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過去~高校生編1

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そして玲人は自分の上着をパサッと脱ぎ捨てた。


整った身体。

程よく筋肉がついていて腹筋には軽く線が入っている。

無駄なものなんてまったくない玲人の身体は…とても。


「…キレイ」


思わず口から出てしまった僕の言葉を聞いて玲人が振り返る。

上半身裸の玲人なんてお風呂上りくらいにしか見たことなくって。

しかも今は全然違う状況で。


どうしたらいいか分からない。

ついつい目をそらしてしまった。


ベッドが少し沈んで、玲人が近づいてくるのが分かる。


キシリ。

キシッ。


「慶太」


クッとあごを上げられて一度唇が触れた。


「大丈夫だから」

「……ん」

「大丈夫」

「うん」


そして僕の上着に玲人の手がかかった。

シャツのぼたんをプチプチとはずされていく。

僕はその様子をただ固まって見てるだけ。


「あっ」

素肌に直に触れられて大げさに僕の身体が飛び跳ねた。


それでも止まる事ない玲人の手はなぜか僕の胸へと…


「玲人…僕…胸ないよ」

「でも…ここは感じる」

「ぁあっ!」


指の腹で先端を押されると今まで発した事のない声が出てしまう。


(何…今の…)


片方を指で執拗にいじり、もう一方にはぬめりとした感触。


「ん…玲人…ゃだ!それ…ヤダ!!」

お願いしても全然取り合ってくれる様子は無くただひたすらそこを弄ばれる。


「あぁん!…ぁン…ダメ…」

かりっと歯を立てられる。

いちいち反応する僕が面白いのか、玲人はそこばかりを弄び続ける。


「ひぁ…玲人…玲人…ぁあ…」

「慶太、可愛い。」

チュ、とおでこにキスをくれた。


「ごめん慶太、少しだけ腰浮かせて?」

「ん…」


ベッドと僕の間に出来たわずかの隙間に手を入れてズボンと下着を一気に取り去った。


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