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後日談1 カルーアミルク / 相川湊
【5】恭介さんの趣味
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結果として、恭介さんにはいっぱい啼かされて、いっぱい抱かれた。
そして、Glareがあってもなくても、結局僕は同じくらいわけがわかんなくなるくらい気持ち良くなってしまうのだということがわかった。
ただ意識が飛ばせない分、もしかしたらGlareがないほうがハードかもしれない。
気持ち良すぎて、快感のあまり意識が飛んでしまいそうになったら、ガツンって腰を打ち付けられてそれ以上の快感で引き戻されるってのを何度もされた。
でも、いつもよりいっぱい恭介さんに抱いてもらえたし、辛うじてだけれど、最後まで意識があったのは嬉しかった。
腰はガクガクで、声もガラガラ。身体はもうどこも動かせないくらいダルいけれど多幸感に満たされる。いつもだったらこんな状態だったらサブスペースに入っていそうなくらいに幸せなのに、サブスペースに入っていないのが不思議な感じだ。
「恭介さん……」
「何?」
「めちゃくちゃセックスしたくなったら教えてくださいね。またGlareなしで恭介さんに抱かれたいです」
「……Glareでトロットロに蕩けてる湊を抱くのが好きだったんだけど……」
「えっ……!?」
な、なにそれ!? 初耳なんだけれど……も、もしかして、プレイにセックスが必ずセットになっているのは……恭介さんの趣味だった!?
「素面の湊を抱くのも悪くねぇな……てか、これはこれでハまりそーかも」
そんなことを言う恭介さんの笑顔が可愛いと思った。
だけど、その瞬間にゾクリと肌が泡立った。この感じはもしかして……
「え、あれっ!? 恭介さん、Glare出てます……?」
「あー……、もしかしてセーフワードが効力切れしてる?」
「ええっ!? セーフワードって一晩くらいは有効じゃないんでしたっけ……?」
へなちょこな僕は、Glareに弱いだけじゃなくてセーフワードの力すら弱かったみたいだ。いや、聞いたところによると恭介さんのGlareは実は結構強いらしい。ってことは、僕のセーフワードが恭介さんのGlareに力負けしたとか? Glareに弱すぎる僕が恭介さんのGlareに普段なんとか耐えられてるのは、ただひとえに相性の良さという奇跡の賜物らしいけれど……
「湊、Kiss」
恭介さんのCommandに従おうとしたけれど、ヘロヘロすぎて身体を起こすことができない。そしたら、僕が動く前に、恭介さんがキスをしてきた。
「Glareも戻ったし、今度はプレイしながらセックスしよーぜ」
「ふぇっ……!?」
浮かれた様子の恭介さんから、容赦のないGlareが溢れ出す。
「あ、恭介さん……僕、ダメかも……」
あっさりと許容量オーバーになった僕は、スパーンと意識を飛ばした。
後で聞いた話によると、今回も僕は恭介さんのGlareを浴びただけでサブスペースに入ってしまったらしい。
僕が恭介さんの全てを受け止めて満足してもらえるようになるには……まだまだ前途多難なようだ。
そして、Glareがあってもなくても、結局僕は同じくらいわけがわかんなくなるくらい気持ち良くなってしまうのだということがわかった。
ただ意識が飛ばせない分、もしかしたらGlareがないほうがハードかもしれない。
気持ち良すぎて、快感のあまり意識が飛んでしまいそうになったら、ガツンって腰を打ち付けられてそれ以上の快感で引き戻されるってのを何度もされた。
でも、いつもよりいっぱい恭介さんに抱いてもらえたし、辛うじてだけれど、最後まで意識があったのは嬉しかった。
腰はガクガクで、声もガラガラ。身体はもうどこも動かせないくらいダルいけれど多幸感に満たされる。いつもだったらこんな状態だったらサブスペースに入っていそうなくらいに幸せなのに、サブスペースに入っていないのが不思議な感じだ。
「恭介さん……」
「何?」
「めちゃくちゃセックスしたくなったら教えてくださいね。またGlareなしで恭介さんに抱かれたいです」
「……Glareでトロットロに蕩けてる湊を抱くのが好きだったんだけど……」
「えっ……!?」
な、なにそれ!? 初耳なんだけれど……も、もしかして、プレイにセックスが必ずセットになっているのは……恭介さんの趣味だった!?
「素面の湊を抱くのも悪くねぇな……てか、これはこれでハまりそーかも」
そんなことを言う恭介さんの笑顔が可愛いと思った。
だけど、その瞬間にゾクリと肌が泡立った。この感じはもしかして……
「え、あれっ!? 恭介さん、Glare出てます……?」
「あー……、もしかしてセーフワードが効力切れしてる?」
「ええっ!? セーフワードって一晩くらいは有効じゃないんでしたっけ……?」
へなちょこな僕は、Glareに弱いだけじゃなくてセーフワードの力すら弱かったみたいだ。いや、聞いたところによると恭介さんのGlareは実は結構強いらしい。ってことは、僕のセーフワードが恭介さんのGlareに力負けしたとか? Glareに弱すぎる僕が恭介さんのGlareに普段なんとか耐えられてるのは、ただひとえに相性の良さという奇跡の賜物らしいけれど……
「湊、Kiss」
恭介さんのCommandに従おうとしたけれど、ヘロヘロすぎて身体を起こすことができない。そしたら、僕が動く前に、恭介さんがキスをしてきた。
「Glareも戻ったし、今度はプレイしながらセックスしよーぜ」
「ふぇっ……!?」
浮かれた様子の恭介さんから、容赦のないGlareが溢れ出す。
「あ、恭介さん……僕、ダメかも……」
あっさりと許容量オーバーになった僕は、スパーンと意識を飛ばした。
後で聞いた話によると、今回も僕は恭介さんのGlareを浴びただけでサブスペースに入ってしまったらしい。
僕が恭介さんの全てを受け止めて満足してもらえるようになるには……まだまだ前途多難なようだ。
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