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「────ということだ。マクスウェルの悪魔については分かったか?」
いつもの女教師のいつものトーンいつもの色気のないスーツごしのデカ尻。
いつものチョークのすり減る無駄な音をききながら、うとうとと眠りにつくのは心地いい。
「おいッ」
机に涎を垂らしのっかっていた頭をしばかれる。
補修を熱心に講じていた女教師に対して不遜な態度を取っていた男子生徒は丸めた教科書で叩き起こされた。
女教師は相変わらず寝ぼけた大物ぶった態度をとる生徒を見ながら呆れながらに言う。
「また例のゲームか。ギャラルホルンとかいう」
「ほわぁー。学校よりゲーム。学校は体だけ」
馬鹿な生徒がいつものように堂々と欠伸をする、さっそくの減らず口を添えながら。目に余る余裕ぶった態度にもっと強く叩けばよかったと、女教師は顔をしかめながら思った。
「何が体だけだ。そんな事では将来破滅だろう。まともな職につけんぞ」
「はぁー。将来はツテで紹介してもらってバイトしてるから大丈夫」
「む? 闇バイトではないだろうな?」
「信頼できる闇属性の陽キャの兄さんからの紹介だから大丈夫。ゲームに必要なもんは金と時間と若さ、分かってるって」
「分かっていないだろう馬鹿が。(また怪しいソイツか)情報も大事だ。だから授業を」
「ははははそーだなっ! 先生いいこと言うじゃんっ! ギャラホルやってる?」
「バカタレ。無駄な情報はインプットせん、使ってないから分からんだろうが使い込んでいる頭の要領には限りがあるのだぞ。それに今のゲームは物語が薄くてまるでつまらん」
「はぁ??? 違うぜ、物語ってのはオンラインのプレイヤーたちがごちゃごちゃやって能動的に作るもんなんだぜ。馬鹿なの?」
「馬鹿をいえ。受動的だ。ファンタジーとは空想幻想。プレイヤーはそのパッケージされた箱の中に入れられて観察されているだけだ。だからお前の言うオンラインの自由は最も不自由。昔の一本道のゲームより劣っているのは明確なのだ」
「昔だって一本道だけじゃねぇーだろクソ馬鹿教師、昔の人が努力進化してそういういらねー古臭ぇの淘汰してきた結果が今の神ゲーのフルVRゲームなんだよ! だからこれってできねぇことが滅茶苦茶できるようになったゲーム性の進化なの。もう情報全然ねーじゃん。俺のほうが詳しいだろ、歳イッてるのに」
「私はそのようなゲームは好まんからなクソガキ。人生を無駄にしてゲームなぞプレイせずとも最悪小説でもたのしむには事足りる、客観的に見てゲームというものはそれだけ無駄な情報が多いのだ。そうだゲームも年齢を重ねるほどに詰め込める情報の量と質と描画処理技術は上がるそれは進化だが私は20代だ失礼なクソガキ」
「一本道とかそんなのぜってぇーつまんねーヤツの逃げ道だろ! 小説なんてタイパ悪ぃしギャラホルも出てるらしいけどそんなの読んでも盛り上がらねーし、ゲーム上手くならねぇし、それこそ時間の無駄、字だけなんてたのしむのクオリティーが低いぜははは。それにギリギリ20代ってオチだろ。俺が卒業するころにはきっとソレ30じゃん?」
「小説がタイムパフォーマンスに優れないだと? ゲームの方がもっとくだらないぞ。水増しした無意味なクオリティーと自由とディテールにどっぷり時間を費やすぐらいなら一本道のシナリオがより美しいと言ったのだ。あちこち不必要に枝葉を伸ばし終わりのないゲームなど、世の中のあらゆるスポーツ娯楽おままごとゲームに劣るのだ。それにお前が卒業する頃にはギリギリ20代だ」
「だからお前が間違ってるって言ってんだろうが!!! ゲームは遊び尽くせないぐらい自由なほど面白いに決まってんだろレトロうすのろ! エンカウントして暗転してターンごとに殴り合ってレベルあげてお姫様助けて終わりってそんなのもったいないゴミだろうが!!! それにギャラホルは未開地のウーズガルズ攻略っていう目標があるだろうが! シナリオも壮大の最強だろ!!」
「それも結局引き伸ばしにすぎん。レベルを上げても上げても新たな敵が壁となり立ちはだかるだけだ結局終末を迎えることはない。それはあたかも薄めて広めたちいさな系を観測されているにすぎん、途中でまた取り上げられたり足されたり悪魔の介入でループするのがオチだ。そのゲーム、ギャラルホルンとやらは壮大などではない、ただデカい箱を用意した壮大なハリボテの紛い物の浅瀬だ。神話通りにラグナロクが起きれば話は別だがな」
「だから笛を集めるんだろうが!!!」
「集まらないんだろう? お前に聞かされたその世界は多種族の共存する世界だが、種族同士が完全に仲がいいとは言えない。特に翼人とは関係は最悪だろう。ラグナロクを起こすグランドホルンと呼ばれる各国にひとつずつ散りばめられた笛を集めることは不可能だ。お前たちが集めている笛はグランドホルンではない。推測するにストーリーが進むことはないのだ」
「だからヒューマンの水の国に多種族が集まるんだろうが。ってしかも違うぞお前??? 二回目のラグナロクを阻止するためにウーズガルズで笛持ちのモンスターを倒して自分たちを強化するんだろ? そんでまたレベル上限を上げてウーズガルズの攻略をスムーズにするんだぜ。グランドホルンにたかるのがウーズガルズのモンスターって設定だろ? だから(凪さんが言うには)」
「観測が甘いなお前たちは」
■黒板
ヒューム族の英雄テュール含む五大英雄
彼らは果たして本当に前時代のラグナロクに勝利したのか?
風の国のグランドホルンは大翼の風
水の国のグランドホルンは英雄の涙
森の国のグランドホルンは永遠の愛
花の国のグランドホルンは巨影の月
火の国のグランドホルンは慈愛の陽
■
「何言ってんだ? グランドホルンにそんな二つ名みたいなのないぞ?」
「二つではない、物事は一本道だ。それが私の逆算した美しい物語。よってお前のプレイしているこれは紛れもないクソゲークソ世界だと確定した」
「あぁ!?? って何イミフに言ってんだクソ教師!!!」
黒板に書かれていくエアプ女教師の妄言には付き合ってられない。
目の前眼鏡をカチ割りたい拳をおさえて怒声で応戦する男子生徒は、ギャラルホルンの玄人としてまったくもって的外れな考察の間違いを正すためにチョークを手に取った。
ふたりのゲームの補修はチョークを砕きながら熱心につづいた。
day5
いつものように正しい姿勢で寝そべりログインした。もうひとつの輝かしい世界で────
このところまともにギャラルホルンをやれていないプレイヤーがいる。
呪いの装備のように何故か外せなくなった電磁ブリムにイラつきながらも。
依頼された完璧なメイドになるために、今日も男らしく鍋を振り、石のように硬いパンケーキの練度を上げていく。
そして今日も────失敗作のマーマレードソース(駄)をその身に罰として味わわされる。
瓶におさめた駄作は駄メイドの穴へと流し込まれる。
そしてまた両脚を逆さに風のタコ糸で吊り上げられたみっともない姿勢で、舌がつぷり……その穴を貫いていく。
得体の知れないやらかな肉が柑橘ソースにまみれた駄メイドのアナルへと侵入していく、その広げられていく感覚に駄メイドの彼はみっともなく悶え声をあげた。
「あぁああああああ♡♡」
「じゅぞずるるるるるじゅぶずずずず」
ローション代わりに用いられたマーマレードソースを啜る卑猥な音が鳴る。
わざと鳴らすかのように、恥辱を募らせる音が彼の耳にとどいている。
ベッドの上で天地が逆になっても何をされているのかわかるような音でアナルを重点的に責められる。
舌先チンポが若い雄アナルを無理矢理かいくぐっていくように、貫く、奥深くへ──。
トンネルの戻りには啜り上げるあの卑猥な音を立てながら、アナルにディープキスするかのように、やわらかな唇肉がアナルの皺まで押し当り、生暖かいメイド長の吐息が甘くべたつく穴に吹きかかる。
激しい責めたてにもう────
「いへっ、はめいほ」
「あああふああああひゃああああ♡♡♡♡」
駄メイドのシャドウ・シェードは射精した。
継続される激しいアナル啜りと、逆さのちんぽを絞りあげるような手コキが与える快楽の相乗効果で、あえなく精を下方へと打ち放っていく。
びゅーびゅーと止まらないザーメンが、一気にアナルを啜る音に煽られて、駄メイドの顔を体を自分自身を白く汚していく。
自分の汚したものは自分へ返り、自分の作った駄作のソースは自分の穴へと……。
そんなハードな折檻が今、啜る音を止め、深くキスしていたアナルからメイド長の口元が離れていき終わっていく。
突き出していた…彼に突き入れていただらんとした舌先を元へと戻す。
そして甘く苦くべたつく口元をさっとハンカチで拭いながら……。
「やはり苦い……駄作の味は食べれたものじゃありません、あなたの作る菓子にはこれっぽっちといって上達箇所を見受けられません。本当に呆れるほどの駄です、駄メイドです」
息を荒げてだらしなく寝転ぶ駄メイドを見下しながら、厳しい目で考え込んだメイド長のブルーは────インベントリからアイテムを取り出した。
彼女が指に摘み挟むミドリの玉の妖しい輝きに、惚けた放心状態の駄メイドのシャドウの目が合う。
ふぅー…と風をゆっくり唇からその緑玉に吹き込む……ぼやけた彼の視界にも映るするどい梟の黄眼が、獲物の顔を睨み離さない。
駄メイドシャドウ・シェードに対するメイド長ブルー・フライハイトの厳しい折檻はつづく。
いつもの女教師のいつものトーンいつもの色気のないスーツごしのデカ尻。
いつものチョークのすり減る無駄な音をききながら、うとうとと眠りにつくのは心地いい。
「おいッ」
机に涎を垂らしのっかっていた頭をしばかれる。
補修を熱心に講じていた女教師に対して不遜な態度を取っていた男子生徒は丸めた教科書で叩き起こされた。
女教師は相変わらず寝ぼけた大物ぶった態度をとる生徒を見ながら呆れながらに言う。
「また例のゲームか。ギャラルホルンとかいう」
「ほわぁー。学校よりゲーム。学校は体だけ」
馬鹿な生徒がいつものように堂々と欠伸をする、さっそくの減らず口を添えながら。目に余る余裕ぶった態度にもっと強く叩けばよかったと、女教師は顔をしかめながら思った。
「何が体だけだ。そんな事では将来破滅だろう。まともな職につけんぞ」
「はぁー。将来はツテで紹介してもらってバイトしてるから大丈夫」
「む? 闇バイトではないだろうな?」
「信頼できる闇属性の陽キャの兄さんからの紹介だから大丈夫。ゲームに必要なもんは金と時間と若さ、分かってるって」
「分かっていないだろう馬鹿が。(また怪しいソイツか)情報も大事だ。だから授業を」
「ははははそーだなっ! 先生いいこと言うじゃんっ! ギャラホルやってる?」
「バカタレ。無駄な情報はインプットせん、使ってないから分からんだろうが使い込んでいる頭の要領には限りがあるのだぞ。それに今のゲームは物語が薄くてまるでつまらん」
「はぁ??? 違うぜ、物語ってのはオンラインのプレイヤーたちがごちゃごちゃやって能動的に作るもんなんだぜ。馬鹿なの?」
「馬鹿をいえ。受動的だ。ファンタジーとは空想幻想。プレイヤーはそのパッケージされた箱の中に入れられて観察されているだけだ。だからお前の言うオンラインの自由は最も不自由。昔の一本道のゲームより劣っているのは明確なのだ」
「昔だって一本道だけじゃねぇーだろクソ馬鹿教師、昔の人が努力進化してそういういらねー古臭ぇの淘汰してきた結果が今の神ゲーのフルVRゲームなんだよ! だからこれってできねぇことが滅茶苦茶できるようになったゲーム性の進化なの。もう情報全然ねーじゃん。俺のほうが詳しいだろ、歳イッてるのに」
「私はそのようなゲームは好まんからなクソガキ。人生を無駄にしてゲームなぞプレイせずとも最悪小説でもたのしむには事足りる、客観的に見てゲームというものはそれだけ無駄な情報が多いのだ。そうだゲームも年齢を重ねるほどに詰め込める情報の量と質と描画処理技術は上がるそれは進化だが私は20代だ失礼なクソガキ」
「一本道とかそんなのぜってぇーつまんねーヤツの逃げ道だろ! 小説なんてタイパ悪ぃしギャラホルも出てるらしいけどそんなの読んでも盛り上がらねーし、ゲーム上手くならねぇし、それこそ時間の無駄、字だけなんてたのしむのクオリティーが低いぜははは。それにギリギリ20代ってオチだろ。俺が卒業するころにはきっとソレ30じゃん?」
「小説がタイムパフォーマンスに優れないだと? ゲームの方がもっとくだらないぞ。水増しした無意味なクオリティーと自由とディテールにどっぷり時間を費やすぐらいなら一本道のシナリオがより美しいと言ったのだ。あちこち不必要に枝葉を伸ばし終わりのないゲームなど、世の中のあらゆるスポーツ娯楽おままごとゲームに劣るのだ。それにお前が卒業する頃にはギリギリ20代だ」
「だからお前が間違ってるって言ってんだろうが!!! ゲームは遊び尽くせないぐらい自由なほど面白いに決まってんだろレトロうすのろ! エンカウントして暗転してターンごとに殴り合ってレベルあげてお姫様助けて終わりってそんなのもったいないゴミだろうが!!! それにギャラホルは未開地のウーズガルズ攻略っていう目標があるだろうが! シナリオも壮大の最強だろ!!」
「それも結局引き伸ばしにすぎん。レベルを上げても上げても新たな敵が壁となり立ちはだかるだけだ結局終末を迎えることはない。それはあたかも薄めて広めたちいさな系を観測されているにすぎん、途中でまた取り上げられたり足されたり悪魔の介入でループするのがオチだ。そのゲーム、ギャラルホルンとやらは壮大などではない、ただデカい箱を用意した壮大なハリボテの紛い物の浅瀬だ。神話通りにラグナロクが起きれば話は別だがな」
「だから笛を集めるんだろうが!!!」
「集まらないんだろう? お前に聞かされたその世界は多種族の共存する世界だが、種族同士が完全に仲がいいとは言えない。特に翼人とは関係は最悪だろう。ラグナロクを起こすグランドホルンと呼ばれる各国にひとつずつ散りばめられた笛を集めることは不可能だ。お前たちが集めている笛はグランドホルンではない。推測するにストーリーが進むことはないのだ」
「だからヒューマンの水の国に多種族が集まるんだろうが。ってしかも違うぞお前??? 二回目のラグナロクを阻止するためにウーズガルズで笛持ちのモンスターを倒して自分たちを強化するんだろ? そんでまたレベル上限を上げてウーズガルズの攻略をスムーズにするんだぜ。グランドホルンにたかるのがウーズガルズのモンスターって設定だろ? だから(凪さんが言うには)」
「観測が甘いなお前たちは」
■黒板
ヒューム族の英雄テュール含む五大英雄
彼らは果たして本当に前時代のラグナロクに勝利したのか?
風の国のグランドホルンは大翼の風
水の国のグランドホルンは英雄の涙
森の国のグランドホルンは永遠の愛
花の国のグランドホルンは巨影の月
火の国のグランドホルンは慈愛の陽
■
「何言ってんだ? グランドホルンにそんな二つ名みたいなのないぞ?」
「二つではない、物事は一本道だ。それが私の逆算した美しい物語。よってお前のプレイしているこれは紛れもないクソゲークソ世界だと確定した」
「あぁ!?? って何イミフに言ってんだクソ教師!!!」
黒板に書かれていくエアプ女教師の妄言には付き合ってられない。
目の前眼鏡をカチ割りたい拳をおさえて怒声で応戦する男子生徒は、ギャラルホルンの玄人としてまったくもって的外れな考察の間違いを正すためにチョークを手に取った。
ふたりのゲームの補修はチョークを砕きながら熱心につづいた。
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いつものように正しい姿勢で寝そべりログインした。もうひとつの輝かしい世界で────
このところまともにギャラルホルンをやれていないプレイヤーがいる。
呪いの装備のように何故か外せなくなった電磁ブリムにイラつきながらも。
依頼された完璧なメイドになるために、今日も男らしく鍋を振り、石のように硬いパンケーキの練度を上げていく。
そして今日も────失敗作のマーマレードソース(駄)をその身に罰として味わわされる。
瓶におさめた駄作は駄メイドの穴へと流し込まれる。
そしてまた両脚を逆さに風のタコ糸で吊り上げられたみっともない姿勢で、舌がつぷり……その穴を貫いていく。
得体の知れないやらかな肉が柑橘ソースにまみれた駄メイドのアナルへと侵入していく、その広げられていく感覚に駄メイドの彼はみっともなく悶え声をあげた。
「あぁああああああ♡♡」
「じゅぞずるるるるるじゅぶずずずず」
ローション代わりに用いられたマーマレードソースを啜る卑猥な音が鳴る。
わざと鳴らすかのように、恥辱を募らせる音が彼の耳にとどいている。
ベッドの上で天地が逆になっても何をされているのかわかるような音でアナルを重点的に責められる。
舌先チンポが若い雄アナルを無理矢理かいくぐっていくように、貫く、奥深くへ──。
トンネルの戻りには啜り上げるあの卑猥な音を立てながら、アナルにディープキスするかのように、やわらかな唇肉がアナルの皺まで押し当り、生暖かいメイド長の吐息が甘くべたつく穴に吹きかかる。
激しい責めたてにもう────
「いへっ、はめいほ」
「あああふああああひゃああああ♡♡♡♡」
駄メイドのシャドウ・シェードは射精した。
継続される激しいアナル啜りと、逆さのちんぽを絞りあげるような手コキが与える快楽の相乗効果で、あえなく精を下方へと打ち放っていく。
びゅーびゅーと止まらないザーメンが、一気にアナルを啜る音に煽られて、駄メイドの顔を体を自分自身を白く汚していく。
自分の汚したものは自分へ返り、自分の作った駄作のソースは自分の穴へと……。
そんなハードな折檻が今、啜る音を止め、深くキスしていたアナルからメイド長の口元が離れていき終わっていく。
突き出していた…彼に突き入れていただらんとした舌先を元へと戻す。
そして甘く苦くべたつく口元をさっとハンカチで拭いながら……。
「やはり苦い……駄作の味は食べれたものじゃありません、あなたの作る菓子にはこれっぽっちといって上達箇所を見受けられません。本当に呆れるほどの駄です、駄メイドです」
息を荒げてだらしなく寝転ぶ駄メイドを見下しながら、厳しい目で考え込んだメイド長のブルーは────インベントリからアイテムを取り出した。
彼女が指に摘み挟むミドリの玉の妖しい輝きに、惚けた放心状態の駄メイドのシャドウの目が合う。
ふぅー…と風をゆっくり唇からその緑玉に吹き込む……ぼやけた彼の視界にも映るするどい梟の黄眼が、獲物の顔を睨み離さない。
駄メイドシャドウ・シェードに対するメイド長ブルー・フライハイトの厳しい折檻はつづく。
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