2 / 100
第一章
第2話『異世界召喚』
しおりを挟む
猛烈な光とちょっとした浮遊感を感じ、ギュッと瞼に力を入れる。
エレベーターを降りた後みたいな、ふわふわとした気持ち悪い感覚が俺を襲った。
何なんだ、これ····。
目を開けて辺りを確認したい衝動に駆られるが、瞼越しに伝わってくる猛烈な光がそれを許してくれなかった。
分からない不安と気持ち悪い浮遊感に不快感を感じ、自然と眉間に皺が寄る。
チッ····!何だって、俺がこんな目に····。
今更ながら、朝日に怒りが湧いてきた。
あいつ、自分がしたこと分かってんのか?
冷たく突き放したのは悪かったが、他人を巻き込むのは筋違いというやつだろう。
─────そこでふと俺はあることに気がつく。
朝日に掴まれている筈の腕が痛くない····。
そもそも掴まれている感触がなかった。
一体どういうことだ?
さっきまでがっつり俺の腕を掴んでいたよな?
魔法陣が発動すると同時に離れたのか?
コテンと首を傾げる俺は目を瞑ったまま、状況を把握しようとするが視覚情報を奪われた今、取得出来る情報は限られていた。
無音、無臭。
視覚以外で感じ取れる情報は特にない。
やはり、ここは失明覚悟で目を開けるしか····。
開眼に思考が傾きかけた俺の目元に何かが触れた。
な、んだ?これ···?
柔らかくて暖かい····人肌みたいな温もりだ。
まるで俺の思考を読んだかのように開眼しないよう、俺の目元を覆い隠す何か。
「─────貴方に幸運が訪れんことを」
鈴のなるような美声が確かにそう俺に告げた。
ふとした瞬間、目元を覆い隠していた暖かい何かも猛烈な光も消え失せる。
代わりに多くの人の気配と微かな鉄の香りがした。
恐る恐る目を開く····。
ずっと閉じていたせいで少し視界がぼやけていた。
だが、何度か瞬きを繰り返すとだんだん視界がクリアになっていく。
こ、こは·····。
異世界召喚ものでよくある謁見の間と思しき空間が広がっている。
極端に柱が少なく、壁や数少ない柱には金や銀の装飾が施されていた。天井からぶら下がるシャンデリアはかなり印象的だ。
そして、何より─────正面に佇む冠を被る老人が目を引いた。
この空間に一つしかない椅子────玉座に腰掛け、背もたれによし掛る老人は興味深そうにこちらを見つめている。
玉座は少し段差がある位置に設置されているため、金ぴかの椅子に腰掛ける老人を自然と見上げる形になった。
──────テンプレだな。
俺がまず最初に抱いた感想はこれだ。
異世界召喚もので謁見の間に召喚されるのはよくあることだった。
で、大体このあと言われる台詞は····。
「ふむ。召喚者が男二人とな···。未だかつてないパターンだ」
召喚者が二人····あっ!そうだ!朝日は!?
慌てて視線をさ迷わせると、真横に奴の顔があった。
恨めしいほど整った顔立ちに困惑を示し、俺をじっと見つめている。
どういう事か説明しろ、と言いたいんだろう。
朝日って漫画とか小説読まなさそうだもんな。
漫画や小説好きの奴なら、すぐにこの状況を飲み込めただろう。受け入れるかどうかはさておき、な。
「····恐らく、俺達は異世界に召喚された」
手短に、でも的確な状況説明を口にする。
朝日にだけ聞こえるよう声量を抑えたため、周りの連中には聞こえていない筈だ。
この場には俺達二人と王様と思しき人物以外に多くの人間が両脇に立ち並んでいる。
身に纏う豪華なドレスやアクセサリーから、恐らくこの世界····もしくは国の貴族なのだろう。
彼らも王様同様、こちらを興味深そうに観察している。
正直、居心地が悪い。
今まで極力目立たぬよう生きてきた俺にとって、注目されるこの状況は耐え難いものだった。
人の視線から逃げるように顔を俯かせる俺と違って、スクールカースト上位に位置する朝日は周りの視線を気にした様子はない。彼は常日頃から周りに注目されているため、あまり気にならないのだろう。
俺とは真逆の人間だ。
だから、極力関わりたくなかったのに····。
何で俺の人生、上手くいかないことばかりなんだ···。
昔から不幸体質だとは思っていたが、異世界召喚に巻き込まれるほどだったとは····。
ここまで来ると、怒りや悲しみを通り越していっそ哀れだ。自分で自分を哀れむのは少し可笑しいかもしれないが、どう考えても俺の不幸体質は哀れとしか言いようがない。
よく『嫌なことがあったあとは幸運が待ち受けている』と言うが、俺の場合『嫌なことがあったあとは更に嫌なことが待ち受けている』だ。
幸運なんて訪れたことは一度もない。
『はぁ····』と溜め息を零す俺に朝日が申し訳なさそうに眉尻を下げた。
今更そんな表情されても困る。
謝ってきたって、もう遅いのだ。
お前に巻き込まれる形で俺は異世界召喚されてしまったんだから。
まあ、過ぎたことを今更どうこう言うつもりはないけど····。
「とりあえず、そなたらのステータスを確認させてもらう」
側近と小声で話し合っていた王様は結論が出たのか、俺達にそう指示を飛ばした。
ステータスか···ますます異世界ものっぽいな。
俺の横で『ステータス?なんだそれ?』と呟く陽キャを無視し、王様の指示を待った。
王様と話し合いを行っていた一人の男性が水晶玉のようなものを手に持って、こちらに近付いてくる。
あの水晶玉は恐らくステータスを周りの人に見せるための道具だろう。
ああいうのを異世界では魔道具って言うんだったか?
異世界ファンタジーもので仕入れた知識を頭に思い浮かべながら、その男性が目の前に来るのを待った。
「この水晶玉に触れて、『ステータスオープン』と唱えてください。そうすれば己のステータスが目視出来る筈です。では、金髪の君から」
最近髪を染めたばかりの朝日の髪色は金色だ。
先日頭髪検査に引っ掛かって生活指導の先生に注意されていたがな。
普通は髪の毛を染めてくれば注意で済むはずないのだが、朝日に弱い先生は多い。
彼の人柄の良さや憎めないキャラが大きく影響しているのだろう。
まあ、それで依怙贔屓するのはどうかと思うが····。
「わ、分かりました····。“ステータスオープン”」
目の前に佇む男性に指示された通り、水晶玉に片手を触れさせた状態で朝日は呪文を唱えた。
すると、朝日の頭上に長方形型のプレートが出現する。
――――――――――――――――――――――――――――
名前:朝日 翔陽(あさひ しょうよう)
職業:勇者
レベル:1
レベルアップまで(経験値)→0/500
種族:人間(ヒューマン)
年齢:16歳
性別:♂
生命力:1000/1000
魔力:400/400
体力:1200/1200
攻撃力:980/980
防御力:900/900
――――――――――――――――――――――――――――
一般男性の平均数値がいまいち分からないため、何とも言えないが体力があるのは分かった。
にしても·····朝日が勇者か。
エレベーターを降りた後みたいな、ふわふわとした気持ち悪い感覚が俺を襲った。
何なんだ、これ····。
目を開けて辺りを確認したい衝動に駆られるが、瞼越しに伝わってくる猛烈な光がそれを許してくれなかった。
分からない不安と気持ち悪い浮遊感に不快感を感じ、自然と眉間に皺が寄る。
チッ····!何だって、俺がこんな目に····。
今更ながら、朝日に怒りが湧いてきた。
あいつ、自分がしたこと分かってんのか?
冷たく突き放したのは悪かったが、他人を巻き込むのは筋違いというやつだろう。
─────そこでふと俺はあることに気がつく。
朝日に掴まれている筈の腕が痛くない····。
そもそも掴まれている感触がなかった。
一体どういうことだ?
さっきまでがっつり俺の腕を掴んでいたよな?
魔法陣が発動すると同時に離れたのか?
コテンと首を傾げる俺は目を瞑ったまま、状況を把握しようとするが視覚情報を奪われた今、取得出来る情報は限られていた。
無音、無臭。
視覚以外で感じ取れる情報は特にない。
やはり、ここは失明覚悟で目を開けるしか····。
開眼に思考が傾きかけた俺の目元に何かが触れた。
な、んだ?これ···?
柔らかくて暖かい····人肌みたいな温もりだ。
まるで俺の思考を読んだかのように開眼しないよう、俺の目元を覆い隠す何か。
「─────貴方に幸運が訪れんことを」
鈴のなるような美声が確かにそう俺に告げた。
ふとした瞬間、目元を覆い隠していた暖かい何かも猛烈な光も消え失せる。
代わりに多くの人の気配と微かな鉄の香りがした。
恐る恐る目を開く····。
ずっと閉じていたせいで少し視界がぼやけていた。
だが、何度か瞬きを繰り返すとだんだん視界がクリアになっていく。
こ、こは·····。
異世界召喚ものでよくある謁見の間と思しき空間が広がっている。
極端に柱が少なく、壁や数少ない柱には金や銀の装飾が施されていた。天井からぶら下がるシャンデリアはかなり印象的だ。
そして、何より─────正面に佇む冠を被る老人が目を引いた。
この空間に一つしかない椅子────玉座に腰掛け、背もたれによし掛る老人は興味深そうにこちらを見つめている。
玉座は少し段差がある位置に設置されているため、金ぴかの椅子に腰掛ける老人を自然と見上げる形になった。
──────テンプレだな。
俺がまず最初に抱いた感想はこれだ。
異世界召喚もので謁見の間に召喚されるのはよくあることだった。
で、大体このあと言われる台詞は····。
「ふむ。召喚者が男二人とな···。未だかつてないパターンだ」
召喚者が二人····あっ!そうだ!朝日は!?
慌てて視線をさ迷わせると、真横に奴の顔があった。
恨めしいほど整った顔立ちに困惑を示し、俺をじっと見つめている。
どういう事か説明しろ、と言いたいんだろう。
朝日って漫画とか小説読まなさそうだもんな。
漫画や小説好きの奴なら、すぐにこの状況を飲み込めただろう。受け入れるかどうかはさておき、な。
「····恐らく、俺達は異世界に召喚された」
手短に、でも的確な状況説明を口にする。
朝日にだけ聞こえるよう声量を抑えたため、周りの連中には聞こえていない筈だ。
この場には俺達二人と王様と思しき人物以外に多くの人間が両脇に立ち並んでいる。
身に纏う豪華なドレスやアクセサリーから、恐らくこの世界····もしくは国の貴族なのだろう。
彼らも王様同様、こちらを興味深そうに観察している。
正直、居心地が悪い。
今まで極力目立たぬよう生きてきた俺にとって、注目されるこの状況は耐え難いものだった。
人の視線から逃げるように顔を俯かせる俺と違って、スクールカースト上位に位置する朝日は周りの視線を気にした様子はない。彼は常日頃から周りに注目されているため、あまり気にならないのだろう。
俺とは真逆の人間だ。
だから、極力関わりたくなかったのに····。
何で俺の人生、上手くいかないことばかりなんだ···。
昔から不幸体質だとは思っていたが、異世界召喚に巻き込まれるほどだったとは····。
ここまで来ると、怒りや悲しみを通り越していっそ哀れだ。自分で自分を哀れむのは少し可笑しいかもしれないが、どう考えても俺の不幸体質は哀れとしか言いようがない。
よく『嫌なことがあったあとは幸運が待ち受けている』と言うが、俺の場合『嫌なことがあったあとは更に嫌なことが待ち受けている』だ。
幸運なんて訪れたことは一度もない。
『はぁ····』と溜め息を零す俺に朝日が申し訳なさそうに眉尻を下げた。
今更そんな表情されても困る。
謝ってきたって、もう遅いのだ。
お前に巻き込まれる形で俺は異世界召喚されてしまったんだから。
まあ、過ぎたことを今更どうこう言うつもりはないけど····。
「とりあえず、そなたらのステータスを確認させてもらう」
側近と小声で話し合っていた王様は結論が出たのか、俺達にそう指示を飛ばした。
ステータスか···ますます異世界ものっぽいな。
俺の横で『ステータス?なんだそれ?』と呟く陽キャを無視し、王様の指示を待った。
王様と話し合いを行っていた一人の男性が水晶玉のようなものを手に持って、こちらに近付いてくる。
あの水晶玉は恐らくステータスを周りの人に見せるための道具だろう。
ああいうのを異世界では魔道具って言うんだったか?
異世界ファンタジーもので仕入れた知識を頭に思い浮かべながら、その男性が目の前に来るのを待った。
「この水晶玉に触れて、『ステータスオープン』と唱えてください。そうすれば己のステータスが目視出来る筈です。では、金髪の君から」
最近髪を染めたばかりの朝日の髪色は金色だ。
先日頭髪検査に引っ掛かって生活指導の先生に注意されていたがな。
普通は髪の毛を染めてくれば注意で済むはずないのだが、朝日に弱い先生は多い。
彼の人柄の良さや憎めないキャラが大きく影響しているのだろう。
まあ、それで依怙贔屓するのはどうかと思うが····。
「わ、分かりました····。“ステータスオープン”」
目の前に佇む男性に指示された通り、水晶玉に片手を触れさせた状態で朝日は呪文を唱えた。
すると、朝日の頭上に長方形型のプレートが出現する。
――――――――――――――――――――――――――――
名前:朝日 翔陽(あさひ しょうよう)
職業:勇者
レベル:1
レベルアップまで(経験値)→0/500
種族:人間(ヒューマン)
年齢:16歳
性別:♂
生命力:1000/1000
魔力:400/400
体力:1200/1200
攻撃力:980/980
防御力:900/900
――――――――――――――――――――――――――――
一般男性の平均数値がいまいち分からないため、何とも言えないが体力があるのは分かった。
にしても·····朝日が勇者か。
9
お気に入りに追加
2,340
あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。


~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる