君が私に染まってく

ヴァルニカ

文字の大きさ
上 下
7 / 7

7

しおりを挟む
「ハァ…ハァ……緋乃ちゃん……」
桃奈は喘ぎながらそういった。暗い部屋で壁にもたれ、机には大量の薬がばらまかれている。
「い…1日会わないだけで…こんなに苦しいなんて…桃奈がこんなんになっちゃったのは…全部…緋乃ちゃんのせいだ…」
桃奈は自分の胸を軽く叩く。息がもたない。
「ひ…一人じゃ…あんな気持ちよく…なれないよ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「緋乃ちゃん……」
「桃奈、今日は予定ないんだよね?」
次の日の夜、桃奈が来た。
「うん…今日はないの…それより…」
桃奈は私の体に抱きついてきた。
「緋乃ちゃん…ずっと会いたかった…♡」
そう耳元で囁いた。
「桃奈……じゃあ、上、行こっか…」
そこで私はあることを思い出した
「ちょっとまってて」
上には笛ちゃんがいる。そこで桃奈と鉢合わせてしまったら………どうなるかわからない。
ガチャ…
「笛ちゃん、私がいいよって言うまでクローゼットの中に入っててくれない?」
「はい…でもなんで?」
「それは…あとで話すから…とりあえず入ってて!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なんでクローゼットの中になんか入んないといけないんだろ」
暗い中でそう笛は思った。
ガチャ……
「…?」
クローゼットの外から話し声が聞こえる。
「誰かと話してるのかな…?」
扉を少し開け、隙間から覗いてみた
「あっ……!」
その先には、抱き合いながらキスをする緋乃と桃奈
の姿があった。
「みちゃだめ……みちゃだめ……」
心のなかではそう思っていても目があの二人に釘付けでやめることができない。
「はぁ……緋乃ちゃん……♡桃奈のこと…気持ちよくさせてね…♡」
「桃奈……♡」
そして緋乃は桃奈の服を脱がして……
「ヒャッ……♡もっ…と…強く……お願い……♡」
「ナハハハハ…いいよ♡」
目に映るものが刺激的すぎた
「だ、だめだよ!先輩たちの楽しんでる姿みちゃ…バカバカ!笛!」
笛はやっとそこで扉を閉めた。
「ハァッ…♡♡ンッ……♡♡そ、そこ…!お願い…もっと……♡ハァンッ♡♡♡」
扉を締めても桃奈の声が絶えずに聞こえる。
「緋乃先輩…どれくらいの強さでやってるんだろ…」
昨日のはたしかに気持ちよかったが、性的なものに興味がない笛は、またあの快感を味わいたいとは思わなかった。
「でも、桃奈先輩…中毒だよね…」
そんな事を考えながら、笛は寝てしまった
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

身体だけの関係です‐原田巴について‐

みのりすい
恋愛
原田巴は高校一年生。(ボクっ子) 彼女には昔から尊敬している10歳年上の従姉がいた。 ある日巴は酒に酔ったお姉ちゃんに身体を奪われる。 その日から、仲の良かった二人の秒針は狂っていく。 毎日19時ごろ更新予定 「身体だけの関係です 三崎早月について」と同一世界観です。また、1~2話はそちらにも投稿しています。今回分けることにしましたため重複しています。ご迷惑をおかけします。 良ければそちらもお読みください。 身体だけの関係です‐三崎早月について‐ https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/500699060

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

処理中です...