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宰相を自白させる
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「く、くそっ! 放せ! 放すのです! 私が何をしたというのですかっ!」
宰相は拘束されていた。
「宰相、大人しく申してみよ」
国王は問う。
「今回の暗殺者の襲撃、貴公、心当たりはないか?」
「な、なにを言ってらっしゃいますか! 国王陛下! 私は何をしておりません! なんの証拠があってそのような事を言ってらっしゃいます!」
「シオン殿。やってはくれぬか?」
「構いませんね?」
これで何もなかったとしたら大きな問題になるだろう。宰相は国のお偉いさまだ。それに許可もなく薬を打つなど本来あってはならない事である。
だが、国王が許可するというのならば私が罰せられるような事はないだろう。状況証拠や動機は揃ってるのだ。後は確定的な証拠だけである。
「よい! 構わぬっ! 責任は全て私が持とう!」
「では」
私は注射針(ニードル)を首筋に近づける。
「な、なんだそれはっ! 毒か! やめろっ! 私を殺す気か!」
「殺しはしません。私はドクターですから」
注射針(ニードル)の中身は毒ではなく、当然のように自白剤だ。
「やめっ!」
ぷすっ!
「うっ!」
私は自白剤を注射する。宰相の目の色が変わった。自白剤が来たようだ。
「国王陛下、自白剤は効いたようです。なんでも質問してみてください」
「うむ。ご苦労であった。シオン殿。では宰相よ! まず一つ目の質問だ! 私とエミリアの暗殺を裏で企て、糸を引いていたのは貴公であるな?」
「はい。その通りです」
周囲がざわついた。エミリアはやはりといった感じで目を閉じる。
「それでは次の質問だ! 結託をしていたのはどこの組織だ!? 貴公が直接アサシンに暗殺を依頼したのではあるまい。どこかの組織にその暗殺を依頼したのであろう!?」
「はい。ブラック・リベリオンというギルドに依頼し、国王と王女の暗殺を依頼しました」
周囲がさらにざわつく。
「その理由はなぜだ!? なぜ我々を暗殺しようとした!?」
「それは私が王となるためです。王族の血族がいれば外様である私は王にはなれません。王になるためなら何でもする所存でした」
「なぜだ!? なぜそうまで王に」
「私にはそれしかないからです。私には貴族という家柄しかありませんでした。ですがそれだけでは満たされません。きっと王になれば皆が私を認め、満たされる、そう考えていたのです」
「なんとあさましいやつ! もうよい。シオン殿。自白剤の効果を解いてくれ」
「もうよろしいのですか? 他に聞きたい事は」
「もうよい。十分聞きたい事は聞けたからの」
「わかりました。では」
私は自白剤の効果を解くため、注射をする。ぷすっ! 解毒薬のようなものを注射する。
「はっ! 私は何をっ!」
自白剤を打たれた時の記憶はない。宰相は面を食らっている様子だ。
「宰相。やはり貴様が我々の命を狙ったのだなっ!」
「な、なにをおっしゃいますかっ! 国王陛下! 敬愛している国王陛下! そして王女エミリア様の命を私が狙うはずがありませんっ!」
「ふんっ! 舌の根も乾かないうちに嘘を! 所詮人間など自己の保身のためなら平気で嘘をつくものだなっ!」
「う、嘘ではありませぬっ! 信じてくださいっ! 国王陛下!」
「信じれるものかっ! シオン殿が自白剤を打ってくれたおかげで貴様はぺらぺらと真実を喋りだしたわっ!」
「シオンだと……くっ! 貴様! 何者だっ! まじない師かっ!」
「私はドクターです。それ以上でもそれ以下でもありません」
「兵士よっ! 宰相を地下牢へ連れていけっ! 国王である私及び王女エミリアの暗殺未遂の罪は重い! 通常の罪人と同じように扱え! 今日この時、この男! ロバートを宰相の任より解く!」
「は、はい! わかりました!」
「ついてこい! 宰相。いえ、ロバート!」
「は、放せ! 私は何もやっていないっ! 放せっ!」
ロバートは暴れるが兵士相手では抵抗もできなかった。地位さえなければただの小男なのだ。
「ありがとう。シオン殿。あなたのおかげで王国に巣くう病魔を取り除く事ができた」
「お役に立てれば幸いです。それで国王陛下、明日のブラック・リベリオンの監査で協力してほしいのです」
「ほう。協力か? どのようなものだ」
「普通の事です。普通に監査をしてほしいのです。宰相は都合で監査に立ち会えなくなったからと国王陛下自らがブラック・リベリオンの監査をしてほしい。そしてその監査に私達も同行させてほしいのです」
「わかった。そのようにとりはからおう。私も相手予定があったが、キャンセルして監査を行うとしよう」
「わかりました。ではよろしくお願いします」
「それでは皆のもの! 大変長丁場ご苦労であったなっ! なかなか眠るのも難しいかもしれないが、眠れるものは眠り、明日に備えてほしい。明日の朝も早い。疲労を取るのも仕事のうちだ」
こうして私達はその場を去り、部屋へと戻っていった。明日の監査がいよいよ本番だ。宰相の脅威は排除した。そしてブラック・リベリオンの化けの皮を剥ぐ最大のチャンスだ。
もう私はこれ以上連中を好き放題の野放しにしておくつもりは毛頭なかったのである。
宰相は拘束されていた。
「宰相、大人しく申してみよ」
国王は問う。
「今回の暗殺者の襲撃、貴公、心当たりはないか?」
「な、なにを言ってらっしゃいますか! 国王陛下! 私は何をしておりません! なんの証拠があってそのような事を言ってらっしゃいます!」
「シオン殿。やってはくれぬか?」
「構いませんね?」
これで何もなかったとしたら大きな問題になるだろう。宰相は国のお偉いさまだ。それに許可もなく薬を打つなど本来あってはならない事である。
だが、国王が許可するというのならば私が罰せられるような事はないだろう。状況証拠や動機は揃ってるのだ。後は確定的な証拠だけである。
「よい! 構わぬっ! 責任は全て私が持とう!」
「では」
私は注射針(ニードル)を首筋に近づける。
「な、なんだそれはっ! 毒か! やめろっ! 私を殺す気か!」
「殺しはしません。私はドクターですから」
注射針(ニードル)の中身は毒ではなく、当然のように自白剤だ。
「やめっ!」
ぷすっ!
「うっ!」
私は自白剤を注射する。宰相の目の色が変わった。自白剤が来たようだ。
「国王陛下、自白剤は効いたようです。なんでも質問してみてください」
「うむ。ご苦労であった。シオン殿。では宰相よ! まず一つ目の質問だ! 私とエミリアの暗殺を裏で企て、糸を引いていたのは貴公であるな?」
「はい。その通りです」
周囲がざわついた。エミリアはやはりといった感じで目を閉じる。
「それでは次の質問だ! 結託をしていたのはどこの組織だ!? 貴公が直接アサシンに暗殺を依頼したのではあるまい。どこかの組織にその暗殺を依頼したのであろう!?」
「はい。ブラック・リベリオンというギルドに依頼し、国王と王女の暗殺を依頼しました」
周囲がさらにざわつく。
「その理由はなぜだ!? なぜ我々を暗殺しようとした!?」
「それは私が王となるためです。王族の血族がいれば外様である私は王にはなれません。王になるためなら何でもする所存でした」
「なぜだ!? なぜそうまで王に」
「私にはそれしかないからです。私には貴族という家柄しかありませんでした。ですがそれだけでは満たされません。きっと王になれば皆が私を認め、満たされる、そう考えていたのです」
「なんとあさましいやつ! もうよい。シオン殿。自白剤の効果を解いてくれ」
「もうよろしいのですか? 他に聞きたい事は」
「もうよい。十分聞きたい事は聞けたからの」
「わかりました。では」
私は自白剤の効果を解くため、注射をする。ぷすっ! 解毒薬のようなものを注射する。
「はっ! 私は何をっ!」
自白剤を打たれた時の記憶はない。宰相は面を食らっている様子だ。
「宰相。やはり貴様が我々の命を狙ったのだなっ!」
「な、なにをおっしゃいますかっ! 国王陛下! 敬愛している国王陛下! そして王女エミリア様の命を私が狙うはずがありませんっ!」
「ふんっ! 舌の根も乾かないうちに嘘を! 所詮人間など自己の保身のためなら平気で嘘をつくものだなっ!」
「う、嘘ではありませぬっ! 信じてくださいっ! 国王陛下!」
「信じれるものかっ! シオン殿が自白剤を打ってくれたおかげで貴様はぺらぺらと真実を喋りだしたわっ!」
「シオンだと……くっ! 貴様! 何者だっ! まじない師かっ!」
「私はドクターです。それ以上でもそれ以下でもありません」
「兵士よっ! 宰相を地下牢へ連れていけっ! 国王である私及び王女エミリアの暗殺未遂の罪は重い! 通常の罪人と同じように扱え! 今日この時、この男! ロバートを宰相の任より解く!」
「は、はい! わかりました!」
「ついてこい! 宰相。いえ、ロバート!」
「は、放せ! 私は何もやっていないっ! 放せっ!」
ロバートは暴れるが兵士相手では抵抗もできなかった。地位さえなければただの小男なのだ。
「ありがとう。シオン殿。あなたのおかげで王国に巣くう病魔を取り除く事ができた」
「お役に立てれば幸いです。それで国王陛下、明日のブラック・リベリオンの監査で協力してほしいのです」
「ほう。協力か? どのようなものだ」
「普通の事です。普通に監査をしてほしいのです。宰相は都合で監査に立ち会えなくなったからと国王陛下自らがブラック・リベリオンの監査をしてほしい。そしてその監査に私達も同行させてほしいのです」
「わかった。そのようにとりはからおう。私も相手予定があったが、キャンセルして監査を行うとしよう」
「わかりました。ではよろしくお願いします」
「それでは皆のもの! 大変長丁場ご苦労であったなっ! なかなか眠るのも難しいかもしれないが、眠れるものは眠り、明日に備えてほしい。明日の朝も早い。疲労を取るのも仕事のうちだ」
こうして私達はその場を去り、部屋へと戻っていった。明日の監査がいよいよ本番だ。宰相の脅威は排除した。そしてブラック・リベリオンの化けの皮を剥ぐ最大のチャンスだ。
もう私はこれ以上連中を好き放題の野放しにしておくつもりは毛頭なかったのである。
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