世界最強の鍛冶師~闘えない無能はいらないと勇者パーティを捨てられた鍛冶師、ダンジョンで装備を鍛えていたら、気づいたら最強になっていました

勇者パーティーに所属している鍛冶師ロキ。彼は勇者であるロベルトの元で必死に働いていた。

鍛冶師故に直接の戦闘行為はできないが、装備の手入れだけではなく、料理や洗濯などの雑務全般もこなしていた。

だが、そんなロキの働きぶりもロベルトには全く評価されていなかった。ロベルトは闘えもしない役立たずとして、ロキをパーティーから追放する決断を下す。それだけではなく、ロキの存在を疎ましく思ったロベルトはSS級の危険なダンジョン『ハーデス』に捨てる決断をしたのだ。

ロキは絶望的な状況下になって、初めて周りの為に使っていた力を自分一人の為に使う事ができた。

その結果、ロキは瞬く間に最強の装備を作り上げ、最速で世界最強の冒険者へと駆け上がる事となる。

一方、その頃、ロキを追放した勇者ロベルトのパーティーの装備はボロボロになっていき、連戦連敗していく。
慌てて代わりの鍛冶師を雇おうとするが、ロキに代わるような逸材はいなかったのだ。

次第にロベルトを見限っていくパーティーの仲間達。

そしてロベルトは最後には全てを失い、朽ち果てていくのであった。

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