309 / 315
第七章
第308話『追悼式』
しおりを挟む
◇◆◇◆
────リアムさん達の訃報を聞いてから、早一週間。
冬の冷え込みが酷くなってきた頃、世間は『箱庭』の正体とデスゲームの実態に釘付けだった。
さすがにリアムさん達の実名報道まではされなかったが、難病患者による集団自殺とか、無理心中とか言いたい放題である。
正直、声を上げて反論したいところだが……もう誰が何を言っても、止まらない様子だった。
一応、リーダーが裏から働きかけて止めてくれているみたいだけど……ネットの流通した現代では、難しいらしい。
誰でも情報を発信出来るというのが、仇になっている状況。
本物の被害者達は何も言わず、家族や友人の死を悲しんでいるというのに……。
目の前で泣き崩れる女性や茫然自失状態の男性を見つめ、私はそっと眉尻を下げる。
こうなることは……こういう痛ましい姿を見ることになるのは分かっていた筈なのに、やはり胸が苦しい。
でも、本日行われるFRO主催の追悼式を逃せばリアムさん達の願いを叶えることも、アスタルテさん達にお別れを言うことも出来ないため、何とか歩を進める。
やっぱり、参加者は今回のデスゲームで家族や友人を亡くされた方々が多いのかな?
などと思いつつ、私は花束片手に列へ並んだ。
様々な人々が思い思いの言葉を投げ掛けてステージに物を置いていく中、私はただじっと自分の番を待つ。
そしてステージの前に来ると、少し笑った。
「アスタルテさん、ファルコさん、アヤさん、レオンさん、カイン、マヤ、アキラ────ちゃんとゲームはクリアしましたよ。多少ハプニングもありましたが、みんな無事に現実世界へ戻ってこれました。だから、もう安心してください。今まで一緒に居てくれて、ありがとうございました」
自分の口で報告とお礼を終えてから、私はリアムさん達に代わって花を供える。
と同時に、七通の手紙をそっと置いた。
これは、私からの手向け。
安直かもしれないけど、これ以外思いつかなくて……一人一人に向けて、自分の気持ちや思い出を書き綴った。
まあ、カインへの手紙は正直最後まで書こうかどうか迷ったけどね。
でも、一応知り合いだし……なんだかんだ縁のあった人物だから、最後のお別れはちゃんとしようと思ったの。
たくさんの物で溢れたステージを一瞥し、私は深々と頭を下げた。
「どうか、安らかにお眠りください」
『さようなら』の代わりにそう言い残し、私はステージの前を去る。
────と、ここで誰かに肩を叩かれた。
ビックリして後ろを振り返ると、そこにはセーラー服の女子が……。
「えっと……すみません。どちら様で……」
「────その声、やっぱりラミエルか!」
『どちら様でしょうか?』と続ける筈だった言葉を遮り、彼女は身を乗り出してきた。
パッと表情を輝かせながら、腰まである黒髪を揺らす。
「私……!ヘスティアだ!」
「えっ!?」
思わず大声を上げてしまう私は、慌てて口元を押さえて周囲に謝罪した。
そして、会場の隅っこに移動すると、その女子をじっくり眺める。
た、確かに声も仕草もヘスティアさんそっくりだけど……でも────
「────が、学生さんだったんですか……!?」
驚きながらも小声で問い掛けると、その女子はコクコク頷いた。
「一応、まだ高校二年生だ」
「お、お若い……」
「そういうラミエルは何歳なんだ?」
「私は大学二年生です」
「えっ……!?嘘だろ……!?絶対、年下だと思っていたのに!」
色素の薄い瞳をこれでもかというほど見開き、ヘスティアさんは少し顔を近づけてきた。
まじまじとこちらを見つめながら何とか事態を呑み込み、『制服じゃなくて喪服だったのはそのせいか』と納得する。
「これからは『ラミエル先輩』と呼んだ方がいいか?」
「いえ、別に今まで通りで構いませんよ」
呼び方や年齢にこだわりのない私は、クスクスと笑う。
こうも大真面目に言われると、なんだかおかしくて。
「それより、ヘスティアさんは皆さんにお別れしなくていいんですか?」
「ああ、もう済んでいるからな」
『実は一番乗りで来たんだ』と語り、ヘスティアさんはステージの方へ目を向けた。
かと思えば、少しだけ穏やかな……でも、ちょっと悲しそうな表情を浮かべた。
「ラミエル、色々ありがとな」
「えっ?」
感謝される意味が分からず、私はパチパチと瞬きを繰り返す。
『レオンさん達の死から、立ち直った時のことかな?』と疑問に思っていると、ヘスティアさんが目を閉じた。
「魔王討伐のこととか、リアムのこととか……無名達から、大体聞いた。正直凄く複雑だし、まだ整理出来ていない部分もあるが、とりあえずラミエルにお礼は言っておこうと思って」
ふと目を開けたヘスティアさんはこちらに向き直り、真っ直ぐ前を見据える。
こういう真摯なところは、現実世界でも変わらないようだ。
「ラミエル、本当にありがとう。お前が居なければゲームクリアはもちろん、リアム達の心を変えることも出来なかっただろう。『紅蓮の夜叉』のギルドマスターとして、同盟の総司令官として、一人のプレイヤーとして本当に感謝している」
人目も憚らず深々と頭を下げ、ヘスティアさんは精一杯の誠意を表した。
『まだ学生の身だから』と甘えることなく、私に……そして、自分自身に向き合おうとしている。
ならば、こちらもソレに応えなければなるまい。
「ヘスティアさんの気持ち、確かに受け取りました。正直ちょっと大袈裟な気もしますが、そう言っていただけて光栄です。ありがとうございます」
こちらもしっかりと頭を下げ、心からの感謝を伝える。
やっぱり自分の行いを認めてもらえると嬉しいし、自信に繋がるから。
『本当にこれで良かったのか』という不安が、少し和らぐ。
「くくっ……お礼のお礼を言われるなんて、なんだか新鮮だな」
『なかなかない体験だ』と肩を竦め、ヘスティアさんはスッと目を細めた。
────と、ここでFROの総責任者やサーバー管理者がマイクを持って、立ち上がる。
そして心の底からお悔やみを述べ、今後の対応や方針について話すと解散を宣言した。
フラフラとした足取りでこの場を去る親族や友人に頭を下げ、しっかりと見送る。
私やヘスティアさんも彼らから丁寧な謝罪や挨拶を受けながら、帰宅。
「追悼式……終わっちゃったな」
一人暮らしのマンションの一室で、私はボソリと独り言を零した。
リアムさん達の願いを叶えられた達成感やアスタルテさん達の死の喪失感などを抱え、そっと目を閉じる。
不思議と涙は出なかったが、何となく虚無感に襲われた。
燃え尽き症候群とでも言おうか……。
「まあ、何にせよ……アスタルテさん達に最後のお別れを言えて、良かった。このような場がなければ、ずっとモヤモヤを抱えたまま生きていくことになっただろうから」
『自分の気持ちに一区切りつけた』と安堵し、私はベッドに体を沈める。
『明日も早いし、寝よう』と思い立ち、さっさと目を閉じた。
◇◆◇◆
────翌日、私は退院を前倒しにしたことによって受けられなかった検査やリハビリを行い、無事完治を言い渡された。
元々入院していた総合病院のお医者様にお礼を言って別れ、タクシー乗り場へ向かう。
────と、ここで見知った人物が行く手を阻むように立ち塞がった。
かと思えば、いつものようにヘラリと笑う。
「やあ、ラーちゃん」
「と、徳正さん……!どうして、ここに?」
「う~ん……ここなら、ラーちゃんに会えるかな~?って思って」
待ち伏せしていたことをほんのり匂わせ、徳正さんはちょっぴり視線を逸らした。
『さすがに住所を調べるのはアレじゃん?』と弁解しつつ、少しばかり身を屈めた。
「それより、ラーちゃんってこのあと予定ある~?」
「いえ、ありませんけど」
「本当?じゃあさ────」
そこで一度言葉を切ると、徳正さんはこちらに手を差し伸べる。
「────俺とデートに行きませんか?お姫様」
どこか茶化すような口調でそう言い、徳正さんは微かに頬を赤くした。
一応、緊張はしているらしい。
いつも飄々としている彼の初心な一面に、私は思わず笑みを漏らす。
「お姫様ではありませんが、喜んで」
────リアムさん達の訃報を聞いてから、早一週間。
冬の冷え込みが酷くなってきた頃、世間は『箱庭』の正体とデスゲームの実態に釘付けだった。
さすがにリアムさん達の実名報道まではされなかったが、難病患者による集団自殺とか、無理心中とか言いたい放題である。
正直、声を上げて反論したいところだが……もう誰が何を言っても、止まらない様子だった。
一応、リーダーが裏から働きかけて止めてくれているみたいだけど……ネットの流通した現代では、難しいらしい。
誰でも情報を発信出来るというのが、仇になっている状況。
本物の被害者達は何も言わず、家族や友人の死を悲しんでいるというのに……。
目の前で泣き崩れる女性や茫然自失状態の男性を見つめ、私はそっと眉尻を下げる。
こうなることは……こういう痛ましい姿を見ることになるのは分かっていた筈なのに、やはり胸が苦しい。
でも、本日行われるFRO主催の追悼式を逃せばリアムさん達の願いを叶えることも、アスタルテさん達にお別れを言うことも出来ないため、何とか歩を進める。
やっぱり、参加者は今回のデスゲームで家族や友人を亡くされた方々が多いのかな?
などと思いつつ、私は花束片手に列へ並んだ。
様々な人々が思い思いの言葉を投げ掛けてステージに物を置いていく中、私はただじっと自分の番を待つ。
そしてステージの前に来ると、少し笑った。
「アスタルテさん、ファルコさん、アヤさん、レオンさん、カイン、マヤ、アキラ────ちゃんとゲームはクリアしましたよ。多少ハプニングもありましたが、みんな無事に現実世界へ戻ってこれました。だから、もう安心してください。今まで一緒に居てくれて、ありがとうございました」
自分の口で報告とお礼を終えてから、私はリアムさん達に代わって花を供える。
と同時に、七通の手紙をそっと置いた。
これは、私からの手向け。
安直かもしれないけど、これ以外思いつかなくて……一人一人に向けて、自分の気持ちや思い出を書き綴った。
まあ、カインへの手紙は正直最後まで書こうかどうか迷ったけどね。
でも、一応知り合いだし……なんだかんだ縁のあった人物だから、最後のお別れはちゃんとしようと思ったの。
たくさんの物で溢れたステージを一瞥し、私は深々と頭を下げた。
「どうか、安らかにお眠りください」
『さようなら』の代わりにそう言い残し、私はステージの前を去る。
────と、ここで誰かに肩を叩かれた。
ビックリして後ろを振り返ると、そこにはセーラー服の女子が……。
「えっと……すみません。どちら様で……」
「────その声、やっぱりラミエルか!」
『どちら様でしょうか?』と続ける筈だった言葉を遮り、彼女は身を乗り出してきた。
パッと表情を輝かせながら、腰まである黒髪を揺らす。
「私……!ヘスティアだ!」
「えっ!?」
思わず大声を上げてしまう私は、慌てて口元を押さえて周囲に謝罪した。
そして、会場の隅っこに移動すると、その女子をじっくり眺める。
た、確かに声も仕草もヘスティアさんそっくりだけど……でも────
「────が、学生さんだったんですか……!?」
驚きながらも小声で問い掛けると、その女子はコクコク頷いた。
「一応、まだ高校二年生だ」
「お、お若い……」
「そういうラミエルは何歳なんだ?」
「私は大学二年生です」
「えっ……!?嘘だろ……!?絶対、年下だと思っていたのに!」
色素の薄い瞳をこれでもかというほど見開き、ヘスティアさんは少し顔を近づけてきた。
まじまじとこちらを見つめながら何とか事態を呑み込み、『制服じゃなくて喪服だったのはそのせいか』と納得する。
「これからは『ラミエル先輩』と呼んだ方がいいか?」
「いえ、別に今まで通りで構いませんよ」
呼び方や年齢にこだわりのない私は、クスクスと笑う。
こうも大真面目に言われると、なんだかおかしくて。
「それより、ヘスティアさんは皆さんにお別れしなくていいんですか?」
「ああ、もう済んでいるからな」
『実は一番乗りで来たんだ』と語り、ヘスティアさんはステージの方へ目を向けた。
かと思えば、少しだけ穏やかな……でも、ちょっと悲しそうな表情を浮かべた。
「ラミエル、色々ありがとな」
「えっ?」
感謝される意味が分からず、私はパチパチと瞬きを繰り返す。
『レオンさん達の死から、立ち直った時のことかな?』と疑問に思っていると、ヘスティアさんが目を閉じた。
「魔王討伐のこととか、リアムのこととか……無名達から、大体聞いた。正直凄く複雑だし、まだ整理出来ていない部分もあるが、とりあえずラミエルにお礼は言っておこうと思って」
ふと目を開けたヘスティアさんはこちらに向き直り、真っ直ぐ前を見据える。
こういう真摯なところは、現実世界でも変わらないようだ。
「ラミエル、本当にありがとう。お前が居なければゲームクリアはもちろん、リアム達の心を変えることも出来なかっただろう。『紅蓮の夜叉』のギルドマスターとして、同盟の総司令官として、一人のプレイヤーとして本当に感謝している」
人目も憚らず深々と頭を下げ、ヘスティアさんは精一杯の誠意を表した。
『まだ学生の身だから』と甘えることなく、私に……そして、自分自身に向き合おうとしている。
ならば、こちらもソレに応えなければなるまい。
「ヘスティアさんの気持ち、確かに受け取りました。正直ちょっと大袈裟な気もしますが、そう言っていただけて光栄です。ありがとうございます」
こちらもしっかりと頭を下げ、心からの感謝を伝える。
やっぱり自分の行いを認めてもらえると嬉しいし、自信に繋がるから。
『本当にこれで良かったのか』という不安が、少し和らぐ。
「くくっ……お礼のお礼を言われるなんて、なんだか新鮮だな」
『なかなかない体験だ』と肩を竦め、ヘスティアさんはスッと目を細めた。
────と、ここでFROの総責任者やサーバー管理者がマイクを持って、立ち上がる。
そして心の底からお悔やみを述べ、今後の対応や方針について話すと解散を宣言した。
フラフラとした足取りでこの場を去る親族や友人に頭を下げ、しっかりと見送る。
私やヘスティアさんも彼らから丁寧な謝罪や挨拶を受けながら、帰宅。
「追悼式……終わっちゃったな」
一人暮らしのマンションの一室で、私はボソリと独り言を零した。
リアムさん達の願いを叶えられた達成感やアスタルテさん達の死の喪失感などを抱え、そっと目を閉じる。
不思議と涙は出なかったが、何となく虚無感に襲われた。
燃え尽き症候群とでも言おうか……。
「まあ、何にせよ……アスタルテさん達に最後のお別れを言えて、良かった。このような場がなければ、ずっとモヤモヤを抱えたまま生きていくことになっただろうから」
『自分の気持ちに一区切りつけた』と安堵し、私はベッドに体を沈める。
『明日も早いし、寝よう』と思い立ち、さっさと目を閉じた。
◇◆◇◆
────翌日、私は退院を前倒しにしたことによって受けられなかった検査やリハビリを行い、無事完治を言い渡された。
元々入院していた総合病院のお医者様にお礼を言って別れ、タクシー乗り場へ向かう。
────と、ここで見知った人物が行く手を阻むように立ち塞がった。
かと思えば、いつものようにヘラリと笑う。
「やあ、ラーちゃん」
「と、徳正さん……!どうして、ここに?」
「う~ん……ここなら、ラーちゃんに会えるかな~?って思って」
待ち伏せしていたことをほんのり匂わせ、徳正さんはちょっぴり視線を逸らした。
『さすがに住所を調べるのはアレじゃん?』と弁解しつつ、少しばかり身を屈めた。
「それより、ラーちゃんってこのあと予定ある~?」
「いえ、ありませんけど」
「本当?じゃあさ────」
そこで一度言葉を切ると、徳正さんはこちらに手を差し伸べる。
「────俺とデートに行きませんか?お姫様」
どこか茶化すような口調でそう言い、徳正さんは微かに頬を赤くした。
一応、緊張はしているらしい。
いつも飄々としている彼の初心な一面に、私は思わず笑みを漏らす。
「お姫様ではありませんが、喜んで」
2
お気に入りに追加
378
あなたにおすすめの小説
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる