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終章
エピローグ
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◇◆◇◆
「結月さん、早くしないと始まっちゃいますよー!」
────FROの騒動から早三年。
被害者や遺族へ賠償を果たしたゲームの運営元は、新たなゲームの開発を発表した。
その名も、World Revival Online。
通称WROと呼ばれるゲームが、今日の二十三時にサービス開始となる。
私と結月さんはソレをずっと楽しみにしていて、VRの機械だって新調した。
そのため、遅刻厳禁だ。
「ちょっ……待って、待って~」
慌てて髪を乾かしてきた結月さんは、二十三時を指す電子時計にギョッとし、ベッドへ入る。
私の隣に並ぶ形で横になり、ヘルメット型の機械を装着した。
と同時に、チラリとこちらへ視線を向ける。
「お待たせ。じゃあ、また後でね~」
「はい。あちらでお会いしましょう」
私達は互いの目を見て頷き合い、電源ボタンを押した。
どんどん意識が吸い込まれていくような感覚を覚えつつ、そっと目を閉じる。
リーダー達も今頃、WROの世界に居るのかな?いや、きっと居るよね。そんな予感がする。
だって、皆FROを……私達の出会うキッカケとなったゲームを大切に思っているから。
前のようにやり込むことはなくても、どことなくFROの面影があるWROの世界を見に来ることはある筈。
『そしたら、また会えるかも』と期待に胸を膨らませ、私はゲームの世界へ飛び込んだ。
✄-------------------‐-------------------‐------✄
本編はこれで完全完結となります。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
さて、この場をお借りして本作の思い入れなど語っていきたいところですが、先に二点ほどお知らせを。
・次話にて、設定資料を公開予定です
→こちらは本編に収まりきらなかったエピソードの概要や裏設定などについて、記載しています。
小説形式ではなく、本当にただの資料(殴り書きとも言う)なので本作をもっとよく知りたい方のみお読みいただければ、と!
・本作は作者の方で読み直しを行っており、序盤から中盤(プロローグ~210話)辺りまで文章を整えています
→今も充分拙い文章ですが、以前に比べればかなり読みやすくなっているかと思います。
なので、もし『読み直しを検討しているけど、文章が……』と心配している方が居ましたら、『大丈夫!読みやすくなっているよ!』とだけお伝えしておきます。
以上、お知らせでした。
ということで……本作の思い入れなどについて、語らせてください。
まず、本作の執筆にあたり自分は何度か心が折れそうになりました。
文字数を見ていただければ分かると思うのですが、この作品めちゃくちゃ長いんですよ!
いや、そういう風にしたのは自分なんですけど!
でも、ぶっちゃけ長すぎて体力が追いつかなくて……!
あと、文章面でも設定面でも自分の拙さが目につき……やる気ゲージを削がれていくという(ほぼ自業自得)
また、つい最近までスランプ(執筆スピードの低下)に陥っていたこともあり、なかなか本作に時間を割けませんでした。
なので、何度か
もうエタっちゃおうかな……
作品、削除しちゃおうかな……
プロットだけ公開して完結、みたいな形を取っちゃおうかな……
と思ったことがありました(ごめんなさい)
でも、各サイトで頂いた感想や更新していない状況にも拘わらずちょくちょく動いているブックマークを見て、『やっぱり最後まで書きたい!』という思いが湧いてきて。
無事スランプ状況から抜け出せたのを機に、一気に最後まで書き上げました!
『またいつスランプになるか、分からない!書くなら、今しかないぞ!』と、己を奮い立たせて(笑)
兎にも角にも、こうして最終話をお届け出来たのは皆さんのおかげです。
感想で応援してくれる方が居る、毎日読んでくれる方が居る、更新を待ち続けてくれる方が居る。
これは本当に力になりました。ありがとうございます。
ラミエル達の物語をここで終わらせてしまうのはやっぱりちょっと寂しいですが、小説として投稿するようなエピソードはもうほとんどないので潔く完結扱いとさせていただきます。
それでは、皆さんこんな後書きにまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
また気が向いた時にでも、ラミエル達の物語を覗きに来ていただけますと幸いです。
「結月さん、早くしないと始まっちゃいますよー!」
────FROの騒動から早三年。
被害者や遺族へ賠償を果たしたゲームの運営元は、新たなゲームの開発を発表した。
その名も、World Revival Online。
通称WROと呼ばれるゲームが、今日の二十三時にサービス開始となる。
私と結月さんはソレをずっと楽しみにしていて、VRの機械だって新調した。
そのため、遅刻厳禁だ。
「ちょっ……待って、待って~」
慌てて髪を乾かしてきた結月さんは、二十三時を指す電子時計にギョッとし、ベッドへ入る。
私の隣に並ぶ形で横になり、ヘルメット型の機械を装着した。
と同時に、チラリとこちらへ視線を向ける。
「お待たせ。じゃあ、また後でね~」
「はい。あちらでお会いしましょう」
私達は互いの目を見て頷き合い、電源ボタンを押した。
どんどん意識が吸い込まれていくような感覚を覚えつつ、そっと目を閉じる。
リーダー達も今頃、WROの世界に居るのかな?いや、きっと居るよね。そんな予感がする。
だって、皆FROを……私達の出会うキッカケとなったゲームを大切に思っているから。
前のようにやり込むことはなくても、どことなくFROの面影があるWROの世界を見に来ることはある筈。
『そしたら、また会えるかも』と期待に胸を膨らませ、私はゲームの世界へ飛び込んだ。
✄-------------------‐-------------------‐------✄
本編はこれで完全完結となります。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
さて、この場をお借りして本作の思い入れなど語っていきたいところですが、先に二点ほどお知らせを。
・次話にて、設定資料を公開予定です
→こちらは本編に収まりきらなかったエピソードの概要や裏設定などについて、記載しています。
小説形式ではなく、本当にただの資料(殴り書きとも言う)なので本作をもっとよく知りたい方のみお読みいただければ、と!
・本作は作者の方で読み直しを行っており、序盤から中盤(プロローグ~210話)辺りまで文章を整えています
→今も充分拙い文章ですが、以前に比べればかなり読みやすくなっているかと思います。
なので、もし『読み直しを検討しているけど、文章が……』と心配している方が居ましたら、『大丈夫!読みやすくなっているよ!』とだけお伝えしておきます。
以上、お知らせでした。
ということで……本作の思い入れなどについて、語らせてください。
まず、本作の執筆にあたり自分は何度か心が折れそうになりました。
文字数を見ていただければ分かると思うのですが、この作品めちゃくちゃ長いんですよ!
いや、そういう風にしたのは自分なんですけど!
でも、ぶっちゃけ長すぎて体力が追いつかなくて……!
あと、文章面でも設定面でも自分の拙さが目につき……やる気ゲージを削がれていくという(ほぼ自業自得)
また、つい最近までスランプ(執筆スピードの低下)に陥っていたこともあり、なかなか本作に時間を割けませんでした。
なので、何度か
もうエタっちゃおうかな……
作品、削除しちゃおうかな……
プロットだけ公開して完結、みたいな形を取っちゃおうかな……
と思ったことがありました(ごめんなさい)
でも、各サイトで頂いた感想や更新していない状況にも拘わらずちょくちょく動いているブックマークを見て、『やっぱり最後まで書きたい!』という思いが湧いてきて。
無事スランプ状況から抜け出せたのを機に、一気に最後まで書き上げました!
『またいつスランプになるか、分からない!書くなら、今しかないぞ!』と、己を奮い立たせて(笑)
兎にも角にも、こうして最終話をお届け出来たのは皆さんのおかげです。
感想で応援してくれる方が居る、毎日読んでくれる方が居る、更新を待ち続けてくれる方が居る。
これは本当に力になりました。ありがとうございます。
ラミエル達の物語をここで終わらせてしまうのはやっぱりちょっと寂しいですが、小説として投稿するようなエピソードはもうほとんどないので潔く完結扱いとさせていただきます。
それでは、皆さんこんな後書きにまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
また気が向いた時にでも、ラミエル達の物語を覗きに来ていただけますと幸いです。
応援ありがとうございます!
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