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序章
新しい聖女《ロゼッタ side》
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人生最大の賭けと言っても過言ではない作戦を成功させ、私はルンルン気分で帰宅した。
自室のベッドにダイブし、バタバタと手足を動かす。
淑女としてあるまじき行為だが、どうか今回だけは見逃して欲しい。
だって、あの邪魔で仕方なかったメイヴィスを聖女の座から、引きずり下ろすことが出来たのだから!!
「うふふ……うふふふふっ!!最っ高の気分だわ!!」
誰も居ない空間で大きな独り言を零す私は、にんまりと笑う。
強い達成感を感じながら、私はここまでの長い道のりを振り返った。
神の紋章があるからと、何の努力もせず聖女の座についたメイヴィスが私は昔から気に入らなかった。
私が必死に魔法や作法の勉強をしている間、彼女は聖女というだけでチヤホヤされていたのだから……。
明らかに私の方がメイヴィスより、優秀なのに……!!こんなのあまりにも不平等すぎる!
だから、聖女の座を奪ってやったのよ!あの馬鹿な王子を利用してまでね!
まあ、あの馬鹿王子を操るのは至極簡単な事だったけれど……。
だって、『この作戦が上手く行けば、メイヴィスを手に入れることが出来ます!』って言ったら、直ぐに乗ってきたんだから。本当に馬鹿よね。
まあ、そのおかげで上手くいった訳だけど……ことが事だけに私の力だけじゃ、作戦は実行出来なかったから。
「あとはトリスタン王子がメイヴィスを連れ出して、存分に辱めてくれれば良いんだけど……まあ、それは別にいいか。どう転んでも、メイヴィスには不幸な未来しかないんだから!うふふっ!」
逆恨みにも似た感情を抱き、私はメイヴィスの不幸を強く願う。
だって、彼女の不幸こそが私の幸せだから。
とりあえず、メイヴィスのことは置いておいて、今後は慈善活動に力を入れて行きましょうか。
私が慈悲深い人間だと国民にアピールすれば、新しい聖女としてすんなり受け入れて貰える筈よ。
「本当は平民に優しくするなんて嫌だけど、これも全て聖女になるための試練!精一杯頑張りましょう!」
そう意気込む私は、グッと手を握り締める。
そして、明日から始まる輝かしい日々に思いを馳せた。
自室のベッドにダイブし、バタバタと手足を動かす。
淑女としてあるまじき行為だが、どうか今回だけは見逃して欲しい。
だって、あの邪魔で仕方なかったメイヴィスを聖女の座から、引きずり下ろすことが出来たのだから!!
「うふふ……うふふふふっ!!最っ高の気分だわ!!」
誰も居ない空間で大きな独り言を零す私は、にんまりと笑う。
強い達成感を感じながら、私はここまでの長い道のりを振り返った。
神の紋章があるからと、何の努力もせず聖女の座についたメイヴィスが私は昔から気に入らなかった。
私が必死に魔法や作法の勉強をしている間、彼女は聖女というだけでチヤホヤされていたのだから……。
明らかに私の方がメイヴィスより、優秀なのに……!!こんなのあまりにも不平等すぎる!
だから、聖女の座を奪ってやったのよ!あの馬鹿な王子を利用してまでね!
まあ、あの馬鹿王子を操るのは至極簡単な事だったけれど……。
だって、『この作戦が上手く行けば、メイヴィスを手に入れることが出来ます!』って言ったら、直ぐに乗ってきたんだから。本当に馬鹿よね。
まあ、そのおかげで上手くいった訳だけど……ことが事だけに私の力だけじゃ、作戦は実行出来なかったから。
「あとはトリスタン王子がメイヴィスを連れ出して、存分に辱めてくれれば良いんだけど……まあ、それは別にいいか。どう転んでも、メイヴィスには不幸な未来しかないんだから!うふふっ!」
逆恨みにも似た感情を抱き、私はメイヴィスの不幸を強く願う。
だって、彼女の不幸こそが私の幸せだから。
とりあえず、メイヴィスのことは置いておいて、今後は慈善活動に力を入れて行きましょうか。
私が慈悲深い人間だと国民にアピールすれば、新しい聖女としてすんなり受け入れて貰える筈よ。
「本当は平民に優しくするなんて嫌だけど、これも全て聖女になるための試練!精一杯頑張りましょう!」
そう意気込む私は、グッと手を握り締める。
そして、明日から始まる輝かしい日々に思いを馳せた。
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