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白い女神石像のオナ見で果ててしまった俺は欲望を吐き捨て平静を取り戻した肉棒をパンツの中にぐいっと詰めるようにしまい──チャックを上げ背広の前裾を2回ほどくいっくいっと軽くつまみ伸ばし直した。
さて、スッキリしたしそろそろ行くか! ……なんてVRヘッドセットを被って右手の指式コントローラーを外して、チンコをシゴいておティッシュにコキ捨てていたエロいゲームの外にいたときは思っていたが。
おそるおそる女神石像の方を見てみると。
女神石像は何事もなかったかのように立ち上がりノーマルな石の顔でこちらを見ている。
……なぜだ。あんなに興味深々だったのに。そしてなぜ俺は少し残念に思っているのだろう。エロいゲームのバグだよなこれは。
とつぜん女神石像はあっ、と口を開け左の人差し指で何かを指差した。
俺は彼女に指差された右側の方向を見てみると。
まだ遠く緑の地、練り歩きながらこちらに向かって来ている。ションベンオヤジ石像たちの大群だ。
偵察任務を与えた女神石像がこいつらのせいで与えられた役割に従って俺に報告に来たってことか……。それで任務を与えた俺はというと立ちしょんべんをして報告に来た彼女にオナ見されてシコっていたわけだ……。
フム、訳が分からないな。どうしてそうなった。とりあえず、このモヤモヤをこの汚い連中にぶつけるしかないな!
「そんなぞろぞろと、連れションは卒業しろよ! いい歳だろ」
フッと笑った父親は白蜜を抜刀し構えて女神石像の前に出た。パーティーの前衛としての戦闘の準備に入った。
「じゃあまたデカイのを頼む!」
振り返りそう大雑把な指示を出した父親に対し、
女神石像はうんうんと元気よく2回頷いた。
そしてすぐさま石の両手を握り合わせ祈りみずいろの魔法陣を宙に構築していき魔法発動の準備に入った。
まだションベンオヤジたち、敵と俺たちとの距離は空いている。俺の見立てだと敵の有効射程範囲に入るより先に魔法を一度発動できるだろう。
発動に合わせて突っ込むのがベターだな。
まあ苦戦するほどの相手ではないとは思うがこっちにはヒーラーが居ないからな!
それに俺もこの世界では生まれて間もないビギナー。
ぐぴキャンを連打出来なかったようにこの父親の身体もスベテが思ったように動いてくれるとは限らない。
色々と試しながら進んで行こう。
それがゲームってヤツだろ。試せる内になッ!
それにここまで進んで来たけど予想外の事も起こり得るのは、まぁ良くも悪くも予感がするし。
……このだだっ広い草原にも少々違和感を感じるしな。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【VRヘッドセットと指式コントローラー】
もはや世の中のエロいゲームをするのに欠かせないVRヘッドセット。
VRゲーム、一度は廃れていた時代もあったというバーチャルリアリティーゲームはあるエロいゲーム会社に目をつけられエロいゲーム専用機としてその息を吹き返し現在に至る。
このラヴあスもかなり有名なエロいゲームであり、次々とエロいゲームエロくないゲームを産み出し続けていったあるエロいゲーム会社は一気に大企業へと成長していったという。
【指式コントローラー】
VRヘッドセットの付属のスティック型コントローラーの簡易で直感的な操作性だけでは満足出来ないゲーマーやエロいゲーム開発者のために作られた位置をカスタマイズ可能な物理ボタン電子ボタン付きの指装着型のグローブコントローラー。
軽く柔軟性のある着け心地でありこれをはめながら構わず自慰をする者もけっこうな数がいるという。
VRアクションゲームをプレイするのには欠かせない装備だろう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「そろそろ……」
父親が後ろを振り返るとまだ祈りを捧げ魔法陣を構築している様子の女神石像。
アレ思ったより長いな……。来るぞこれ。
調子に乗って群れから飛び出して来た1体のションベンオヤジ石像のチンコから雷属性のレーザーが父親たちに向けて放たれた。
なかなかの速度で飛び迫って来たレーザーが前衛の父親へと接触する寸前。
「爆炎斬!」
炎の斬撃と雷のチンコレーザーがぶつかりあった。そして。
「いいねいいねええ!」
火花を上げ、ションベンオヤジのご自慢のチンコレーザー攻撃は父親の【爆炎斬】で相殺され無力化された。
【フル相殺システム】
エロいゲームの技と技の相殺システム。敵の特定の種類の攻撃に対して技をぶつけると相殺または威力を減衰させることが出来る。エロいガバいゲームなのでタイミングはそれほどシビアではない。狙って出来るとかっこいい。
距離を詰めて来た後続のションベンオヤジ石像たち。各々、腰を突き出しご自慢のチンコレーザーを父親パーティーに向けてぶっ放した。
迫る青にニヤリ。
「【爆炎斬】【爆炎斬】【爆炎斬】【爆炎斬】【爆炎斬】【爆破斬】!!」
煌めく炎の連撃が次々と襲いかかるレーザーを弾き相殺し無力化していく。
「っ痛てぇ、一発ひっかけられちまった」
父親はかっこいい相殺劇を魅せたがチンコレーザーの雨を一発、相殺しそびれてしまい黒いビジネススーツごしに雷属性のダメージを負ってしまった。
ゲームモニターの様に視界が赤くならないからよく分からないが、ちょいと痺れた感じがしたな……これ痛みのあるタイプ? ……やべえな……まぁチンコをシコって快感を得れるぐらいだ痛みがあって当然か! うん、なるほど!
ってチンコビームが初ダメージって……なんかヤだな!
父親は軽くチンコレーザーの直撃したスーツをバッバッ、とはたいて、また白蜜を両手で構えた。
「で、色々と試し終わったんだけど、そろそろどうですかい!」
父親がそう言うと。
タイミングよく突如として女神石像の後方から水の音を上げ、現れた。
大きな、おおきな水の波が押し寄せて来る。
女神石像は魔法の発動に成功し石の笑顔で右手を振っている。
「長いと思ったら令月かほりと同じ天級魔法のアクアバイバイか……手振っちゃってるよ……かわいい……のか!」
押し寄せて来る水魔法の波。
父親パーティーを通り過ぎてションベンオヤジ石像の群れにその脅威を向け襲いかかる。
戦場を支配する程のど迫力の魔法が、迫る。
「うおおおおうわぷッ…………ぷはぁ! こええよ!」
一応息を止めたが……よっかったーーパーティー組んでたら無効だよなそりゃ! ありがたすぎるぜエロいゲームよ……今回はガバくないぜ。でもこれ予想より怖すぎるんですけど女神石像さん。
【パーティー】
だいじな仲間をじぶんの攻撃に巻き込むなんてとんでもない。安心して技と魔法をぶっぱなそう。
大きな、おおきな水の波はションベンオヤジ石像の群れを呑み込んだ。
魔法の波の勢い凄まじく、
やがてその並々ならぬ威力に耐え切れず彼らは光の粒へと還っていった。
「うおお、これがこのラヴあスの天級魔法。イチゲキとはな」
「よくやってくれたな女神石像さん」
女神石像は石の元気な笑顔を父親に見せ、肩の位置で両手のガッツポーズをぶんぶんしている。
うん、かわいいがおそろしい。天級おそろしい。
うすうす実力の程は分かっていたけどこの階層程度じゃ天級魔法は一撃か、さすが父親の門番ボス級モンスターだな。
仲間に出来て光栄すぎるぜ。
やっぱりコイツは特別性だったり?
この先も期待していいかな……。
だがちょっとさっきのは構築が長いし派手過ぎる……。デカイのって言ったからやってくれたみたいだが。今後パーティーとして女神石像さんと話し合う必要がありそうだな。
うん、とにかく今は先に進もう。
運良く店に入るためのステッカーが見つかるといいが。
「ぐぴぴーぴ……ぷはぁ! メシ!!」
ションベンオヤジ石像たちを返り討ちにした父親と女神石像のパーティーは未探索の草原の地へと歩き進んで行った。
さて、スッキリしたしそろそろ行くか! ……なんてVRヘッドセットを被って右手の指式コントローラーを外して、チンコをシゴいておティッシュにコキ捨てていたエロいゲームの外にいたときは思っていたが。
おそるおそる女神石像の方を見てみると。
女神石像は何事もなかったかのように立ち上がりノーマルな石の顔でこちらを見ている。
……なぜだ。あんなに興味深々だったのに。そしてなぜ俺は少し残念に思っているのだろう。エロいゲームのバグだよなこれは。
とつぜん女神石像はあっ、と口を開け左の人差し指で何かを指差した。
俺は彼女に指差された右側の方向を見てみると。
まだ遠く緑の地、練り歩きながらこちらに向かって来ている。ションベンオヤジ石像たちの大群だ。
偵察任務を与えた女神石像がこいつらのせいで与えられた役割に従って俺に報告に来たってことか……。それで任務を与えた俺はというと立ちしょんべんをして報告に来た彼女にオナ見されてシコっていたわけだ……。
フム、訳が分からないな。どうしてそうなった。とりあえず、このモヤモヤをこの汚い連中にぶつけるしかないな!
「そんなぞろぞろと、連れションは卒業しろよ! いい歳だろ」
フッと笑った父親は白蜜を抜刀し構えて女神石像の前に出た。パーティーの前衛としての戦闘の準備に入った。
「じゃあまたデカイのを頼む!」
振り返りそう大雑把な指示を出した父親に対し、
女神石像はうんうんと元気よく2回頷いた。
そしてすぐさま石の両手を握り合わせ祈りみずいろの魔法陣を宙に構築していき魔法発動の準備に入った。
まだションベンオヤジたち、敵と俺たちとの距離は空いている。俺の見立てだと敵の有効射程範囲に入るより先に魔法を一度発動できるだろう。
発動に合わせて突っ込むのがベターだな。
まあ苦戦するほどの相手ではないとは思うがこっちにはヒーラーが居ないからな!
それに俺もこの世界では生まれて間もないビギナー。
ぐぴキャンを連打出来なかったようにこの父親の身体もスベテが思ったように動いてくれるとは限らない。
色々と試しながら進んで行こう。
それがゲームってヤツだろ。試せる内になッ!
それにここまで進んで来たけど予想外の事も起こり得るのは、まぁ良くも悪くも予感がするし。
……このだだっ広い草原にも少々違和感を感じるしな。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【VRヘッドセットと指式コントローラー】
もはや世の中のエロいゲームをするのに欠かせないVRヘッドセット。
VRゲーム、一度は廃れていた時代もあったというバーチャルリアリティーゲームはあるエロいゲーム会社に目をつけられエロいゲーム専用機としてその息を吹き返し現在に至る。
このラヴあスもかなり有名なエロいゲームであり、次々とエロいゲームエロくないゲームを産み出し続けていったあるエロいゲーム会社は一気に大企業へと成長していったという。
【指式コントローラー】
VRヘッドセットの付属のスティック型コントローラーの簡易で直感的な操作性だけでは満足出来ないゲーマーやエロいゲーム開発者のために作られた位置をカスタマイズ可能な物理ボタン電子ボタン付きの指装着型のグローブコントローラー。
軽く柔軟性のある着け心地でありこれをはめながら構わず自慰をする者もけっこうな数がいるという。
VRアクションゲームをプレイするのには欠かせない装備だろう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「そろそろ……」
父親が後ろを振り返るとまだ祈りを捧げ魔法陣を構築している様子の女神石像。
アレ思ったより長いな……。来るぞこれ。
調子に乗って群れから飛び出して来た1体のションベンオヤジ石像のチンコから雷属性のレーザーが父親たちに向けて放たれた。
なかなかの速度で飛び迫って来たレーザーが前衛の父親へと接触する寸前。
「爆炎斬!」
炎の斬撃と雷のチンコレーザーがぶつかりあった。そして。
「いいねいいねええ!」
火花を上げ、ションベンオヤジのご自慢のチンコレーザー攻撃は父親の【爆炎斬】で相殺され無力化された。
【フル相殺システム】
エロいゲームの技と技の相殺システム。敵の特定の種類の攻撃に対して技をぶつけると相殺または威力を減衰させることが出来る。エロいガバいゲームなのでタイミングはそれほどシビアではない。狙って出来るとかっこいい。
距離を詰めて来た後続のションベンオヤジ石像たち。各々、腰を突き出しご自慢のチンコレーザーを父親パーティーに向けてぶっ放した。
迫る青にニヤリ。
「【爆炎斬】【爆炎斬】【爆炎斬】【爆炎斬】【爆炎斬】【爆破斬】!!」
煌めく炎の連撃が次々と襲いかかるレーザーを弾き相殺し無力化していく。
「っ痛てぇ、一発ひっかけられちまった」
父親はかっこいい相殺劇を魅せたがチンコレーザーの雨を一発、相殺しそびれてしまい黒いビジネススーツごしに雷属性のダメージを負ってしまった。
ゲームモニターの様に視界が赤くならないからよく分からないが、ちょいと痺れた感じがしたな……これ痛みのあるタイプ? ……やべえな……まぁチンコをシコって快感を得れるぐらいだ痛みがあって当然か! うん、なるほど!
ってチンコビームが初ダメージって……なんかヤだな!
父親は軽くチンコレーザーの直撃したスーツをバッバッ、とはたいて、また白蜜を両手で構えた。
「で、色々と試し終わったんだけど、そろそろどうですかい!」
父親がそう言うと。
タイミングよく突如として女神石像の後方から水の音を上げ、現れた。
大きな、おおきな水の波が押し寄せて来る。
女神石像は魔法の発動に成功し石の笑顔で右手を振っている。
「長いと思ったら令月かほりと同じ天級魔法のアクアバイバイか……手振っちゃってるよ……かわいい……のか!」
押し寄せて来る水魔法の波。
父親パーティーを通り過ぎてションベンオヤジ石像の群れにその脅威を向け襲いかかる。
戦場を支配する程のど迫力の魔法が、迫る。
「うおおおおうわぷッ…………ぷはぁ! こええよ!」
一応息を止めたが……よっかったーーパーティー組んでたら無効だよなそりゃ! ありがたすぎるぜエロいゲームよ……今回はガバくないぜ。でもこれ予想より怖すぎるんですけど女神石像さん。
【パーティー】
だいじな仲間をじぶんの攻撃に巻き込むなんてとんでもない。安心して技と魔法をぶっぱなそう。
大きな、おおきな水の波はションベンオヤジ石像の群れを呑み込んだ。
魔法の波の勢い凄まじく、
やがてその並々ならぬ威力に耐え切れず彼らは光の粒へと還っていった。
「うおお、これがこのラヴあスの天級魔法。イチゲキとはな」
「よくやってくれたな女神石像さん」
女神石像は石の元気な笑顔を父親に見せ、肩の位置で両手のガッツポーズをぶんぶんしている。
うん、かわいいがおそろしい。天級おそろしい。
うすうす実力の程は分かっていたけどこの階層程度じゃ天級魔法は一撃か、さすが父親の門番ボス級モンスターだな。
仲間に出来て光栄すぎるぜ。
やっぱりコイツは特別性だったり?
この先も期待していいかな……。
だがちょっとさっきのは構築が長いし派手過ぎる……。デカイのって言ったからやってくれたみたいだが。今後パーティーとして女神石像さんと話し合う必要がありそうだな。
うん、とにかく今は先に進もう。
運良く店に入るためのステッカーが見つかるといいが。
「ぐぴぴーぴ……ぷはぁ! メシ!!」
ションベンオヤジ石像たちを返り討ちにした父親と女神石像のパーティーは未探索の草原の地へと歩き進んで行った。
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