15 / 315
第一章
第14話『リユニオンタウン』
しおりを挟む
街にこんなにも人が密集している理由はただ一つ────単純に安全だから。
だって、街中に魔物は現れないし、ダメージ無効区域なのでPKされる心配もない。
このデスゲームと化したFRO内で、死の恐怖に怯えなくていい場所は街中くらいだろう。
「それにしたって、何でリユニオンタウンにこんな……」
「────違うよ、ラーちゃん。リユニオンタウンだから、こんなに人が集まったんじゃない……多分、他の街も同じ感じだよ」
どこか難しい顔つきで街並みを眺める徳正さんに、私はコクリと頷いた。
それにしても、みんなピリピリしているな。安全な場所だからと気を抜いているプレイヤーも居るみたいだけど、そんなの極一部。
まあ、この状況下でのんびりしていられる方がおかしいよね。
ゲーム内に閉じ込められた恐怖や怒りもあるけど、それ以上に周りが怖い。疑心暗鬼にも似た感情を多分みんな持ってる。
それは偏にネット友達を信用出来ないから。
そう考えると、私って凄く恵まれてるんだなぁ……頼りになる人達が、傍に居るんだから。
「とりあえず、中に入ろっか~。ラーちゃんのお馬ちゃんも消えたことだし~」
消えたって……もう少し言葉を選んでよ!
最大活動時間を迎えて元の場所へ戻った愛馬を思い出し、私は小さく息を吐く。
『なんて、無神経な人なんだ』と思いつつ地面に降りると、アラクネさんが馬車を仕舞っていた。
「あっ、そうだ!ラーちゃん、あーちゃん、手繋ご~?ほら、凄い人混みだしさ~はぐれたら大変でしょ~?」
セレンディバイトの瞳を細め、ニコニコと笑う徳正さんは嬉々として右手を差し出した。
左手はアラクネさんに向けている。
はぐれないように手を繋ぐ、か。
確かにその提案は良いと思うけど……何だろう?この不快感は。
「清楚系のラーちゃんに~可愛い系のあーちゃんか~!いやぁ、両手に花ってこういう事だよね~!」
太陽にも負けないほどキラッキラした笑みを浮かべる徳正さんは、言うまでもなく上機嫌だった。
私達にそれぞれ差し出した手を閉じたり開いたりして、『早く早く』と催促してくる。
なるほど。この不快感の原因は────
「徳正さん、下心丸出しですよ。シンプルにキモいです」
「えっ!?き、きも……!?」
「わ、わわわわわわわ、私も気持ち悪いと思います!!」
「ふぇ!?あーちゃんまで!?」
ナイスアシストです、アラクネさん!
私は後ろに居るアラクネさんと無言で見つめ合うと、どちらからともなく頷いた。
『セクハラだめ絶対』を掲げる私達の前で、徳正さんはどんどん落ち込んでいき……ついにメソメソと泣き出した。
その場に座り込み、地面に『の』の字まで書く始末である。
大の大人が一体、何を……。
ゲームの世界とはいえ、これはさすがに恥ずかしいんだけど……周りの人の視線もあるし。
一応まだ街の外ではあるが、結構人目に付くためあちこちから視線を感じた。
『なんだ、なんだ?』と訝しむ周囲の人々を前に、私は嘆息する。
もう、仕方ありませんね。
「分かりました。手を繋ぎましょう」
「えっ!?ホントに!?」
こちらが折れる姿勢を見せれば、徳正さんはバッと顔を上げた。
セレンディバイトの瞳は、キラキラと輝いて見える。
復活早くない?いや、その前に……
「その手に持っている物は、何ですか?」
「ぎくっ!」
ビクッと肩を震わせた徳正さんは、左手に持っていた何かを慌てて懐にしまい込んだ。
が、もう遅い。
「それ、目薬ですよね?まさか、さっきの……嘘泣きだったんですか?」
「……え、え~?なななな、何のことかな~?俺っち、頭悪いから分かんなーい!」
「とぼけないでください!!絆された私が、馬鹿みたいじゃないですか!」
「ご、ごめんって~!ほんの遊び心だったんだよ~!許して、ラーちゃん~!」
跳ね起きで体を起こした徳正さんは、物凄い勢いで謝ってきた。
その目は若干潤んでいる。
「ごめんって、マジで~!もうしないから、許して~」
私の両肩に手を掛けると、徳正さんはブンブンと前後に揺さぶる。
おまけに捨てられた子犬のような目で、こちらを見つめ……私の良心に訴えかけてきた。
ちょっ……そんな目で見ないでよ!私、そういう目に弱いんだから!!
『分かっていて、やっているでしょう!?』と思うものの、私はなんだかんだ徳正さんに甘くて……。
「はぁ……仕方ありませんね。今回だけですよ?ほら、お手をどうぞ」
「ら、ラーちゃん……!!大好き!!」
差し出した手に嬉々として飛びつき、徳正さんは嬉しそうに目を細めた。
セレンディバイトの瞳は、キラキラと輝いている。
まあ、動機が不純だったとはいえ、徳正さんの手を繋ぐという提案自体は悪くなかったからね。
と自分に言い訳しつつ、アラクネさんの方を振り向いた。
と同時に、空いている方の手を彼女に差し出す。
「はぐれたら大変ですので、出来れば繋いでくれませんか?もちろん、無理強いはしませんが」
『最終的な判断はそちらに任せる』と言ってのけると、アラクネさんは視線を右往左往させた。
かと思えば、手を出したり引いたりしている。
恐らく、繋ごうかどうか迷っているのだろう。
特に急ぐ必要もないのでその様子を見守っていると、アラクネさんは何か決心したように顔を上げた。
「あ、う……えっと……ら、ラミエルさんが嫌でなければ……!!ぜ、是非繋がせてくだしゃい!!あっ……」
最後の最後で噛んでしまったアラクネさんは、カァッと顔を真っ赤にした。
かと思えば、顔を隠すように慌てて俯く。
そんな彼女の反応が可愛らしくて、思わず笑みを漏らしてしまった。
「ふふっ。じゃあ、繋ぎましょうか」
「は、はいぃぃぃいい!!お、お願いしますっ!」
耳まで真っ赤にしたアラクネさんは、チラチラとこちらの反応を窺いながら手を重ねてくる。
感情に引き摺られたのか、彼女の手はとても暖かった。
だって、街中に魔物は現れないし、ダメージ無効区域なのでPKされる心配もない。
このデスゲームと化したFRO内で、死の恐怖に怯えなくていい場所は街中くらいだろう。
「それにしたって、何でリユニオンタウンにこんな……」
「────違うよ、ラーちゃん。リユニオンタウンだから、こんなに人が集まったんじゃない……多分、他の街も同じ感じだよ」
どこか難しい顔つきで街並みを眺める徳正さんに、私はコクリと頷いた。
それにしても、みんなピリピリしているな。安全な場所だからと気を抜いているプレイヤーも居るみたいだけど、そんなの極一部。
まあ、この状況下でのんびりしていられる方がおかしいよね。
ゲーム内に閉じ込められた恐怖や怒りもあるけど、それ以上に周りが怖い。疑心暗鬼にも似た感情を多分みんな持ってる。
それは偏にネット友達を信用出来ないから。
そう考えると、私って凄く恵まれてるんだなぁ……頼りになる人達が、傍に居るんだから。
「とりあえず、中に入ろっか~。ラーちゃんのお馬ちゃんも消えたことだし~」
消えたって……もう少し言葉を選んでよ!
最大活動時間を迎えて元の場所へ戻った愛馬を思い出し、私は小さく息を吐く。
『なんて、無神経な人なんだ』と思いつつ地面に降りると、アラクネさんが馬車を仕舞っていた。
「あっ、そうだ!ラーちゃん、あーちゃん、手繋ご~?ほら、凄い人混みだしさ~はぐれたら大変でしょ~?」
セレンディバイトの瞳を細め、ニコニコと笑う徳正さんは嬉々として右手を差し出した。
左手はアラクネさんに向けている。
はぐれないように手を繋ぐ、か。
確かにその提案は良いと思うけど……何だろう?この不快感は。
「清楚系のラーちゃんに~可愛い系のあーちゃんか~!いやぁ、両手に花ってこういう事だよね~!」
太陽にも負けないほどキラッキラした笑みを浮かべる徳正さんは、言うまでもなく上機嫌だった。
私達にそれぞれ差し出した手を閉じたり開いたりして、『早く早く』と催促してくる。
なるほど。この不快感の原因は────
「徳正さん、下心丸出しですよ。シンプルにキモいです」
「えっ!?き、きも……!?」
「わ、わわわわわわわ、私も気持ち悪いと思います!!」
「ふぇ!?あーちゃんまで!?」
ナイスアシストです、アラクネさん!
私は後ろに居るアラクネさんと無言で見つめ合うと、どちらからともなく頷いた。
『セクハラだめ絶対』を掲げる私達の前で、徳正さんはどんどん落ち込んでいき……ついにメソメソと泣き出した。
その場に座り込み、地面に『の』の字まで書く始末である。
大の大人が一体、何を……。
ゲームの世界とはいえ、これはさすがに恥ずかしいんだけど……周りの人の視線もあるし。
一応まだ街の外ではあるが、結構人目に付くためあちこちから視線を感じた。
『なんだ、なんだ?』と訝しむ周囲の人々を前に、私は嘆息する。
もう、仕方ありませんね。
「分かりました。手を繋ぎましょう」
「えっ!?ホントに!?」
こちらが折れる姿勢を見せれば、徳正さんはバッと顔を上げた。
セレンディバイトの瞳は、キラキラと輝いて見える。
復活早くない?いや、その前に……
「その手に持っている物は、何ですか?」
「ぎくっ!」
ビクッと肩を震わせた徳正さんは、左手に持っていた何かを慌てて懐にしまい込んだ。
が、もう遅い。
「それ、目薬ですよね?まさか、さっきの……嘘泣きだったんですか?」
「……え、え~?なななな、何のことかな~?俺っち、頭悪いから分かんなーい!」
「とぼけないでください!!絆された私が、馬鹿みたいじゃないですか!」
「ご、ごめんって~!ほんの遊び心だったんだよ~!許して、ラーちゃん~!」
跳ね起きで体を起こした徳正さんは、物凄い勢いで謝ってきた。
その目は若干潤んでいる。
「ごめんって、マジで~!もうしないから、許して~」
私の両肩に手を掛けると、徳正さんはブンブンと前後に揺さぶる。
おまけに捨てられた子犬のような目で、こちらを見つめ……私の良心に訴えかけてきた。
ちょっ……そんな目で見ないでよ!私、そういう目に弱いんだから!!
『分かっていて、やっているでしょう!?』と思うものの、私はなんだかんだ徳正さんに甘くて……。
「はぁ……仕方ありませんね。今回だけですよ?ほら、お手をどうぞ」
「ら、ラーちゃん……!!大好き!!」
差し出した手に嬉々として飛びつき、徳正さんは嬉しそうに目を細めた。
セレンディバイトの瞳は、キラキラと輝いている。
まあ、動機が不純だったとはいえ、徳正さんの手を繋ぐという提案自体は悪くなかったからね。
と自分に言い訳しつつ、アラクネさんの方を振り向いた。
と同時に、空いている方の手を彼女に差し出す。
「はぐれたら大変ですので、出来れば繋いでくれませんか?もちろん、無理強いはしませんが」
『最終的な判断はそちらに任せる』と言ってのけると、アラクネさんは視線を右往左往させた。
かと思えば、手を出したり引いたりしている。
恐らく、繋ごうかどうか迷っているのだろう。
特に急ぐ必要もないのでその様子を見守っていると、アラクネさんは何か決心したように顔を上げた。
「あ、う……えっと……ら、ラミエルさんが嫌でなければ……!!ぜ、是非繋がせてくだしゃい!!あっ……」
最後の最後で噛んでしまったアラクネさんは、カァッと顔を真っ赤にした。
かと思えば、顔を隠すように慌てて俯く。
そんな彼女の反応が可愛らしくて、思わず笑みを漏らしてしまった。
「ふふっ。じゃあ、繋ぎましょうか」
「は、はいぃぃぃいい!!お、お願いしますっ!」
耳まで真っ赤にしたアラクネさんは、チラチラとこちらの反応を窺いながら手を重ねてくる。
感情に引き摺られたのか、彼女の手はとても暖かった。
2
お気に入りに追加
378
あなたにおすすめの小説
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる