14 / 220
第一章 神殺しと巫女
使徒襲撃(4)
しおりを挟む
美哉は、自身のスマホで雪平の者を呼び家へ引き返す。
「お祖父様!」
「ん? どうしたんじゃ……っと、夏目くん⁉ すぐ、医者を呼ぶんじゃ! 急げ!」
「は、はい!」
夏目を背負い、戻ってきた美哉を見てすぐに事態を察した玄也は雪平家の専属医師を呼び寄せるよう指示を出す。
「美哉、部屋に運べ。手の空いている者は包帯、ガーゼ、消毒を用意せい!」
玄也の指示に慌ただしく動く。車を出した者が医師を連れ戻り、夏目を寝かしている部屋へと案内する。
巫女や神殺しに関係する者を、一般の病院へ連れていくのは何かと面倒ごとが起きる。そのため、雪平家には専属の医師を用意させ何かあれば呼び寄せるようにしている。
脇腹の傷が深く酷い有様、義足は壊れ見る影もなく。だが、医師からは神殺しのお陰かすでに肉体再生が始まっており命に別条はないとのこと。
その後、医師は役目を終え帰り玄也は美哉に事情を訊く。
「美哉、何があった?」
「……使徒の襲撃を受けました。私は大丈夫でしたが、夏目はフェンリルを喚んだようなのですが、主の命令を聞く気はなくただ敵を殺そうと。そのあと、夏目が意識を失うとフェンリルもその場から消えてしまい……」
「ふむ……」
美哉も傷を診てもらい治療を受けている。玄也は腕を組み、顎に指を当て考え込む。
「まず、使徒の襲撃は続くじゃろうて。それと、夏目くんの傷はおそらくフェンリルが受けるはずじゃったものを全て負うようになっている、と見るべきじゃろうな」
「それはどういう意味ですか? お祖父様」
「フェンリルは神の子じゃ。その力を容易に扱える代物ではない、何かしらの代償を支払う必要があるのかもしれんな。フェンリルが受ける傷は、契約者である夏目くんが代替わりとして負う。命令を聞かないのは、夏目くん自身に問題があるとしか言えんのう。こればかしは、本人同士の間で解決せねばならん」
「具現化が解けたのは、夏目の意識が切れたからと?」
「ああ。強制的に解除されるのじゃろう。夏目くんが持つ、神殺しの能力を扱い切るには彼自身の問題を解消せねば使徒にも勝てぬ。それどころか、同じ神殺しと殺り合えば確実に死ぬ。美哉、しばらく夏目くんに付き添うがよい。いいな?」
「はい、分かりました」
美哉は頭を下げ、玄也は部屋をあとにする。襖が閉まり、面を上げ眠る夏目の額に触れる。
「夏目……」
弱々しく呟く。まだ戦えず力の扱い方も知らない夏目を護れなかった、と唇を噛む美哉だった。
美哉と玄也の会話を知らない夏目は、白と黒が入り交じる夢の世界にいた。
左足の義足を失いその場に座り込んでいた。以前は目の前にはフェンリルがいたが、今回はいないようで辺りを見渡すと背後から影が覆う。振り返り見上げれば、そこには捜していたフェンリルが夏目を見下ろしている。
『だから言ったであろう。――小僧とは神がもたらす契約によって一心同体。そのように、いつまでも我輩に恐怖心を抱き向け縛られていれば小僧の想いには応えぬつもりだ。肝に銘じろ、と。故に命令を聞く道理もなく、我輩が負うはずだった傷も小僧へ伝わる』
「………………」
夏目は、傷のことを言われても黙ったまま。フェンリルは、責めるだろうと思い込んでいたが見上げたままの状態で口にする言葉に固まった。
「あれは、俺の弱さが引き起こしたことだ……。フェンリルのせいじゃない。責めるなんてことしない」
『……………………』
予想とは違う返答に驚くフェンリル。見下ろしたままだったが、腰を下ろし夏目の背後に座り込む。夏目もフェンリルの方へ向き直り言葉を続けた。
「正直、俺はまだ怖い……。事故の時のことを思い出すんだ。血の海、咀嚼する音と姿、死体を見ることが……」
そんな思いを吐露する夏目にフェンリルは告げる。
『だが、力を望み欲したのは小僧自身であろう? そして、その力に頼らなければ何もできなかったのではないか』
「ああ、そうだ……。フェンリルの言う通り」
膝の上に拳を握りしめ肯定する夏目。あの時、望み欲したのは己自身。
『小僧。本当に怖いのは、小僧が言うことではなく、目の前で大切な人を失うことではないのか? だからこそ、神殺しの力を望み欲しいと我輩を喚び出したはず。それと同時に、その力に飲まれることが真の恐怖ではないのか?』
「――――っ!」
フェンリルの言葉に息を飲む。言葉を発することはなくとも、アホ毛が上下に揺れ肯定を表す。
夏目が心に、恐怖を抱くのは望み欲し手にした力が制御できず結果的に美哉を失うことに繋がってしまうこと。だから、フェンリルに対しても神殺しの力にも恐怖心が芽生え消えないのだ。
フェンリルは、そんな夏目の本心に気づいており問う。
『小僧。何を求め、何を得て、何を成したいのか?』
「……俺はただ、護られてばかりは嫌だ。もう、大切な人を失うのも……」
『ならば、受け入れろ。我輩を、神殺しとなった己を。いくら時間が掛かっても構わぬ。求め手に入れた己を受け入れ望みを叶えろ。そうすれば、我輩は――主が死ぬその時まで力になろう』
「…………っ!」
初めて、主と呼ばれフェンリルを見つめる夏目。
夢が覚める瞬間が訪れ、夏目はフェンリルに向かってこちらも初めて笑みを見せた。
「……んっ」
夢から覚め上体を起こす夏目。畳に敷かれた布団と部屋を見渡し、ここが美哉の実家だと理解する。襖から差し込む日差しで一夜が開け今までずっと眠っていたことも。
スッ、と襖が開きトレイに包帯やガーゼなどを乗せ手に持つ美哉と目が合う。
「美哉……」
「夏目……!」
布団のそばに寄りトレイを置き、起き抜けの夏目に抱きつく美哉。彼女から伝わる温もり、心臓の鼓動が、迷い逃げていた夏目に決心させる。
「良かった……! 本当にっ……!」
「ごめん。心配かけて」
「もう本当にですよ」
しばらく抱きしめられたままでいたあと、美哉から眠っていた間の話を聞かさせれる。このままでは、使徒にすら勝てず同じ神殺しとぶつかれば確実に死ぬだろうと。
美哉は、そうならないよう護り抜くと言うが今のままでいいはずがない。
「美哉。お願いがある」
「お願いですか?」
「ああ。フェンリルとのことはたぶん大丈夫だ。問題なのは俺自身。俺には戦うための知識、体力、力があってもそれの扱い方を知らない。だから、教えて欲しい。全部」
「夏目……」
夏目の申し出に驚きつつも、顔には出さないが嬉しさが込み上げてくる。やっと、強くなりたいと思ってくれたことに。
「それなら、私が特訓をつけます」
そう笑顔で夏目の思いに応える美哉だった。
「お祖父様!」
「ん? どうしたんじゃ……っと、夏目くん⁉ すぐ、医者を呼ぶんじゃ! 急げ!」
「は、はい!」
夏目を背負い、戻ってきた美哉を見てすぐに事態を察した玄也は雪平家の専属医師を呼び寄せるよう指示を出す。
「美哉、部屋に運べ。手の空いている者は包帯、ガーゼ、消毒を用意せい!」
玄也の指示に慌ただしく動く。車を出した者が医師を連れ戻り、夏目を寝かしている部屋へと案内する。
巫女や神殺しに関係する者を、一般の病院へ連れていくのは何かと面倒ごとが起きる。そのため、雪平家には専属の医師を用意させ何かあれば呼び寄せるようにしている。
脇腹の傷が深く酷い有様、義足は壊れ見る影もなく。だが、医師からは神殺しのお陰かすでに肉体再生が始まっており命に別条はないとのこと。
その後、医師は役目を終え帰り玄也は美哉に事情を訊く。
「美哉、何があった?」
「……使徒の襲撃を受けました。私は大丈夫でしたが、夏目はフェンリルを喚んだようなのですが、主の命令を聞く気はなくただ敵を殺そうと。そのあと、夏目が意識を失うとフェンリルもその場から消えてしまい……」
「ふむ……」
美哉も傷を診てもらい治療を受けている。玄也は腕を組み、顎に指を当て考え込む。
「まず、使徒の襲撃は続くじゃろうて。それと、夏目くんの傷はおそらくフェンリルが受けるはずじゃったものを全て負うようになっている、と見るべきじゃろうな」
「それはどういう意味ですか? お祖父様」
「フェンリルは神の子じゃ。その力を容易に扱える代物ではない、何かしらの代償を支払う必要があるのかもしれんな。フェンリルが受ける傷は、契約者である夏目くんが代替わりとして負う。命令を聞かないのは、夏目くん自身に問題があるとしか言えんのう。こればかしは、本人同士の間で解決せねばならん」
「具現化が解けたのは、夏目の意識が切れたからと?」
「ああ。強制的に解除されるのじゃろう。夏目くんが持つ、神殺しの能力を扱い切るには彼自身の問題を解消せねば使徒にも勝てぬ。それどころか、同じ神殺しと殺り合えば確実に死ぬ。美哉、しばらく夏目くんに付き添うがよい。いいな?」
「はい、分かりました」
美哉は頭を下げ、玄也は部屋をあとにする。襖が閉まり、面を上げ眠る夏目の額に触れる。
「夏目……」
弱々しく呟く。まだ戦えず力の扱い方も知らない夏目を護れなかった、と唇を噛む美哉だった。
美哉と玄也の会話を知らない夏目は、白と黒が入り交じる夢の世界にいた。
左足の義足を失いその場に座り込んでいた。以前は目の前にはフェンリルがいたが、今回はいないようで辺りを見渡すと背後から影が覆う。振り返り見上げれば、そこには捜していたフェンリルが夏目を見下ろしている。
『だから言ったであろう。――小僧とは神がもたらす契約によって一心同体。そのように、いつまでも我輩に恐怖心を抱き向け縛られていれば小僧の想いには応えぬつもりだ。肝に銘じろ、と。故に命令を聞く道理もなく、我輩が負うはずだった傷も小僧へ伝わる』
「………………」
夏目は、傷のことを言われても黙ったまま。フェンリルは、責めるだろうと思い込んでいたが見上げたままの状態で口にする言葉に固まった。
「あれは、俺の弱さが引き起こしたことだ……。フェンリルのせいじゃない。責めるなんてことしない」
『……………………』
予想とは違う返答に驚くフェンリル。見下ろしたままだったが、腰を下ろし夏目の背後に座り込む。夏目もフェンリルの方へ向き直り言葉を続けた。
「正直、俺はまだ怖い……。事故の時のことを思い出すんだ。血の海、咀嚼する音と姿、死体を見ることが……」
そんな思いを吐露する夏目にフェンリルは告げる。
『だが、力を望み欲したのは小僧自身であろう? そして、その力に頼らなければ何もできなかったのではないか』
「ああ、そうだ……。フェンリルの言う通り」
膝の上に拳を握りしめ肯定する夏目。あの時、望み欲したのは己自身。
『小僧。本当に怖いのは、小僧が言うことではなく、目の前で大切な人を失うことではないのか? だからこそ、神殺しの力を望み欲しいと我輩を喚び出したはず。それと同時に、その力に飲まれることが真の恐怖ではないのか?』
「――――っ!」
フェンリルの言葉に息を飲む。言葉を発することはなくとも、アホ毛が上下に揺れ肯定を表す。
夏目が心に、恐怖を抱くのは望み欲し手にした力が制御できず結果的に美哉を失うことに繋がってしまうこと。だから、フェンリルに対しても神殺しの力にも恐怖心が芽生え消えないのだ。
フェンリルは、そんな夏目の本心に気づいており問う。
『小僧。何を求め、何を得て、何を成したいのか?』
「……俺はただ、護られてばかりは嫌だ。もう、大切な人を失うのも……」
『ならば、受け入れろ。我輩を、神殺しとなった己を。いくら時間が掛かっても構わぬ。求め手に入れた己を受け入れ望みを叶えろ。そうすれば、我輩は――主が死ぬその時まで力になろう』
「…………っ!」
初めて、主と呼ばれフェンリルを見つめる夏目。
夢が覚める瞬間が訪れ、夏目はフェンリルに向かってこちらも初めて笑みを見せた。
「……んっ」
夢から覚め上体を起こす夏目。畳に敷かれた布団と部屋を見渡し、ここが美哉の実家だと理解する。襖から差し込む日差しで一夜が開け今までずっと眠っていたことも。
スッ、と襖が開きトレイに包帯やガーゼなどを乗せ手に持つ美哉と目が合う。
「美哉……」
「夏目……!」
布団のそばに寄りトレイを置き、起き抜けの夏目に抱きつく美哉。彼女から伝わる温もり、心臓の鼓動が、迷い逃げていた夏目に決心させる。
「良かった……! 本当にっ……!」
「ごめん。心配かけて」
「もう本当にですよ」
しばらく抱きしめられたままでいたあと、美哉から眠っていた間の話を聞かさせれる。このままでは、使徒にすら勝てず同じ神殺しとぶつかれば確実に死ぬだろうと。
美哉は、そうならないよう護り抜くと言うが今のままでいいはずがない。
「美哉。お願いがある」
「お願いですか?」
「ああ。フェンリルとのことはたぶん大丈夫だ。問題なのは俺自身。俺には戦うための知識、体力、力があってもそれの扱い方を知らない。だから、教えて欲しい。全部」
「夏目……」
夏目の申し出に驚きつつも、顔には出さないが嬉しさが込み上げてくる。やっと、強くなりたいと思ってくれたことに。
「それなら、私が特訓をつけます」
そう笑顔で夏目の思いに応える美哉だった。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる