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迫りくる凶刃
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「それじゃ、ティア……俺は部屋に戻るから」
来斗はティアにそう告げる。
楽しかったパーティーもやがて終わりの時を迎える。お開きとなり、各々が部屋に戻っていった。召喚者達には王城の個室が一人、一個ずつ割り振られていた。召喚者ではないが、ティアもまた、王国を救った英雄として同等の扱いを受けている。
「大丈夫ですか? ライトさん……一人で」
「何がだ?」
「嫌な空気を感じます……ライトさんを一人にしたくありません。私も一緒に寝ます」
ティアは来斗にしがみつくように、抱き着いてきた。
流石にまずいだろ……と来斗は思う。男女7歳にして同衾せずという言葉もある。それなりの年齢の男女が一緒に寝るという事は、ただ眠るというだけの意味に留まらない。つまりは男女の関係になるという事を意味する。
「それはまずいよ……ティア。一緒に寝るのは……」
「でも……」
それでもティアは抗おうとしていた。
「今、この王城には君と召喚者である俺達以外は基本的にいない。間違いなく今、王城には味方しかいないんだ。その味方のうち……誰かが裏切って俺に襲い掛かってくるなんて事は信じたくない」
信じたくはない……それは来斗の希望だ。もしかしたらその希望は容易く裏切られるかもしれない。人間は醜い。嫉妬心や欲望から簡単に人を殺めてしまう事ができる、そういう弱い存在だという事を来斗は痛い程思い知っている。
「でも……」
「俺なら大丈夫だ。ティア……何かあっても一人で何とかできるよ」
「はい……わかりました。ライトさん」
こうして来斗はティアと別れ、一人自室に戻ったのであった。
◇
はぁ……。
来斗は自室を暗くして、ベッドに横たわる。何事もなければ良いが、そう言いつつも手元の剣は手放せなかった。
寝ようと思っててもなかなか寝付けない……。あの時の影沼の殺意ある目が忘れられなかった。
ただの杞憂だといいが……。
夜も深まってくる。そして深夜になった。来斗の意識が一瞬、遠のきそうになった。眠りに落ちそうになる一瞬——の事だった。
月夜に照らされて、刃が光る。
はっ。
来斗は一瞬で覚醒した。来斗は剣を手に取る。
キィン!
甲高い音が鳴る。
「ちっ!」
来斗は灯りをつけた。
「やっぱりな……お前だったか」
そこには黒装束を身に着けた少年——影沼の姿があった。彼は暗殺者の天職に選ばれている。暗殺者用の装備であろう。そして手に持っている武器はアサシンダガー。
暗殺者は隠密用のスキルも持っている為、気配を遮断する事ができる。
完全に寝入ってたら恐らくは不意を打たれ、防ぐ事は不可能だっただろう。
これも影沼の殺意が強すぎた事に原因がある。来斗を憎む気持ちが強すぎるあまり、寝入るまで待ちきれなかったのだ。殺したいという、殺意が強すぎるが為に。
「影沼っ!」
流石の来斗も寝込みを襲われたという事で、声に怒気を滲ませていた。
「へっ……なんだ、殺し損ねちまったか。せめて楽に殺してやろうと思ったのによ。クックック……」
「……どういうつもりだ! 影沼!」
「どういうつもりって、わかんねぇのかよ? 俺様はてめーをぶっ殺そうとしてたんだよ、簡単な事だろ?」
「お前! 状況がわかってるのか! これから魔王軍の六天王のうちの一人が軍を引き連れてこの王城に襲い掛かってくるんだぞ! 今は仲間割れをしている場合じゃないんだ! 手を取り合って敵に立ち向かってかないといけない状況なんだよ! そんな事もわからないのか!」
「この世界が二週目だか何だか知らねぇけどよ! てめーみたいな役立たずが英雄扱いされているのが、この俺様には気にいらねぇんだよ! はあっ!」
影沼はアサシンダガーを振るってくる。当然、来斗も大人しくその攻撃を食らうわけもない。その攻撃を避けたが、勢い余って、花瓶が割れてしまう。
ガシャン! 大きな音が鳴った。
「……み、三雲君! 何かあったの!」
「ライトさん! どうかしましたか! 一体何がっ!」
間もなくして、可憐とティアが部屋に入ってきた。
「ちっ!」
影沼は舌打ちをする。本格的に暗殺が失敗した事を悟ったのだろう。これ以上来斗と交戦するつもりはもはやないようであった。
「影沼君っ! どうして!」
可憐は叫ぶ。
「へっ……やってらんねぇな。これ以上。俺はとんずらさせて貰うぜ」
「待て!」
来斗は逃げようとする影沼を捕まえようとする。だが、影沼は忍者が使うようなアイテムを使用した。それは煙幕だった。影沼の使用したアイテムにより、突如大量の煙が発生し、室内に充満した。その煙幕により、視界が奪われる。
「げほっ! げほっ!」
「ごほっ! ごほっ! ごほっ!」
煙幕で思わず、咳込んでしまう。しばらくすると視界が戻るが、その時は既に影沼の姿はなかった。窓が開かれている。
まんまと逃げられたようだ。
「……逃げられたか」
「どうして、こんな事……そんな事している場合じゃないのに、皆で手を取り合わないといけない状況なのに、どうして」
可憐は嘆いていた。
「まともな奴に何を言っても無駄だ……あいつにとっては俺への憎しみの方が、王国や俺達の危機なんかよりもずっと勝っていたってだけの事だろうな」
来斗も嘆いた。これから影沼がどうなるのかはわからない……だが、もはや来斗達のところへは戻っては来れないだろう。
◇
(影沼視点)
真夜中の森での出来事であった。影沼はひた走る。
「ちっ……」
影沼は舌打ちをしていた。これからの事を考えていた。もはや他の召喚者達と行動を共にする事はできないだろう。見つかった瞬間、捕らえられ地下牢に幽閉されるのが関の山だ。
だったらこれからどうするのか……。影沼は暗殺者だ。暗殺者なのだから、殺しでも稼業にするか……。それか適当なゴロツキと手を組み、盗賊稼業でもやるか。そこら辺が現実的なところだろう……。
そんな事をぐるぐると考え、走っていた時の事だった。
影沼の前に一人の少年が姿を現す。
「……やあ。良い夜だね。異世界から召喚された、英雄の一人。影沼彰吾君だったかな……」
美しい少年であった。だが、あまりに美しすぎるその容貌は、どこか人間離れしていて、とても人間を目の前にしているように見えなかった。それに異様な程高い魔力を放っている。恐らくは人間ではない……魔族だろう。
「だ、誰だてめぇは!」
影沼は少年を前に立ち止まる。
「初めまして……僕は魔王軍六天王のジルって言うんだ……ふっふっふ」
「な、なんだと! 魔王軍の六天王だと!」
それは、あの来斗が言っていた、これから王国に襲い掛かると言っていた魔王軍の幹部の事ではないか……。
「殺したい男がいるんだろう? 僕が君に力を貸してあげるよ……あの三雲来斗って男……あの男の事が君は殺したくて殺したくてどうしようもないんだろう? 君の全身から憎しみの波動が漲っていて、殺意が手に取るようにわかるよ」
間違いなく、相手は良くない存在であった。善悪で言うならば間違いなく悪の属性。目の前にしているのは悪魔だ。だが、悪魔は重要なものと引き換えに、それ相応の力を授けるような存在でもある。
「僕が君に力を貸してあげよう……この力があれば、君が憎しみを抱いている――あの男、三雲来斗とかいう男を殺す事だって出来るんだよ。クックック」
魔王軍六天王——魔族のジルはそう、不気味な笑みを浮かべ、影沼に語り掛けてきた。
「さあ、どうする? 決めるのは君の意思だよ……この提案を受け入れるか、受け入れないかは。クックック」
影沼は悪魔の取引を持ち掛けられた。心の弱い人間はすぐに悪魔に魅入られてしまう。
「俺は――」
結局、影沼はいとも容易く、悪魔の取引を受け入れた。
影沼は力を手に入れた、膨大な力を。だが、それと同時に影沼は人間である事をやめてしまったのだ。
そして、その事とは無関係に、竜王バハムート率いる竜軍が王国アルヴァートゥアに襲い掛かってくるのであった。
来斗はティアにそう告げる。
楽しかったパーティーもやがて終わりの時を迎える。お開きとなり、各々が部屋に戻っていった。召喚者達には王城の個室が一人、一個ずつ割り振られていた。召喚者ではないが、ティアもまた、王国を救った英雄として同等の扱いを受けている。
「大丈夫ですか? ライトさん……一人で」
「何がだ?」
「嫌な空気を感じます……ライトさんを一人にしたくありません。私も一緒に寝ます」
ティアは来斗にしがみつくように、抱き着いてきた。
流石にまずいだろ……と来斗は思う。男女7歳にして同衾せずという言葉もある。それなりの年齢の男女が一緒に寝るという事は、ただ眠るというだけの意味に留まらない。つまりは男女の関係になるという事を意味する。
「それはまずいよ……ティア。一緒に寝るのは……」
「でも……」
それでもティアは抗おうとしていた。
「今、この王城には君と召喚者である俺達以外は基本的にいない。間違いなく今、王城には味方しかいないんだ。その味方のうち……誰かが裏切って俺に襲い掛かってくるなんて事は信じたくない」
信じたくはない……それは来斗の希望だ。もしかしたらその希望は容易く裏切られるかもしれない。人間は醜い。嫉妬心や欲望から簡単に人を殺めてしまう事ができる、そういう弱い存在だという事を来斗は痛い程思い知っている。
「でも……」
「俺なら大丈夫だ。ティア……何かあっても一人で何とかできるよ」
「はい……わかりました。ライトさん」
こうして来斗はティアと別れ、一人自室に戻ったのであった。
◇
はぁ……。
来斗は自室を暗くして、ベッドに横たわる。何事もなければ良いが、そう言いつつも手元の剣は手放せなかった。
寝ようと思っててもなかなか寝付けない……。あの時の影沼の殺意ある目が忘れられなかった。
ただの杞憂だといいが……。
夜も深まってくる。そして深夜になった。来斗の意識が一瞬、遠のきそうになった。眠りに落ちそうになる一瞬——の事だった。
月夜に照らされて、刃が光る。
はっ。
来斗は一瞬で覚醒した。来斗は剣を手に取る。
キィン!
甲高い音が鳴る。
「ちっ!」
来斗は灯りをつけた。
「やっぱりな……お前だったか」
そこには黒装束を身に着けた少年——影沼の姿があった。彼は暗殺者の天職に選ばれている。暗殺者用の装備であろう。そして手に持っている武器はアサシンダガー。
暗殺者は隠密用のスキルも持っている為、気配を遮断する事ができる。
完全に寝入ってたら恐らくは不意を打たれ、防ぐ事は不可能だっただろう。
これも影沼の殺意が強すぎた事に原因がある。来斗を憎む気持ちが強すぎるあまり、寝入るまで待ちきれなかったのだ。殺したいという、殺意が強すぎるが為に。
「影沼っ!」
流石の来斗も寝込みを襲われたという事で、声に怒気を滲ませていた。
「へっ……なんだ、殺し損ねちまったか。せめて楽に殺してやろうと思ったのによ。クックック……」
「……どういうつもりだ! 影沼!」
「どういうつもりって、わかんねぇのかよ? 俺様はてめーをぶっ殺そうとしてたんだよ、簡単な事だろ?」
「お前! 状況がわかってるのか! これから魔王軍の六天王のうちの一人が軍を引き連れてこの王城に襲い掛かってくるんだぞ! 今は仲間割れをしている場合じゃないんだ! 手を取り合って敵に立ち向かってかないといけない状況なんだよ! そんな事もわからないのか!」
「この世界が二週目だか何だか知らねぇけどよ! てめーみたいな役立たずが英雄扱いされているのが、この俺様には気にいらねぇんだよ! はあっ!」
影沼はアサシンダガーを振るってくる。当然、来斗も大人しくその攻撃を食らうわけもない。その攻撃を避けたが、勢い余って、花瓶が割れてしまう。
ガシャン! 大きな音が鳴った。
「……み、三雲君! 何かあったの!」
「ライトさん! どうかしましたか! 一体何がっ!」
間もなくして、可憐とティアが部屋に入ってきた。
「ちっ!」
影沼は舌打ちをする。本格的に暗殺が失敗した事を悟ったのだろう。これ以上来斗と交戦するつもりはもはやないようであった。
「影沼君っ! どうして!」
可憐は叫ぶ。
「へっ……やってらんねぇな。これ以上。俺はとんずらさせて貰うぜ」
「待て!」
来斗は逃げようとする影沼を捕まえようとする。だが、影沼は忍者が使うようなアイテムを使用した。それは煙幕だった。影沼の使用したアイテムにより、突如大量の煙が発生し、室内に充満した。その煙幕により、視界が奪われる。
「げほっ! げほっ!」
「ごほっ! ごほっ! ごほっ!」
煙幕で思わず、咳込んでしまう。しばらくすると視界が戻るが、その時は既に影沼の姿はなかった。窓が開かれている。
まんまと逃げられたようだ。
「……逃げられたか」
「どうして、こんな事……そんな事している場合じゃないのに、皆で手を取り合わないといけない状況なのに、どうして」
可憐は嘆いていた。
「まともな奴に何を言っても無駄だ……あいつにとっては俺への憎しみの方が、王国や俺達の危機なんかよりもずっと勝っていたってだけの事だろうな」
来斗も嘆いた。これから影沼がどうなるのかはわからない……だが、もはや来斗達のところへは戻っては来れないだろう。
◇
(影沼視点)
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「ちっ……」
影沼は舌打ちをしていた。これからの事を考えていた。もはや他の召喚者達と行動を共にする事はできないだろう。見つかった瞬間、捕らえられ地下牢に幽閉されるのが関の山だ。
だったらこれからどうするのか……。影沼は暗殺者だ。暗殺者なのだから、殺しでも稼業にするか……。それか適当なゴロツキと手を組み、盗賊稼業でもやるか。そこら辺が現実的なところだろう……。
そんな事をぐるぐると考え、走っていた時の事だった。
影沼の前に一人の少年が姿を現す。
「……やあ。良い夜だね。異世界から召喚された、英雄の一人。影沼彰吾君だったかな……」
美しい少年であった。だが、あまりに美しすぎるその容貌は、どこか人間離れしていて、とても人間を目の前にしているように見えなかった。それに異様な程高い魔力を放っている。恐らくは人間ではない……魔族だろう。
「だ、誰だてめぇは!」
影沼は少年を前に立ち止まる。
「初めまして……僕は魔王軍六天王のジルって言うんだ……ふっふっふ」
「な、なんだと! 魔王軍の六天王だと!」
それは、あの来斗が言っていた、これから王国に襲い掛かると言っていた魔王軍の幹部の事ではないか……。
「殺したい男がいるんだろう? 僕が君に力を貸してあげるよ……あの三雲来斗って男……あの男の事が君は殺したくて殺したくてどうしようもないんだろう? 君の全身から憎しみの波動が漲っていて、殺意が手に取るようにわかるよ」
間違いなく、相手は良くない存在であった。善悪で言うならば間違いなく悪の属性。目の前にしているのは悪魔だ。だが、悪魔は重要なものと引き換えに、それ相応の力を授けるような存在でもある。
「僕が君に力を貸してあげよう……この力があれば、君が憎しみを抱いている――あの男、三雲来斗とかいう男を殺す事だって出来るんだよ。クックック」
魔王軍六天王——魔族のジルはそう、不気味な笑みを浮かべ、影沼に語り掛けてきた。
「さあ、どうする? 決めるのは君の意思だよ……この提案を受け入れるか、受け入れないかは。クックック」
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「俺は――」
結局、影沼はいとも容易く、悪魔の取引を受け入れた。
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