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第五章
五人目 最後の復讐は地獄への招待 その四
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次は、四肢を縛り大の字に寝かせる。麻痺した身体の感覚、脳を正常に戻し意識を取り戻させる。
「……こ、ここは……? お、俺、なにして……? ……あっ! そうだ! あのくそ弟のせいで! って、なんだよこれは⁉ また何かする気か⁉」
正気に戻り、暴れる一ノ瀬。だが暴れれば暴れる程、四肢に食い込み締め上げる縄。
「まだまだ、味わってもらわないとな? 一ノ瀬駿」
「ああ? どういう意味だよそれ!」
大の字に寝転がる一ノ瀬のそばまで近づき、簡潔にこれから起こることを説明をする。
「貴様を縛る縄、今から四方に引っ張り肉体を引き千切るんだよ」
「はっ……? えっ? 引き千切る? ちょっ、ちょっと待て⁉ 冗談だよな⁉ なあ⁉」
僕の説明に顔を見る見る青ざめ、縛る縄を見てより一層に表情が恐怖へと染まっていく。首を左右に振り乱し、腕や脚に力を込め縄を解こうと引っ張るが縄は一向に解ける様子はない。
「嫌だ! 嫌だ! お、俺が悪かった! 悪かったから、引き千切らないでくれ! 全部、謝るから! お前にしたことも、大磨にしたことも! だから、助けてくれ! 頼むよ、助けてくれよ!」
唾を飛ばし懇願する。
涙目で訴える貴様の顔はもう見飽きた。今更、謝られても僕の心は救われないんだよ。貴様が、姉さんにしたことを思えばこの程度で許されるなんて思うな。
貴様には、地獄のフルコースをその身で受けてもらわないと僕の気は晴れないんだから。
「グレモリー、アスモデウス、バアル。やれ」
一ノ瀬を見下ろし悪魔に命じた。
「ご命令のままに。主」
「うふふ~。お姉さんに任せて」
「血祭りの時間だな。人間」
三人の悪魔は笑みを作り手に縄を握る。
「ま、待ってくれ! お願いだから、許してくれ! 頼むからぁっ!」
一ノ瀬の言葉を無視し、グレモリーは右腕に繋がれた縄、アスモデウスは左腕を、バアルは右脚、左脚にはグレモリーが召喚した黒い獣が縄を口に咥えゆっくりと引っ張っていく。
一気に引っ張ってもよかったが、それでは痛みを恐怖も一瞬で終わってしまい僕が求める絶望へと叩き落とす復讐には物足りない。
だからこそ、ゆっくりと四肢が引っ張られる痛みと引き千切られる恐怖を味わうといい。
垂れていた縄が徐々に張り、縄から伝わる感覚で一ノ瀬は叫ぶ。
「やめろっ! やめてくれっ! どうしたら許してくれるんだよ! 謝るだけじゃ、足りないなら何をすればいい⁉ 俺にできることなら何でもするから! だから、もうこんなのはやめてくれ! お願いだ!」
「そうだな。僕は、貴様の謝罪なんていらない。貴様にできることは、ただ一つ。僕の代わりに復讐をする悪魔たちの地獄のフルコースを味わって死ぬだけだ。簡単なことだろ?」
助かりたくて許しを乞い続ける一ノ瀬に僕はそう告げる。
その言葉に、返す言葉を失い口を震わせる一ノ瀬。ほんの数秒、黙ってから僕に向かって怒りをぶつける。
「な、なんだよそれ⁉ それのどこが簡単なんだよ! ふざけんな! お前は、自分の手を汚さず人殺しをするっていうのか! 卑怯だなお前!」
「貴様に言われたくはないわ! 何が卑怯だ! 貴様が、僕を突き落とした結果が今の状況だろう! 僕だって、できることなら自分の手で貴様らを殺したかった! でもな、それができないから僕は、僕の魂も何もかもを悪魔に捧げてこの復讐を始めたんだよ! 全ては貴様の腐った思考回路、反吐が出る感情のせいでな!」
はあっ……、はあっ……。
すー……、ふー……。
乱れた息を整える。こんな腐りきった奴と話すと感情が暴れるわ、思考が怒りに染まって冷静ではいられなくなる。
ああ、もういい。
ゆっくり、痛みと恐怖を味わわせるつもりだったがこの口を塞ぎたい。今すぐにでも!
「三人共、もういい。一気にやってしまえ。このうざい口を今すぐに激痛の悲鳴に変えろ」
当初の予定を変えて三人の悪魔に新たな命令を下す。
「分かったわ~。じゃあ、せーのでいくわよ~。グレモリーちゃん、バアルちゃん」
「分かりました」
「俺はいつでもいいぜ」
握る縄に力を込め、アスモデウスの掛け声に合わせるグレモリーとバアル。
そして、
「せ~の!」
縄が一気に引っ張られ縛られた腕が地面から浮き上がり四方に伸びる。
「いっ⁉ いいいいいいいいいいいいいあああああああああああああああああっ!! 待てっ、待ってくれ! あああああああああっ! 痛いぃぃいっ! 痛い痛い痛い!!!」
肉体から小さな裂ける音が聞こえてくる。激痛のあまり一ノ瀬は口を大きく開けて叫びが木霊する。
だが、誰も引っ張る力を緩めることない。むしろ、四肢を引き千切らんとより一層に四方へ引っ張る。
ついには、衣服が破れ皮膚が見えその皮膚も限界を迎え裂け出す。
「あああああああああああああああああああっ⁉ 痛え、痛えっ! 裂ける! 肉が裂ける! 止めてくれ! 腕が、脚がぁぁぁああああああああああああああああああっ!」
僕は離れた場所からその光景を眺める。悪魔たちは楽しそうに面白そうに、引っ張る行為を止めることなく腕に力を入れ四肢を引き千切りにかかる。
皮膚は裂けそこから血が滲み、その先は肉体も限界を迎え鮮血を吹き出しながら千切れ、関節が悲鳴を上げ鈍い音と共に外れ、骨が折れていく音が絶え間なく続いた。
「いいいいいいいいいいっ、がががががががぁぁぁあああああああああああああああああああああ――――っ!!」
そして、一ノ瀬の盛大な絶叫と共に四肢が引き千切れていく。四肢は引っ張られた衝撃で数メートル先に飛んでいき、四肢を失った肉体から止めどなく流れる血の海が生まれ、目を開き涙、鼻水、こちらも大きく開いた口から涎を垂れ流し汚い顔を晒す。
普通ならこれでショックと失血死なところを悪魔の能力で、死ぬことはなく失った部位を再生させ元通りに。
まだまだ、これからだ。
貴様にはもっと、もっと……! 永遠に近い苦痛と恐怖と絶望を与え続けてやるっ!
「……こ、ここは……? お、俺、なにして……? ……あっ! そうだ! あのくそ弟のせいで! って、なんだよこれは⁉ また何かする気か⁉」
正気に戻り、暴れる一ノ瀬。だが暴れれば暴れる程、四肢に食い込み締め上げる縄。
「まだまだ、味わってもらわないとな? 一ノ瀬駿」
「ああ? どういう意味だよそれ!」
大の字に寝転がる一ノ瀬のそばまで近づき、簡潔にこれから起こることを説明をする。
「貴様を縛る縄、今から四方に引っ張り肉体を引き千切るんだよ」
「はっ……? えっ? 引き千切る? ちょっ、ちょっと待て⁉ 冗談だよな⁉ なあ⁉」
僕の説明に顔を見る見る青ざめ、縛る縄を見てより一層に表情が恐怖へと染まっていく。首を左右に振り乱し、腕や脚に力を込め縄を解こうと引っ張るが縄は一向に解ける様子はない。
「嫌だ! 嫌だ! お、俺が悪かった! 悪かったから、引き千切らないでくれ! 全部、謝るから! お前にしたことも、大磨にしたことも! だから、助けてくれ! 頼むよ、助けてくれよ!」
唾を飛ばし懇願する。
涙目で訴える貴様の顔はもう見飽きた。今更、謝られても僕の心は救われないんだよ。貴様が、姉さんにしたことを思えばこの程度で許されるなんて思うな。
貴様には、地獄のフルコースをその身で受けてもらわないと僕の気は晴れないんだから。
「グレモリー、アスモデウス、バアル。やれ」
一ノ瀬を見下ろし悪魔に命じた。
「ご命令のままに。主」
「うふふ~。お姉さんに任せて」
「血祭りの時間だな。人間」
三人の悪魔は笑みを作り手に縄を握る。
「ま、待ってくれ! お願いだから、許してくれ! 頼むからぁっ!」
一ノ瀬の言葉を無視し、グレモリーは右腕に繋がれた縄、アスモデウスは左腕を、バアルは右脚、左脚にはグレモリーが召喚した黒い獣が縄を口に咥えゆっくりと引っ張っていく。
一気に引っ張ってもよかったが、それでは痛みを恐怖も一瞬で終わってしまい僕が求める絶望へと叩き落とす復讐には物足りない。
だからこそ、ゆっくりと四肢が引っ張られる痛みと引き千切られる恐怖を味わうといい。
垂れていた縄が徐々に張り、縄から伝わる感覚で一ノ瀬は叫ぶ。
「やめろっ! やめてくれっ! どうしたら許してくれるんだよ! 謝るだけじゃ、足りないなら何をすればいい⁉ 俺にできることなら何でもするから! だから、もうこんなのはやめてくれ! お願いだ!」
「そうだな。僕は、貴様の謝罪なんていらない。貴様にできることは、ただ一つ。僕の代わりに復讐をする悪魔たちの地獄のフルコースを味わって死ぬだけだ。簡単なことだろ?」
助かりたくて許しを乞い続ける一ノ瀬に僕はそう告げる。
その言葉に、返す言葉を失い口を震わせる一ノ瀬。ほんの数秒、黙ってから僕に向かって怒りをぶつける。
「な、なんだよそれ⁉ それのどこが簡単なんだよ! ふざけんな! お前は、自分の手を汚さず人殺しをするっていうのか! 卑怯だなお前!」
「貴様に言われたくはないわ! 何が卑怯だ! 貴様が、僕を突き落とした結果が今の状況だろう! 僕だって、できることなら自分の手で貴様らを殺したかった! でもな、それができないから僕は、僕の魂も何もかもを悪魔に捧げてこの復讐を始めたんだよ! 全ては貴様の腐った思考回路、反吐が出る感情のせいでな!」
はあっ……、はあっ……。
すー……、ふー……。
乱れた息を整える。こんな腐りきった奴と話すと感情が暴れるわ、思考が怒りに染まって冷静ではいられなくなる。
ああ、もういい。
ゆっくり、痛みと恐怖を味わわせるつもりだったがこの口を塞ぎたい。今すぐにでも!
「三人共、もういい。一気にやってしまえ。このうざい口を今すぐに激痛の悲鳴に変えろ」
当初の予定を変えて三人の悪魔に新たな命令を下す。
「分かったわ~。じゃあ、せーのでいくわよ~。グレモリーちゃん、バアルちゃん」
「分かりました」
「俺はいつでもいいぜ」
握る縄に力を込め、アスモデウスの掛け声に合わせるグレモリーとバアル。
そして、
「せ~の!」
縄が一気に引っ張られ縛られた腕が地面から浮き上がり四方に伸びる。
「いっ⁉ いいいいいいいいいいいいいあああああああああああああああああっ!! 待てっ、待ってくれ! あああああああああっ! 痛いぃぃいっ! 痛い痛い痛い!!!」
肉体から小さな裂ける音が聞こえてくる。激痛のあまり一ノ瀬は口を大きく開けて叫びが木霊する。
だが、誰も引っ張る力を緩めることない。むしろ、四肢を引き千切らんとより一層に四方へ引っ張る。
ついには、衣服が破れ皮膚が見えその皮膚も限界を迎え裂け出す。
「あああああああああああああああああああっ⁉ 痛え、痛えっ! 裂ける! 肉が裂ける! 止めてくれ! 腕が、脚がぁぁぁああああああああああああああああああっ!」
僕は離れた場所からその光景を眺める。悪魔たちは楽しそうに面白そうに、引っ張る行為を止めることなく腕に力を入れ四肢を引き千切りにかかる。
皮膚は裂けそこから血が滲み、その先は肉体も限界を迎え鮮血を吹き出しながら千切れ、関節が悲鳴を上げ鈍い音と共に外れ、骨が折れていく音が絶え間なく続いた。
「いいいいいいいいいいっ、がががががががぁぁぁあああああああああああああああああああああ――――っ!!」
そして、一ノ瀬の盛大な絶叫と共に四肢が引き千切れていく。四肢は引っ張られた衝撃で数メートル先に飛んでいき、四肢を失った肉体から止めどなく流れる血の海が生まれ、目を開き涙、鼻水、こちらも大きく開いた口から涎を垂れ流し汚い顔を晒す。
普通ならこれでショックと失血死なところを悪魔の能力で、死ぬことはなく失った部位を再生させ元通りに。
まだまだ、これからだ。
貴様にはもっと、もっと……! 永遠に近い苦痛と恐怖と絶望を与え続けてやるっ!
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