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第十二話─初の発芽─
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さて、決意を新たにしたのは良いが、これから何をすればいいのだろうか?
私は今、ある問題に直面していた。元々、明堂院と私のあいだには関わりなんてなかったのだ、これからどうやって彼と接点を持っていけばいいのか、全く分からない。これも、私が意図的に彼と関わりを持たないようにしてきたことも、原因のひとつだろうが、まさか、そのツケを今になって払わせられるとは思わなかった。当時は、私自身、彼に対して興味を示すこともないと思っていた。人間、何が起こるか本当に分からない。頭を唸らせるも、いい考えが思い浮かばない。そもそも、彼と1度だけでも食事できたことが奇跡に近いのだ。彼は正しく雲の上の人なのだから。
人は、決して手に入らないものを前にすると、それが喉から手が出るほど欲しくなるらしい、と知ったのはこの瞬間だった。私にとってそれは、明堂院 凛翔との対話の時間だった。たった一度だけで良い。もう一度、もう一度だけあの人と話がしたい。あの人に会いたいの──。
自分の内なる気持ちに気づいたとき、私はゾッとした。どうしてこんなことになっているのか、と。だって、私は彼が怖いのに。未だに足が震えるくらいには、恐怖で身がすくむのに。どうして、会いたい、だなんて思っているの。
自分で自分が分からなくなった。
そうして、気がついた。私は、彼に対する恐怖の形を変えてしまっているのだと。始めは、ただ、彼の存在自体が怖かった。どうしてかは、その時わからなかった。でも、それだけだった。
でも、今は?
違う。今、私が彼に抱いている感情は、そんな簡単なものじゃない。そんな簡単な言葉で言い表すことの出来るものじゃないのだ。怖い、その気持ちは変わらない。でも、その本質は大きく形を変えていた。私は、私という人格が、私を私たらしめるものが、私の全てが、彼に侵食されてしまいそうで怖いのだ。彼に触れてしまえば、一気に飲み込まれてしまいそうで、でも、知りたいと思う気持ちはやまなくて。相反する気持ちがせめぎ合ってぐちゃぐちゃだ。
でも、その迷いも遠目から彼を見るとすぐにどこかへ飛んでしまっていた。あぁ、彼に会いたい。近頃の私は、そればかり考えていた。
「最近変わったわね、雪麗」
ぼんやりとしていた意識を浮上させたのは、結弦の一言だった。目の前の人物を見ると、彼女は薄く微笑んでいた。ここのところ、結弦はこの微笑みをするようになった。
「うん? そうかな」
多少の違和感を覚えながらも、雪麗は返事をする。本当はどこかで、彼女の変化に気づいていたのかも知れない。でも、この時の私は知らないフリをした。
「えぇ、変わったわ。だって、雪麗彼に会いたいと言い出すことになるなんて、以前なら想像もできなかったもの。これって大きな変化よ?」
「そう、だね。うん。実は自分でもよく分からないの、自分の気持ちが」
「気持ち?」
「うん、もうぐちゃぐちゃ」
そう言って俯いた私を見て、結弦はため息をついた。
「あのね、雪麗。一つだけ、教えて欲しいことがあるの」
私は首を傾げる。
「どうして、雪麗はそんなにも彼に惹かれているのかしら?」
はっ、と息を呑んだ。私が、彼に、惹かれてる?
「そんな風に見えるの?」
「もしかして、無自覚だったの? だったらやめなさい。自分の心を偽っていいことなんて一つもないわ」
その言葉に息が詰まる。自分が暴かれていく。私が隠したがった、見たくなかった私が。でも、確かにそうだ。自分を偽っていいことなんて一つもない。それは、私も身をもって知っているのだから。
「長くなるけどいい?」
自分を曝け出す覚悟が、まだ足りなかったのか、気づけば私は結弦に同意を求めてしまっていた。結弦もそんな私の心を見透かしていたのだろうか、私を一瞥すると、優しく微笑んで、静かに頷く。その様子に安心した私は、ぽつりぽつりと、自分の心情を語りだした。
「初めて会った時はね、本当に怖かった。ただ単に、彼に恐怖を抱いただけ。でもね、今になって思うと、その時から私は、彼に惹き付けられていたんだと思う。恐怖、即ち、畏怖。そう、私は、彼に畏怖していた。その存在を恐れながらも、その存在に、誰よりも強く、惹かれていた。当時はそんなこと全然気づかなかったけど。そうして、少しずつ、少しずつ、彼に近づいて言って、その気持ちに気づいたって言う感じかな」
だから、変わったと言うよりは、初めからあったものに気づいただけなんだと思うよ。最後にそう付け足して、私はコーヒーで喉を潤す。
─そう、そうなの。結弦はとうの昔に、囚われてしまったのね─
「なんて言ったの?」
結弦が何か言った気がしたが聞こえなかったのでそう尋ねると、何でもないのよ、と言って結弦にはぐらかされてしまった。そう言われると何も言えない。私は釈然としない気持ちで、もう一度コーヒーに口をつけた。
「あら、大変。もうすぐ講義に行かなくちゃ」
「え、それは急がないと。ごめん、引き止めちゃって」
「いいのよ。そもそも私から聞いたことだし。今から向かえば間に合うから。じゃあ、またね、雪麗」
「うん、ばいばい。講義頑張ってね」
そう言って、手を振りながら講義に向かう結弦を見送った。私も帰らなくては。
今日は、午前中に講義があり、それを終えて帰ろうとしたところに結弦とばったり会って、結弦の講義が始まるまで、と大学内のカフェでお茶をしていたのだ。彼女が行ってしまっては、もうここに用はない。私も帰ろうとして、ふと窓を見る。
そこには、会いたいと思ってやまない男がいた。
私は、しばらく驚きに目を見開いて、呆然と立ち尽くしていたが、次の瞬間弾かれたように彼のあとを追った。
おかしい。こんなにも追いかけているのに、差が中々埋まらない。でも、これはチャンスだ。この機会を逃せば、二度目のチャンスは無いかもしれない。その思いだけで私は彼を追い続けた。
やがて、たどり着いたのは第二図書館。この扉の向こうに彼がいる。恐怖、期待、不安、歓喜、様々な感情が入り乱れて何とも言えない心情のまま、ドアノブに手をかけた。
ガチャリ。聞き慣れたその音が、やけに響いた気がした。心臓がバクバクとうるさい。このままだと私は─。
「追いかけてきてくれたのですね」
その声に顔を上げると、明堂院が蕩けるような笑みで私を見ていた。その途端、私の心臓は、今までにないくらいに騒ぎ出す。父と母の喧嘩を見た時よりも、塞ぎ込む母を慰めていた時よりも、貴方に初めて出会った時よりも。
「ぁ、あの」
頭が真っ白になり何も考えられない。言いたいことが沢山あったはずなのに、なんの言葉も紡げない。
「ふふ、可愛い」
「っ!」
急に敬語が抜けたことに驚く間もなく、私は別の驚愕に身を竦ませた。
「っん、.........はっ、あぁ」
ぇ、これはどういうこと。唇が柔らかい感触に包まれて。少しひんやりとしたこれは、唇?
わたし、いま、きすされてる? かれに?
混乱する頭は上手く働いてくれない。でも、彼はそんな私を気にもとめず、キスを続ける。角度を変えて何度も、唇に触れてくるそれに、抵抗すら何も出来ず、恐怖で身がすくむ。次第に息苦しくなっていき、命までも彼に握られているのかと思うと、また恐怖が増す。
どうして?
そんな意味もないことを考える。この状況を打開するためには、もっと、別のことに頭を働かせないといけないはずなのに。
そうしている間に、息苦しくなり、酸素を求め口を開いた隙に、彼の舌が侵入してくる。熱くて火傷してしまいそうなのに。蕩けるそれに抵抗できない。彼の動きは大胆で、口内を舐り、舌を絡ませてくる。私は恐怖から、逃げようとする。必死に藻掻くが、後頭部を押さえつけられ、腰を抱かれていては何も出来ない。次第に涙が滲んでくる。私はあまりのことに、目を瞑っているが、それでも、絡まりつくような視線を感じて、体が熱くなる。
「はぁ、あっ、.....んぁ」
全然終わらない。怖い怖い怖い。どうして、追いかけてきてくれたのですね、って何? 追いかけてきていたことがバレているだけならまだしも、その言い方だと、まるで、私を誘導してきたみたい。だったら、貴方はいつから私を見ていたの?
答えが分からない問いを見つけてしまい、理解不能なこの状況に為す術もない。
あぁ、このままだと、わたし、ほんとうに
しんでしまいそう──
私は今、ある問題に直面していた。元々、明堂院と私のあいだには関わりなんてなかったのだ、これからどうやって彼と接点を持っていけばいいのか、全く分からない。これも、私が意図的に彼と関わりを持たないようにしてきたことも、原因のひとつだろうが、まさか、そのツケを今になって払わせられるとは思わなかった。当時は、私自身、彼に対して興味を示すこともないと思っていた。人間、何が起こるか本当に分からない。頭を唸らせるも、いい考えが思い浮かばない。そもそも、彼と1度だけでも食事できたことが奇跡に近いのだ。彼は正しく雲の上の人なのだから。
人は、決して手に入らないものを前にすると、それが喉から手が出るほど欲しくなるらしい、と知ったのはこの瞬間だった。私にとってそれは、明堂院 凛翔との対話の時間だった。たった一度だけで良い。もう一度、もう一度だけあの人と話がしたい。あの人に会いたいの──。
自分の内なる気持ちに気づいたとき、私はゾッとした。どうしてこんなことになっているのか、と。だって、私は彼が怖いのに。未だに足が震えるくらいには、恐怖で身がすくむのに。どうして、会いたい、だなんて思っているの。
自分で自分が分からなくなった。
そうして、気がついた。私は、彼に対する恐怖の形を変えてしまっているのだと。始めは、ただ、彼の存在自体が怖かった。どうしてかは、その時わからなかった。でも、それだけだった。
でも、今は?
違う。今、私が彼に抱いている感情は、そんな簡単なものじゃない。そんな簡単な言葉で言い表すことの出来るものじゃないのだ。怖い、その気持ちは変わらない。でも、その本質は大きく形を変えていた。私は、私という人格が、私を私たらしめるものが、私の全てが、彼に侵食されてしまいそうで怖いのだ。彼に触れてしまえば、一気に飲み込まれてしまいそうで、でも、知りたいと思う気持ちはやまなくて。相反する気持ちがせめぎ合ってぐちゃぐちゃだ。
でも、その迷いも遠目から彼を見るとすぐにどこかへ飛んでしまっていた。あぁ、彼に会いたい。近頃の私は、そればかり考えていた。
「最近変わったわね、雪麗」
ぼんやりとしていた意識を浮上させたのは、結弦の一言だった。目の前の人物を見ると、彼女は薄く微笑んでいた。ここのところ、結弦はこの微笑みをするようになった。
「うん? そうかな」
多少の違和感を覚えながらも、雪麗は返事をする。本当はどこかで、彼女の変化に気づいていたのかも知れない。でも、この時の私は知らないフリをした。
「えぇ、変わったわ。だって、雪麗彼に会いたいと言い出すことになるなんて、以前なら想像もできなかったもの。これって大きな変化よ?」
「そう、だね。うん。実は自分でもよく分からないの、自分の気持ちが」
「気持ち?」
「うん、もうぐちゃぐちゃ」
そう言って俯いた私を見て、結弦はため息をついた。
「あのね、雪麗。一つだけ、教えて欲しいことがあるの」
私は首を傾げる。
「どうして、雪麗はそんなにも彼に惹かれているのかしら?」
はっ、と息を呑んだ。私が、彼に、惹かれてる?
「そんな風に見えるの?」
「もしかして、無自覚だったの? だったらやめなさい。自分の心を偽っていいことなんて一つもないわ」
その言葉に息が詰まる。自分が暴かれていく。私が隠したがった、見たくなかった私が。でも、確かにそうだ。自分を偽っていいことなんて一つもない。それは、私も身をもって知っているのだから。
「長くなるけどいい?」
自分を曝け出す覚悟が、まだ足りなかったのか、気づけば私は結弦に同意を求めてしまっていた。結弦もそんな私の心を見透かしていたのだろうか、私を一瞥すると、優しく微笑んで、静かに頷く。その様子に安心した私は、ぽつりぽつりと、自分の心情を語りだした。
「初めて会った時はね、本当に怖かった。ただ単に、彼に恐怖を抱いただけ。でもね、今になって思うと、その時から私は、彼に惹き付けられていたんだと思う。恐怖、即ち、畏怖。そう、私は、彼に畏怖していた。その存在を恐れながらも、その存在に、誰よりも強く、惹かれていた。当時はそんなこと全然気づかなかったけど。そうして、少しずつ、少しずつ、彼に近づいて言って、その気持ちに気づいたって言う感じかな」
だから、変わったと言うよりは、初めからあったものに気づいただけなんだと思うよ。最後にそう付け足して、私はコーヒーで喉を潤す。
─そう、そうなの。結弦はとうの昔に、囚われてしまったのね─
「なんて言ったの?」
結弦が何か言った気がしたが聞こえなかったのでそう尋ねると、何でもないのよ、と言って結弦にはぐらかされてしまった。そう言われると何も言えない。私は釈然としない気持ちで、もう一度コーヒーに口をつけた。
「あら、大変。もうすぐ講義に行かなくちゃ」
「え、それは急がないと。ごめん、引き止めちゃって」
「いいのよ。そもそも私から聞いたことだし。今から向かえば間に合うから。じゃあ、またね、雪麗」
「うん、ばいばい。講義頑張ってね」
そう言って、手を振りながら講義に向かう結弦を見送った。私も帰らなくては。
今日は、午前中に講義があり、それを終えて帰ろうとしたところに結弦とばったり会って、結弦の講義が始まるまで、と大学内のカフェでお茶をしていたのだ。彼女が行ってしまっては、もうここに用はない。私も帰ろうとして、ふと窓を見る。
そこには、会いたいと思ってやまない男がいた。
私は、しばらく驚きに目を見開いて、呆然と立ち尽くしていたが、次の瞬間弾かれたように彼のあとを追った。
おかしい。こんなにも追いかけているのに、差が中々埋まらない。でも、これはチャンスだ。この機会を逃せば、二度目のチャンスは無いかもしれない。その思いだけで私は彼を追い続けた。
やがて、たどり着いたのは第二図書館。この扉の向こうに彼がいる。恐怖、期待、不安、歓喜、様々な感情が入り乱れて何とも言えない心情のまま、ドアノブに手をかけた。
ガチャリ。聞き慣れたその音が、やけに響いた気がした。心臓がバクバクとうるさい。このままだと私は─。
「追いかけてきてくれたのですね」
その声に顔を上げると、明堂院が蕩けるような笑みで私を見ていた。その途端、私の心臓は、今までにないくらいに騒ぎ出す。父と母の喧嘩を見た時よりも、塞ぎ込む母を慰めていた時よりも、貴方に初めて出会った時よりも。
「ぁ、あの」
頭が真っ白になり何も考えられない。言いたいことが沢山あったはずなのに、なんの言葉も紡げない。
「ふふ、可愛い」
「っ!」
急に敬語が抜けたことに驚く間もなく、私は別の驚愕に身を竦ませた。
「っん、.........はっ、あぁ」
ぇ、これはどういうこと。唇が柔らかい感触に包まれて。少しひんやりとしたこれは、唇?
わたし、いま、きすされてる? かれに?
混乱する頭は上手く働いてくれない。でも、彼はそんな私を気にもとめず、キスを続ける。角度を変えて何度も、唇に触れてくるそれに、抵抗すら何も出来ず、恐怖で身がすくむ。次第に息苦しくなっていき、命までも彼に握られているのかと思うと、また恐怖が増す。
どうして?
そんな意味もないことを考える。この状況を打開するためには、もっと、別のことに頭を働かせないといけないはずなのに。
そうしている間に、息苦しくなり、酸素を求め口を開いた隙に、彼の舌が侵入してくる。熱くて火傷してしまいそうなのに。蕩けるそれに抵抗できない。彼の動きは大胆で、口内を舐り、舌を絡ませてくる。私は恐怖から、逃げようとする。必死に藻掻くが、後頭部を押さえつけられ、腰を抱かれていては何も出来ない。次第に涙が滲んでくる。私はあまりのことに、目を瞑っているが、それでも、絡まりつくような視線を感じて、体が熱くなる。
「はぁ、あっ、.....んぁ」
全然終わらない。怖い怖い怖い。どうして、追いかけてきてくれたのですね、って何? 追いかけてきていたことがバレているだけならまだしも、その言い方だと、まるで、私を誘導してきたみたい。だったら、貴方はいつから私を見ていたの?
答えが分からない問いを見つけてしまい、理解不能なこの状況に為す術もない。
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