら胸を掴まれた。キュウと両胸の先端を指でしごかれて私の腰は私の意志と関係なく跳ねた。すかさず王子は腕で私の腰を抱え込み、膝を立たせると四つん這いにした。
「なにを!!」
「なにって……。」
ふふ、王子が笑うのが聞こえて、私の腰ががっしりと固定された。
「いや! やめて!! 赤ちゃんができちゃう!」
お尻に当たっていたものに覚えがあった私はとにかく叫びながら逃げようともがいた。でもがっしりと掴まれた腰はびくとも動かない。王子は精液でグチョグチョになった私のそこに肉欲を押し当てて二度ほど往復させるといとも簡単に潜り込んできた。
「ああ! 許してください!」
「リラ、そうじゃない、気持ちいいって言って? さっきまで処女だったのに私のにぴったりだよ。まるで私の為に作られたようだ」
「お、おねがいです……中に出さないで……」
「お願いなら聞いてあげなくもないよ? ルーファ、お願いって言ってくれたら聞いちゃうかもね」
「る……ルーファ…さま…お願いします……」
そう言ったのに
「あ、ダメだ……。ごめんね……」
王子は私の願いも聞き入れずに腰を進め、また中で爆ぜる。それでも……この行為は終わることがなく、その後も私が気を失うまでずっと王子は私を犯し続けた。
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