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第二章
第49話『魔の森』
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それから、約一週間────────俺は地獄のような模擬戦と筋トレを得て、それなりの体つきになった。一週間前まで、なよなよの体だったのが嘘みたいだ。まあ、それでもベルゼの言う目標には程遠いが····。この世界には筋肉量を測る手段がないため筋トレの明確な目標はないが、ベルゼに勝つまでは絶対に続けることになっている。ベルゼに一矢報いる事も出来なければ、俺が生き残れる可能性は相当低いらしい。
ルシファーの話だと、呪いの依代ぶっ壊そう作戦では俺の護衛に何人か付く予定だが、基本『自分の身は自分で守れ』が魔族のスタンスなので、あまり期待しない方が良いとのこと。戦場では何があるか分からないので、他力本願で戦争に望むのは危ない。自分の力で全ての敵を打ち払うくらいの心意気じゃないと駄目だ。
─────────てな訳で、俺は力の底上げに準じるべく、アスモと共に魔物が発生する魔の森に訪れていた。
ここら辺の魔物は俺が今まで出会ってきた魔物とは比べ物にならないほど強力且つ凶暴なため、ベルゼにGOサインを出されるまでレベル上げは保留にしてきた。が────────昨日の夜やっとベルゼからお許しが出たので、俺は今日から剣の稽古と並行してレベル上げにも力を入れることになる。
剣の稽古ももちろん大事だが、単純な力の強化ならレベル上げをするしかないからな。レベル上げを疎かにしてはならない。
────────俺は目の前に広がる不気味な森を真っ直ぐに見据えた。
全く手入れが施されていない森は深く····枝が伸びに伸びまくって、陽の光を完全に遮断している。木漏れ日とも言えない僅かな光が森の中にちらほら見える程度。真っ暗とまではいかなくても、かなり暗いのがよく分かった。
「ここが魔の森よ~。ここに居る魔物は一番弱い子でもレベル10超えが基本ね。強い子だと50~60くらいかしら?まあ、オトハの力量に見合わない子は私が適当に倒すから、安心してちょうだい」
ゆるゆると口角を上げ、扇情的なミニドレスを身に纏うアスモ。今日も今日とて、露出の多い服を身につけてんなぁ····。レースがふんだんに使われたフワフワのドレスは胸元が大きく開いたデザインをしており、腰部分には透ける素材のレース布地が使われ、ぼんやりとアスモのくびれた腰周りが見えた。ちなみにドレスの色は赤。目立つことこの上ない。こんな奴を連れて、これから魔の森に入るのかと思うと先が思いやられるな····。
『そんな目立つ格好をすれば確実に魔物の目を引くでしょうね』
だよなぁ···。赤って目立つもんな?
『そうですね。でも、まあ····アスモデウスの実力は確かですし、不安になることはありませんよ。危ない時は彼女がなんとかしてくれるでしょう』
だと良いんだが····。
どうも、この女はきな臭い····と言うか、胡散臭い。ルシファーへの忠義は絶対的なものだが、なんと言うか····俺のことは全く信用していない気がする。ルシファーからの命令で俺の側に居るだけで、常に一線引いているような····?
そりゃあ、出会って1ヶ月も経たない俺の事を信用出来ないのは当然だ。一応俺は人族の仲間だし、いつ敵に成り下がるか分かったもんじゃない。だから、完全に信用しろとは言わないが·····アスモはあまりにも用心深すぎる。いや、疑り深いと言うべきか····。
表面上は他の奴と同じように俺に接しているが、見えない壁が確かにあった。『必要以上に踏み込んでくるな』と言う明確な意思表示が····。
俺もアスモのこと苦手だし、仲良くなりたいとかは思わないが····少しは信用して欲しい。
蝶のようにフワフワとした雰囲気を醸し出すアスモはゆらゆらと風に揺れるレースをそのままにこちらを振り返った。パンツが見えるようで見えないギリギリのラインを攻めるアスモのスカートから、フッと視線を外す。
わざとなのか無意識なのか分からんが、こいつは色々と·····アウトだ!!『何が』とは言わないが、とにかくアウトだ!根暗陰キャの俺には色々と刺激が強い···。
「さて────────時間もないし、ちゃちゃっとやっちゃいましょうか」
その言葉を合図に俺の足元に魔法陣が現れた。
えっ?は!?ちょっ·····!?
現状に思考が追いつく前にアスモが俺の足元に投影した魔法陣は発動される──────────俺の体は柔らかい光に包まれた。
◆◇◆◇
突然転移魔法を使ったアスモが俺を連れてきた場所は─────────ある意味地獄だった。
右も左も魔物で溢れ返っている水辺に転移した俺は一瞬思考が停止する。
·····んっ!?はっ!?え!?
「なっ!?これ····!?」
「移動時間と魔物捜索時間の短縮よ~。水辺の近くは昼夜関係なく、魔物が次々と現れるからレベル上げにはうってつけの場所よ?まあ、ちょっと数が多いけど····とりあえず、死なない程度に頑張ってちょうだい」
いや、何が『死なない程度に頑張ってちょうだい』だよ!!?普通に考えて、この量の魔物を相手にしたら死ぬからな!?むしろ、死なない方が可笑しいから!!
100体以上の魔物が集結するこの水辺はまさに地獄···。普通の人間では生きて帰れないだろう。
ポイズンラビット、シャドウウルフ、ガーゴイル、キメラなどなど···数え切れないほどの魔物で溢れ返っていた。
右も左も魔物だらけって·····これ、俺に『死ね』って言ってるよな!?なっ!?
『考え事をしている場合ではなさそうですよ。鼻のきく魔物から順に音羽とアスモデウスの存在に気付いてきています。速やかに戦闘態勢に入ってください』
ビアンカの警告が脳内に響いたかと思うと、右斜め後ろから毒々しい紫色の液体が飛んできた。
色的に毒か····?いや、あれの正体が何かなんて今はどうでもいい!今はとりあえず、回避に専念するのみ!
俺は飛んできた紫色の液体を左にジャンプすることで上手に回避する。ベルゼとの特訓のおかげで避けるべき攻撃と受け止めるべき攻撃の見分けが付いてきていたため、判断に迷うことはなかった。得体の知れない攻撃は回避に徹すること───────ベルゼはそう俺に教えてくれた。
そして─────────その判断は正しかった。
俺の代わりにあの液体を浴びた地面は溶け、デロデロ状態になっている。恐らく、あの液体は溶解液か何かだろう。
あんなのまともに食らってたら、死んでたな····。
防御力である程度ダメージは軽減されるかもしれないが、あの溶解液の濃度が高すぎる····!コカトリスとの戦いを得てレベルが42になった俺でも死んでいたかもしれない····!!
俺は懐に忍ばせていた短剣を取り出し、鞘から剣身を引き抜いた。
ビアンカの言う通り、あれこれ考えている暇はなさそうだ!
「よし──────────来い!!」
ルシファーの話だと、呪いの依代ぶっ壊そう作戦では俺の護衛に何人か付く予定だが、基本『自分の身は自分で守れ』が魔族のスタンスなので、あまり期待しない方が良いとのこと。戦場では何があるか分からないので、他力本願で戦争に望むのは危ない。自分の力で全ての敵を打ち払うくらいの心意気じゃないと駄目だ。
─────────てな訳で、俺は力の底上げに準じるべく、アスモと共に魔物が発生する魔の森に訪れていた。
ここら辺の魔物は俺が今まで出会ってきた魔物とは比べ物にならないほど強力且つ凶暴なため、ベルゼにGOサインを出されるまでレベル上げは保留にしてきた。が────────昨日の夜やっとベルゼからお許しが出たので、俺は今日から剣の稽古と並行してレベル上げにも力を入れることになる。
剣の稽古ももちろん大事だが、単純な力の強化ならレベル上げをするしかないからな。レベル上げを疎かにしてはならない。
────────俺は目の前に広がる不気味な森を真っ直ぐに見据えた。
全く手入れが施されていない森は深く····枝が伸びに伸びまくって、陽の光を完全に遮断している。木漏れ日とも言えない僅かな光が森の中にちらほら見える程度。真っ暗とまではいかなくても、かなり暗いのがよく分かった。
「ここが魔の森よ~。ここに居る魔物は一番弱い子でもレベル10超えが基本ね。強い子だと50~60くらいかしら?まあ、オトハの力量に見合わない子は私が適当に倒すから、安心してちょうだい」
ゆるゆると口角を上げ、扇情的なミニドレスを身に纏うアスモ。今日も今日とて、露出の多い服を身につけてんなぁ····。レースがふんだんに使われたフワフワのドレスは胸元が大きく開いたデザインをしており、腰部分には透ける素材のレース布地が使われ、ぼんやりとアスモのくびれた腰周りが見えた。ちなみにドレスの色は赤。目立つことこの上ない。こんな奴を連れて、これから魔の森に入るのかと思うと先が思いやられるな····。
『そんな目立つ格好をすれば確実に魔物の目を引くでしょうね』
だよなぁ···。赤って目立つもんな?
『そうですね。でも、まあ····アスモデウスの実力は確かですし、不安になることはありませんよ。危ない時は彼女がなんとかしてくれるでしょう』
だと良いんだが····。
どうも、この女はきな臭い····と言うか、胡散臭い。ルシファーへの忠義は絶対的なものだが、なんと言うか····俺のことは全く信用していない気がする。ルシファーからの命令で俺の側に居るだけで、常に一線引いているような····?
そりゃあ、出会って1ヶ月も経たない俺の事を信用出来ないのは当然だ。一応俺は人族の仲間だし、いつ敵に成り下がるか分かったもんじゃない。だから、完全に信用しろとは言わないが·····アスモはあまりにも用心深すぎる。いや、疑り深いと言うべきか····。
表面上は他の奴と同じように俺に接しているが、見えない壁が確かにあった。『必要以上に踏み込んでくるな』と言う明確な意思表示が····。
俺もアスモのこと苦手だし、仲良くなりたいとかは思わないが····少しは信用して欲しい。
蝶のようにフワフワとした雰囲気を醸し出すアスモはゆらゆらと風に揺れるレースをそのままにこちらを振り返った。パンツが見えるようで見えないギリギリのラインを攻めるアスモのスカートから、フッと視線を外す。
わざとなのか無意識なのか分からんが、こいつは色々と·····アウトだ!!『何が』とは言わないが、とにかくアウトだ!根暗陰キャの俺には色々と刺激が強い···。
「さて────────時間もないし、ちゃちゃっとやっちゃいましょうか」
その言葉を合図に俺の足元に魔法陣が現れた。
えっ?は!?ちょっ·····!?
現状に思考が追いつく前にアスモが俺の足元に投影した魔法陣は発動される──────────俺の体は柔らかい光に包まれた。
◆◇◆◇
突然転移魔法を使ったアスモが俺を連れてきた場所は─────────ある意味地獄だった。
右も左も魔物で溢れ返っている水辺に転移した俺は一瞬思考が停止する。
·····んっ!?はっ!?え!?
「なっ!?これ····!?」
「移動時間と魔物捜索時間の短縮よ~。水辺の近くは昼夜関係なく、魔物が次々と現れるからレベル上げにはうってつけの場所よ?まあ、ちょっと数が多いけど····とりあえず、死なない程度に頑張ってちょうだい」
いや、何が『死なない程度に頑張ってちょうだい』だよ!!?普通に考えて、この量の魔物を相手にしたら死ぬからな!?むしろ、死なない方が可笑しいから!!
100体以上の魔物が集結するこの水辺はまさに地獄···。普通の人間では生きて帰れないだろう。
ポイズンラビット、シャドウウルフ、ガーゴイル、キメラなどなど···数え切れないほどの魔物で溢れ返っていた。
右も左も魔物だらけって·····これ、俺に『死ね』って言ってるよな!?なっ!?
『考え事をしている場合ではなさそうですよ。鼻のきく魔物から順に音羽とアスモデウスの存在に気付いてきています。速やかに戦闘態勢に入ってください』
ビアンカの警告が脳内に響いたかと思うと、右斜め後ろから毒々しい紫色の液体が飛んできた。
色的に毒か····?いや、あれの正体が何かなんて今はどうでもいい!今はとりあえず、回避に専念するのみ!
俺は飛んできた紫色の液体を左にジャンプすることで上手に回避する。ベルゼとの特訓のおかげで避けるべき攻撃と受け止めるべき攻撃の見分けが付いてきていたため、判断に迷うことはなかった。得体の知れない攻撃は回避に徹すること───────ベルゼはそう俺に教えてくれた。
そして─────────その判断は正しかった。
俺の代わりにあの液体を浴びた地面は溶け、デロデロ状態になっている。恐らく、あの液体は溶解液か何かだろう。
あんなのまともに食らってたら、死んでたな····。
防御力である程度ダメージは軽減されるかもしれないが、あの溶解液の濃度が高すぎる····!コカトリスとの戦いを得てレベルが42になった俺でも死んでいたかもしれない····!!
俺は懐に忍ばせていた短剣を取り出し、鞘から剣身を引き抜いた。
ビアンカの言う通り、あれこれ考えている暇はなさそうだ!
「よし──────────来い!!」
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