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第1章 高校生編
肆
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side 星
今は、松本先輩とお昼ご飯を食べている。
「いつも気になっていたんですけど、なんで先輩は俺のこと気にかけてくれるんですか」
「んー、大事な後輩だからね。」
「本当にですか?」
「あはは、本音はねー。最初の自己紹介で、顔が好みだったから。いまは、性格も知ってもっといいなぁって思ってるよ。」
「なに行ってんですか。俺、男ですよ。」
「そういう、ちょっとツンツンしてるところとか、真面目で弟思いなところとかね。好きだよ。あっ、照れてる?可愛いね」
「照れてません!はぁ、そんなこと言われてもなにもあげませんよ。」
俺は、なにを言われたんだ。だいたい、男に言われてもなにも思わないだろ。なのに、言われて少し嬉しかった。なんでだろう。ただの先輩なのに、、、
「あらら、結構俺本気だったんだけどなー」
「もうその話はいいですから、今日は何もないといいですね。」
「朝から急いでたよね。今日、なにかあるの?もしかしてデート?」
「違います。弟に、早く帰れると言ってしまったので。」
「なんだ、デートじゃないんだ。ほんと、弟のこと大切にしてるねー。」
「まぁ、たった一人の家族ですし。」
俺が守れなかったせいで一人にしてしまったから。
「そう。兄弟仲がいいのは良いことだよね。」
「そういう先輩はどうなんですか?妹さんいらっしゃるんですよね?」
「俺? 普通じゃない、時々ご飯食べに行くけどそれくらいかなぁ」
「へぇ、仲良いんですね。一緒にご飯行くなんて、いまどき珍しいですよ。」
「そうかな。ご馳走さまでした。 美味しかった。」
「ご馳走さまでした。美味しかったです。ありがとうございます。」
午後もこの調子でいけば、約束まもれるな。
「お疲れ様でした。お先に失礼します。」
「 「お疲れ様」」
やっと帰れる。今は5時か、待つと言っていたから出来るだけ早く帰らなきゃな。
今は、松本先輩とお昼ご飯を食べている。
「いつも気になっていたんですけど、なんで先輩は俺のこと気にかけてくれるんですか」
「んー、大事な後輩だからね。」
「本当にですか?」
「あはは、本音はねー。最初の自己紹介で、顔が好みだったから。いまは、性格も知ってもっといいなぁって思ってるよ。」
「なに行ってんですか。俺、男ですよ。」
「そういう、ちょっとツンツンしてるところとか、真面目で弟思いなところとかね。好きだよ。あっ、照れてる?可愛いね」
「照れてません!はぁ、そんなこと言われてもなにもあげませんよ。」
俺は、なにを言われたんだ。だいたい、男に言われてもなにも思わないだろ。なのに、言われて少し嬉しかった。なんでだろう。ただの先輩なのに、、、
「あらら、結構俺本気だったんだけどなー」
「もうその話はいいですから、今日は何もないといいですね。」
「朝から急いでたよね。今日、なにかあるの?もしかしてデート?」
「違います。弟に、早く帰れると言ってしまったので。」
「なんだ、デートじゃないんだ。ほんと、弟のこと大切にしてるねー。」
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「俺? 普通じゃない、時々ご飯食べに行くけどそれくらいかなぁ」
「へぇ、仲良いんですね。一緒にご飯行くなんて、いまどき珍しいですよ。」
「そうかな。ご馳走さまでした。 美味しかった。」
「ご馳走さまでした。美味しかったです。ありがとうございます。」
午後もこの調子でいけば、約束まもれるな。
「お疲れ様でした。お先に失礼します。」
「 「お疲れ様」」
やっと帰れる。今は5時か、待つと言っていたから出来るだけ早く帰らなきゃな。
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