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2日目
⑩
しおりを挟む「性癖も含めてってっ!!!!」
本当に全部見られていたと思うと怖さよりも恥ずかしさが出てきた。
(私ほんとに全部見られてたんだ……
自分が今までシテきた事を思い返すとやはり恥ずかしさが勝つ)
『多分今全部見られてたんだって思ってるんだろうけど、まだ真綾に見せたい部屋があるんだ。その部屋を見たらもっとどれだけ僕が真綾を見てたか分かってくれるんじゃないかな。』
次に案内された部屋は、
ガチャ___
扉を開けた先には真綾の部屋があった。
置いてある家具や寝具、壁紙も真綾の部屋と全く同じ物が案内された部屋にはあった。
「えっ?私の部屋の物?持ってきた…の?」
『持ってきてないよ。全部僕が揃えたんだ。』
「揃え??え?」
『うん。真綾の部屋をそっくりそのまま作ったんだ。集めるのに苦労したのもあったけど、自信を持ってそっくりだって言えるよ。』
(ちょっとよく分からない自信だけど、確かに再現度は高いってより、本当に私の部屋が惣一郎の一室に繋がってるって言われてもおかしくないくらいには私の部屋だ)
本当に、真綾の事を見ていたのがひしひしと感じる。
これがきっと惣一郎なりの愛の形なんだとも思う。
ただ色々急展開過ぎて頭が追いつかない。
「なんか、色々見て情報量が多すぎて疲れちゃった。少し一人で頭の中整理したいな」
『わかったよ。そしたら僕は家事とか雑務終わらせてくるね。』
そういうと素直に部屋から出て行った。
(ちょっと、ちゃんと1回整理しよう。わかってるけどわかってない部分がある気がする、、、。
意識があやふやな時に契約書を書かされて、惣一郎はストーカーで、多分だけど仕事は続けさせてくれる気がなくて、、、って事は、、、、このまま監禁生活が続くってことだよね??)
確かに望んでいたことなのかもしれない。惣一郎に対しての気持ちは衝撃的なものを見せてもらったがあまり変わってない。これが彼なりの愛なんだろうとは伝わってくる。
伝わってくるけど、温度差も気になる。
怖い、恐ろしい気持ちと好意とが混ざりあっているようなよく分からない感情だけど、惣一郎を気持ち悪いとは思わない。
(でも本当にそれでいいのかな?
それでいいにしろよくないにしろ、やらないといけない事はある。
多分言っても聞き入れてくれる人ではないよね。この短期間関わってみてそんな気がする)
よし、とりあえず家に帰ろう。
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