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痴漢募集したら
私の日常は私が変えた…?
しおりを挟む何かが足りない。
彼氏は居ないけど友達もいて、派遣だけど仕事も充実してる。
多趣味な方で休みの日は友達と遊びに行くか、趣味に費やしてるいる。
「なにか…何かが物足りないんだよなー」
何が物足りないのかは自分でも分かっている。
去年電車通勤中にされた痴漢が忘れられず、それからはそれを思って1人でシテいた。
別にペニスを突っ込まれた訳でもなくて、服の上から胸を触られ、下着の上から少し触られた程度。
それでも 真綾は自分に起きた非日常が忘れられなかった。
その事が忘れられずに日々を過ごして居たがあるSNSで
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痴漢募集
○×線に朝6:50に乗ります。
白のワンピース
黄色いハンドバッグを持ってます
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という投稿を目にした。
その投稿にはいくつものGoodボタンが押されて居た。
それを見た真綾は胸が高鳴った。
(こんな投稿をしてる人がいて、この投稿を見て痴漢する人がいる…?)
この投稿者は俗に言う、裏垢女子で、かなりの頻度で電車、映画館、バス等での痴漢行為を募集しているらしい。
モザイクがあるものの、自分がされている痴漢行為を隠し撮りしてアップしてある動画などもあった。
(私も、この人みたいにこういう投稿をすれば……)
自分が望んでいたあの日をもう一度体感したかった真綾はそのまま新しいアカウントを作り見様見真似みようみまねで投稿をしてみた。
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痴漢募集です。
7:30に△○線を使います。
グレーのニットワンピースで
鞄にクマのキーホルダーがついてます。
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と打ち投稿ボタンを押した。
応援ありがとうございます!
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