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ついに変わるパーティー名
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酒場にはエルク達Sランクパーティーラブリーラビットの面々がいた。
「北の搭へ行く前にパーティー名を変更してギルドに提出しましょう」
「はい! わかりました! 先生!」
「その前に変更するパーティー名を決めましょう。皆さん何がいいんですか」
「……前はリーネがうさぎが好きだからラブリー・ラビットにしたけど」
「リーネは他に何が好きだっけ?」
「勿論先生です! わかりました! 新しいパーティー名は『先生大好き! 結婚し隊』です!」
「なぜそうすぐに却下しなければならないパーティー名を出してくるんですか」
エルクは溜息を吐く。
「じゃあ、先生は錬金術師ですから。錬金術に関わるものから取れば良いのではないですか」
「錬金術ですか」
大体強そうなチーム名には竜とか獅子とか、強いモンスターの名前が施されている。
「錬金術といえば、金を創り出す為に編み出された術です。そうなるとやはりイメージとしては金、黄金色になるでしょう」
「わかりました! 新しいパーティー名はゴールデンラビットです!」
「黙っていなさい。うさぎから放れなさい」
「シンプルに『黄金』と名付ければどうでしょうか?」
「それだけだと淡泊です。それに錬金術師は私だけです。あなた達の要素が入っていないではないですか」
「そうですね」
エルクは考える。
「原石……」
「え?」
「あなた達は原石です。そして私は黄金。『黄金の原石』にしましょう。私とあなた達の事です。これにはあなた達がいつか黄金のように輝いて欲しいという意味も込められています」
「そうですね! それにしましょう!」
こうしてラブリー・ラビットはパーティー名を『黄金の原石』に変えて次の目的地である北の搭へと向かった。だがその前にエルフの国を通らなければならないのだが。
「北の搭へ行く前にパーティー名を変更してギルドに提出しましょう」
「はい! わかりました! 先生!」
「その前に変更するパーティー名を決めましょう。皆さん何がいいんですか」
「……前はリーネがうさぎが好きだからラブリー・ラビットにしたけど」
「リーネは他に何が好きだっけ?」
「勿論先生です! わかりました! 新しいパーティー名は『先生大好き! 結婚し隊』です!」
「なぜそうすぐに却下しなければならないパーティー名を出してくるんですか」
エルクは溜息を吐く。
「じゃあ、先生は錬金術師ですから。錬金術に関わるものから取れば良いのではないですか」
「錬金術ですか」
大体強そうなチーム名には竜とか獅子とか、強いモンスターの名前が施されている。
「錬金術といえば、金を創り出す為に編み出された術です。そうなるとやはりイメージとしては金、黄金色になるでしょう」
「わかりました! 新しいパーティー名はゴールデンラビットです!」
「黙っていなさい。うさぎから放れなさい」
「シンプルに『黄金』と名付ければどうでしょうか?」
「それだけだと淡泊です。それに錬金術師は私だけです。あなた達の要素が入っていないではないですか」
「そうですね」
エルクは考える。
「原石……」
「え?」
「あなた達は原石です。そして私は黄金。『黄金の原石』にしましょう。私とあなた達の事です。これにはあなた達がいつか黄金のように輝いて欲しいという意味も込められています」
「そうですね! それにしましょう!」
こうしてラブリー・ラビットはパーティー名を『黄金の原石』に変えて次の目的地である北の搭へと向かった。だがその前にエルフの国を通らなければならないのだが。
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