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肉月~ニクツキ04
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「宗助君…同じ体育祭実行委員になれて嬉しいよ。…ねぇ、キスしてもいい?」
顔を近づけ、甘い声でささやく悠の言葉に驚く宗助。
戸惑いながらも相田宗助は頬を赤らめてしまう。
「えっ!?…な、何を言ってるんだよ田中…。」
言葉では抵抗しても、
宗助はまっすぐに悠を見ることも出来ない。
悠の太い指が、宗助の柔らかい肉のついた頬を
そっと撫でる。…動けない宗助。
頬を撫でた手はゆっくりと下がって、宗助の胸元へ‥。
悠の指が宗助の胸に触れる、直前のところで静止する。
そしてゆっくりと空を切るように胸の上で指を
クルクルと廻す。宗助は焦らされ、切ないのか、
抵抗の言葉をなくし、ただ赤面しながら、
顔を背けている。
「宗助君…ずっと好きだった…」
そう言うと、悠の手が宗助の柔らかな胸に触れる。
その瞬間…、宗助の唇から甘い吐息と、
小さく喘ぐような声が漏れる。
そして悠は揉み心地を確めるように、
ゆっくり、丁寧に、胸を揉み始める。
「‥ん、んん‥。あ、ん、こんな…やめろ…」
宗助の胸を揉みながら、愛おしい顔に、
悠は自分の顔を近づけた。
悠の肉つきの良い頬をつたっている汗の雫が、
輝いている。甘酸っぱい匂いがする。
悠は自分の股間がはち切れそうな程に
膨張し、痛いほどだった。そして気づく。
ふと、股間に目を落としてみると、
宗助の股間も、ズボンに膨らみが出来ているのだ。
「そ‥、宗助君。君も興奮してるんだね‥。嬉しいよ。」
そういうと宗助はビクッと身体を震わせて、
「ち、違う‥!!何を言ってるんだ。ば、馬鹿!!」
必死に取り乱して否定する様子も、
悠には愛おしく思える。
「…じゃあ、触っても平気だよね?」
ゆっくりと股間に手を伸ばす悠。
だが、すぐに宗助の手がその手を止める。
いつも活発で勝気な宗助が赤面し、
泣き出しそうな切ない顔で悠を見ている。
その顔を見たとたん、悠の心の中で、
何かが弾けた。
「宗助君…好きだ。本当に。」
悠は宗助の唇にそっと、自分の唇を重ねた。
悠はこの瞬間、人生最高の気持ちになった。
…だが、どこかずっと遠くで‥
変な音が聞こえる。
ジリリリ…
気がつくとベッドの中。
「ゆ…、夢かぁ~!!」
ベッドの上で大きな身体を
モジモジさせる田中悠。
「でも最高の夢だったなぁ。」
そう呟きながら、目覚まし時計を止める。
幸せな気分で、悠は宗助の事を想っていた。
「あぁ、宗助君と一緒に体育祭の実行委員になるなんて…。すごいラッキーだよ。」
悠の丸い顔は机の上に転がっている
首飾りの方を向いている。
そして悠の頭に声が届く。
「…そうか。良かったな。しかしそれだけではアレをものにすることは出来ないぞ。」
途端に悠の顔が赤く染まる。
「‥も、ものにするって…そんな」
悠は思わず言葉を詰まらせた。
しかし赤い石の声は続く。
「アイツと交わりたいんだろう?それは解っている。…だが今のままでは難しいな。お前も相手も経験が全く無い。」
「け‥経験って…えっちな事?…確かにそうだけど…」
「だが、‥問題ない。経験すれば良いだけだ。」
悠の短い首筋に汗が流れる。
「すれば良いだけって…」
顔を近づけ、甘い声でささやく悠の言葉に驚く宗助。
戸惑いながらも相田宗助は頬を赤らめてしまう。
「えっ!?…な、何を言ってるんだよ田中…。」
言葉では抵抗しても、
宗助はまっすぐに悠を見ることも出来ない。
悠の太い指が、宗助の柔らかい肉のついた頬を
そっと撫でる。…動けない宗助。
頬を撫でた手はゆっくりと下がって、宗助の胸元へ‥。
悠の指が宗助の胸に触れる、直前のところで静止する。
そしてゆっくりと空を切るように胸の上で指を
クルクルと廻す。宗助は焦らされ、切ないのか、
抵抗の言葉をなくし、ただ赤面しながら、
顔を背けている。
「宗助君…ずっと好きだった…」
そう言うと、悠の手が宗助の柔らかな胸に触れる。
その瞬間…、宗助の唇から甘い吐息と、
小さく喘ぐような声が漏れる。
そして悠は揉み心地を確めるように、
ゆっくり、丁寧に、胸を揉み始める。
「‥ん、んん‥。あ、ん、こんな…やめろ…」
宗助の胸を揉みながら、愛おしい顔に、
悠は自分の顔を近づけた。
悠の肉つきの良い頬をつたっている汗の雫が、
輝いている。甘酸っぱい匂いがする。
悠は自分の股間がはち切れそうな程に
膨張し、痛いほどだった。そして気づく。
ふと、股間に目を落としてみると、
宗助の股間も、ズボンに膨らみが出来ているのだ。
「そ‥、宗助君。君も興奮してるんだね‥。嬉しいよ。」
そういうと宗助はビクッと身体を震わせて、
「ち、違う‥!!何を言ってるんだ。ば、馬鹿!!」
必死に取り乱して否定する様子も、
悠には愛おしく思える。
「…じゃあ、触っても平気だよね?」
ゆっくりと股間に手を伸ばす悠。
だが、すぐに宗助の手がその手を止める。
いつも活発で勝気な宗助が赤面し、
泣き出しそうな切ない顔で悠を見ている。
その顔を見たとたん、悠の心の中で、
何かが弾けた。
「宗助君…好きだ。本当に。」
悠は宗助の唇にそっと、自分の唇を重ねた。
悠はこの瞬間、人生最高の気持ちになった。
…だが、どこかずっと遠くで‥
変な音が聞こえる。
ジリリリ…
気がつくとベッドの中。
「ゆ…、夢かぁ~!!」
ベッドの上で大きな身体を
モジモジさせる田中悠。
「でも最高の夢だったなぁ。」
そう呟きながら、目覚まし時計を止める。
幸せな気分で、悠は宗助の事を想っていた。
「あぁ、宗助君と一緒に体育祭の実行委員になるなんて…。すごいラッキーだよ。」
悠の丸い顔は机の上に転がっている
首飾りの方を向いている。
そして悠の頭に声が届く。
「…そうか。良かったな。しかしそれだけではアレをものにすることは出来ないぞ。」
途端に悠の顔が赤く染まる。
「‥も、ものにするって…そんな」
悠は思わず言葉を詰まらせた。
しかし赤い石の声は続く。
「アイツと交わりたいんだろう?それは解っている。…だが今のままでは難しいな。お前も相手も経験が全く無い。」
「け‥経験って…えっちな事?…確かにそうだけど…」
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