倒すのが一瞬すぎて誰も見えなかった『絶対即死』スキルを持った暗殺者。護衛していた王子から何もしない無能と追放されてしまう
「何もしない無能暗殺者は必要ない!お前はクビだ! シン・ヒョウガ」
それはある日突然、皇子の護衛としてパーティーに加わっていた暗殺者——シンに突き付けられた追放宣告。
実際のところ、何もしていなかったのではなく、S級の危険モンスターを一瞬で倒し、皇子の身を守っていたのだが、冗談だと笑われ聞き入れられない。
あえなくシンは宮廷を追放される事となる。
途方に暮れていたシンは、Sランクのモンスターに襲われている少女を助けた。彼女は神託により選ばれた勇者だという。
「あなたの力が必要なんです! 私と一緒に旅をして、この世界を救ってください!」
こうしてシンは彼女のパーティーに入り旅に出る事となる。
――『絶対即死スキル』で魔王すら即死させる。これは不当な評価で追放された最強暗殺者の冒険譚である。
それはある日突然、皇子の護衛としてパーティーに加わっていた暗殺者——シンに突き付けられた追放宣告。
実際のところ、何もしていなかったのではなく、S級の危険モンスターを一瞬で倒し、皇子の身を守っていたのだが、冗談だと笑われ聞き入れられない。
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もう1話目から突っ込みどころ満載で。
なんで暗殺者を護衛にしてるの?近衛騎士とかいないの?とか。
道中何もなかったのになぜクビ?意味が分からない。とか。
あとは、まっとうな仕事をしたい人間がそもそも暗殺者になるってどういうこと?とか。
白昼堂々行動しておきながら「目立つわけにはいかない」って今更?とか。
まぁ、今更設定変えるわけにはいかないのかもしれませんが、素直に「戦士」or「剣士」でよかった気がしますけどね。「暗殺」スキルを持っていれば必ず暗殺者にならなければならないという事でもないでしょうに。
あと、やはり「道中何もなかった」のにクビはおかしい。普通に考えたら、何もないのが当たり前なんだし。これが、ベヒーモスとやらが襲ってきて、そこで瞬殺したせいで「戦っていないように見えた」という展開ならまだ分かるけど、「死骸があった」ってだけだからなぁ。
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ただし、本当に徹底させてしまうと感情の起伏がなくこそこそするだけのMOBと変わらない主人公になってしまうので、それはそれであまりよろしくない。
いやまぁ、そういう主人公を面白おかしく書く話もありますが、貴作は主人公を活躍させてなんぼな物語のようなので、「目立ちたくない」「感情に乏しい」キャラは主人公としては使いにくいと思います。
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