5 / 5
第1章 高校生編
肆
しおりを挟む
side 星
今は、松本先輩とお昼ご飯を食べている。
「いつも気になっていたんですけど、なんで先輩は俺のこと気にかけてくれるんですか」
「んー、大事な後輩だからね。」
「本当にですか?」
「あはは、本音はねー。最初の自己紹介で、顔が好みだったから。いまは、性格も知ってもっといいなぁって思ってるよ。」
「なに行ってんですか。俺、男ですよ。」
「そういう、ちょっとツンツンしてるところとか、真面目で弟思いなところとかね。好きだよ。あっ、照れてる?可愛いね」
「照れてません!はぁ、そんなこと言われてもなにもあげませんよ。」
俺は、なにを言われたんだ。だいたい、男に言われてもなにも思わないだろ。なのに、言われて少し嬉しかった。なんでだろう。ただの先輩なのに、、、
「あらら、結構俺本気だったんだけどなー」
「もうその話はいいですから、今日は何もないといいですね。」
「朝から急いでたよね。今日、なにかあるの?もしかしてデート?」
「違います。弟に、早く帰れると言ってしまったので。」
「なんだ、デートじゃないんだ。ほんと、弟のこと大切にしてるねー。」
「まぁ、たった一人の家族ですし。」
俺が守れなかったせいで一人にしてしまったから。
「そう。兄弟仲がいいのは良いことだよね。」
「そういう先輩はどうなんですか?妹さんいらっしゃるんですよね?」
「俺? 普通じゃない、時々ご飯食べに行くけどそれくらいかなぁ」
「へぇ、仲良いんですね。一緒にご飯行くなんて、いまどき珍しいですよ。」
「そうかな。ご馳走さまでした。 美味しかった。」
「ご馳走さまでした。美味しかったです。ありがとうございます。」
午後もこの調子でいけば、約束まもれるな。
「お疲れ様でした。お先に失礼します。」
「 「お疲れ様」」
やっと帰れる。今は5時か、待つと言っていたから出来るだけ早く帰らなきゃな。
今は、松本先輩とお昼ご飯を食べている。
「いつも気になっていたんですけど、なんで先輩は俺のこと気にかけてくれるんですか」
「んー、大事な後輩だからね。」
「本当にですか?」
「あはは、本音はねー。最初の自己紹介で、顔が好みだったから。いまは、性格も知ってもっといいなぁって思ってるよ。」
「なに行ってんですか。俺、男ですよ。」
「そういう、ちょっとツンツンしてるところとか、真面目で弟思いなところとかね。好きだよ。あっ、照れてる?可愛いね」
「照れてません!はぁ、そんなこと言われてもなにもあげませんよ。」
俺は、なにを言われたんだ。だいたい、男に言われてもなにも思わないだろ。なのに、言われて少し嬉しかった。なんでだろう。ただの先輩なのに、、、
「あらら、結構俺本気だったんだけどなー」
「もうその話はいいですから、今日は何もないといいですね。」
「朝から急いでたよね。今日、なにかあるの?もしかしてデート?」
「違います。弟に、早く帰れると言ってしまったので。」
「なんだ、デートじゃないんだ。ほんと、弟のこと大切にしてるねー。」
「まぁ、たった一人の家族ですし。」
俺が守れなかったせいで一人にしてしまったから。
「そう。兄弟仲がいいのは良いことだよね。」
「そういう先輩はどうなんですか?妹さんいらっしゃるんですよね?」
「俺? 普通じゃない、時々ご飯食べに行くけどそれくらいかなぁ」
「へぇ、仲良いんですね。一緒にご飯行くなんて、いまどき珍しいですよ。」
「そうかな。ご馳走さまでした。 美味しかった。」
「ご馳走さまでした。美味しかったです。ありがとうございます。」
午後もこの調子でいけば、約束まもれるな。
「お疲れ様でした。お先に失礼します。」
「 「お疲れ様」」
やっと帰れる。今は5時か、待つと言っていたから出来るだけ早く帰らなきゃな。
0
お気に入りに追加
5
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説

愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア

傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。

かわいい息子がバリタチだった
湯豆腐
BL
主人公は、中田 秀雄(なかた ひでお)36歳サラリーマン。16歳の息子と2人暮らし。
残業で深夜に帰宅したとき、息子・真央(まお)が男と性行為をしている姿を目撃してしまう!
【注意】BL表現、性描写がかなりあります。

組長と俺の話
性癖詰め込みおばけ
BL
その名の通り、組長と主人公の話
え、主人公のキャラ変が激しい?誤字がある?
( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )それはホントにごめんなさい
1日1話かけたらいいな〜(他人事)
面白かったら、是非コメントをお願いします!


飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる