空白の場所

多田 えみ

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2日目

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 『ほら!返事!ねぇ、イってばっかいないでお返事は?』

 「っ!!んゎかったぁぁっ!!」

 『ほんとにわかった?何がわかったの?』

 「んぁかったぁっ、具体的にぃぃいうぅからぁぁぁっ!!!」

 すると惣一郎は満足したのか、真綾から自分のモノを1度抜き玩具を手に持ち、真綾の乳首にロータークリップを付け、クリトリスには専用のオナホールを付けて上下に動かし、腟内には再び挿入しピストンする。

 「あああぁぁぁっ!!それっ、やぁ、おかしくなっちゃううぅぅぅっ!!!!」

 『嫌なの?触ってって言ったのに??』

 「ちがっ、ああぁんっ!!!ぜんぶぅ一緒ぉぉっ、ああぁっ!!!!おかしくなっちゃうっっ!!!!」

 『あぁ、そういう事ね。そういう時は嫌じゃなくて気持ちいいって言いな?ほら、言うまでやめないよ。ほら、言って』

 「きもちいいぃぃぃぃ!!!言った、言ったぁぁぁ、とめえぇぇぇっ!!!!」

 『今度からも言うんだよ。約束だから乳首のやつの電源は切ってあげるね。』

 やっとこさ惣一郎の求める言葉を言い1つの快感から逃れられ、真綾の息は少し落ち着けるかと思ったがまだまだ身が捩れる程の快感が襲いかかってくる。
だからといって全て止められるとムズムズし、歯痒い。

(いっそこのまま気を失えたらどんなに楽なんだろう。一旦ちゃんと落ち着きたいな…)

 なんて考えるくらいには少し余裕は出てきていた。

 ここ2日間ほぼイキッぱなしで体力はついてきたのだろう、真綾は気絶したいのに出来ない状態で快感を受け止め続けるしか無かった。


 惣一郎に最奥を突かれ続け、何度目かの中出しでやっと真綾は気を失うことができ、眠りについた。

 それを確認した惣一郎は真綾のクリトリスに着けていたオナホを外し、甲斐甲斐しく世話をし、シーツも替え部屋から出て行った。



 惣一郎が部屋から出て数時間後に真綾は目を覚ました。

 周りを見渡すも惣一郎の姿はなく、横にあるサイドテーブルにスポーツドリンクとコップが置かれていた。
喉が渇いてた真綾はそれを取り、コップに注ぐとゴクゴク喉を鳴らして飲んでいく。いい年した女性として恥ずかしいがそれを気にする余裕がないくらい喉が渇いていた。

 「ふぅ……」

 何時間も鳴かされ続け渇いていた喉が潤い、呼吸を整えると真綾は数時間前まで発情していたのが嘘かのように火照りが落ち着いて思考がちゃんとしているのが分かった為、自分の状況を考え始めた。

 流れに任せすぎた気もしなくは無い。
自分の事だけどちょっと軽率だったかもしれない。
惣一郎が悪人だったら自分のこれからの扱いは悲惨なものになってしまう。唯一それの心配が無さそうなのが不幸中の幸いなのかもしれない。でも今起きている現状が自分が望んでいた非日常なのも痛感していた。自分の事を好いてくれる人にズブズブに堕とされるのも嫌いでないのも永遠に続くのかと錯覚するくらい叩きつけられる快感も真綾は満足以上のものを貰っていると思った。

 惣一郎がストーカーだった話等は聞いたが今日まで自分にストーカーが居るとも思っていなかった。
だからか確信が持てなくて不安な部分もあった。

 本当に自分のことをストーカーする程好きなのか、契約書にサインしたが本当にこの関係が続くのか、もしストーカーなのが事実の場合自分に自由はある程度あるのか……。

 そんな事ばかりが頭をよぎる。

(よし。頭の中でぐるぐる考えてても拉致あかないし、惣一郎さんが来たら聞いてみよう。)

 考えがまとまり、自分の置かれている状態を冷静に考えられほっとしたのと同時に体力がまだまだ回復してないのもあり、真綾はまた眠ってしまった。


ガチャ─

 惣一郎が部屋に戻ってきたが真綾はまだ寝ていた。

 『まだ寝てる。疲れさせちゃったね。もう少しおやすみ』

 真綾の頬にキスをすると惣一郎はベッドから少し離れたところにある机に向かい持ってきたPCで仕事をして真綾が起きるのを待つ事にした。


───。

 惣一郎が来てから2時間くらいたった頃、真綾は目を覚ました。

 今度は惣一郎の姿を見つけ、安心する。

 「おはよう」

 『おはよう。少しは身体マシになった?歯止めが効かなくてごめん。お腹空いた?それとも先にお風呂入る?』

 自分がさっきより身体がだるくないのとやはり喉が痛いのやお腹が空いてる事、お風呂に入るのはもう少し回復してからにする旨を伝えると、惣一郎は真綾をお姫様抱っこしてリビングに連れて行ってくれた。

(こういう所すごい至れり尽くせりだし優しいなぁって思っちゃうんだよなー。行為中とのギャップが凄いある…。)


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