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カレンがパーティーに加入する
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「カレン……どうして、ここに……」
俺の目の前に剣を持ったカレンが現れた。幻を見ているのではないかと思った。しかし、カレンの姿は決して消える事はなかった。
夢や幻ではない。現実だ。カレンがこうして、俺の前に現れてくれたのだ。
「説明は後にするから……今は、こいつを倒さないと!」
カレンの先ほどの攻撃でウォーウルフの数が2→1に減っていた。後、1匹だけだ。
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウォーウルフが咆哮と共に、カレンに襲い掛かってくる。
「はああああああああああああああああああああああああ!」
カレンはウォーウルフを剣で迎え撃った。
交錯する。一瞬、時が止まったかのような錯覚に陥った。
次の瞬間。時が動き出す。
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウォーウルフが無様な断末魔を上げて果てた。見事な剣技だった。とてもかつてのカレンとは思えない。カレンと別れて、一カ月とちょっと。そのうちに何かあったのだろう。恐らくは『職業選定の儀』が影響している。カレンは剣に関わる職業に選ばれたのだ。それ以外にない。
……でも、どうしてカレンがここに。俺はその疑問をカレンに投げかける事にした。
「久しぶりだな……カレン。俺の事を助けてくれてありがとう。お前がいなかったら、俺はどうなっていた事か……それでカレン、ひとつ聞いていいか?」
「何? お兄ちゃん。何を聞きたいの?」
「どうしてお前がここに……」
「それは――」
カレンは語りだした。ここに至るまでの経緯を。
◇
「そうか……そんな事があったのか」
「うん……色々な事があったの」
俺が天職を授かってから一か月後、カレンもまた天職を授かった。その天職が一般的には当たり職業と言われる『剣聖』という職業だった。その職業を授かった事により、カレンは追放された俺の代役を押し付けられる事になる。
代役——とはつまり、王国イスカンダルに仕える騎士になる事だ。
剣の女神に愛され、飛躍的に剣技が向上していく当たり職業『剣聖』。
その職業に選ばれたカレンは王国に仕える騎士として着目されるようになる。
それだけだったらまだいい。それだけだったら、まだ我慢できる。カレンはそう考えていた。
だが、見目麗しいカレンに欲情した王子ルーネスは蛮行に出た。
流石のカレンももはや我慢の限界だった。そうしてカレンは王国イスカンダルを兄——アトラス同様逃げ出し、隣国であるギネヴィアに来たのだ。
アトラスを探す為に。
冒険者ギルドで情報を集め、こうしてアトラスと合流できた事は幸運だった。そして、何とか、アトラスの身の危険を未然に防げたのだ。
「お兄ちゃん……今の私なら、お兄ちゃんの力になれる。お兄ちゃんのパーティーに私を入れて。私、お兄ちゃんの力になりたいの」
カレンはそう主張する。
「いいのか? ……カレン。俺は実家を追われたんだぞ。父のあの様子は尋常じゃなかった。未だに俺に殺意を持っている事だろう。お前に危険が及ぶかもしれないんだぞ」
「私、お父様達の考え、間違っていると思うの。お兄ちゃんが【竜騎士】に選ばれただけなのに、命を断とうだなんて、そんなの絶対間違っている」
「それはそうだな……だけど、そんな正論、お父様達には通用しないよ。カレンの身に危険が及ぶ危険性だってある」
「けど……私、あんな王子のいる国にいるの……とても耐えられない。私が女だからって、あの王子は好色の対象として扱ってきたのよ。私を騎士としてなんて見てないんだわ。あんな王子に仕えるくらいなら、絶対にお兄ちゃんと一緒にいた方がいい」
カレンは俺に強く訴えかけてくる。
そうだな……このままカレンを追い返したところで、行き場なんてない。俺もカレンも、もはや帰る場所なんてないんだ。
それに【竜騎士】である、俺とパーティーを組んでくれる奇特な奴なんてそうそういない。義妹のカレンくらいのものだ。パーティーを組んでもいいなんて言ってくれるのは。
それに俺は今回のクエストで、思い知ったはずだ。パーティーを組む必要性を。俺はソロプレイでクエストに挑む事に限界を覚えていた。
だから、カレンがパーティーに加わってくれるというのなら、願ったり叶ったりだ。
こんな都合の良い話を逃す選択肢などない。
「わかった。カレン。一緒にパーティーを組もう」
「ほんと? やった。お兄ちゃんの為に、カレン、頑張る」
「それより前に、カレンのステータスを確認させてくれ」
「うん。わかった。いいよ」
カレンの状況を知らなければならない。やはり、味方になるのだから。どの程度の強さで、どんな装備で、どんなスキルを持っているのか。知っておく事は重要であった。
俺はカレンのステータスを見やる。
「ステータスオープン」
カレンのステータスが浮かび上がってきた。
【カレン・アルカディア】
天職:剣聖
Lv :10
HP :100/100
MP :30/30
攻撃力:50
防御力:50
魔法力:30
素早さ:30
【装備】
〈ミスリルの剣〉※攻撃力+20
〈ミスリルの鎧〉※防御力+20
【職業固有スキル】
剣神の加護※全ての剣を巧みに扱う事ができる
【通常スキル】
『攻撃力UP小』
『防御力UP小』
『敏捷性UP小』
【所持金】
0G
がーん……。俺は落ち込んだ。今の俺なんかより、カレンの方がよっぽど強くて、まともそうだった。
「どうしたの? お兄ちゃん」
カレンが怪訝そうに聞いてくる。俺の表情を伺ってきた。
「い、いや。何でもない」
落ち込んでばかりもいられない。力強く、頼もしい味方が増えたんだ。だからそれでいいではないか。理想としては兄の威厳を保ちたいが、威厳を失ってしまった。だが、それはこれから取り戻していければいい事だ。
「それでお兄ちゃん、これからどうするの?」
「この森を抜けたところにある鉱山に向かう」
「鉱山に?」
「せっかくだから、お前にも手伝ってもらおう」
人手が増えたのは良い事だ。その方が作業の効率化が図れる。
こうして俺達は深緑の森を抜け、目的地である鉱山へと向かったのだ。
◇
【経験値獲得状況】
ウォーウルフを一匹討伐。経験値20獲得。
俺の目の前に剣を持ったカレンが現れた。幻を見ているのではないかと思った。しかし、カレンの姿は決して消える事はなかった。
夢や幻ではない。現実だ。カレンがこうして、俺の前に現れてくれたのだ。
「説明は後にするから……今は、こいつを倒さないと!」
カレンの先ほどの攻撃でウォーウルフの数が2→1に減っていた。後、1匹だけだ。
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウォーウルフが咆哮と共に、カレンに襲い掛かってくる。
「はああああああああああああああああああああああああ!」
カレンはウォーウルフを剣で迎え撃った。
交錯する。一瞬、時が止まったかのような錯覚に陥った。
次の瞬間。時が動き出す。
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウォーウルフが無様な断末魔を上げて果てた。見事な剣技だった。とてもかつてのカレンとは思えない。カレンと別れて、一カ月とちょっと。そのうちに何かあったのだろう。恐らくは『職業選定の儀』が影響している。カレンは剣に関わる職業に選ばれたのだ。それ以外にない。
……でも、どうしてカレンがここに。俺はその疑問をカレンに投げかける事にした。
「久しぶりだな……カレン。俺の事を助けてくれてありがとう。お前がいなかったら、俺はどうなっていた事か……それでカレン、ひとつ聞いていいか?」
「何? お兄ちゃん。何を聞きたいの?」
「どうしてお前がここに……」
「それは――」
カレンは語りだした。ここに至るまでの経緯を。
◇
「そうか……そんな事があったのか」
「うん……色々な事があったの」
俺が天職を授かってから一か月後、カレンもまた天職を授かった。その天職が一般的には当たり職業と言われる『剣聖』という職業だった。その職業を授かった事により、カレンは追放された俺の代役を押し付けられる事になる。
代役——とはつまり、王国イスカンダルに仕える騎士になる事だ。
剣の女神に愛され、飛躍的に剣技が向上していく当たり職業『剣聖』。
その職業に選ばれたカレンは王国に仕える騎士として着目されるようになる。
それだけだったらまだいい。それだけだったら、まだ我慢できる。カレンはそう考えていた。
だが、見目麗しいカレンに欲情した王子ルーネスは蛮行に出た。
流石のカレンももはや我慢の限界だった。そうしてカレンは王国イスカンダルを兄——アトラス同様逃げ出し、隣国であるギネヴィアに来たのだ。
アトラスを探す為に。
冒険者ギルドで情報を集め、こうしてアトラスと合流できた事は幸運だった。そして、何とか、アトラスの身の危険を未然に防げたのだ。
「お兄ちゃん……今の私なら、お兄ちゃんの力になれる。お兄ちゃんのパーティーに私を入れて。私、お兄ちゃんの力になりたいの」
カレンはそう主張する。
「いいのか? ……カレン。俺は実家を追われたんだぞ。父のあの様子は尋常じゃなかった。未だに俺に殺意を持っている事だろう。お前に危険が及ぶかもしれないんだぞ」
「私、お父様達の考え、間違っていると思うの。お兄ちゃんが【竜騎士】に選ばれただけなのに、命を断とうだなんて、そんなの絶対間違っている」
「それはそうだな……だけど、そんな正論、お父様達には通用しないよ。カレンの身に危険が及ぶ危険性だってある」
「けど……私、あんな王子のいる国にいるの……とても耐えられない。私が女だからって、あの王子は好色の対象として扱ってきたのよ。私を騎士としてなんて見てないんだわ。あんな王子に仕えるくらいなら、絶対にお兄ちゃんと一緒にいた方がいい」
カレンは俺に強く訴えかけてくる。
そうだな……このままカレンを追い返したところで、行き場なんてない。俺もカレンも、もはや帰る場所なんてないんだ。
それに【竜騎士】である、俺とパーティーを組んでくれる奇特な奴なんてそうそういない。義妹のカレンくらいのものだ。パーティーを組んでもいいなんて言ってくれるのは。
それに俺は今回のクエストで、思い知ったはずだ。パーティーを組む必要性を。俺はソロプレイでクエストに挑む事に限界を覚えていた。
だから、カレンがパーティーに加わってくれるというのなら、願ったり叶ったりだ。
こんな都合の良い話を逃す選択肢などない。
「わかった。カレン。一緒にパーティーを組もう」
「ほんと? やった。お兄ちゃんの為に、カレン、頑張る」
「それより前に、カレンのステータスを確認させてくれ」
「うん。わかった。いいよ」
カレンの状況を知らなければならない。やはり、味方になるのだから。どの程度の強さで、どんな装備で、どんなスキルを持っているのか。知っておく事は重要であった。
俺はカレンのステータスを見やる。
「ステータスオープン」
カレンのステータスが浮かび上がってきた。
【カレン・アルカディア】
天職:剣聖
Lv :10
HP :100/100
MP :30/30
攻撃力:50
防御力:50
魔法力:30
素早さ:30
【装備】
〈ミスリルの剣〉※攻撃力+20
〈ミスリルの鎧〉※防御力+20
【職業固有スキル】
剣神の加護※全ての剣を巧みに扱う事ができる
【通常スキル】
『攻撃力UP小』
『防御力UP小』
『敏捷性UP小』
【所持金】
0G
がーん……。俺は落ち込んだ。今の俺なんかより、カレンの方がよっぽど強くて、まともそうだった。
「どうしたの? お兄ちゃん」
カレンが怪訝そうに聞いてくる。俺の表情を伺ってきた。
「い、いや。何でもない」
落ち込んでばかりもいられない。力強く、頼もしい味方が増えたんだ。だからそれでいいではないか。理想としては兄の威厳を保ちたいが、威厳を失ってしまった。だが、それはこれから取り戻していければいい事だ。
「それでお兄ちゃん、これからどうするの?」
「この森を抜けたところにある鉱山に向かう」
「鉱山に?」
「せっかくだから、お前にも手伝ってもらおう」
人手が増えたのは良い事だ。その方が作業の効率化が図れる。
こうして俺達は深緑の森を抜け、目的地である鉱山へと向かったのだ。
◇
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