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後日談5 ハッピー・マリッジ / 相川湊
【6】愛してる*
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恭介さんにキスしたい。恭介さんを抱きしめたい。
そう思っていたら、アイマスクが外されて、Stayはもういいよって言われた。視界が急に明るくなって一瞬目が眩んだけれど、そんなことには構わず、僕は目の前にいる恭介さんに抱き着いてキスをした。気持ちが上手く言葉にならないから、せめて僕が恭介さんのことが大好きってことが伝わればいいと思いながら唇を合わせた。
「……恭介さんだけです。僕が好きなのも、僕を好きにしていいのも恭介さんだけなんです」
恭介さんにぎゅっと抱き着いたまま僕は言った。
「だから……もっとGlare、ください……お願い、僕を全部支配して……」
ようやく恭介さんに触れられたのに、そしたら今度は飢餓感が押し寄せてきた。まだ足りない、もっと欲しい。恭介さんの愛情に触れて、僕は強欲になってしまったらしい。
「これ以上すると、湊、トんじゃうでしょ?」
「それでも……! そうなっても、恭介さんは僕のこと好きにしていいんですよ? だって、僕がそうされたいと思っているのだから」
僕の必死の懇願に、恭介さんのGlareが溢れてくる。僕はそのGlareに身を委ねる。
「それで、僕が恭介さんのものだって、ちゃんと僕にわからせてください」
そう言ったら、服を脱ぎ捨てた恭介さんにシーツの上に押し倒された。脚を持ち上げられると、恭介さんのが僕の中に挿入ってくる。それだけで僕はイってしまった。やっと恭介さんと一つになれて、嬉しくて、恭介さんが好きで、感情が涙になって出て来て止まらない。
「はぁっ……あっあっあっ、ああァッ……!!」
恭介さんがガツガツと腰を打ち付けてくる。だけどしっかりと広げられたそこは、痛みを感じることなく恭介さんを受け入れた。一番奥で恭介さんのことを受け入れているはずなのに、僕はもっと欲しいと思ってしまう。きっと涙とかで僕の顔はぐちゃぐちゃになってると思う。拭っても拭っても涙は止まらないから、もう涙のことは諦めた。
「んっ……はっ、あぁっ……きょ、恭介さん……お願い。僕のこと、もっとめちゃくちゃにして……」
こんなに欲しがってしまって、自分の浅ましさが恥ずかしい。だけど、どうしても恭介さんのことが全部欲しくて堪らない。
「……もっと奥まで入っていい?」
泣きながら恭介さんに訴えかけたら、恭介さんが僕のお腹をぐっと押してそう言った。それがどういうことなのかわからなかったけれど、僕はコクコクと頷いた。恭介さんにならなんでもされたいし、恭介さんをもっと感じたい。
「じゃ、力抜いてて」
一番奥をグリグリされながら恭介さんに言われて、僕は恭介さんに全てを委ねた。その瞬間、一番奥だと思っていたところが抉じ開けられた。
「ひあぁあ……!?」
「湊、気持ちイイ?」
「ふぁっ、あっ、ああアアア……」
恭介さんが何か言ってるけれど、その言葉の意味を理解するだけの余裕が今の僕にはない。
今まで感じたこともない場所まで恭介さんが入ってきている。未知の感覚に、目の前がチカチカする。
「あっ、ああぁ、ああああ……!!」
ヌプヌプと恭介さんの先端が、その場所を出たり入ったりするたびに、僕は絶頂を繰り返した。初めて与えられる感覚と、恭介さんのGlareに溺れる。
恭介さんに大好きって言いたかったけれど、僕の口からは嬌声しか出てこなかった。せめて、恭介さんのことを抱きしめたくて、背中に手を回そうとしたけれど腕を持ち上げることもできなかった。
だけど、そんな様子に気づいた恭介さんが僕をぎゅって抱きしめてくれて、僕はまた身体を震わせて絶頂した。
「湊、愛してるよ」
そして耳元で囁かれると同時に最奥で恭介さんの迸りを感じて、僕は意識を飛ばしたのだった。
そう思っていたら、アイマスクが外されて、Stayはもういいよって言われた。視界が急に明るくなって一瞬目が眩んだけれど、そんなことには構わず、僕は目の前にいる恭介さんに抱き着いてキスをした。気持ちが上手く言葉にならないから、せめて僕が恭介さんのことが大好きってことが伝わればいいと思いながら唇を合わせた。
「……恭介さんだけです。僕が好きなのも、僕を好きにしていいのも恭介さんだけなんです」
恭介さんにぎゅっと抱き着いたまま僕は言った。
「だから……もっとGlare、ください……お願い、僕を全部支配して……」
ようやく恭介さんに触れられたのに、そしたら今度は飢餓感が押し寄せてきた。まだ足りない、もっと欲しい。恭介さんの愛情に触れて、僕は強欲になってしまったらしい。
「これ以上すると、湊、トんじゃうでしょ?」
「それでも……! そうなっても、恭介さんは僕のこと好きにしていいんですよ? だって、僕がそうされたいと思っているのだから」
僕の必死の懇願に、恭介さんのGlareが溢れてくる。僕はそのGlareに身を委ねる。
「それで、僕が恭介さんのものだって、ちゃんと僕にわからせてください」
そう言ったら、服を脱ぎ捨てた恭介さんにシーツの上に押し倒された。脚を持ち上げられると、恭介さんのが僕の中に挿入ってくる。それだけで僕はイってしまった。やっと恭介さんと一つになれて、嬉しくて、恭介さんが好きで、感情が涙になって出て来て止まらない。
「はぁっ……あっあっあっ、ああァッ……!!」
恭介さんがガツガツと腰を打ち付けてくる。だけどしっかりと広げられたそこは、痛みを感じることなく恭介さんを受け入れた。一番奥で恭介さんのことを受け入れているはずなのに、僕はもっと欲しいと思ってしまう。きっと涙とかで僕の顔はぐちゃぐちゃになってると思う。拭っても拭っても涙は止まらないから、もう涙のことは諦めた。
「んっ……はっ、あぁっ……きょ、恭介さん……お願い。僕のこと、もっとめちゃくちゃにして……」
こんなに欲しがってしまって、自分の浅ましさが恥ずかしい。だけど、どうしても恭介さんのことが全部欲しくて堪らない。
「……もっと奥まで入っていい?」
泣きながら恭介さんに訴えかけたら、恭介さんが僕のお腹をぐっと押してそう言った。それがどういうことなのかわからなかったけれど、僕はコクコクと頷いた。恭介さんにならなんでもされたいし、恭介さんをもっと感じたい。
「じゃ、力抜いてて」
一番奥をグリグリされながら恭介さんに言われて、僕は恭介さんに全てを委ねた。その瞬間、一番奥だと思っていたところが抉じ開けられた。
「ひあぁあ……!?」
「湊、気持ちイイ?」
「ふぁっ、あっ、ああアアア……」
恭介さんが何か言ってるけれど、その言葉の意味を理解するだけの余裕が今の僕にはない。
今まで感じたこともない場所まで恭介さんが入ってきている。未知の感覚に、目の前がチカチカする。
「あっ、ああぁ、ああああ……!!」
ヌプヌプと恭介さんの先端が、その場所を出たり入ったりするたびに、僕は絶頂を繰り返した。初めて与えられる感覚と、恭介さんのGlareに溺れる。
恭介さんに大好きって言いたかったけれど、僕の口からは嬌声しか出てこなかった。せめて、恭介さんのことを抱きしめたくて、背中に手を回そうとしたけれど腕を持ち上げることもできなかった。
だけど、そんな様子に気づいた恭介さんが僕をぎゅって抱きしめてくれて、僕はまた身体を震わせて絶頂した。
「湊、愛してるよ」
そして耳元で囁かれると同時に最奥で恭介さんの迸りを感じて、僕は意識を飛ばしたのだった。
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