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第一章 神殺しと巫女
使徒襲撃(2)
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部室にて、昨日のことを美哉に話す夏目だった。
話を最後まで聞いた美哉は、しばし考え込み一言放つ。
「怖がり過ぎです」
「うっ……」
そう言われても、いつも過去のことを思い出してしまい恐怖心が生まれてしまう。頭では分かっていても上手くいかない。
「夏目が契約を交わした神獣は、かの有名なフェンリルでしょうね」
「フェンリル?」
美哉の言葉に首を傾げ疑問符を浮かべる。手元に一冊の本を持ち出しページを捲りながら、分かっていない夏目に説明をする。
「灰色のくすんだ毛並み、手足の枷と紐、口から吐く青い炎。北欧神話に登場する、神喰い狼ことフェンリル。ロキの息子であり神をも喰らったとされる神狼ですね」
「そ、そんなすごい神獣が俺の契約した奴だと?」
「ええ、そうなります。いいですか、夏目。フェンリルは敵ではなく、相棒ですよ。それを忘れないように」
美哉の言葉に押し黙った。敵ではなく、相棒なのだと。
部活が終わり帰宅し、昨日と同様にベッドに寝転び意識を深層へと潜らせる。
また白と黒が入り交じる何もない空間に突っ立ていた。
そして、目の前には灰色のくすんだ毛並みの狼が見下ろしている。どうすればいいのか分からず、ただ見上げたまま動かない夏目と見下ろす狼の図。
しばらく見つめ合ったあとに訊いてみる。
「な、なあ……名前、なんて言うんだ?」
声に微かに恐怖心が乗ってしまう。それでも見上げた視線を逸らさず。
『グルル』
と声を出す狼だったが頭の中に直接、声が響き聞こえた。
『我輩の名が知りたいのか? 小僧』
低く渋い声。その声に応じ、ああ、と頷き言う。
『我輩の名は、フェンリル。そう呼ぶがいい』
(さすが、美哉)
美哉の推測が当たる。
「分かった」
短く答えると、フェンリルは言葉を続けた。
『我輩に恐怖心を抱くのは当然の反応だろう。しかし、小僧とは神がもたらす契約によって一心同体。そのように、いつまでも我輩に恐怖心を抱き向け縛られていれば小僧の想いには応えぬつもりだ。肝に銘じろ』
「――っ!」
そう忠告を受け意識がまたしても、フェンリルによって飛ばされ現実に戻ってくる。
ベッドの上で上体を起こし息を吐く。
「はあー……」
フェンリルの忠告、美哉の言葉が頭の中で何度も繰り返される。どう向き合うべきか、真剣に考える夏目だった。
休日の今日。美哉の実家、雪平家の者が運転する車で雪平家へ訪れていた。
理由は、夏目の義足だ。
それは突然に訪れた。過去を思い出し神殺しとして覚醒した結果、代償として支払った左足が機能しなくなった、どころか膝から下が消えてしまう。このままでは、杖があったとしても歩けず日常生活に支障を来す。
(朝、目が覚めて足に違和感を覚えて布団を捲ると左足がなくて叫びまくったな……。驚くなって言う方が無理だ。パニックになって、真っ先に美哉へ電話したくらいだし)
パニックで何を口走っているのか本人ですら曖昧だが、美哉はすぐに理解し家の者を寄越し実家へ来るように指示を出す。
美哉の祖父が義足や義手を作っているらしく、なんでもこれを予期し前もって夏目の義足を作り用意しているためお邪魔する運びへ。
雪平家の者に両端から支えられながら門を潜る。
(相変わらず大きいなこの家……。塀で中は見えなかったけど、いざ入れば玄関まで距離があるし、庭は広いし池もあるんだが……)
そんなことを思いながら片足で踏ん張り歩く夏目。玄関が開き、美哉が出迎えてくれる。
「ようこそ、私の実家へ」
「お、お邪魔します……」
「うふふ。そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。夏目」
「そ、そう言われてもな……」
「さあ、中へどうぞ。お祖父様が待っていますから」
「あ、ああ……」
支えられている夏目の靴を美哉が脱がし、スリッパを履かしそのまま奥へ進む。ある一室に着き襖を引き美哉が促す。
テーブルとその上に肌色の義足が置かれ、座布団に座らせてくれた雪平の者は一礼し部屋を出て行く。
夏目の隣に座った美哉は慣れた手つきでお茶の用意を。コト、と湯呑とせんべいを置いてくれる。
「どうぞ」
「頂きます」
温かい緑茶を一口、塩味のせんべいを噛じる。お茶と合うな、などと頂く夏目。そこへ、襖が引かれ和服のお爺さんが姿を見せた。
「お祖父様」
「よいよい、美哉。座っておれ」
立ち上がろうとする美哉を静止するお爺さん。
「はい」
「初めまして。雪平家当主、雪平玄也ゆきひらげんや。美哉の祖父じゃ」
「あっ、は、はい。初めまして、逢真夏目です……。あ、あの、その……」
顔つきが強面で威厳溢れる立ち振舞に萎縮してしまう夏目。しかし、美哉の祖父、玄也は笑顔を浮かべ夏目の頭を撫でる。
「……?」
「緊張せんでよい。儂が呼んだようなものじゃ。ほれ、これが夏目くんのために用意した義足じゃ、すぐにでも嵌めてみようか」
見た目以上に、気さくで穏和で優しい性格なのだろう夏目の緊張を和らげてくれる玄也。
「お祖父様、見た目は怖いけれど優しくて甘やかしたい性格なんです。だから、夏目もそんなに萎縮する必要はありませんよ」
「そうみたいだな。見た目が見た目なだけで、撫でる手が温かくて優しい手つきだった」
「ふふっ」
座る向きを変え、玄也に左足を伸ばし義足を嵌める。膝には、義足と繋げる部品を装着し玄也お手性の義足を組み合わせる。
義足を作るにあたって足のサイズや細かいことは、美哉から聞いており今後のことも考慮され戦闘向け用に作られている。
ただし毎日、義足を取り外し手入れが必要だが。
「どうじゃ? 痛むところはあるかい?」
美哉の手を借り立ち上がり軽く歩き確かめる。最初は慣れず歩き難さを感じるが、痛みを感じるところはない。
「大丈夫です。歩き難さはありますけど、慣れれば問題ないかと」
「そうか。その義足は戦闘向けじゃから、耐久度もそれなりにある。蹴る、踏み込む、突くという激しい動作にも耐えられるじゃろう」
「ありがとうございます」
「よいよい。美哉の頼みもあるが、夏目くんは神殺しじゃ。これくらいは当然のことじゃよ。気にすることはない。壊れた際の修理も儂に任せよ」
「はいっ」
「美哉。しばし、夏目くんに手を貸してやれ。庭で歩く練習に付き合うんじゃ」
「分かりました。夏目」
「ああ、助かる」
「いいの。これくらい」
玄也から義足を受け取り、美哉の手を借りながら広い庭を散歩することに。慣れていないため、ふらつく夏目の手を握り支える美哉と共に庭へ出る。
それから昼食まで散歩もとい歩く練習をする夏目。玄也の厚意で、昼食まで頂き夕方までお邪魔したのちに帰る。
まだふらつくことはあるが、神殺しの体だからか数時間で一人で歩けるように。
「今日は何かとありがとう」
「お礼なんて、いいんですよ。私がしたくてしただけですから」
「そうなのか?」
「ええ。だから気にせず受け取ってください。夏目」
「そっか。分かった」
横を共に並び歩く。
そんな道中に、男女二人組が立ち塞がるように目の前に現れた。
「誰だ?」
「あれは、もしかして……!」
夕日の逆光で確認しにくいが笑ったように見えたと同時に、空中に剣と光る矢が数十本と生み出され瞬く間に夏目と美哉に向かって飛んでくる。
使徒の襲撃だ。
話を最後まで聞いた美哉は、しばし考え込み一言放つ。
「怖がり過ぎです」
「うっ……」
そう言われても、いつも過去のことを思い出してしまい恐怖心が生まれてしまう。頭では分かっていても上手くいかない。
「夏目が契約を交わした神獣は、かの有名なフェンリルでしょうね」
「フェンリル?」
美哉の言葉に首を傾げ疑問符を浮かべる。手元に一冊の本を持ち出しページを捲りながら、分かっていない夏目に説明をする。
「灰色のくすんだ毛並み、手足の枷と紐、口から吐く青い炎。北欧神話に登場する、神喰い狼ことフェンリル。ロキの息子であり神をも喰らったとされる神狼ですね」
「そ、そんなすごい神獣が俺の契約した奴だと?」
「ええ、そうなります。いいですか、夏目。フェンリルは敵ではなく、相棒ですよ。それを忘れないように」
美哉の言葉に押し黙った。敵ではなく、相棒なのだと。
部活が終わり帰宅し、昨日と同様にベッドに寝転び意識を深層へと潜らせる。
また白と黒が入り交じる何もない空間に突っ立ていた。
そして、目の前には灰色のくすんだ毛並みの狼が見下ろしている。どうすればいいのか分からず、ただ見上げたまま動かない夏目と見下ろす狼の図。
しばらく見つめ合ったあとに訊いてみる。
「な、なあ……名前、なんて言うんだ?」
声に微かに恐怖心が乗ってしまう。それでも見上げた視線を逸らさず。
『グルル』
と声を出す狼だったが頭の中に直接、声が響き聞こえた。
『我輩の名が知りたいのか? 小僧』
低く渋い声。その声に応じ、ああ、と頷き言う。
『我輩の名は、フェンリル。そう呼ぶがいい』
(さすが、美哉)
美哉の推測が当たる。
「分かった」
短く答えると、フェンリルは言葉を続けた。
『我輩に恐怖心を抱くのは当然の反応だろう。しかし、小僧とは神がもたらす契約によって一心同体。そのように、いつまでも我輩に恐怖心を抱き向け縛られていれば小僧の想いには応えぬつもりだ。肝に銘じろ』
「――っ!」
そう忠告を受け意識がまたしても、フェンリルによって飛ばされ現実に戻ってくる。
ベッドの上で上体を起こし息を吐く。
「はあー……」
フェンリルの忠告、美哉の言葉が頭の中で何度も繰り返される。どう向き合うべきか、真剣に考える夏目だった。
休日の今日。美哉の実家、雪平家の者が運転する車で雪平家へ訪れていた。
理由は、夏目の義足だ。
それは突然に訪れた。過去を思い出し神殺しとして覚醒した結果、代償として支払った左足が機能しなくなった、どころか膝から下が消えてしまう。このままでは、杖があったとしても歩けず日常生活に支障を来す。
(朝、目が覚めて足に違和感を覚えて布団を捲ると左足がなくて叫びまくったな……。驚くなって言う方が無理だ。パニックになって、真っ先に美哉へ電話したくらいだし)
パニックで何を口走っているのか本人ですら曖昧だが、美哉はすぐに理解し家の者を寄越し実家へ来るように指示を出す。
美哉の祖父が義足や義手を作っているらしく、なんでもこれを予期し前もって夏目の義足を作り用意しているためお邪魔する運びへ。
雪平家の者に両端から支えられながら門を潜る。
(相変わらず大きいなこの家……。塀で中は見えなかったけど、いざ入れば玄関まで距離があるし、庭は広いし池もあるんだが……)
そんなことを思いながら片足で踏ん張り歩く夏目。玄関が開き、美哉が出迎えてくれる。
「ようこそ、私の実家へ」
「お、お邪魔します……」
「うふふ。そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。夏目」
「そ、そう言われてもな……」
「さあ、中へどうぞ。お祖父様が待っていますから」
「あ、ああ……」
支えられている夏目の靴を美哉が脱がし、スリッパを履かしそのまま奥へ進む。ある一室に着き襖を引き美哉が促す。
テーブルとその上に肌色の義足が置かれ、座布団に座らせてくれた雪平の者は一礼し部屋を出て行く。
夏目の隣に座った美哉は慣れた手つきでお茶の用意を。コト、と湯呑とせんべいを置いてくれる。
「どうぞ」
「頂きます」
温かい緑茶を一口、塩味のせんべいを噛じる。お茶と合うな、などと頂く夏目。そこへ、襖が引かれ和服のお爺さんが姿を見せた。
「お祖父様」
「よいよい、美哉。座っておれ」
立ち上がろうとする美哉を静止するお爺さん。
「はい」
「初めまして。雪平家当主、雪平玄也ゆきひらげんや。美哉の祖父じゃ」
「あっ、は、はい。初めまして、逢真夏目です……。あ、あの、その……」
顔つきが強面で威厳溢れる立ち振舞に萎縮してしまう夏目。しかし、美哉の祖父、玄也は笑顔を浮かべ夏目の頭を撫でる。
「……?」
「緊張せんでよい。儂が呼んだようなものじゃ。ほれ、これが夏目くんのために用意した義足じゃ、すぐにでも嵌めてみようか」
見た目以上に、気さくで穏和で優しい性格なのだろう夏目の緊張を和らげてくれる玄也。
「お祖父様、見た目は怖いけれど優しくて甘やかしたい性格なんです。だから、夏目もそんなに萎縮する必要はありませんよ」
「そうみたいだな。見た目が見た目なだけで、撫でる手が温かくて優しい手つきだった」
「ふふっ」
座る向きを変え、玄也に左足を伸ばし義足を嵌める。膝には、義足と繋げる部品を装着し玄也お手性の義足を組み合わせる。
義足を作るにあたって足のサイズや細かいことは、美哉から聞いており今後のことも考慮され戦闘向け用に作られている。
ただし毎日、義足を取り外し手入れが必要だが。
「どうじゃ? 痛むところはあるかい?」
美哉の手を借り立ち上がり軽く歩き確かめる。最初は慣れず歩き難さを感じるが、痛みを感じるところはない。
「大丈夫です。歩き難さはありますけど、慣れれば問題ないかと」
「そうか。その義足は戦闘向けじゃから、耐久度もそれなりにある。蹴る、踏み込む、突くという激しい動作にも耐えられるじゃろう」
「ありがとうございます」
「よいよい。美哉の頼みもあるが、夏目くんは神殺しじゃ。これくらいは当然のことじゃよ。気にすることはない。壊れた際の修理も儂に任せよ」
「はいっ」
「美哉。しばし、夏目くんに手を貸してやれ。庭で歩く練習に付き合うんじゃ」
「分かりました。夏目」
「ああ、助かる」
「いいの。これくらい」
玄也から義足を受け取り、美哉の手を借りながら広い庭を散歩することに。慣れていないため、ふらつく夏目の手を握り支える美哉と共に庭へ出る。
それから昼食まで散歩もとい歩く練習をする夏目。玄也の厚意で、昼食まで頂き夕方までお邪魔したのちに帰る。
まだふらつくことはあるが、神殺しの体だからか数時間で一人で歩けるように。
「今日は何かとありがとう」
「お礼なんて、いいんですよ。私がしたくてしただけですから」
「そうなのか?」
「ええ。だから気にせず受け取ってください。夏目」
「そっか。分かった」
横を共に並び歩く。
そんな道中に、男女二人組が立ち塞がるように目の前に現れた。
「誰だ?」
「あれは、もしかして……!」
夕日の逆光で確認しにくいが笑ったように見えたと同時に、空中に剣と光る矢が数十本と生み出され瞬く間に夏目と美哉に向かって飛んでくる。
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