『魔王討伐クエスト』で役に立たないからと勇者パーティーに追い出された回復師は新たな仲間と無双する〜PK集団が英雄になるって、マジですか!?〜

あーもんど

文字の大きさ
上 下
315 / 315
おまけ

資料設定

しおりを挟む
 ここでは、制作の裏話や本編に収まりきらなかったエピソードの概要、裏設定などを記載していきます。
(小説形式では、ありません!)
ネタバレになる情報も多々ありますので、本編未読の方はご注意ください。

-------------------‐-------------------‐------

◆デスゲーム後の時系列◆
現実世界リアルに戻ってくる(冬)───追悼式───進級・就職など(春)───忘年会(約一年後の冬)
『ちょっと分かりづらいかな?』と思ったので、補足しました。
来年の抱負を語る場面で、自分は少しこんがらがってしまったので。
(大学三年生になった時の抱負を語ればいいのか?でも、今ラミエル三年生だよな……あれ?みたいな(笑))

◆ラミエル(高宮静香)と徳正(氷川結月)のその後◆
→エピローグ時点で二人はもう同棲を開始しており、ラミエルは徳正の下で働いています。というのも、徳正が『就職しちゃったら、一緒に過ごす時間が減っちゃう!』と駄々を捏ねたため。もちろん、感情論だけで真面目なラミエルが納得する訳もなく……話し合いを重ねた結果、税理士などの資格を取り、徳正のサポートをする形に収まりました。
 それは偏にアプリの売り上げや貯金がたんまりあったからです。ここまで大きい数字を出されると、ラミエルも納得せざるを得なかったんですよね。別に『どうしても働きたい!』『この職業につくのが夢だった!』という訳でもないため。
 ただ、家族からは『せっかく、大学まで出してやったのに!』とかなり叱られました。でも、徳正の収入を聞き、引き下がったという経緯があります。

◆『虐殺の紅月』に入った理由やキッカケ◆

・無名
※この方のみ、『虐殺の紅月』を発足した理由やキッカケを記載
→単純に気に入ったやつを傍に置きたかったから。昔から好きなものへの執着が酷く、リアルでも自分の周りを好きなもので固めている。当初、ゲームではそんな事しようと思ってなかったが、気に入ったやつを複数見つけ、『自分の手元に置いておくにはどうすればいいか』→『そうだ、ギルドかパーティーを作ろう』ということになった。

・徳正
→無名とは元々知り合いで、単純に『面白そうだな~』と思って加入。あと、パーティーのノルマや厳しい縛りがなく、基本自由だったため。

・ヴィエラ
→パーティーそのものというより、無名に興味があり、加入。
(『あら、いい男。ちょっと話してみたいわね』程度の軽いノリ)
当初はそこまで長居するつもりなどなかったが、思いのほか居心地が良く、ズルズルと期間を伸ばしているうちにすっかり気に入ってしまった。

・ラルカ
→勧誘された時、無名に『いい着ぐるみだな』と言われたから。ついでにクマのことも『チャーミングでいいんじゃないか?』と褒められ、すっかり無名のことを気に入った。
(=クマ好きに悪いやつは居ない理論)

・アラクネ
→勧誘された時、無名に『武器の整備やアイテムの制作をやってくれたら、代わりに指定された素材を採取してくる』と提案されたため。自分であちこち足を運ぶのは面倒臭いし、非戦闘要員なので『これはいい条件かも』と判断した。パーティーメンバーの人数が少なかったのも、決め手の一つ。

・シムナ
→シンプルに決闘で負けて、半ば無理やりパーティーへ加入させられた。

・ラミエル
→リーダーに強い勧誘を受け、『お前の力が必要だ』と言われたため。『こんな私でもお役に立てるなら……』といった感じ。

◆リアムのゲーム内アバターについて◆
→実は二つ存在しています。狩人ハンターの方はデスゲームに備えて、作成したアバター。本来の目的は内側プレイヤー内部から、ゲーム攻略に向けて誘導や助言などを行い、デスゲームを盛り上げることでした。有名なギルドである『紅蓮の夜叉』に所属したのも、そのためです。でも、人選ミスとでも言うべきか見ての通りあまり役に立っていません(笑)
 ちなみに短期間でレベル上げ&武器の強化を行うため、かなりズル(ハッキング系のチートの使用)をしています。
 もう一つのアバターは普通にレベルを上げて、普通に強化したものです。一応、職業は錬金術師。ただ、よく調合する素材を間違えて爆発を起こしています。

◆初期段階では、リアムをラスボスにする予定だった◆
→魔王を極限まで追い詰めたシーン、覚えていますか?あそこでリアムが登場し、『やっぱり、この程度のAIじゃ、君達に歯が立たないよね』と言って、魔王と融合(ハッキングなどを用いて)。様々なバフも仲間に掛けてもらい、ラミエル以外殺害→オーバーラインしたラミエルによって、みんな復活→今回だけPKを許すというお達しが、無名から出る→リアムを撃破という流れになる筈でした。
 ただ、この展開にしてしまうと、いがみ合いエンド以外有り得ないためボツに。
(変にいい人方向へ持っていこうとすると、それはそれで不自然だし)

◆初期段階では、ラルカを女の子にする予定だった◆
→わりと後半になるまで(それこそ、神龍シェンロン戦で顔を出すまで)、女の子で行こうか男の子で行こうか結構悩んでいました。ただ、『女の子』という体でこれまでの物語を振り返った時、『うん、さすがに無理あるな』『もし、女の子のままで行くならガールズタグいるわ』となり、男の子へ変更。現在の形に落ち着きました。

◆初期段階では、無名をFROのゲーム関係者にする予定だった◆
→『FROの被害状況を確認出来る立場だったから(ネット名と実名の資料を見れる)』という設定がなければ、リアルにて皆を即座に発見・招集出来た理由に説明がつかないと思ったため。
 ただ、そうなると魔王のステータスやダンジョンのモンスター(未到達階層)を知らないとおかしくなるため、ボツに。
最初から全部知っている体で進めると、面白さが半減するし、だからといって黙秘するのは無名らしくない。自分がゲームの関係者だということは伏せるにしても、攻略に必要な情報は渡すだろうから。
また、リアルに戻った後の無名が責任を追求されるのは分かりきっているし、『あまり不幸になってほしくないな』と思いまして。

◆『虐殺の紅月』の初期設定について◆
→当初はゲームのバグやチートを利用して、PKしまくる害悪集団にする予定でした。ただ、それはさすがにイメージ悪すぎるし、ラミエルやアラクネなどの真面目キャラからかけ離れすぎてしまうためボツになりました。

◆本作のもう一つの世界線について◆
→所謂、ゲームキャラで異世界転移しちゃったよ!という展開に持っていく構想もありました。ただ、その場合物語の着地点がなく、直ぐにネタ切れになってしまうためボツに。でも、もし機会があれば書いてみたいですね!

-------------------‐-------------------‐------

 一先ず、これで裏話などは以上になります。
また何か思い出したら、その都度追記していきますので時々覗いて頂けますと幸いです。
それでは、本当に最後の最後までお読みいただき、ありがとうございました。
しおりを挟む
感想 11

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(11件)

キンドル・ファイバー
ネタバレ含む
2024.07.08 あーもんど

>ここまで長い物語を完結させるなんて凄い…(語彙力皆無)
自分は1つの物語も作り切れず、他の物の構想ばかり湧いてきて、でも書く気力は無い…なんて状態なんで素直に尊敬しますw

→お褒めの言葉、ありがとうございます!
でも、自分も何度かエタりかけたので尊敬していただけるような人間では……!w
後書きにも書きましたが、読者様の反応を見て『これは書かねば!』と己を奮い立たせてやっと……という状態ですので!w

>さて、この物語は産まれた環境とかで大分周りとズレてしまった人が多い印象を受けますが、どれも悪気は無く自分の世界や価値観を大事にしてるって感じに見受けられました。

→客観的なご意見、ありがとうございます!
おかげで、ずっと上手く言葉に出来なかった部分(『どれも悪気は無く自分の世界や価値観を大事にしてる』など)が見えてきて、本作の理解を深めることが出来ました!(*˘︶˘人)感謝
あと、単純にずっと言葉に出来なかった部分を文章で見られてスッキリしました!

>自分がこの作品の題名を着けるとしたら「悪意なき狂気」とかそんな感じのを入れてたかもしれませんな…そんな感じの人が主人公を中心に少しずつ変わってくお話、中々面白かったです。

→『悪意なき狂気』というお言葉、非常にピッタリだと思います!
徳正やシムナの過去を思い返すと、余計に!
また、『面白かったです』とのお言葉もありがとうございます!
凄く嬉しいです!

>長文失礼、完結お疲れさまでした

→素敵なご感想と労いのお言葉、ありがとうございました!
今、改めて『完結まで書いて良かったな』と思えました!

解除
此処寝
2023.11.23 此処寝

 お帰りなさい。魔王戦 マトリョーシカ待ってます。(笑)

2023.11.23 あーもんど

ただいまです( *´︶`*)
マトリョーシカになるかどうかは分かりませんが、最後までお楽しみいただければと思います!

解除
此処寝
2022.04.12 此処寝
ネタバレ含む
2022.04.12 あーもんど

確かに神龍の方が空気を読めていますね(笑)
マトリョーシカは、思いつきませんでした!ラルカのキャラクター的には、そっちの方が面白そうですね(笑)今度、機会があったら、マトリョーシカ ネタを使わせていただきます(﹡ˆ﹀ˆ﹡)

解除

あなたにおすすめの小説

貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。 庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。 そして18年。 おっさんの実力が白日の下に。 FランクダンジョンはSSSランクだった。 最初のザコ敵はアイアンスライム。 特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。 追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。 そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。 世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。

幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』 電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。 龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。 そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。 盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。 当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。 今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。 ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。 ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ 「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」 全員の目と口が弧を描いたのが見えた。 一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。 作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌() 15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う

たくみ
ファンタジー
 圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。  アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。  ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?                        それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。  自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。  このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。  それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。 ※小説家になろうさんで投稿始めました

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~

大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」  唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。  そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。 「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」 「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」  一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。  これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。 ※小説家になろう様でも連載しております。 2021/02/12日、完結しました。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

野草から始まる異世界スローライフ

深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。 私ーーエルバはスクスク育ち。 ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。 (このスキル使える)   エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。 エブリスタ様にて掲載中です。 表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。 プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。 物語は変わっておりません。 一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。 よろしくお願いします。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。