259 / 315
第六章
第258話『第六階層』
しおりを挟む
それから、一気に上層を駆け抜けた私達は中層の始まりである第六階層まで来ていた。
薄暗い洞窟内で、私達は獣の姿をした魔物と向き合う。
我々『虐殺の紅月』の前に立ちはだかるのは─────九尾と呼ばれる狐だった。
九本あるフサフサの尻尾を揺らす九尾は成人男性ほどの大きさで、ほっそりしている。おまけに奴は二足歩行だった。
ノースダンジョンは別名アジアダンジョンと呼ばれており、日本のあやかしやアジア諸国の神獣を参考にした魔物が多いのが特徴だ。
「皆さん、気をつけてください!九尾は強烈な火炎魔法と変身スキルを使ってきます!サウスダンジョンで戦ったルナールと違い、我々の姿に化けることも出来るので注意してください!」
お色気お姉さん以外にも化けられると語り、私はアイテムボックスから純白の杖を取り出した。
非戦闘要員の私やアラクネさんを囲むように陣形を整える戦闘メンバーは剣先を九尾に向ける。
「雑魚っぽいし、このまま殺っちゃう~?」
「えー!それじゃあ、直ぐに終わっちゃうじゃーん!詰まんなーい!」
『せめて、奴らの持つ変身スキルくらいは見てみたいな』
実に能天気と言うべきか、うちの三馬鹿は娯楽ついでに九尾の実力を推し測ろうとしていた。
彼らが本気を出せば一時間と待たずに片が付くのに、だ。
『舐めプもいいところだ』と半ば呆れていれば、正面に佇む九尾たちが突然────ポンッと白い煙に包まれる。
アニメでよくありそうな演出に『まさか……』と危機感を覚える中、煙が晴れた。
え、待って……?あれって、もしかして……。
「────あははははははっ!!ウケるんだけどーー!何でよりによって、それなのー!?」
『化ける相手を間違えたな、九尾共よ』
「さすがに同じ顔がこんなにあると、鬱陶しいわね」
「で、でも!か、かかかかかか、完成度は高いですね!」
「ああ、本当にそっくりだな」
各々好きな感想を述べる彼らは大爆笑するシムナさんを除いて、頬を引き攣らせている。
私達の視線の先には変身スキルを使って、プレイヤーに化けた九尾が居た。そして、その化けたプレイヤーというのが────徳正さんだったのだ。
「はぁ~!?何これ~!?全っ然、俺っちに似てないんだけど~!馬鹿にしてる~!?」
屈辱のあまり声を荒らげる徳正さんはかなりご立腹の様子だった。
今すぐにでも九尾に斬りかかりそうな彼を前に、シムナさんは更に爆笑する。
バシバシと床を叩いて蹲る彼は『マジでお腹痛いんだけどー!』と叫んだ。
それにしても、本当に凄いな。服装まで徳正さんにそっくりだ。これじゃあ、見分けがつかない。今は場所を移動していないから、本物と偽物の区別がつくけど、ごちゃ混ぜになったら困るかも……冗談抜きでどれが本物の徳正さんなのか分からなくなる。
『最悪、同士討ちも有り得るんじゃ……』と危機感を抱く中、九尾たちは一斉に襲い掛かって来た。
対象者の持ち物も再現出来るのか、妖刀マサムネを持って切り込んでくる────が、しかし……そんな事で怖気付く我々ではなかった。
「ひゃっほーい!徳正狩りだー!」
嬉々として大量生産された偽物の徳正さんに殴り掛かるシムナさんはご機嫌だった。
斧で切り刻むより、素手でボコボコにしていく方が楽しいのか、武器は一切持っていない。
返り血を浴びて笑うシムナさんは狂気に満ち溢れていた。
『まあ、似ているのは見た目だけで、中身はただの雑魚だがな。正直ガッカリだ』
「確かにちょっと弱すぎるねー!でも、徳正をボコれる機会なんてほとんどないじゃーん!それにこれだけ似ていれば、間違って本物を殴っても文句は言われないでしょー?」
『なるほど』
「いや、『なるほど』じゃないから!!ていうか、そんなに俺っちのことをボコりたかったの!?ちょっと酷過ぎない!?」
ラルカさんとシムナさんの狂気的な会話に、本物の徳正さんは思わずツッコミを入れる。
私の傍にピッタリ張り付く彼は接近してくる偽物を徹底的に排除しているため、本物で間違いなかった。
これなら、偽物とごちゃ混ぜになることはなさそう。
「ていうか、皆もっと俺っちを心配してよ!?相手は本物かもしれないのに容赦なさ過ぎない!?一瞬の躊躇いもなく、攻撃するじゃん!!」
襲い掛かってくる偽物を淡々と処理していくパーティーメンバーに、徳正さんは『俺っちの扱いが酷すぎる!』と嘆く。
俺達の友情と絆はどこに行ったのかと騒ぐ彼を前に、リーダーは溜め息を零した。
「本物の徳正なら、まず俺達の攻撃なんて簡単に避けられるだろ。仮に当たったとしても、死ぬことはない。皆、お前の実力を信じているから遠慮なく偽物を攻撃しているだけだ」
「主君……」
信頼が成せる技だと知り、徳正さんはちょっと感動している。
『チョロいわね、あの子』とヴィエラさんがボソッと呟く中、二人のプレイヤーが密かに動き始めた。
それぞれ武器を手に持つ彼らは突風と共に徳正さんの背後に移動する。
「あーれー?こんなところにも偽物が居るー!」
『おっと、それは排除しないといけないな』
思い切り武器を振り上げるシムナさんとラルカさんはこれみよがしに『わざとじゃないよ』アピールをする。
あからさまな二人の態度に若干引いていると、振り上げられた斧と鎌が勢いよく振り下ろされた。
と同時に突風が吹き荒れ────さっきまでそこに居た筈の徳正さんが二人の背後に回っている。
「だ~れ~が~!偽物だって~?絶対に本物だって分かってて襲って来たよね~?」
ガシッと二人の肩を掴む徳正さんは額に青筋を浮かべ、威圧感を放つ。
『久々のマジギレでは?』と他人事のように考える中、ヴィエラさんが残り一体の九尾を氷漬けにした。
「全く、あの三人は相変わらず騒がしいね。せっかく、九尾の討伐が終わったのにこれじゃあ先へ進めないわ」
そう言って、肩を竦める彼女は彼らの喧嘩を止める気はないようで、自身の髪を指に巻き付ける。
『早く終わんないかしら?』と零す彼女の前で、三馬鹿はバチバチと火花を飛ばし合った。
「だーかーらー!わざとじゃないんだってー!そんなに怒る必要ないじゃーん!」
「脳天目掛けて、斧を振り下ろしてきた奴が何言ってんの~?怒るに決まってるじゃん!」
『まあ、落ち着け。人間、誰しも失敗はある』
「いやいや!他人事のように言っているけど、ラルカも俺っちの肩を切り落とそうとしたじゃん!シムナと同罪だからね!?」
『殺す気満々だったの知っているよ!?』と叫ぶ徳正さんに、シムナさんとラルカさんはフイッと視線を逸らした。
真相解明を避ける彼らの態度に、徳正さんは目くじらを立てる。
────水掛け論に近いこのやり取りは結局、三十分ほど続いた。
今回の件に関しては完全にとばっちりだから、徳正さんが不憫だな……と思ったのはここだけの話である。
薄暗い洞窟内で、私達は獣の姿をした魔物と向き合う。
我々『虐殺の紅月』の前に立ちはだかるのは─────九尾と呼ばれる狐だった。
九本あるフサフサの尻尾を揺らす九尾は成人男性ほどの大きさで、ほっそりしている。おまけに奴は二足歩行だった。
ノースダンジョンは別名アジアダンジョンと呼ばれており、日本のあやかしやアジア諸国の神獣を参考にした魔物が多いのが特徴だ。
「皆さん、気をつけてください!九尾は強烈な火炎魔法と変身スキルを使ってきます!サウスダンジョンで戦ったルナールと違い、我々の姿に化けることも出来るので注意してください!」
お色気お姉さん以外にも化けられると語り、私はアイテムボックスから純白の杖を取り出した。
非戦闘要員の私やアラクネさんを囲むように陣形を整える戦闘メンバーは剣先を九尾に向ける。
「雑魚っぽいし、このまま殺っちゃう~?」
「えー!それじゃあ、直ぐに終わっちゃうじゃーん!詰まんなーい!」
『せめて、奴らの持つ変身スキルくらいは見てみたいな』
実に能天気と言うべきか、うちの三馬鹿は娯楽ついでに九尾の実力を推し測ろうとしていた。
彼らが本気を出せば一時間と待たずに片が付くのに、だ。
『舐めプもいいところだ』と半ば呆れていれば、正面に佇む九尾たちが突然────ポンッと白い煙に包まれる。
アニメでよくありそうな演出に『まさか……』と危機感を覚える中、煙が晴れた。
え、待って……?あれって、もしかして……。
「────あははははははっ!!ウケるんだけどーー!何でよりによって、それなのー!?」
『化ける相手を間違えたな、九尾共よ』
「さすがに同じ顔がこんなにあると、鬱陶しいわね」
「で、でも!か、かかかかかか、完成度は高いですね!」
「ああ、本当にそっくりだな」
各々好きな感想を述べる彼らは大爆笑するシムナさんを除いて、頬を引き攣らせている。
私達の視線の先には変身スキルを使って、プレイヤーに化けた九尾が居た。そして、その化けたプレイヤーというのが────徳正さんだったのだ。
「はぁ~!?何これ~!?全っ然、俺っちに似てないんだけど~!馬鹿にしてる~!?」
屈辱のあまり声を荒らげる徳正さんはかなりご立腹の様子だった。
今すぐにでも九尾に斬りかかりそうな彼を前に、シムナさんは更に爆笑する。
バシバシと床を叩いて蹲る彼は『マジでお腹痛いんだけどー!』と叫んだ。
それにしても、本当に凄いな。服装まで徳正さんにそっくりだ。これじゃあ、見分けがつかない。今は場所を移動していないから、本物と偽物の区別がつくけど、ごちゃ混ぜになったら困るかも……冗談抜きでどれが本物の徳正さんなのか分からなくなる。
『最悪、同士討ちも有り得るんじゃ……』と危機感を抱く中、九尾たちは一斉に襲い掛かって来た。
対象者の持ち物も再現出来るのか、妖刀マサムネを持って切り込んでくる────が、しかし……そんな事で怖気付く我々ではなかった。
「ひゃっほーい!徳正狩りだー!」
嬉々として大量生産された偽物の徳正さんに殴り掛かるシムナさんはご機嫌だった。
斧で切り刻むより、素手でボコボコにしていく方が楽しいのか、武器は一切持っていない。
返り血を浴びて笑うシムナさんは狂気に満ち溢れていた。
『まあ、似ているのは見た目だけで、中身はただの雑魚だがな。正直ガッカリだ』
「確かにちょっと弱すぎるねー!でも、徳正をボコれる機会なんてほとんどないじゃーん!それにこれだけ似ていれば、間違って本物を殴っても文句は言われないでしょー?」
『なるほど』
「いや、『なるほど』じゃないから!!ていうか、そんなに俺っちのことをボコりたかったの!?ちょっと酷過ぎない!?」
ラルカさんとシムナさんの狂気的な会話に、本物の徳正さんは思わずツッコミを入れる。
私の傍にピッタリ張り付く彼は接近してくる偽物を徹底的に排除しているため、本物で間違いなかった。
これなら、偽物とごちゃ混ぜになることはなさそう。
「ていうか、皆もっと俺っちを心配してよ!?相手は本物かもしれないのに容赦なさ過ぎない!?一瞬の躊躇いもなく、攻撃するじゃん!!」
襲い掛かってくる偽物を淡々と処理していくパーティーメンバーに、徳正さんは『俺っちの扱いが酷すぎる!』と嘆く。
俺達の友情と絆はどこに行ったのかと騒ぐ彼を前に、リーダーは溜め息を零した。
「本物の徳正なら、まず俺達の攻撃なんて簡単に避けられるだろ。仮に当たったとしても、死ぬことはない。皆、お前の実力を信じているから遠慮なく偽物を攻撃しているだけだ」
「主君……」
信頼が成せる技だと知り、徳正さんはちょっと感動している。
『チョロいわね、あの子』とヴィエラさんがボソッと呟く中、二人のプレイヤーが密かに動き始めた。
それぞれ武器を手に持つ彼らは突風と共に徳正さんの背後に移動する。
「あーれー?こんなところにも偽物が居るー!」
『おっと、それは排除しないといけないな』
思い切り武器を振り上げるシムナさんとラルカさんはこれみよがしに『わざとじゃないよ』アピールをする。
あからさまな二人の態度に若干引いていると、振り上げられた斧と鎌が勢いよく振り下ろされた。
と同時に突風が吹き荒れ────さっきまでそこに居た筈の徳正さんが二人の背後に回っている。
「だ~れ~が~!偽物だって~?絶対に本物だって分かってて襲って来たよね~?」
ガシッと二人の肩を掴む徳正さんは額に青筋を浮かべ、威圧感を放つ。
『久々のマジギレでは?』と他人事のように考える中、ヴィエラさんが残り一体の九尾を氷漬けにした。
「全く、あの三人は相変わらず騒がしいね。せっかく、九尾の討伐が終わったのにこれじゃあ先へ進めないわ」
そう言って、肩を竦める彼女は彼らの喧嘩を止める気はないようで、自身の髪を指に巻き付ける。
『早く終わんないかしら?』と零す彼女の前で、三馬鹿はバチバチと火花を飛ばし合った。
「だーかーらー!わざとじゃないんだってー!そんなに怒る必要ないじゃーん!」
「脳天目掛けて、斧を振り下ろしてきた奴が何言ってんの~?怒るに決まってるじゃん!」
『まあ、落ち着け。人間、誰しも失敗はある』
「いやいや!他人事のように言っているけど、ラルカも俺っちの肩を切り落とそうとしたじゃん!シムナと同罪だからね!?」
『殺す気満々だったの知っているよ!?』と叫ぶ徳正さんに、シムナさんとラルカさんはフイッと視線を逸らした。
真相解明を避ける彼らの態度に、徳正さんは目くじらを立てる。
────水掛け論に近いこのやり取りは結局、三十分ほど続いた。
今回の件に関しては完全にとばっちりだから、徳正さんが不憫だな……と思ったのはここだけの話である。
3
お気に入りに追加
378
あなたにおすすめの小説
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる