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21.裸の付き合い
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翡翠の転移魔法で、お父様の家に帰ってきた。
今朝のお父様は、家中を甘ったるい匂いで染め上げるほどに、大量のお菓子を生産していた。今も、その匂いは消えておらず、大量のお菓子が積み上がっているのだが、お父様は、それを食べながら酒を飲み、潰れている。一応、まだ起きている様ではあるが、スライムみたいに溶けている。こんなお父様は、初めて見た。一体、何をしているのか。
「お父様にお風呂に入れてもらおうと思ったのに、ホント使えないな! パパを呼んでくるから、ちょっと待っててね」
翡翠は、走って家を出て行った。
お父様の家のお風呂だが、パパに入れてもらった。
パパの家にもお風呂はあるが、水や薪を準備するのが、面倒だからだ。お父様の家のお風呂なら、私か翡翠の魔力を使えば、いくらでもお湯が蛇口から出て来る。沸かす時間も必要ない。そうか。パパのお風呂でも、魔法でお湯を出せば変わらないな。もう入っちゃったし、まぁいいか。
「大変申し訳ありません。風呂に入らず寝てしまえば良いと思ったのですが」
「たまには、一緒に風呂に入るのもいいだろう」
「普通の状態で入るなら構いませんが、完全介護で洗って頂くなど、子どもの身であっても居た堪れないですよ」
「翡翠の言う通りだね。ごめんね」
今は、汗だくで、ホコリまみれになった頭を洗ってもらっている。ただ洗ってもらうのもどうかと思うのに、今の私は、1人で座ることもままならない。関節の硬いタコ人間状態だ。その上、世話になっている身で、時々痛いと悲鳴をあげたりする。その度に、謝らせてしまったりして、申し訳なさで胸が苦しい。
「琥珀は、まだ4つだ。もう少し、甘えてくれないかな。いや、くれないかなじゃダメだよね。頼り甲斐のない親で、ごめんね」
「パパは、私の父ではないのでしょう。養育義務はありませんよ。お世話になり、大変心苦しく思っております」
「実父だったら、甘えてくれる? 今は、実父は明かさない約束をしているから、それについて明言をすることはできないのだけれど、もしそうなのであれば、わたしは来週にでも実父になってくるよ」
「実父とは、そういうものではないと思います」
「血なんて関係ない。わたしはずっと、琥珀のことをわたしの子だと思って接してきたよ。足りないところがある自覚があるから、独り占めは控えていたけれど、それでよそよそしくされるなら、今日からずっと抱っこして暮らそう。大丈夫だ。赤子の頃は、琥珀を抱えたまま魔獣退治に出かけて、怒られたりしていた」
「魔獣?」
「琥珀の父親あるあるだよ。毎日順番で琥珀の世話をする約束をしたのだけど、自分の担当の日に琥珀を他に預けるのが嫌だから、琥珀を連れて魔獣退治に出かけてしまうんだ。
キーリーは、弓に矢筒に荷物が多いくせに、琥珀もミルクも持って行くんだよ。シュバルツは、ほぼ家にいる生活で、外になんて滅多に行かないんだから少しくらい諦めたらいいのに、たまに出動の機会があると、やっぱり琥珀を連れて行った。その度に、シャルルやナデシコに怒られるんだけど、言うことを聞かなかった。
今なら、琥珀も魔法を使えるから、怒られないかもしれないね。もう順番なんてないんだから、一緒に行こう。シュバルツが琥珀を離したくないからワガママを言ってるだけで、勉強のノルマなんて、とっくに終わっているんだろう?」
「それは、私がおかああああ」
否定の言葉を見透かされたか、少し乱暴にお湯をかけられた。
「確かに、わたしたちは、シャルルを愛している。だけど、わたしが琥珀を愛しているのは、シャルルの子だからだけじゃないよ。琥珀が、わたしの子でもあるからだ。
父親の人数が多すぎて、戸惑わせて申し訳ないと思うけど、3人のうちの誰かが父親ではなくて、全員、琥珀の父親なんだよ。まぁ、後の2人は父親じゃなくてもいいけれど、少なくともわたしは、父親だから。ケンカをしたり、叱ったりすることはあるかもしれないけれど、嫌いになったりは絶対にしない。いや、嫌いになることがあっても、何があってもわたしは琥珀の父だ」
「メイジーさんの時、何も言ってくださらなかったじゃないですか」
「琥珀は、何も悪いことなどしていない。女を売ってる店があったから、買ってきただけじゃないか。そんなことで目くじらを立てるなら、シュバルツの女の方が余程どうかしているだろう」
パパが怒らなかったのは、私に無関心だからだと思っていた。聞くのを恐れていなければ、拗らせることもなかったかもしれない。
「そうですね。他の皆はともかくとして、お母様にまで筒抜けでバレている愛人の山を抱えるお父様に叱られるのだけは、納得したくないものです」
「子ども相手に言いたい話じゃないんだけど、あれはあれで、シャルルを思った上での行動らしいから、シャルルが怒り出すまでは放っておいてあげてくれるかな。、、、琥珀が怒っていたと伝えるのは、いいかな。わたしが伝えておこう」
「いえ、言わないで下さい。お前にだけは言われたくない、と思う程度ですから。お父様が他所の女にうつつを抜かしている時間がなくなれば、勉強時間が増えます。そちらの方が、困ります」
「本当に、そんなことに気を回す子にならなくて、良かったんだけどなぁ。やっぱり、うちで育てたら良かった」
「すみません。お手数をお掛けしている最中に、こんなことを言いたくはないのですが、メイジーさんと同じ家には住みたくないのです」
「そうだね。その判断は、間違っていないと思う。早急に嫁入り先を探そう。大丈夫だよ。ちゃんとした人を見つけるし、数年は我が家に置いて育てるよ」
「ありがとう御座います。お父さん」
今朝のお父様は、家中を甘ったるい匂いで染め上げるほどに、大量のお菓子を生産していた。今も、その匂いは消えておらず、大量のお菓子が積み上がっているのだが、お父様は、それを食べながら酒を飲み、潰れている。一応、まだ起きている様ではあるが、スライムみたいに溶けている。こんなお父様は、初めて見た。一体、何をしているのか。
「お父様にお風呂に入れてもらおうと思ったのに、ホント使えないな! パパを呼んでくるから、ちょっと待っててね」
翡翠は、走って家を出て行った。
お父様の家のお風呂だが、パパに入れてもらった。
パパの家にもお風呂はあるが、水や薪を準備するのが、面倒だからだ。お父様の家のお風呂なら、私か翡翠の魔力を使えば、いくらでもお湯が蛇口から出て来る。沸かす時間も必要ない。そうか。パパのお風呂でも、魔法でお湯を出せば変わらないな。もう入っちゃったし、まぁいいか。
「大変申し訳ありません。風呂に入らず寝てしまえば良いと思ったのですが」
「たまには、一緒に風呂に入るのもいいだろう」
「普通の状態で入るなら構いませんが、完全介護で洗って頂くなど、子どもの身であっても居た堪れないですよ」
「翡翠の言う通りだね。ごめんね」
今は、汗だくで、ホコリまみれになった頭を洗ってもらっている。ただ洗ってもらうのもどうかと思うのに、今の私は、1人で座ることもままならない。関節の硬いタコ人間状態だ。その上、世話になっている身で、時々痛いと悲鳴をあげたりする。その度に、謝らせてしまったりして、申し訳なさで胸が苦しい。
「琥珀は、まだ4つだ。もう少し、甘えてくれないかな。いや、くれないかなじゃダメだよね。頼り甲斐のない親で、ごめんね」
「パパは、私の父ではないのでしょう。養育義務はありませんよ。お世話になり、大変心苦しく思っております」
「実父だったら、甘えてくれる? 今は、実父は明かさない約束をしているから、それについて明言をすることはできないのだけれど、もしそうなのであれば、わたしは来週にでも実父になってくるよ」
「実父とは、そういうものではないと思います」
「血なんて関係ない。わたしはずっと、琥珀のことをわたしの子だと思って接してきたよ。足りないところがある自覚があるから、独り占めは控えていたけれど、それでよそよそしくされるなら、今日からずっと抱っこして暮らそう。大丈夫だ。赤子の頃は、琥珀を抱えたまま魔獣退治に出かけて、怒られたりしていた」
「魔獣?」
「琥珀の父親あるあるだよ。毎日順番で琥珀の世話をする約束をしたのだけど、自分の担当の日に琥珀を他に預けるのが嫌だから、琥珀を連れて魔獣退治に出かけてしまうんだ。
キーリーは、弓に矢筒に荷物が多いくせに、琥珀もミルクも持って行くんだよ。シュバルツは、ほぼ家にいる生活で、外になんて滅多に行かないんだから少しくらい諦めたらいいのに、たまに出動の機会があると、やっぱり琥珀を連れて行った。その度に、シャルルやナデシコに怒られるんだけど、言うことを聞かなかった。
今なら、琥珀も魔法を使えるから、怒られないかもしれないね。もう順番なんてないんだから、一緒に行こう。シュバルツが琥珀を離したくないからワガママを言ってるだけで、勉強のノルマなんて、とっくに終わっているんだろう?」
「それは、私がおかああああ」
否定の言葉を見透かされたか、少し乱暴にお湯をかけられた。
「確かに、わたしたちは、シャルルを愛している。だけど、わたしが琥珀を愛しているのは、シャルルの子だからだけじゃないよ。琥珀が、わたしの子でもあるからだ。
父親の人数が多すぎて、戸惑わせて申し訳ないと思うけど、3人のうちの誰かが父親ではなくて、全員、琥珀の父親なんだよ。まぁ、後の2人は父親じゃなくてもいいけれど、少なくともわたしは、父親だから。ケンカをしたり、叱ったりすることはあるかもしれないけれど、嫌いになったりは絶対にしない。いや、嫌いになることがあっても、何があってもわたしは琥珀の父だ」
「メイジーさんの時、何も言ってくださらなかったじゃないですか」
「琥珀は、何も悪いことなどしていない。女を売ってる店があったから、買ってきただけじゃないか。そんなことで目くじらを立てるなら、シュバルツの女の方が余程どうかしているだろう」
パパが怒らなかったのは、私に無関心だからだと思っていた。聞くのを恐れていなければ、拗らせることもなかったかもしれない。
「そうですね。他の皆はともかくとして、お母様にまで筒抜けでバレている愛人の山を抱えるお父様に叱られるのだけは、納得したくないものです」
「子ども相手に言いたい話じゃないんだけど、あれはあれで、シャルルを思った上での行動らしいから、シャルルが怒り出すまでは放っておいてあげてくれるかな。、、、琥珀が怒っていたと伝えるのは、いいかな。わたしが伝えておこう」
「いえ、言わないで下さい。お前にだけは言われたくない、と思う程度ですから。お父様が他所の女にうつつを抜かしている時間がなくなれば、勉強時間が増えます。そちらの方が、困ります」
「本当に、そんなことに気を回す子にならなくて、良かったんだけどなぁ。やっぱり、うちで育てたら良かった」
「すみません。お手数をお掛けしている最中に、こんなことを言いたくはないのですが、メイジーさんと同じ家には住みたくないのです」
「そうだね。その判断は、間違っていないと思う。早急に嫁入り先を探そう。大丈夫だよ。ちゃんとした人を見つけるし、数年は我が家に置いて育てるよ」
「ありがとう御座います。お父さん」
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