68 / 100
第二章
第68話『聖戦』
しおりを挟む
「ロイド・サイラス───────────我が同胞の体、返させてもらうぞ」
そう言うが早いか、ベルゼはロイドと一気に間合いを詰めた。
なっ···!?は、はやっ····!?訓練の時の比じゃない!!
訓練の時は辛うじて目で追えたが、今のベルゼは全く目で追えなかった。ただ二つの塊が衝突したり、離れたりしているだけ。俺の目ではそれしか分からない。どちらの塊がベルゼなのか分からないため、助太刀することも出来なかった。
なんつーハイレベルな戦い····。
感じるのは凄まじい風圧と風を切る音だけ。
「すげぇ戦いだな」
「感心してるとこ、悪いけど風避けになってくれる~?風のせいで目が乾いて結界陣の解析が全然出来なーい!」
「分かった」
風避け程度のことなら、幾らでもやるさ。それで結界陣の解析が進むなら、尚のこと。
俺は少し体の位置をズラし、マモンの顔が俺の背に隠れるよう調節する。元々俺の体はもやしみたいに細かったため、マモンの体全体を風から守ることは出来ないが、顔だけなら何とかなる。
それにしても、凄い戦いだな。ベルゼの姿もロイドの姿も見えないため、どっちが優勢かなんて分からないがハイレベルな戦闘をしているのは確かだ。
「アスモデウス様、我々も戦闘に参加を···」
「それは許可出来ないわ」
「で、ですが····!!ベルゼビュート様だけに戦いを任せる訳にはいきません!我々も魔王軍の一員として····!!」
「駄目よ。貴方達じゃ足手まといになるだけだわ。それに──────────あれはベルゼの聖戦なの。私達なんかが邪魔しちゃ駄目だわ」
───────────ベルゼの聖戦。
戦闘参加を申し出る魔王軍の隊員にアスモは憂いを滲ませた表情でキッパリ申し出を拒否した。戦場に私情を挟むのは本来であればご法度だが、アスモの言葉に否を唱える者は居ない。この場に居る誰もがベルゼの気持ちを理解出来るからだ。状況は違えど、苦しみを味わったのは同じ。だからこそ、アスモの判断に反論出来なかったのだ。
ベルゼにとって、この戦いはケジメなんだ。だから、邪魔なんかしちゃいけない。最後の最後までベルゼに戦わせるのが今の俺達に出来ることだ。
「ベルゼビュート、こうしていると昔を思い出すようだな」
「ふんっ!昔話など、あの世でやれ!!」
「ははっ!つれないのも相変わらずだ。お前は本当昔から変わらないな」
「それはお前もっ·····同じだろ!!」
呑気に会話を交わし始めた彼らだが、スピードはそのままだった。戦闘を始めてから、かれこれ10分は経つがスピードが全く落ちていない。それどころか、じわじわ上がって来ているように思える。
互いにあれだけのスピードを出していながら、全くスピードが落ちていないなんて····ベルゼもロイドも化け物だな。そのスピードを維持する体力や身体能力も凄いが、それだけのスピードに耐える体が凄い。普通なら、空気抵抗やら風圧やらで体がぐちゃぐちゃになっていそうなのに····。結界でも張っているんだろうか?
──────────いや、それはないな。
魔族であるベルゼはさておき、ロイドは結界魔法など使えない。死霊使いである彼は死霊術に関する魔法しか使えない筈だ。だから、結界魔法を扱える筈がない。何故なら、それがヘラの狙いであり、呪いだから····。
てことはただ単にその体の防御力が高いってことだよな?死体とは言え、魔王軍幹部の体だし、風圧程度で傷を負うとは思えない。
「俺はいつだって変わっているさ。昔と変わらないところなんて何一つない」
「ハッ!どの口が言う!?その利己的な考え方も他人の意見を取り入れない頑固さも昔と何一つ変わっていないではないか!」
「ふはははっ!確かにそうだな。中身は何一つ変わっていないかもしれない。だが────────」
ロイドがそこで言葉を切った瞬間、突然風がやんだ。
ベルフェゴールの肩に剣を突きつけるベルゼとその剣を片手で受け止めるロイドの姿が俺の目に移る。
「俺の強さは常に変化し続ける。昔と何一つ変わらないお前とは違う!!」
「────────────ぐはっ!!」
口から大量の血を吐き出したベルゼの腹には····ロイドの片手が刺さっていた。ある意味これが本当の手刀なのかもしれない。
指の付け根あたりまでベルゼの腹を深く突き刺したロイドの手刀。刺し傷から溢れ出す朱を帯びた液体はロイドの手を伝って、ポタポタと床に流れ落ちる。床には既に血溜まりが出来ていた。
「べ、ルゼ·····?ベルゼっ!!!」
衝撃的な光景に一瞬意識が飛びかけたが、なんとか立て直した。
とりあけず、ベルゼを助けねぇーと!!あいつはこんなところで死んでいい奴じゃない!!
ベルゼの元へ駆け寄ろうとする俺の足を誰かががっしり掴んだ。
「待って!オトハ!」
俺に『待った』をかけたのは俺の足を掴んだマモンだった。赤にも似たマゼンダの瞳が真っ直ぐに俺を見つめている。有無を言わせぬオーラを放つマモンだったが、それに屈する俺じゃない。
「こんな状況で待てるかよ!!早く離····」
「─────────これはベルゼの戦いだ!!僕達が手を出していいものじゃない!!」
「だ、だが!!死んでは元も子も····」
「じゃあ、オトハはベルゼにこれからも生き地獄を味合わせるつもりなの!?僕達に助けられたベルゼはきっとこれから先も過去に囚われる!ここで僕らがベルゼの代わりにロイドを倒し、ベルフェゴールの体を回収しても意味が無いんだ!ベルゼ自身の手でどうにかしなきゃ····駄目なんだよ。その結果死ぬことになってもベルゼに後悔はないと思う」
これはベルゼの聖戦。ベルゼの戦い。外野が手出しして良いものじゃない。
それは分かる····分かるけどっ·····!!俺はベルゼをこんなところで死なせたくない!!
友人をここで死なせるくらいなら、俺は·····俺はっ!!
「─────────オ、トハ····手出し無用だ。私は必ず生きてこの戦いを制する。だか、ら····心配するな」
「ベルゼ·····」
苦しそうに肩で息を繰り返しながら、ベルゼは確かにそう告げた。『必ず生きてこの戦いを制する』と俺に約束してくれた。
そうだよな。あのメスゴリラが負ける訳がねぇ!!
それにベルゼにはウリエルが居るんだ。可愛い弟子を残して死んで行くほど、ベルゼは薄情な奴じゃない筈だ!
俺は前に傾く体を元に戻し、ただここからベルゼの戦いを見守る。
腹に突き刺さったロイドの手を掴み、ベルゼはそれを無理やり引き抜いた。すると、栓を無くした腹の刺し傷からドバドバと血が流れ出る。正直動けるのが不思議なほど、ベルゼの出血量は凄まじかった。
死ぬなよ、ベルゼ····。約束きちんと守ってもらうぞ。
「はぁはぁ····」
「フッ。これだけの血を流しながら、まだ動けるとはな。やはりお前達魔族は化け物だ」
「はぁはぁ····化け物?世界を壊さんとするお前達人族の方がよっぽど化け物じみているが?」
「戯れ言を····。我々人族のみが貰い受けた職業の加護に嫉妬しているだけだろう?」
「ハッ!相変わらず、話の分からん奴だな」
ベルゼは掴んだロイドの手に思い切り力を込め、手首をへし折った。そこに『仲間の体だから』と言った遠慮はない。どうやら、ベルフェゴールの体を傷付ける覚悟が出来ているらしい。
手首の骨を折られても微動だにしないロイドは痛覚を失ったゾンビのようだった。
「こんな風に世界滅亡の話をするのも200年振りだな。実に懐かしい。まあ、それはさておき─────────仕切り直しと行こうか」
ロイドは掴んでいたベルゼの剣から手を離し、数歩後ろに下がった。ベルゼはその隙に怪我を治癒魔法で治療する。ロイドは治癒魔法の気配に気づいていながらもそれに何か言うことはなかった。
どうやら、ロイドは本当に『仕切り直し』をするつもりらしい。
「いつか決着をつけたい思っていたぞ、ベルゼビュート」
「それに関しては私も同意見だ」
「初めて気が合ったみたいだな」
「ああ。それより、早く始めよう。こちらはあまり時間が無い」
朝日率いる勇者パーティーがこちらに到着するのは明日の早朝。つまり、今夜中にパンドラの箱を持って逃げなければならない。夜は長い。が、そうゆっくりもしていられないだろう。
ベルゼの催促にロイドはニヤリと唇の片端を吊り上げた。歪に歪んだ笑みはゾッとするほど美しい。
「では───────────決闘開始と行こうか」
そう言うが早いか、ベルゼはロイドと一気に間合いを詰めた。
なっ···!?は、はやっ····!?訓練の時の比じゃない!!
訓練の時は辛うじて目で追えたが、今のベルゼは全く目で追えなかった。ただ二つの塊が衝突したり、離れたりしているだけ。俺の目ではそれしか分からない。どちらの塊がベルゼなのか分からないため、助太刀することも出来なかった。
なんつーハイレベルな戦い····。
感じるのは凄まじい風圧と風を切る音だけ。
「すげぇ戦いだな」
「感心してるとこ、悪いけど風避けになってくれる~?風のせいで目が乾いて結界陣の解析が全然出来なーい!」
「分かった」
風避け程度のことなら、幾らでもやるさ。それで結界陣の解析が進むなら、尚のこと。
俺は少し体の位置をズラし、マモンの顔が俺の背に隠れるよう調節する。元々俺の体はもやしみたいに細かったため、マモンの体全体を風から守ることは出来ないが、顔だけなら何とかなる。
それにしても、凄い戦いだな。ベルゼの姿もロイドの姿も見えないため、どっちが優勢かなんて分からないがハイレベルな戦闘をしているのは確かだ。
「アスモデウス様、我々も戦闘に参加を···」
「それは許可出来ないわ」
「で、ですが····!!ベルゼビュート様だけに戦いを任せる訳にはいきません!我々も魔王軍の一員として····!!」
「駄目よ。貴方達じゃ足手まといになるだけだわ。それに──────────あれはベルゼの聖戦なの。私達なんかが邪魔しちゃ駄目だわ」
───────────ベルゼの聖戦。
戦闘参加を申し出る魔王軍の隊員にアスモは憂いを滲ませた表情でキッパリ申し出を拒否した。戦場に私情を挟むのは本来であればご法度だが、アスモの言葉に否を唱える者は居ない。この場に居る誰もがベルゼの気持ちを理解出来るからだ。状況は違えど、苦しみを味わったのは同じ。だからこそ、アスモの判断に反論出来なかったのだ。
ベルゼにとって、この戦いはケジメなんだ。だから、邪魔なんかしちゃいけない。最後の最後までベルゼに戦わせるのが今の俺達に出来ることだ。
「ベルゼビュート、こうしていると昔を思い出すようだな」
「ふんっ!昔話など、あの世でやれ!!」
「ははっ!つれないのも相変わらずだ。お前は本当昔から変わらないな」
「それはお前もっ·····同じだろ!!」
呑気に会話を交わし始めた彼らだが、スピードはそのままだった。戦闘を始めてから、かれこれ10分は経つがスピードが全く落ちていない。それどころか、じわじわ上がって来ているように思える。
互いにあれだけのスピードを出していながら、全くスピードが落ちていないなんて····ベルゼもロイドも化け物だな。そのスピードを維持する体力や身体能力も凄いが、それだけのスピードに耐える体が凄い。普通なら、空気抵抗やら風圧やらで体がぐちゃぐちゃになっていそうなのに····。結界でも張っているんだろうか?
──────────いや、それはないな。
魔族であるベルゼはさておき、ロイドは結界魔法など使えない。死霊使いである彼は死霊術に関する魔法しか使えない筈だ。だから、結界魔法を扱える筈がない。何故なら、それがヘラの狙いであり、呪いだから····。
てことはただ単にその体の防御力が高いってことだよな?死体とは言え、魔王軍幹部の体だし、風圧程度で傷を負うとは思えない。
「俺はいつだって変わっているさ。昔と変わらないところなんて何一つない」
「ハッ!どの口が言う!?その利己的な考え方も他人の意見を取り入れない頑固さも昔と何一つ変わっていないではないか!」
「ふはははっ!確かにそうだな。中身は何一つ変わっていないかもしれない。だが────────」
ロイドがそこで言葉を切った瞬間、突然風がやんだ。
ベルフェゴールの肩に剣を突きつけるベルゼとその剣を片手で受け止めるロイドの姿が俺の目に移る。
「俺の強さは常に変化し続ける。昔と何一つ変わらないお前とは違う!!」
「────────────ぐはっ!!」
口から大量の血を吐き出したベルゼの腹には····ロイドの片手が刺さっていた。ある意味これが本当の手刀なのかもしれない。
指の付け根あたりまでベルゼの腹を深く突き刺したロイドの手刀。刺し傷から溢れ出す朱を帯びた液体はロイドの手を伝って、ポタポタと床に流れ落ちる。床には既に血溜まりが出来ていた。
「べ、ルゼ·····?ベルゼっ!!!」
衝撃的な光景に一瞬意識が飛びかけたが、なんとか立て直した。
とりあけず、ベルゼを助けねぇーと!!あいつはこんなところで死んでいい奴じゃない!!
ベルゼの元へ駆け寄ろうとする俺の足を誰かががっしり掴んだ。
「待って!オトハ!」
俺に『待った』をかけたのは俺の足を掴んだマモンだった。赤にも似たマゼンダの瞳が真っ直ぐに俺を見つめている。有無を言わせぬオーラを放つマモンだったが、それに屈する俺じゃない。
「こんな状況で待てるかよ!!早く離····」
「─────────これはベルゼの戦いだ!!僕達が手を出していいものじゃない!!」
「だ、だが!!死んでは元も子も····」
「じゃあ、オトハはベルゼにこれからも生き地獄を味合わせるつもりなの!?僕達に助けられたベルゼはきっとこれから先も過去に囚われる!ここで僕らがベルゼの代わりにロイドを倒し、ベルフェゴールの体を回収しても意味が無いんだ!ベルゼ自身の手でどうにかしなきゃ····駄目なんだよ。その結果死ぬことになってもベルゼに後悔はないと思う」
これはベルゼの聖戦。ベルゼの戦い。外野が手出しして良いものじゃない。
それは分かる····分かるけどっ·····!!俺はベルゼをこんなところで死なせたくない!!
友人をここで死なせるくらいなら、俺は·····俺はっ!!
「─────────オ、トハ····手出し無用だ。私は必ず生きてこの戦いを制する。だか、ら····心配するな」
「ベルゼ·····」
苦しそうに肩で息を繰り返しながら、ベルゼは確かにそう告げた。『必ず生きてこの戦いを制する』と俺に約束してくれた。
そうだよな。あのメスゴリラが負ける訳がねぇ!!
それにベルゼにはウリエルが居るんだ。可愛い弟子を残して死んで行くほど、ベルゼは薄情な奴じゃない筈だ!
俺は前に傾く体を元に戻し、ただここからベルゼの戦いを見守る。
腹に突き刺さったロイドの手を掴み、ベルゼはそれを無理やり引き抜いた。すると、栓を無くした腹の刺し傷からドバドバと血が流れ出る。正直動けるのが不思議なほど、ベルゼの出血量は凄まじかった。
死ぬなよ、ベルゼ····。約束きちんと守ってもらうぞ。
「はぁはぁ····」
「フッ。これだけの血を流しながら、まだ動けるとはな。やはりお前達魔族は化け物だ」
「はぁはぁ····化け物?世界を壊さんとするお前達人族の方がよっぽど化け物じみているが?」
「戯れ言を····。我々人族のみが貰い受けた職業の加護に嫉妬しているだけだろう?」
「ハッ!相変わらず、話の分からん奴だな」
ベルゼは掴んだロイドの手に思い切り力を込め、手首をへし折った。そこに『仲間の体だから』と言った遠慮はない。どうやら、ベルフェゴールの体を傷付ける覚悟が出来ているらしい。
手首の骨を折られても微動だにしないロイドは痛覚を失ったゾンビのようだった。
「こんな風に世界滅亡の話をするのも200年振りだな。実に懐かしい。まあ、それはさておき─────────仕切り直しと行こうか」
ロイドは掴んでいたベルゼの剣から手を離し、数歩後ろに下がった。ベルゼはその隙に怪我を治癒魔法で治療する。ロイドは治癒魔法の気配に気づいていながらもそれに何か言うことはなかった。
どうやら、ロイドは本当に『仕切り直し』をするつもりらしい。
「いつか決着をつけたい思っていたぞ、ベルゼビュート」
「それに関しては私も同意見だ」
「初めて気が合ったみたいだな」
「ああ。それより、早く始めよう。こちらはあまり時間が無い」
朝日率いる勇者パーティーがこちらに到着するのは明日の早朝。つまり、今夜中にパンドラの箱を持って逃げなければならない。夜は長い。が、そうゆっくりもしていられないだろう。
ベルゼの催促にロイドはニヤリと唇の片端を吊り上げた。歪に歪んだ笑みはゾッとするほど美しい。
「では───────────決闘開始と行こうか」
0
お気に入りに追加
2,335
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】
雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。
そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!
気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?
するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。
だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──
でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる