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□電子メイシ
【今日はまりばり珍道中おつさまーーー☆★】
小芝&御子柴:お強い方、またバトルウィッチについておしえてー!
シャドウ:教えるもなにも運動センスだからな、無駄にインプットしても素材がダメじゃ意味なくね
小芝&御子柴:はーーーーー!?? なんでそんなにいちいちトゲトゲしてるわけ!?? いきなり運動扇子とかインプットとかまじ意味わかんないんだけど!!! ハァ!??
シャドウ:バトルウィッチの知り合いにだいぶ心当たりあるからきいてみるわ
小芝&御子柴:よろしくお願いします。
シャドウ:超絶暇なときにな
小芝&御子柴:それでも構いません、ええ。どうぞお気軽に。
シャドウ:なんだおまえら…


【無題】
サンサン:シャドウ・シェード、ギルマスから、明日ここ→■




念願の甘渋紅茶の木を手に入れ、お使いクエストを達成したはいいものの。
愛剣を返してもらうためにさらなるクエストが課せられていくのはシャドウの薄々気付いていた予想内のことではあったが……。


□装備
電磁ブリム
チョコトリュフミニスカメイド服
チョコミントストライプハイソックス




「なんで俺がメイド服を……」

「さぁ?」

「さぁって……」

立ち鏡の前、チョコ色のメイド服、チョコの種類は違えど同じようなメイド服を着せられている。
新入りメイドの後ろに立ちかるく肩に手を置きながらタバココアを咥える、昨日ぶりの女メイドのサンサン・シュガーは相変わらずのヤル気の低そうなだらけた大人の態度で鏡越しに見つめ合い受け答えをする。

「ちんぽあるのに女だったなんてね、このゲームそんなのできるんだ」

「ちがうし! GHOはフルスキャン認証されるジェミニシステムだからそんなの無理だって分かるだろ! だからこれは最近バグでなんでかこうなって!」

「ふぅん。ふぅー」
「あぁっ♡!??」

サンサンシュガーはタバコの息をいきなりシャドウの耳に吐く。突然のいたずらなそよ風に……吹かれたシャドウはびくりと反応した。

「どっちでもいいけど」
「どっちでもよくはっ! ──ンン!?」

(またこの…チョ…コ……)

左肩になれなれしく寄り掛かる方をシャドウが振り向くと、タバコを左手に挟みながらサンサンシュガーは普通にキスをした。
口内に忍ばせたチョコを通してのキス、いつもそのチョコ味から始まる。
全身に染み渡るように、甘く、熱くなり────幾重もの壁が取っ払われ、接触される。

タバコを吸うように当たり前のこと長い長いキスで染み付いた味を同じにするように分かち合う。ポトリとタバコの先端から灰が落ちていったがゲームなので便利なものだと気にしない。サンサンシュガーが見た、キスが終わり唇が離れたときの彼の悶えるような息遣いと顔に────────

言葉もなくベッドへと。



▼▼
▽▽



次の日もまたギルマスから手配されたという一軒家のホームで────

切れたタバココアのためにサンサンシュガーはチョコデスのギルマスに従うのだとそんなどうしようもないことを彼に言う。

「こんなのでタバコ吸えるなら、これでいいかなって」
「俺はよくねぇから! てか喧嘩煙管のアロマ刻みがあるだろ!」
「あ? 不味すぎるから、ダメ、最悪」
「同じじゃないか」
「ちがう、なんであんなに不味いの。というかアロマでタバコじゃないし意味不明」
「しらねぇ、大人の事情だろ。じゃぁ安かろう悪かろうでカスには簡単に吸わせないようにできてんじゃねーの、じゃないとあんた一生吸ってそうだし…たむろされちゃ現実のタバコも売れないんじゃね?」
「ふぅー。──なるほど、意外と頭いいね。そしてゲームなのに夢がないね? クソゲーってやつ?」
「全然よくねーし意外でもねー…ゲームをなんだと思ってんだ……まぁ、一理ぐらいはあるけど。ってクソゲーじゃねーから、どんな判断だよ」

そう言い昨日と同じような前と背の位置関係で、見返りにパンケーキスフレの焼き方を習っているのはシャドウ・シェード。サンサンシュガーはタバココアを嗜みながら、マジックコンロの前に立つ彼をどうしようもないことを言いながら見届けている。

なんでもギルマスから依頼された次の納品クエストの内容は、〝完璧なメイド〟である。
このどうしようもないがパンケーキの味はなかなかであったメイドのサンサンシュガーからパンケーキスフレの作り方を学び、この前手に入れた甘渋紅茶の木を抽出してお茶の時間の軽食を提供すれば完璧なメイドのできあがりなのである。と、シャドウ・シェードは既にこのプレイヤークエストの攻略法を見つけていた。

サンサンシュガーの指示に従いながら、称号グルメ王のシャドウはフライパンにこんもりと生地を盛って理想のパンケーキの高さをだそうと四苦八苦────

「焼いているあいだになにかしらのソースの方を作らないとじゃない、これ」

「あ、そうだな。さんk──!?」

材料を直に口内へと。右を振り向いたシャドウの口へと指が入っていく。チョコレート味の指が……舌上に溶かしながら擦りつけるように味わわせる。
いつものようにその媚薬に恍惚となった彼の口元から馴染ませた細指を引き抜いていく。サンサンシュガーはその甘く濁った人差しと中指を味わい舐めながら……また普通にキスへと持ち込み、ベッドへとなにもできないとろけた彼を誘っていった。






サンサンシュガーはオナニーをして穴を広げて、挑発している。
ベッドに仰向けになりながら股をM字にゆるく開き、クリトリス付近を縦に楕円をかくように指でゆっくり弄りながら、シーツにじわっと蜜を滴らせて誘っている。

「使わないの? 男の子なのに?」

「────ッこのっ!」

メイド姿のシャドウ・シェードの中の何かがはち切れて、横たわる女体に誘われるがままにピンク髪のメイドのおまんこへと挿入した。

初めての上からの女体を貫く挿入感に、甘く悶えながらも踏ん張り──

一心不乱にナカを突いていく。男であることをアピールでもするかのように若い雄は挑発にノセられてヤル気を見せる。サンサンシュガーはただただ受け入れて、その穴を使われていく。

その蜜穴でゴシゴシと後先を考えず擦れていく刺激は、想像以上にシャドウの肉棒に甘い腰が浮くようなダメージを蓄積させる、このままでは……シャドウは一旦自分のペースで休むことも考えた。しかし、行為中にタバコを一本取り出し咥え始めたピンク髪のメイドを見下ろして……また何かが彼の中で燃え滾り。
敵にダメージを与えるかのように乱暴にスピードを上げた。それでも乱れる様子なく感情希薄なメイドと睨めっこをしながら、水音が激しくなり……擦れて繋がる快感はもう下がることはひとつもなく果てを上りつめるばかり────

シャドウ・シェードはたまらず射精した。
びゅーーびゅーと遠慮なしに漏れていく。ガクつく腰を、女の腰にあてながら、膣内へとザーメンは放出されつづける。いつの間にかビターチョコの柄服へと倒れ込んでいた彼のことを、彼女は抱き寄せながらくっついたままで最後まで促していく。

白濁が結合部から漏れ出てスカートのすそを汚すほどに、ナカはシャドウのザーメンに満たされて────

ブリムの外れ落ちた黒髪をゆっくりと……寝ている腹の上にじゃれてきた飼い猫のように撫でていく。
抱き着く彼の荒い息遣いがドキドキと脈打つビターチョコ柄のベッドを湿らせて、
彼が呼吸する上は彼女の服の効果の甘いフレグランスに浸り、
下は熱くとろとろに白く溶けて繋がったまま。

シーツに落ちた少し曲がったタバココアに火をつけて、サンサンシュガーは彼を撫でながらまた一服した────────。
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