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第21話 vs象人間❺
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知らないよごれたメイド服が穴あきの野に突っ立ったままこちらを見ている。
乗っていた黒円盤の派手な墜落事故からなんとか無事を得た3人は駆け寄り、その背丈のある謎のメイド服を目印に集まった。
「あんただれ?」
「デスネ──ですね─ぱっぺっぱっ──」
問うてきたポップの方をむいたデスネは草と土砂を話す口から吐き出した。
「って何口から吐いてんのよ!?」
「人が空かは墜落したときの生理現象です、ぱぺぽっ──」
「どんな生理現象ってのよ……ってまた吐かないの」
「あなたは見たことあるわ、マリティーのソードマスターデモネのお付きね」
ブランは知っていた、ソードマスターであるデモネとは何度かお呼ばれやり取りしており、そのときのお付きにいた黒髪青インナーカラーの女であった。
「はい、そういうことになっていますねマリティーブラン」
「さっきの横槍、タイミングが良すぎると思うのだけど何の用」
ブランはデスネに向けていた目を少し細めた、魔法ソード少女としての最高位であるソードマスター、そのお付きがわざわざこんなところにいるのは唐突で不可思議な事態であったからだ。
「はいマリティーブランに疑われるようなことはなくタイミングはごっちんこのたまたまですね。大事なソードマスター候補なのでやはり…デスネの独断で動くことは許可されています。はいですので要点要件はというと、このままマリティー本部へと帰投します、試作中の通信用の剣をかっぱら─持ってきました。まだあるまりょくを使えばこの人数ならば強制的に指定された味方ゾーンへと帰れるはずですね、おそらく」
デスネは綺麗に疑うブランに一礼し、腰に差していたフランベルジュを抜いて示した。
フランベルジュとは刃が波打った形をした確かに歴史上に存在する剣種であり、それを模したものが試作中の特別な通信用の剣であると主張している。
デスネはその波打ちの刃を指差し、まりょくを注げば通信が復活するとでも言いたげだ。
「はぁ? 何言ってるか分からないけどこのまんま帰るわけないでしょ! (しかもほんとにそんなうねうねで帰れるわけぇ?)」
「──はい?」
マリティーポップの放った言葉にデスネは首を傾げずに、真顔で聞き返した。
「だ・か・ら、ヤルのよアレを!」
「……」
シンプルに聞き返したものの、答えはシンプルな〝ヤル〟。
繰り返されたシンプルすぎる返答に、デスネの思考回路は絶賛迷子……自分の用意していたプランと違うことを主張されている……同じ青系の瞳をしたポップを見つめ直立フリーズしてる間にも、
「えぇ、やるわ。魔法ソード少女ならアレにも勝てる。通信用の剣なんて私は聞いたことがない、上手くぶら下げられた人参のようなものをアテにするのはやめた方がいいわ」
マリティーブランは魔法ソード少女のチカラを信じて疑わない。アレを討つ、アレに勝つと乱入者のデスネのプランを聞いた上で聞く耳をもたない。欠片も戦意を失ってはいない真っ直ぐな黒瞳をデスネに見せた。
「んーー? ──!」
首をこてっとかたむけてしばしかんがえた真田ふれいは──サムズアップ。赤備えを身に纏った少女は皆に同調し、デスネに親指を立てている。大魔法を発動したインターバルを置き硬直していたカラダも元に戻っていた。
「アレをやると、……予想外──ですね」
唖然、ぽっかりと開いてしまったデスネの口は、ただただおどろきの言葉を吐いただけであった。
キョロキョロと見回す…向けられた6つの瞳に逆らう言葉が何故かこのときまったく喉元にさえ出てこなかった。
「「ヤル──!」」「──!」
ソードマスターのお付きの者に念押しをする。
しずかに…、元気に、元気に、立てられたみっつの親指は3人の前に突っ立つデスネの判断を急かすように。
「それは何の作戦サインですか? ────?」
かるく突き出した右のグー拳、左手を添えて──ぐっと力づくで立てられた右の親指はサムズアップのグッドなサイン。
親指を立て深いか浅いか共通の認識を得た4人の魔法ソード少女たちは討つべきアレを各々の目に見つめる。
鼠の乗り物はデスネの横槍自爆で結果は大破、だが墜落した象は生きている。
こう話している間にも一定の足取りでゆっくりと4人の少女たちに、にじり寄ってきている。
石色のカラダは白煙を上げながら、野に吹く風と陽炎に不気味に存在が揺れうごいている。
「見ていましたよ、この子の赤いドーーーーーーンな魔法はすごく効いていました。アレをどーーーーーーんともう一度全力でやれる状況をつくれればおそらく余裕です。あ、私は遠慮しておきます。さっきのびゅびゅんドーーーンで関節節々ぐるこさってます、ええ」
「めちゃくちゃ幼稚適当に聞こえるんだけどあんたの立ててる作戦。ってぐるこさってるってなによ…」
「そうね。それでいきましょう(ここにいる…魔法ソード少女たちの残りまりょく量と役割を考えると今はそれがベスト、もっとも奇襲なしでこの子があの象人間にもう一度刃を当てられるかはあの公園のころのレベルでは難しい……私は魔法ソード少女を正すために……)」
「そうねって、あんたもかるいわね。まぁ、異論ないんだけどッ!」
「はい採用ちぱちぱちぱ、もうかなり近づいて来ました。いつでもドーーーーーーン作戦の開始は可能です。──ヤルのですね? ぐるこさってるデスネはおすすめしませんが、生き帰れたあかつきには温泉慰安旅行蟹付きでは済みません、蟹蟹パニックを所望します」
「あんたの蟹蟹パニックなんてどうでもいいけどッ、あったぼー。あんなの野放しにして帰るなんて気味悪いでしょうが!! 帰ったらぜったい寝心地の良い枕買うわ!!」
「そういうのは後になさい。魔法ソード少女なら…勝てる!」
「あんたソレ好きねぇ! 勝つ勝てるなんてあったぼー、アタボーのターボシルエットよ!!!」
「アタボーは当たり前と分かりますが、ターボシ──」
「一字一句聞いたわよ! ソレ! どうでもいいのッ、わたしだけの言葉でわたしの魂に気合い入れてんのよ!(あるでしょそういうの?)」
「なるほど…(検索検索…たしかに蟹蟹パニック…ありました、えぇ)では、アタボーのターボシルエットよ!!! ──こうですね」
「…フン、いいんじゃないの? ってあんたも黙ってないでしっかりしなさいよ? さ・な・だ・ふ・れいっ! あんたが主役の作戦なんだからね! わかってる? まさかここでできないなんて言うつもり?」
「んーー? できる──!」
「ハッハッハそれでいいのよ、あんたって変なことしないでもあんたなんだから!」
「お喋りしていたら来ました、では──ドーーーーーーン開始」
「「「ドーーーーーーン開始ィ!!!」」」
作戦名はドーーーーーーン。
考案者のデスネの合図で、
象人間の歩く中央を臆せず迷いなく選びゆく黒セーラー、
気合いを入れた割には大人しく右に開いたラムネ柄のパーカー、
あまった左に展開したクラシックなメイド服、
赤備えのカッチューを纏った少女は個性豊か勇ましい魔法ソード少女たちに囲まれ今その剣を握り駆け出した。
乗っていた黒円盤の派手な墜落事故からなんとか無事を得た3人は駆け寄り、その背丈のある謎のメイド服を目印に集まった。
「あんただれ?」
「デスネ──ですね─ぱっぺっぱっ──」
問うてきたポップの方をむいたデスネは草と土砂を話す口から吐き出した。
「って何口から吐いてんのよ!?」
「人が空かは墜落したときの生理現象です、ぱぺぽっ──」
「どんな生理現象ってのよ……ってまた吐かないの」
「あなたは見たことあるわ、マリティーのソードマスターデモネのお付きね」
ブランは知っていた、ソードマスターであるデモネとは何度かお呼ばれやり取りしており、そのときのお付きにいた黒髪青インナーカラーの女であった。
「はい、そういうことになっていますねマリティーブラン」
「さっきの横槍、タイミングが良すぎると思うのだけど何の用」
ブランはデスネに向けていた目を少し細めた、魔法ソード少女としての最高位であるソードマスター、そのお付きがわざわざこんなところにいるのは唐突で不可思議な事態であったからだ。
「はいマリティーブランに疑われるようなことはなくタイミングはごっちんこのたまたまですね。大事なソードマスター候補なのでやはり…デスネの独断で動くことは許可されています。はいですので要点要件はというと、このままマリティー本部へと帰投します、試作中の通信用の剣をかっぱら─持ってきました。まだあるまりょくを使えばこの人数ならば強制的に指定された味方ゾーンへと帰れるはずですね、おそらく」
デスネは綺麗に疑うブランに一礼し、腰に差していたフランベルジュを抜いて示した。
フランベルジュとは刃が波打った形をした確かに歴史上に存在する剣種であり、それを模したものが試作中の特別な通信用の剣であると主張している。
デスネはその波打ちの刃を指差し、まりょくを注げば通信が復活するとでも言いたげだ。
「はぁ? 何言ってるか分からないけどこのまんま帰るわけないでしょ! (しかもほんとにそんなうねうねで帰れるわけぇ?)」
「──はい?」
マリティーポップの放った言葉にデスネは首を傾げずに、真顔で聞き返した。
「だ・か・ら、ヤルのよアレを!」
「……」
シンプルに聞き返したものの、答えはシンプルな〝ヤル〟。
繰り返されたシンプルすぎる返答に、デスネの思考回路は絶賛迷子……自分の用意していたプランと違うことを主張されている……同じ青系の瞳をしたポップを見つめ直立フリーズしてる間にも、
「えぇ、やるわ。魔法ソード少女ならアレにも勝てる。通信用の剣なんて私は聞いたことがない、上手くぶら下げられた人参のようなものをアテにするのはやめた方がいいわ」
マリティーブランは魔法ソード少女のチカラを信じて疑わない。アレを討つ、アレに勝つと乱入者のデスネのプランを聞いた上で聞く耳をもたない。欠片も戦意を失ってはいない真っ直ぐな黒瞳をデスネに見せた。
「んーー? ──!」
首をこてっとかたむけてしばしかんがえた真田ふれいは──サムズアップ。赤備えを身に纏った少女は皆に同調し、デスネに親指を立てている。大魔法を発動したインターバルを置き硬直していたカラダも元に戻っていた。
「アレをやると、……予想外──ですね」
唖然、ぽっかりと開いてしまったデスネの口は、ただただおどろきの言葉を吐いただけであった。
キョロキョロと見回す…向けられた6つの瞳に逆らう言葉が何故かこのときまったく喉元にさえ出てこなかった。
「「ヤル──!」」「──!」
ソードマスターのお付きの者に念押しをする。
しずかに…、元気に、元気に、立てられたみっつの親指は3人の前に突っ立つデスネの判断を急かすように。
「それは何の作戦サインですか? ────?」
かるく突き出した右のグー拳、左手を添えて──ぐっと力づくで立てられた右の親指はサムズアップのグッドなサイン。
親指を立て深いか浅いか共通の認識を得た4人の魔法ソード少女たちは討つべきアレを各々の目に見つめる。
鼠の乗り物はデスネの横槍自爆で結果は大破、だが墜落した象は生きている。
こう話している間にも一定の足取りでゆっくりと4人の少女たちに、にじり寄ってきている。
石色のカラダは白煙を上げながら、野に吹く風と陽炎に不気味に存在が揺れうごいている。
「見ていましたよ、この子の赤いドーーーーーーンな魔法はすごく効いていました。アレをどーーーーーーんともう一度全力でやれる状況をつくれればおそらく余裕です。あ、私は遠慮しておきます。さっきのびゅびゅんドーーーンで関節節々ぐるこさってます、ええ」
「めちゃくちゃ幼稚適当に聞こえるんだけどあんたの立ててる作戦。ってぐるこさってるってなによ…」
「そうね。それでいきましょう(ここにいる…魔法ソード少女たちの残りまりょく量と役割を考えると今はそれがベスト、もっとも奇襲なしでこの子があの象人間にもう一度刃を当てられるかはあの公園のころのレベルでは難しい……私は魔法ソード少女を正すために……)」
「そうねって、あんたもかるいわね。まぁ、異論ないんだけどッ!」
「はい採用ちぱちぱちぱ、もうかなり近づいて来ました。いつでもドーーーーーーン作戦の開始は可能です。──ヤルのですね? ぐるこさってるデスネはおすすめしませんが、生き帰れたあかつきには温泉慰安旅行蟹付きでは済みません、蟹蟹パニックを所望します」
「あんたの蟹蟹パニックなんてどうでもいいけどッ、あったぼー。あんなの野放しにして帰るなんて気味悪いでしょうが!! 帰ったらぜったい寝心地の良い枕買うわ!!」
「そういうのは後になさい。魔法ソード少女なら…勝てる!」
「あんたソレ好きねぇ! 勝つ勝てるなんてあったぼー、アタボーのターボシルエットよ!!!」
「アタボーは当たり前と分かりますが、ターボシ──」
「一字一句聞いたわよ! ソレ! どうでもいいのッ、わたしだけの言葉でわたしの魂に気合い入れてんのよ!(あるでしょそういうの?)」
「なるほど…(検索検索…たしかに蟹蟹パニック…ありました、えぇ)では、アタボーのターボシルエットよ!!! ──こうですね」
「…フン、いいんじゃないの? ってあんたも黙ってないでしっかりしなさいよ? さ・な・だ・ふ・れいっ! あんたが主役の作戦なんだからね! わかってる? まさかここでできないなんて言うつもり?」
「んーー? できる──!」
「ハッハッハそれでいいのよ、あんたって変なことしないでもあんたなんだから!」
「お喋りしていたら来ました、では──ドーーーーーーン開始」
「「「ドーーーーーーン開始ィ!!!」」」
作戦名はドーーーーーーン。
考案者のデスネの合図で、
象人間の歩く中央を臆せず迷いなく選びゆく黒セーラー、
気合いを入れた割には大人しく右に開いたラムネ柄のパーカー、
あまった左に展開したクラシックなメイド服、
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