17 / 256
緋色のカミ( Ⅰ ) /救世主(セイバー)
嘘と罪
しおりを挟む
*◆*◆*◆*◆
私はずっと、口を閉じていた。
昨日は、白とあの黒って人の話が終わった後、結局一度も白とは言葉を交わさずに寝床についたけど。
でも、色々と衝撃だった。
まず、白が日ノ國を滅ぼした張本人である事。
人界王には誤解と説明していたが、その実、本当のことであったという訳だ。
それと、予言。
1人の魔法使い(多分私)と、『セイバー』だなんて苗字を持つ子供の子孫が世界を救う事。
……そして、白の本名。
白が「兄さん」と呼ぶ人から呼ばれていたあの名前、『アレン』。
あの名前は本名で、白の本名は『アレン・セイバー』であって……世界を救うのはほぼ私と、白と、あのイデアとか言う人で確定みたいな……もんじゃない!!
い……いやいや、でも予言だし? 当たるかどうか分かんないし?!
……でも。
実際、状況自体は当たってるんだよなぁ……
◆◇◆◇◆◇◆◇
突然脳裏に浮かぶ記憶。
……あの人に、封印してもらったはずの、あの記憶。
白髪の少年が、私の母を切り刻み、その肉をまるで動物の様に食い漁る情景。
思い出しただけで軽く吐きそうになる———実際に数十回は吐き散らかした、そんな重い過去。
そういえば私は、記憶喪失で義父さんに拾われたって義父さんが言ってたけど。
もしこの記憶が本物なのだとしたら。
———なんで私は、こんな大事な事を忘れていたんだろう……
……もしかして、だけど。
この少年が。私の母さんを殺した少年が、白だとしたら。
……いや、ありえない。ありえないわよね、そんな事。
まさか、そんな偶然が、あり得る訳が……
どうしよう。朝起きたら聞いてみるべきだろうか。
********
朝。日が昇り、眩しい日差しが入り込んでくる。
あまりにも眩しすぎて起きてしまった。
体を起こして目を開けると、隣のベッドで寝ていたサナが、なんだか悟りを開いたかのような———落ち着いた細い目でこちらを見つめてくる。
そして、
「白、起きたばっかりで悪いんだけど、聞きたい事が……ある」
と話しかけてきた。
「聞きたい……事?……いいよ、なんでも……どうぞ」
体を伸ばしながら話を聞く。
「あのさ、白って……
……人を食べた事、ある?」
聞き捨てならない言葉が飛び込んできた。質問のあまりの衝撃に、ぼんやりしていた頭にもスイッチが入る。
「な……何言ってるんだよ、なんで俺が人を食べなきゃならないんだ」
「心当たりとか……ないの?」
「も、もちろんある訳ないだろ、おかしいじゃないか、人を食べる人なんて。それこそ、日ノ國の伝説の鬼みたいなもんじゃな……」
「本当に、ないの?」
少しサナの声が低くなった。まずい。これはガチだ。
「だからそんな事……」
「本当に??」
……ああ、なるほど。バレてんだ。俺の罪は。
まあ、そうだよな、あんだけやったんだ。
1年間。毎日欠かさず斬って食べてを繰り返す。まあそりゃあ、怪しまれないワケがないよな。
やっぱり、そうだった。あの時の、金髪の幼女は……俺の守るべき人……
まるで、月のような輝きを放ってる……『君』だった。
「……ごめん」
「何が?」
「ウソ、ついた。お前に」
「……やっぱり」
「そう、そうだ。あるさ」
「………………」
「もういっか、……この際だから全部話す」
「……お願い」
「俺は……殺人鬼だ。何人も何人も斬り殺して、何人も何人も食べてきた」
「……信じられない」
「だよな、急にこんな事言っても信じられるわけ、ないよな。隣にいるのが殺人鬼って、やっぱり……怖いよな……どうする? 旅はもうここで終わりにするか?
…………俺としてはジェーンさんと交わした約束もあるし、ここで終わるわけにはいかないんだが、サナがここで終わらせたいって、そう言うのであれば、もう終わりにしよう。
だって……いたくないだろ?……殺人鬼と一緒になんて」
少しばかり、その少女が俯くのが見えた。
「失望した……だろ? 許せないだろ、こんな奴。…………誰も傷つかない世界、なんてものを目指しながらその実、本人は大量殺戮を引き起こした過去がある、だなんて」
「そうだよな、俺みたいな奴、誰かと一緒にいる事が間違いだったんだ……幸せなんて持つことは許されなかったんだ……夢だなんて抱く権利すらなかっ……」
「うっるさーーーいっ!」
「えっ」
えっ、である。
唐突、明らかに唐突な展開、発言だった。
「何でここにまできてずっと被害妄想してんの?! 私はただ聞いただけよ、確認しただけよ! 旅をやめるなんて一っっっっっ言も言ってないわよ!」
「えっあの」
唐突に怒鳴り散らかされたことによって、被害妄想で沈んでいた俺の心も、なぜか自然と変わりつつあった。
「別に、白が過去にした事とか、今の白には関係ないでしょ、何でそんなに気に止む必要があるのよ!!」
今の俺、には———関係ない……?
「白は自分のやった事を悪い事だって思ってて、もうそんな事しないようにしてるんでしょ?……なら、ならそれでいいじゃない、私もそれでいいから!!」
「それでいいって……でも……またいつ俺が繰り返すかなんて……!」
「この前みたいな威勢の良さは?……私の考えや夢を、真っ向から正論並べて否定した時の威勢の良さは、一体どこ行ったっていうの?」
サナに押し倒され、力強くも告げられる。
「今の白は嫌い! すっごく嫌い! 威勢が良くないあなたなんて白なんかじゃない!
……だから、くだらない過去のしがらみなんて投げ捨てて、例え他の誰が何と言おうと、白には白なりの幸せってのがあるはずなんだから!
だから変なこと考えないで前だけ向いて! 後ろと下ばっかり見てる白なんて……白じゃない!!!!」
「でも」「だって」
「自分は罪人で」
浮かんだ言葉は、全てかき消された。
その言葉は傲慢にも、「うるさい」だなんて一言で全部、一蹴された。
「……あ」
……驚いた。まさかこんな風に言って、俺自身を受け入れてくれる人が、こんな近くにいたなんて。
誰が何と言おうと、俺なりの幸せがあるはず……
なんだ、胸を張って「幸せ」だと言える環境なんて、以外とすぐ近くにあるじゃないか。
俺自身が気付いてなかっただけで。
……本当に、これでいいのか。
俺は。罪を犯したままでも。
何人も、何人もだ。
何人も殺してきた……
何でそんな俺を、アイツは恐れないんだ……?
まるで、師匠みたいだ。
分からない。本当に分からない。
胸の下に、柔らかい感触が伝わる。
……その後に、生暖かい感触が。
これは……抱きつかれて———?
「もう、もういいから……昔の事に縛られるなんて、終わりに……して……!」
「……サナ……こ……あれ……俺、なんで泣いて……っ」
「……泣くって事は、まだ白が人間だって証拠……!……だから、だからもう、そんなくだらない事は……終わりにして!」
「俺は……俺はこれでもいいのか……? これでも……こんな俺でも……!」
「何度言わせるの……もう、もういいよ……その事は……っ!」
互いの涙が滴り落ちる。
されど1つは染み込み、されど1つは檻から飛び出した囚人のように、自由に落下し落ちてゆく。
そうだ、もう俺は自由なんだ。
過去のしがらみに、罪に囚われる事なく、生きていけば、そうすればいいんだ。
「……俺……俺は、人間として……生きて、いけるかな……?」
「……例え人間として生きてはいけないとしても……それでも、私は———!」
……俺は、幸せだった。
それが許されないことでも、今の俺は幸せだ、という結論に至った。
それでいいのか、と疑問に思いながらも。
それでいいのだ、と無理矢理にでも納得して。
本当は、逃れたかったのだ。
サナの言った通り、過去の罪など投げ捨てて、自分1人、幸せにのうのうと生きたかった。
それでも、投げ出せない罪がそこにはあって、俺1人じゃ、その罪に対峙することは敵わなかった。
だけど、今は違う。
今の俺には、一緒にその罪に立ち向かえる仲間がいるのだから。
「……んもう、恥ずかしい……こんな事……あんまり言わせないでよね……!」
だからこそ、俺は胸を張って「幸せだ」と言えるような、そんな結末を。
この旅の終局に想いを馳せ、そして祈るばかりで———。
私はずっと、口を閉じていた。
昨日は、白とあの黒って人の話が終わった後、結局一度も白とは言葉を交わさずに寝床についたけど。
でも、色々と衝撃だった。
まず、白が日ノ國を滅ぼした張本人である事。
人界王には誤解と説明していたが、その実、本当のことであったという訳だ。
それと、予言。
1人の魔法使い(多分私)と、『セイバー』だなんて苗字を持つ子供の子孫が世界を救う事。
……そして、白の本名。
白が「兄さん」と呼ぶ人から呼ばれていたあの名前、『アレン』。
あの名前は本名で、白の本名は『アレン・セイバー』であって……世界を救うのはほぼ私と、白と、あのイデアとか言う人で確定みたいな……もんじゃない!!
い……いやいや、でも予言だし? 当たるかどうか分かんないし?!
……でも。
実際、状況自体は当たってるんだよなぁ……
◆◇◆◇◆◇◆◇
突然脳裏に浮かぶ記憶。
……あの人に、封印してもらったはずの、あの記憶。
白髪の少年が、私の母を切り刻み、その肉をまるで動物の様に食い漁る情景。
思い出しただけで軽く吐きそうになる———実際に数十回は吐き散らかした、そんな重い過去。
そういえば私は、記憶喪失で義父さんに拾われたって義父さんが言ってたけど。
もしこの記憶が本物なのだとしたら。
———なんで私は、こんな大事な事を忘れていたんだろう……
……もしかして、だけど。
この少年が。私の母さんを殺した少年が、白だとしたら。
……いや、ありえない。ありえないわよね、そんな事。
まさか、そんな偶然が、あり得る訳が……
どうしよう。朝起きたら聞いてみるべきだろうか。
********
朝。日が昇り、眩しい日差しが入り込んでくる。
あまりにも眩しすぎて起きてしまった。
体を起こして目を開けると、隣のベッドで寝ていたサナが、なんだか悟りを開いたかのような———落ち着いた細い目でこちらを見つめてくる。
そして、
「白、起きたばっかりで悪いんだけど、聞きたい事が……ある」
と話しかけてきた。
「聞きたい……事?……いいよ、なんでも……どうぞ」
体を伸ばしながら話を聞く。
「あのさ、白って……
……人を食べた事、ある?」
聞き捨てならない言葉が飛び込んできた。質問のあまりの衝撃に、ぼんやりしていた頭にもスイッチが入る。
「な……何言ってるんだよ、なんで俺が人を食べなきゃならないんだ」
「心当たりとか……ないの?」
「も、もちろんある訳ないだろ、おかしいじゃないか、人を食べる人なんて。それこそ、日ノ國の伝説の鬼みたいなもんじゃな……」
「本当に、ないの?」
少しサナの声が低くなった。まずい。これはガチだ。
「だからそんな事……」
「本当に??」
……ああ、なるほど。バレてんだ。俺の罪は。
まあ、そうだよな、あんだけやったんだ。
1年間。毎日欠かさず斬って食べてを繰り返す。まあそりゃあ、怪しまれないワケがないよな。
やっぱり、そうだった。あの時の、金髪の幼女は……俺の守るべき人……
まるで、月のような輝きを放ってる……『君』だった。
「……ごめん」
「何が?」
「ウソ、ついた。お前に」
「……やっぱり」
「そう、そうだ。あるさ」
「………………」
「もういっか、……この際だから全部話す」
「……お願い」
「俺は……殺人鬼だ。何人も何人も斬り殺して、何人も何人も食べてきた」
「……信じられない」
「だよな、急にこんな事言っても信じられるわけ、ないよな。隣にいるのが殺人鬼って、やっぱり……怖いよな……どうする? 旅はもうここで終わりにするか?
…………俺としてはジェーンさんと交わした約束もあるし、ここで終わるわけにはいかないんだが、サナがここで終わらせたいって、そう言うのであれば、もう終わりにしよう。
だって……いたくないだろ?……殺人鬼と一緒になんて」
少しばかり、その少女が俯くのが見えた。
「失望した……だろ? 許せないだろ、こんな奴。…………誰も傷つかない世界、なんてものを目指しながらその実、本人は大量殺戮を引き起こした過去がある、だなんて」
「そうだよな、俺みたいな奴、誰かと一緒にいる事が間違いだったんだ……幸せなんて持つことは許されなかったんだ……夢だなんて抱く権利すらなかっ……」
「うっるさーーーいっ!」
「えっ」
えっ、である。
唐突、明らかに唐突な展開、発言だった。
「何でここにまできてずっと被害妄想してんの?! 私はただ聞いただけよ、確認しただけよ! 旅をやめるなんて一っっっっっ言も言ってないわよ!」
「えっあの」
唐突に怒鳴り散らかされたことによって、被害妄想で沈んでいた俺の心も、なぜか自然と変わりつつあった。
「別に、白が過去にした事とか、今の白には関係ないでしょ、何でそんなに気に止む必要があるのよ!!」
今の俺、には———関係ない……?
「白は自分のやった事を悪い事だって思ってて、もうそんな事しないようにしてるんでしょ?……なら、ならそれでいいじゃない、私もそれでいいから!!」
「それでいいって……でも……またいつ俺が繰り返すかなんて……!」
「この前みたいな威勢の良さは?……私の考えや夢を、真っ向から正論並べて否定した時の威勢の良さは、一体どこ行ったっていうの?」
サナに押し倒され、力強くも告げられる。
「今の白は嫌い! すっごく嫌い! 威勢が良くないあなたなんて白なんかじゃない!
……だから、くだらない過去のしがらみなんて投げ捨てて、例え他の誰が何と言おうと、白には白なりの幸せってのがあるはずなんだから!
だから変なこと考えないで前だけ向いて! 後ろと下ばっかり見てる白なんて……白じゃない!!!!」
「でも」「だって」
「自分は罪人で」
浮かんだ言葉は、全てかき消された。
その言葉は傲慢にも、「うるさい」だなんて一言で全部、一蹴された。
「……あ」
……驚いた。まさかこんな風に言って、俺自身を受け入れてくれる人が、こんな近くにいたなんて。
誰が何と言おうと、俺なりの幸せがあるはず……
なんだ、胸を張って「幸せ」だと言える環境なんて、以外とすぐ近くにあるじゃないか。
俺自身が気付いてなかっただけで。
……本当に、これでいいのか。
俺は。罪を犯したままでも。
何人も、何人もだ。
何人も殺してきた……
何でそんな俺を、アイツは恐れないんだ……?
まるで、師匠みたいだ。
分からない。本当に分からない。
胸の下に、柔らかい感触が伝わる。
……その後に、生暖かい感触が。
これは……抱きつかれて———?
「もう、もういいから……昔の事に縛られるなんて、終わりに……して……!」
「……サナ……こ……あれ……俺、なんで泣いて……っ」
「……泣くって事は、まだ白が人間だって証拠……!……だから、だからもう、そんなくだらない事は……終わりにして!」
「俺は……俺はこれでもいいのか……? これでも……こんな俺でも……!」
「何度言わせるの……もう、もういいよ……その事は……っ!」
互いの涙が滴り落ちる。
されど1つは染み込み、されど1つは檻から飛び出した囚人のように、自由に落下し落ちてゆく。
そうだ、もう俺は自由なんだ。
過去のしがらみに、罪に囚われる事なく、生きていけば、そうすればいいんだ。
「……俺……俺は、人間として……生きて、いけるかな……?」
「……例え人間として生きてはいけないとしても……それでも、私は———!」
……俺は、幸せだった。
それが許されないことでも、今の俺は幸せだ、という結論に至った。
それでいいのか、と疑問に思いながらも。
それでいいのだ、と無理矢理にでも納得して。
本当は、逃れたかったのだ。
サナの言った通り、過去の罪など投げ捨てて、自分1人、幸せにのうのうと生きたかった。
それでも、投げ出せない罪がそこにはあって、俺1人じゃ、その罪に対峙することは敵わなかった。
だけど、今は違う。
今の俺には、一緒にその罪に立ち向かえる仲間がいるのだから。
「……んもう、恥ずかしい……こんな事……あんまり言わせないでよね……!」
だからこそ、俺は胸を張って「幸せだ」と言えるような、そんな結末を。
この旅の終局に想いを馳せ、そして祈るばかりで———。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
グレイス・サガ ~ルーフェイア/戦場で育った少女の、夢と学園と運命の物語~
こっこ
ファンタジー
◇街角で、その少女は泣いていた……。出会った少年は、夢への入り口か。◇
戦いの中で育った少女、ルーフェイア。彼女は用があって立ち寄った町で、少年イマドと出会う。
そしてルーフェイアはイマドに連れられ、シエラ学園へ。ついに念願の学園生活が始まる。
◇◇第16回ファンタジー大賞、応募中です。応援していただけたら嬉しいです
◇◇一人称(たまに三人称)ですが、語り手が変わります。
誰の視点かは「◇(名前)」という形で書かれていますので、参考にしてください
◇◇コンテスト期間中(9月末まで)は、このペースで更新していると思います
しおり機能で、読んだ場所までジャンプするのを推奨です…




サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる