149 / 315
第四章
第148話『ファルコ』
しおりを挟む
「多数決の結果、ラミエルの意見を支持する者が多かったため、我々の今後の方針は全ダンジョンの攻略となる」
声高らかにそう宣言し、ヘスティアさんは腰に手を当てた。
「では、続いて────全ダンジョン攻略クエストのことについて、話し合う。一口に全ダンジョン攻略クエストと言っても東西南北四つのダンジョンがある上、それぞれ出てくる魔物や攻略状況も違う。なので、ここでは何処のダンジョンを、いつから、どの程度の戦力で攻略に挑むのか決める。まずはどのダンジョンから、攻略するか決めていこう。意見のある者は居るか?」
ヘスティアさんの問い掛けに、同盟メンバーは固く口を閉ざす。
自分や仲間の命にも関わってくる議題のため、下手なことは言えないのだろう。
むしろ、ここで積極的に発言出来る人なんて居る訳……。
「────ちんたらちんたら一個ずつ攻略するより、全てのダンジョンを一斉に攻略した方がいいんじゃないか?そっちの方が効率いいし」
「キャー!カイン様、頭良い~!さすがですぅ!ミラちゃん、感激しましたぁ!」
「ちょ、カイン!ミラ!」
「全ダンジョン一斉攻略なんて、出来る訳ないだろ!ダンジョン一つ攻略するのだって、大変なのに!」
「はぁ~?何でお前らにそんなこと言われないといけねぇーんだよ?」
「そうですよぉ!マヤとアキラは黙ってて~!カイン様の素晴らしいお話が聞こえないじゃなぁい!」
相変わらずのバカップルっぷりを発揮するカインとミラさんに、私達は頭を振った。
『もうダメだ、この人達』とでも言うように。
「全ダンジョン一斉攻略か。まあ、なかなか面白い意見だな。だが、人員の確保と物資の調達が出来なければ実現不可能な難しいアイディアでもある」
「生産系ギルドの代表として言わせてもらうと、全ダンジョン一斉攻略に必要な物資を調達出来るまで少なくとも半年は掛かるのです~。とてもじゃありませんが、今すぐ用意は出来ないのですよ~」
『半年』というなかなかリアルな数字を提示したアスタルテさんに、他の生産系ギルドの代表者たちは大きく頷く。
『素材集めだって、大変なのに』と零す彼らを前に、リーダーは腕を組んだ。
「効率を重視するなら、一斉攻略より一つずつ攻略して行った方がいいだろ。戦闘組がダンジョン攻略を行っている間に、次のダンジョン攻略用の物資調達をしてもらう。これなら、物資調達のため半年も待機することはない」
ここぞとばかりに一斉攻略の粗を突き、リーダーは遠回しにカインの短慮を指摘した。
すると、カインは反射的に噛み付く。
「なっ!?俺の意見を否定する気か!?大体、物資調達の間はそれぞれレベル上げや訓練に打ち込めばいい話だろ!?」
「半年程度じゃ、そこまで変わらない。まあ、しないよりかはマシだが」
「なら……!」
「そもそも、一斉攻略をする理由も意味もない。無駄に戦力が分散される上、効率も悪く、失敗した時の損失も大きい。お前がそこまでして、一斉攻略を勧める理由はなんだ?」
おぉ……リーダーってば、結構ズバズバ言うなぁ。
まあ、全部正論だけど。
『一斉攻略はどう考えても、リスクが大きすぎるよね』と肩を竦める私の前で、ヘスティアさんは口を開く。
「一応君の意見も心に留めておくが、あまり期待しないでほしい。正直、その意見が最善とは思えないからな」
「なっ……!?」
議長のヘスティアさんにまでやんわり意見を否定されてしまい、カインは顔を真っ赤にする。
怒りで身を震わせる彼を他所に、ヘスティアさんはふと周囲を見回した。
「それで、他に意見はないか?」
目頭を押さえながら意見を仰ぐヘスティアさんに、一人の男性が手を挙げる。
二の腕から手首にかけて生えた、鳥の羽を揺らしながら。
「ワイは一番攻略が進んでいるイーストダンジョンから、順番に攻略した方が良いと思うで~。自分で言うのもなんやけど、ワイら『牙』はイーストダンジョン最高到達点に達したギルドやし、ある程度サポートやアドバイスも出来ると思うんや。さすがに指揮官になりたいとまでは、言わんけどな」
「ふむ……なるほど。確かにファルコ率いる『牙』が一緒なら、イーストダンジョンを先に攻略するのもいいかもしれないな」
「熟練のプレイヤーであるファルコさんが居れば、安心なのです~」
「いやぁ、そう言われると照れるな~」
カインの時と違い、多くの者の支持を集めるこの人は────獣人戦士が多く在籍する『牙』のギルドマスター ファルコ。
黄色のメッシュが入った茶髪に、キリッとしたオレンジ色の瞳を持つ彼は“鷹”の獣人戦士として知られている。
そして獣人戦士とは、動物の特徴を活かして戦う職業のこと。
主な能力は二つ。
まずは獣人化。
これは人型を保ったまま、体の一部を動物に変化させるというもの。
そうすることで、動物の特徴や利点を使うことが出来るのだ。
例えば、筋力アップとか嗅覚上昇とか……動物によって出来ることは異なるが、上手く使えばかなり役立つ。
次に獣化。
これは完全に動物へ姿を変えることである。
無論、こっちの方が動物本来の力を引き出せるため、獣人戦士の殆どは奥の手として使っていた。
ファルコさんの獣化は見たことないけど、相当凄いらしい。
『天空の覇者』という異名を与えられるくらいには。
「ファルコの意見には一理あるな。イーストダンジョンなら、ここからも近いし。人員や役職はさておき、イーストダンジョンを先に攻略するという意見には賛成だ。他の者はどう思う?」
ヘスティアさんの呼び掛けに、同盟メンバーは首を縦に振った。
賛成だ、とでも言うように。
────こうして、私達はイーストダンジョン攻略を最初の目標として掲げることになった。
声高らかにそう宣言し、ヘスティアさんは腰に手を当てた。
「では、続いて────全ダンジョン攻略クエストのことについて、話し合う。一口に全ダンジョン攻略クエストと言っても東西南北四つのダンジョンがある上、それぞれ出てくる魔物や攻略状況も違う。なので、ここでは何処のダンジョンを、いつから、どの程度の戦力で攻略に挑むのか決める。まずはどのダンジョンから、攻略するか決めていこう。意見のある者は居るか?」
ヘスティアさんの問い掛けに、同盟メンバーは固く口を閉ざす。
自分や仲間の命にも関わってくる議題のため、下手なことは言えないのだろう。
むしろ、ここで積極的に発言出来る人なんて居る訳……。
「────ちんたらちんたら一個ずつ攻略するより、全てのダンジョンを一斉に攻略した方がいいんじゃないか?そっちの方が効率いいし」
「キャー!カイン様、頭良い~!さすがですぅ!ミラちゃん、感激しましたぁ!」
「ちょ、カイン!ミラ!」
「全ダンジョン一斉攻略なんて、出来る訳ないだろ!ダンジョン一つ攻略するのだって、大変なのに!」
「はぁ~?何でお前らにそんなこと言われないといけねぇーんだよ?」
「そうですよぉ!マヤとアキラは黙ってて~!カイン様の素晴らしいお話が聞こえないじゃなぁい!」
相変わらずのバカップルっぷりを発揮するカインとミラさんに、私達は頭を振った。
『もうダメだ、この人達』とでも言うように。
「全ダンジョン一斉攻略か。まあ、なかなか面白い意見だな。だが、人員の確保と物資の調達が出来なければ実現不可能な難しいアイディアでもある」
「生産系ギルドの代表として言わせてもらうと、全ダンジョン一斉攻略に必要な物資を調達出来るまで少なくとも半年は掛かるのです~。とてもじゃありませんが、今すぐ用意は出来ないのですよ~」
『半年』というなかなかリアルな数字を提示したアスタルテさんに、他の生産系ギルドの代表者たちは大きく頷く。
『素材集めだって、大変なのに』と零す彼らを前に、リーダーは腕を組んだ。
「効率を重視するなら、一斉攻略より一つずつ攻略して行った方がいいだろ。戦闘組がダンジョン攻略を行っている間に、次のダンジョン攻略用の物資調達をしてもらう。これなら、物資調達のため半年も待機することはない」
ここぞとばかりに一斉攻略の粗を突き、リーダーは遠回しにカインの短慮を指摘した。
すると、カインは反射的に噛み付く。
「なっ!?俺の意見を否定する気か!?大体、物資調達の間はそれぞれレベル上げや訓練に打ち込めばいい話だろ!?」
「半年程度じゃ、そこまで変わらない。まあ、しないよりかはマシだが」
「なら……!」
「そもそも、一斉攻略をする理由も意味もない。無駄に戦力が分散される上、効率も悪く、失敗した時の損失も大きい。お前がそこまでして、一斉攻略を勧める理由はなんだ?」
おぉ……リーダーってば、結構ズバズバ言うなぁ。
まあ、全部正論だけど。
『一斉攻略はどう考えても、リスクが大きすぎるよね』と肩を竦める私の前で、ヘスティアさんは口を開く。
「一応君の意見も心に留めておくが、あまり期待しないでほしい。正直、その意見が最善とは思えないからな」
「なっ……!?」
議長のヘスティアさんにまでやんわり意見を否定されてしまい、カインは顔を真っ赤にする。
怒りで身を震わせる彼を他所に、ヘスティアさんはふと周囲を見回した。
「それで、他に意見はないか?」
目頭を押さえながら意見を仰ぐヘスティアさんに、一人の男性が手を挙げる。
二の腕から手首にかけて生えた、鳥の羽を揺らしながら。
「ワイは一番攻略が進んでいるイーストダンジョンから、順番に攻略した方が良いと思うで~。自分で言うのもなんやけど、ワイら『牙』はイーストダンジョン最高到達点に達したギルドやし、ある程度サポートやアドバイスも出来ると思うんや。さすがに指揮官になりたいとまでは、言わんけどな」
「ふむ……なるほど。確かにファルコ率いる『牙』が一緒なら、イーストダンジョンを先に攻略するのもいいかもしれないな」
「熟練のプレイヤーであるファルコさんが居れば、安心なのです~」
「いやぁ、そう言われると照れるな~」
カインの時と違い、多くの者の支持を集めるこの人は────獣人戦士が多く在籍する『牙』のギルドマスター ファルコ。
黄色のメッシュが入った茶髪に、キリッとしたオレンジ色の瞳を持つ彼は“鷹”の獣人戦士として知られている。
そして獣人戦士とは、動物の特徴を活かして戦う職業のこと。
主な能力は二つ。
まずは獣人化。
これは人型を保ったまま、体の一部を動物に変化させるというもの。
そうすることで、動物の特徴や利点を使うことが出来るのだ。
例えば、筋力アップとか嗅覚上昇とか……動物によって出来ることは異なるが、上手く使えばかなり役立つ。
次に獣化。
これは完全に動物へ姿を変えることである。
無論、こっちの方が動物本来の力を引き出せるため、獣人戦士の殆どは奥の手として使っていた。
ファルコさんの獣化は見たことないけど、相当凄いらしい。
『天空の覇者』という異名を与えられるくらいには。
「ファルコの意見には一理あるな。イーストダンジョンなら、ここからも近いし。人員や役職はさておき、イーストダンジョンを先に攻略するという意見には賛成だ。他の者はどう思う?」
ヘスティアさんの呼び掛けに、同盟メンバーは首を縦に振った。
賛成だ、とでも言うように。
────こうして、私達はイーストダンジョン攻略を最初の目標として掲げることになった。
3
お気に入りに追加
378
あなたにおすすめの小説
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる