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本編
11話 発情期のセックス*
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オレは欲しくて仕方なくて、自分の脚を持ち上げて、アルファを受け入れる器官を礼二さんに見せつけた。
「茜袮は発情期だったら誰でもそうやって誘うの?」
「違うよ、礼二さんだけ。礼二さんだから……オレのハジメテ、もらってちょーだい」
アルコールのせいか、礼二さんのフェロモンのせいか。頭はぼんやりしているのに、普段は絶対口にしないセリフがオレの口からどんどん溢れてくる。目の前のアルファを自分のものにしたいと、強く思う。
「ほら……もう準備できてるの、わかるでしょ?」
オレはそこに自分の指を這わせた。そして、そこが十分に濡れていることを確認すると、指を二本まとめて突っ込んだ。大きく掻き混ぜるたびにぐちゅり、ぐちゅりと卑猥な音がする。普段の発情期では自分ではあんまり触らない場所だけど、今日はとにかくここに雄が欲しくて仕方なかった。
礼二さんを見上げると、荒い息を吐きながらギラギラとした目でオレを見つめていた。濃いフェロモンに包まれて、それだけでもおかしくなってしまいそうだ。
「礼二さん、はやく……」
オレが誘うように腰をくねらせると、礼二さんがいきり勃ったソレをオレの後孔に押し付けてきて、一気に一番奥まで貫いた。
「んあああぁぁっ……!!」
「茜祢、挿れただけでイったんだ?」
触られてもいないオレのペニスは、大好きなアルファに貫かれた衝撃だけで精を吐き出していた。低く欲望に掠れた声で名前を呼び捨てにされて、オレの身体はさらに昂る。
礼二さんのフェロモンでぐずぐずに解れたそこは、痛むことなく礼二さんのイチモツを全部飲み込んだ。今まで発情期のときに、自分の指とかオメガの発情期用玩具とかでその場所を慰めたことはあったけれど、初めて受け入れたホンモノはとにかくすごかった。
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい……!!
思考がその言葉一色に染まる。
「もしかして、ずっとイってる?」
「礼二さんの、おっきくてきもちいいから……」
考えていたことが、そのまま口から出てしまっていた。もっと礼二さんを感じたくて目の前の身体に抱き着いたら、オレの中で礼二さんが一回り大きくなった。
「茜祢のなか熱くて、柔らかいのにぎゅーぎゅー締めてけてきて、すっげぇイイ……腰、止まんねぇ……」
「ふあぁぁん……おっきいので中、ごりゅごりゅしちゃやあぁっ……」
礼二さんが腰を揺するたびに、隘路をみちみちに満たすモノが中をずりゅっずりゅっと擦る。それがオレのイイトコロを刺激するから、そのたびに身体がビクビクと跳ねる。礼二さんの匂いがどんどん濃くなって、思考が溶けていく。
「礼二さん、すきっ、すきいぃぃ……」
発情期と、礼二さんのフェロモンと、与えられる快感で訳が分かんなくなっていたオレは、絶対に伝える気がなかった想いをいつの間にか口走っていた。ハァハァと興奮して息が荒くなってる礼二さんが腰を一番奥までガツガツと打ち付けてきて、そのたびにオレの身体の奥が痙攣する。
「あっ、もっ……ダメ、イくっ……イっちゃあぁあああああああっ……!!」
ぎゅーっと礼二さんに抱き着きながら、オレはイった。それと同時に腹の奥で熱が弾けるのを感じた。礼二さんがオレの中で精を放ったんだ。中からも礼二さんに染められちゃった……そう自覚した瞬間、礼二さんへの愛しさが溢れて止まらなくなった。
「茜袮は発情期だったら誰でもそうやって誘うの?」
「違うよ、礼二さんだけ。礼二さんだから……オレのハジメテ、もらってちょーだい」
アルコールのせいか、礼二さんのフェロモンのせいか。頭はぼんやりしているのに、普段は絶対口にしないセリフがオレの口からどんどん溢れてくる。目の前のアルファを自分のものにしたいと、強く思う。
「ほら……もう準備できてるの、わかるでしょ?」
オレはそこに自分の指を這わせた。そして、そこが十分に濡れていることを確認すると、指を二本まとめて突っ込んだ。大きく掻き混ぜるたびにぐちゅり、ぐちゅりと卑猥な音がする。普段の発情期では自分ではあんまり触らない場所だけど、今日はとにかくここに雄が欲しくて仕方なかった。
礼二さんを見上げると、荒い息を吐きながらギラギラとした目でオレを見つめていた。濃いフェロモンに包まれて、それだけでもおかしくなってしまいそうだ。
「礼二さん、はやく……」
オレが誘うように腰をくねらせると、礼二さんがいきり勃ったソレをオレの後孔に押し付けてきて、一気に一番奥まで貫いた。
「んあああぁぁっ……!!」
「茜祢、挿れただけでイったんだ?」
触られてもいないオレのペニスは、大好きなアルファに貫かれた衝撃だけで精を吐き出していた。低く欲望に掠れた声で名前を呼び捨てにされて、オレの身体はさらに昂る。
礼二さんのフェロモンでぐずぐずに解れたそこは、痛むことなく礼二さんのイチモツを全部飲み込んだ。今まで発情期のときに、自分の指とかオメガの発情期用玩具とかでその場所を慰めたことはあったけれど、初めて受け入れたホンモノはとにかくすごかった。
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい……!!
思考がその言葉一色に染まる。
「もしかして、ずっとイってる?」
「礼二さんの、おっきくてきもちいいから……」
考えていたことが、そのまま口から出てしまっていた。もっと礼二さんを感じたくて目の前の身体に抱き着いたら、オレの中で礼二さんが一回り大きくなった。
「茜祢のなか熱くて、柔らかいのにぎゅーぎゅー締めてけてきて、すっげぇイイ……腰、止まんねぇ……」
「ふあぁぁん……おっきいので中、ごりゅごりゅしちゃやあぁっ……」
礼二さんが腰を揺するたびに、隘路をみちみちに満たすモノが中をずりゅっずりゅっと擦る。それがオレのイイトコロを刺激するから、そのたびに身体がビクビクと跳ねる。礼二さんの匂いがどんどん濃くなって、思考が溶けていく。
「礼二さん、すきっ、すきいぃぃ……」
発情期と、礼二さんのフェロモンと、与えられる快感で訳が分かんなくなっていたオレは、絶対に伝える気がなかった想いをいつの間にか口走っていた。ハァハァと興奮して息が荒くなってる礼二さんが腰を一番奥までガツガツと打ち付けてきて、そのたびにオレの身体の奥が痙攣する。
「あっ、もっ……ダメ、イくっ……イっちゃあぁあああああああっ……!!」
ぎゅーっと礼二さんに抱き着きながら、オレはイった。それと同時に腹の奥で熱が弾けるのを感じた。礼二さんがオレの中で精を放ったんだ。中からも礼二さんに染められちゃった……そう自覚した瞬間、礼二さんへの愛しさが溢れて止まらなくなった。
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