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丘梨栄枯の記憶のカケラ①♡

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たしかにあったはずの記憶のカケラ。
時は仙人と金ポデがダンジョン探索に出かけて数刻。

【SR】シャワーカードにより起動念出された。
例の地獄シャワーユニットの試験版には2人、天からの水に打たれその使用感を試していた。

その使い心地と見栄えに納得いったのかひとつ頷いた栄枯は念じ、シャワーを一度止めた。そして青年の方へと振り向き、見つめ数秒。


「勃起していますね」
「え!? ……いやそれはちがく」
「ちがくありません」

青年に詰め寄り接近した栄枯は、左の手すり際に青年を圧していった。
圧されたじろぐ青年は手すりにもたれかかり、栄枯は目と鼻の先程に近い。
すりすりと栄枯の脚が青年のトランクスごしの股間を触れていく。

「この硬くしているものはなんですか、ええ」
「あっあぁああぁこれは……」
「なんですかちゃんとおパンツ脱いで見せてみてください」

青年を見下ろしながら曲げたながい脚を元に戻し栄枯はそう言った。
その星色の瞳に見つめられ告げられてしまえば青年は逃れることはできない。
この言葉通りに従い恥じらいながらも緑のトランクスを脱いでいった。

「ほらふふ、ちがくなかったです、ええひじょうに。勃起、してます」
「はぁはぁあぁ」

栄枯に指示され栄枯に見られながらパンツを脱いだ、それはとても青年にとって恥ずかしくそれでいて興奮の増すシチュエーションであった。
微笑う栄枯はさっそく次のプランへと移る。

「えい、えい、──ふふ、ちょっと脚で触れただけでべらぼぅにびくびくしてます」
「あぁあぁぁ♡……おかなしさんやめぇ」

片脚で膝で真正面からすりすりと、やがてポジションを変え左隣になった栄枯は包み込むように左脚の太腿ですりすり青年の逆立つおちんぽを圧していく。

「おちんぽよろこんでるのにやめるのはおかしいです、ええおかなしおかしいです」

などとのたまいながら彼女は続ける。

青年おちんぽを左隣から見下ろし俗に言う脚コキ太腿コキを続行。
淫らな言葉が隣から流れてくる。
彼女の長い腕とカラダと脚が青年の身体をやさしく固定、彼女にここまで接近されおちんぽに快楽を与え続けられればチンキスなしでも青年は動けない、何も考えられなくなってしまう。

ただただ刺激されていく彼女の濡れた脚と、シャワーの水滴ではなく更に彼女の擦りつける内股側を濡らし汚していく青年のカウパー。
もう待ちきれない我慢できないと媚びるように彼女の太腿を硬く押し返しびくびくと跳ね汚していく。

そんな感触と青年の浸り崩れた表情を見て栄枯はそろそろだと予感した。
「あぁあああああ♡でりゅ♡でりゅううううう」
「もうですか、はい、ええ」
栄枯の絡める腕にカラダに掴まりながら、追い込まれた青年は射精した。

ぴゅーーーぴゅっぴゅーーーー

一直線に高く伸びやがて放物線を描きパタタリ……とおちていく。
ドプトプ……曲げて擦りつける長い脚に情けない残量が漏れ出ていく。

手でその残ったザーメンを拭いながら脚は閉じていく。
栄枯はしばしその粘っこい白をながめた。やがて飽き、青年のまだ荒げる息を聞きながら言った。

「めちゃくちゃとんでいきましたね、ええ、ふふ、これが若さでしょうか?」

青年からの返事はない。ただ多量のザーメンを放出した余韻に浸る夢見心地の男子が手すりにもたれ立っているだけだ。
返事は言葉にならないちいさな喘ぎとととのえる息遣いばかりだが、

青年のおちんちんはまだまだ、びくびくと撃つように1人射精ごっこをしながら上向き、元気であると目に見てわかる。

その可愛らしいモノを見た栄枯はまたワラう。
「ふふふやはり若さでしょうか? ええ、ここから先のプランは────────」

軽く抱き込んだ青年の隣でここから先のプランを練り上げていく。
これはカメラの回っていない吐い信者丘梨栄枯の記憶のカケラ。

地獄のシャワーマシーンの試験および、ついでにちょっとしたお遊びと発散。

ノープランであれど線路を継ぎ足せばプラン、エンターテイんメントを追求する丘梨栄枯は流れと己に身を任せて思考していく。

ちゅぷりちゅぷりと水音が2人だけの静けさに滴る────全裸のお姉さんと全裸の青年による幕間まくあいのお遊びと発散はまだまだ終わらないようだ。



ホトプレメモ①
栄枯さんの好きな食べ物はカレーとシルファンカレーと焼きそばとナポリタンで、隠し好物は手羽先(塩)らしい。

栄枯メモ①
ええ、好きですよ手羽先。
嫌いな食べ物? 強いて言うならば……タレがかかりすぎたべちゃついてしまった鰻重のお米ですか? ええ!
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